アルトピアーノ

5年目を迎えたタウンエース・アルトピアーノの改造歴や快適化を総括!そろそろ買い替えも視野に?

満開のさくらとアルトピアーノ アルトピアーノ
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アルトピアーノが3/22で丸3年を経過し、4年目に突入しました。

KAZ
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ずっとSUVを乗り継いでいた自分が、果たしてバンコンに飽きずに乗り続けられるのか自分でも自信がありませんでしたが、2020年3月の納車から気づけばもう3年が経過しました。自らの心配を他所に、今でも気に入って普段使いから車中泊まで普通に使っていますし、今のところ乗換えるという選択肢は芽生えていません。

アルトピアーノが4年目を迎えるに当たって、過去のアルトピアーノやバンコン、車中泊仕様車などの「括り」で考え方や利用方法がどう変遷してきたのか、また、今後について現時点でどう考えているのか等をまとめておこうと思います。

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タウンエースバンという選択

桜の木の下のアルトピアーノ

アルトピアーノは、タウンエースバン(S412)をベースにした簡易バンコンです。

現在新たに販売されるアルトピアーノもタウンエースバンベースであることは変わりませんが、S403/413系の現行車にスイッチされており、加えて断熱材施工のオプションがあったり、2020年当時は選択肢がなかったカーサイドタープなどの「らしい」オプションも増えています。

2020年当時のアルトピアーノは簡易的な車中泊仕様車といったクルマでした。

もともとキャブコンなどの本格的なキャンピングカーより、普段も違和感なく使えて車内での飲食や宿泊も可能なバンコン志向でしたが、サイズ的には当時主流だったハイエースよりも、夫婦二人で使えるコンパクトなタウンエースクラスに的を絞っていました。

このところ、8ナンバーのルールが変更になったことでタウンエースベースのキャンピングカーが増えていますが、夫婦やカップルなど2名で使用するなら自分的にはタウンエースがジャストサイズではないか…と思っています。

KAZ
KAZ

『タウンエースバンベースのバンコン』がお気に入りである点は2020年当時と変わっていません。夫婦で休憩したり飲食したり、行楽の際には道路が空いている前日の夜のうちに現地近くまで移動し車中泊で朝を迎えれば渋滞も無縁な「前乗り車中泊」したりと我が家なりの楽しみ方でアルトピアーノを活用しています。いまのところアルトピアーノを選択したことについての公開はないと言えそうです。

外装

アルトピアーノの外観はルーフ以外3年前とまったく変わっていない
外観は、ルーフ以外、3年前とまったく変わっていない

ルーフにソーラーパネルを設置した以外、外見でオリジナルから変化した部分はありません。ドノーマルの白い商用車ルックです。

街中で駐車していても「遊び車」だとはほとんど気づかれないのが最大のメリットです。買い物や送迎に使っても不必要なポップ感もありません。気に入っています。

また旧型なので顔がファニー&レトロで可愛いのもお気に入りです。S402/412系の顔は可愛いです。

ラゲッジルーム

「素」のままのアルトピアーノのラゲッジルーム
「素」のままのアルトピアーノのラゲッジルーム

こちらは購入直前に販売店で撮影したアルトピアーノのラゲッジルームです。

左右に大きな構造物があって、それに挟まれるように幅110cmのベッド(リアシート)が設置されています。左側にはOPの給排水+シンク(または冷凍冷蔵庫)が、右側には電源のコントロールパネルが設置されます(サブバッテリーシステムは左側のシート下になります)。

現在のアルトピアーノのラゲッジルーム
現在のアルトピアーノのラゲッジルーム①
できるだけ広々とした空間を確保

こちらは現在のラゲッジルームの様子です。

左側の収納庫をDIYで撤去、テーブルの天板を天然木の集成材に変更しただけですが、かなり印象が違うと思います。

3年間使ってきて、小型バンコンに必要なのは「何を装備しているか」ではなく、固定した構造物を排して「できるだけ自由に使える空間を広げる」ことだと思い至ったんです。現状では足を投げ出して膝を伸ばした状態で横向きに座ることができます。

左の収納庫を撤去したことで、せっかくお金を出した「冷凍冷蔵庫」も用済みとなってしまって、自宅の納戸の中に片付けっ放しです(当時の価格で88,000円でしたが無駄にしました)。

現在のアルトピアーノのラゲッジルーム②
現在のアルトピアーノのラゲッジルーム②
65cm幅のマットを並べて敷ける

幅65cmのインフレータブルマットを2枚並べて敷いても干渉することがありません。このマットはWAQ製で厚さ8cmまで自然吸気で膨らむタイイプですが、底づきせずに安定して身体を支えてくれます。肌触り的にはタオル地のものを1枚敷いた方が心地よく眠れます。

オリジナルのアルトピアーノは就寝定員2名となっていますが、正直110cmに男女大人2名が就寝するのはちょっときついです。

室内はほぼノーマルのまま

広々のびのびな室内~室内はまったく手を入れていない

ラゲッジルームの装飾についてはあまり興味がなく、夫婦二人がダイネットで休憩したり食事をしたり、宿泊できればいいし、広くなった室内でゆったりくつろげればいい…と思っているので、カーテンを装着した程度で他はまったく手をつけていません。苦手&面倒くさがりという面が大きいですが、やらないと困ることではないので後回し…という気持ちもあります。

実際、ミラー型ドラレコを取り付ける際には天井の内装材を取り外していますので、どうせなら断熱材を入れればいいものを、面倒くさくて最低限の配線だけして元に戻してしまいました。自分にとってはドラレコの配線は「しなきゃいけないこと」であり、断熱材は「今しなくてもいい&面倒な作業」なんですね^^;

そんな感じなので、木目調にするとか、戸棚を作り付けるとか、正直できるだけ手を出したくない分野です。Instagramを見ると綺麗に装飾しているアルトピアーノが何台も見つかりますが、マメじゃないのであんな風にはできない…と諦めています。おそらくしばらくこのままだと思います。

一時はテーブルを反対側に取り付けられるようにしたり、テーブルの向きを変えられるようにしたり等々のカスタムをしていました。

狭く閉鎖的な囲まれ感の強い空間は「秘密基地」のようで楽しいものです。でも…

でも、次第に窓が大きく開放感のある車内をもっと広々と使って開放的な空間にする方が自分に合っていると思うようになりました。なのであえて窓は塞がず透け感のあるカーテンのみにしていますし、できるだけ構造物を置かずに手足を思い切って伸ばせる室内にこだわっています。

ラゲッジマット

純正オプションのラゲッジマット
純正オプションのラゲッジマット

こちらはトヨタモビリティの純正オプションの「ラゲッジマット」です。若干厚みのあるしっかりしたマットですが装着当初は大した期待はしていなかったのですが、ラゲッジからリアシート下・運転席下をすべて覆うので想像以上に防音効果に優れていて驚きました。

床も張り替えて「木の床」にする方がいますが、荷物の積載や雨天の使用なども勘案すると自分はこれで十分かなという感じです。もし何かするとすれば、このマットの裏に薄手の断熱シートを貼ってもいいかな…と思う部分もありますが、全然困っていないし急いでいないので「しなきゃいけないこと」には入っていません。

車内電力強化

車内の電力確保・強化については最も力を入れてきました。

車内火気厳禁

これはアルトピアーノを購入当時から決めていました。

理由は2つです。

【酸欠防止】

車内で火器を利用することによる「酸欠」は絶対に避けなければなりません。意外に酸欠を軽く考えている方が多いように感じますが、自分的には「万が一」を勘案して車内での火器は使用しないと決めています。

画像出典:mhlw.go.jp(厚生労働省)

酸素濃度が僅か3%下がっただけで人は不調となりますし、酸素濃度が低い空気を一旦吸い込むだけでも生命の危機に見舞われることもあるそうなので、車内の火気使用は厳に慎むことにしています。

【調理汚れ】

自宅のキッチンのコンロ周辺を見ると分かりますが、油跳ねや水蒸気などでかなり汚れています。車内で調理をする場合には「調理汚れ」にも注意したいと思っているので、焼く・炒める・揚げる等の調理はせず、基本は電子レンジ調理か「茹でる(湯煎)」以外の調理はしないことに決めています。

この2つの自主規制(ルール)をキープするためには、熱源は電気一択となるため、電源の整備・拡充と、車載家電の選択が重要となってきます。

サブバッテリー&走行充電器のDIY換装

サブバッテリーをリン酸鉄リチウムイオンバッテリーに換装
サブバッテリーをリン酸鉄リチウムイオンバッテリーに換装

サブバッテリーについては、2023年になってバッテリー交換をDIYで行いました。

従来のディープサイクルバッテリーから、安全性が高く長寿命のリン酸鉄リチウムイオンバッテリー(LiTime製)に換装しました。この時、走行充電器もリチウムイオンバッテリー対応の昇圧機能付き「NewEra SBC-004」 に換装しました。

LiTimeリン酸鉄リチウムバッテリーは、容量1,280Wh、定格出力1,280WとEcoFlowよりも出力の点で少し小さいですが、充分な容量を持っています。

余談ですが、バッテリーを換装したことで重量が約20kg減となり、登坂などでの動力性能が向上したのは想定外の換装メリットでした。

ルーフ・ソーラーパネルをDIYで設置

BougeRV製CIGSフレキシブルソーラーパネル
BougeRV製CIGSフレキシブルソーラーパネル

ルーフ上に取り付けた200Wソーラーパネルで、車中泊などで車内のポータブル電源の電力を消費した際に太陽光発電で容量回復が可能です。コンスタントに140~160W/1H程度の発電量が見込めます。

今回取り付けたソーラーパネルはフレキシブルタイプで非常に厚さが薄いパネルです。マンション住まいで駐車場の入り口ゲートに高さ制限(最大230cm)があるため、ルーフキャリア+固定型パネルではルーフ・ソーラーパネルは実現できなかったと思います。

回復する方法がないと、電源だけではいずれ電力は枯渇してしまいます。走行充電とソーラー充電である程度の期間は電力を確保できると思います。

KAZ
KAZ

アルトピアーノに色々な事をしてきましたが、「やってよかった」と思える筆頭が、ルーフのソーラーパネル設置と、サブバッテリーの交換です。この2つによって車内の電力需給は格段に好転しました。今は電気の事は安心して普段は忘れています(以前は常に気になっていました)。

乗り心地改善

アルトピアーノは商用車ベースなのでどうしても足回りが柔軟とは言い難いものがあります。購入当初から足の硬さがきになっていましたし、長距離を走った際の疲労感は前車CX-5の何倍もに感じました。

そのため、足回りを中心とした「乗り心地改善」にも力を入れてきました。

ボディダンパー(ディーラーオプション)

ヤマハが開発したパフォーマンスダンパーをタウンエース向けとしたトヨタモビリティ神奈川の純正OPである「ボディダンパー」を装着しました。

これはタウンエース用があるわけではなく、モビリティ神奈川がアルトピアーノだけに設定しているオプションです。

装着後は揺れの収まりが早く挙動が落ち着いた感があり、硬い脚でポンポン跳ねるような乗り心地がいくぶん収まった印象です。ただ、ボディダンパーと純正のラゲッジ+エントランスマットを同時に施工したので、床面からの騒音がかなり抑えられたこととの相乗効果で、一層快適感があった可能性はあります。

ネオチューン(ダンパーオイルチューニング)

この5年間で最も乗り心地の改善に効果があったのは、ダンパーオイル・チューニングです。

といってもダンパー自体を交換したのではなく、純正ダンパーのオイルを交換する「ネオチューン」を利用しました。

硬めから軟らかめまで好みに合わせて数種類のパターンがあり、自分の場合は少し軟らかめの「コンフォート」をチョイスしましたが、ガツンとくるアタリの角が取れマイルドになりかなり乗り味がジェントルな方向に変化しました。

実際にコンフォートセッティング後には、もう1段階軟らかい「スーパーコンフォート」にすればよかったかな…と感じています。施工から1年半経過していますがオイル漏れも抜けもありません。詳細は別記事で紹介しています。

タイヤ交換

2017年式アルトピアーノのタイヤは165R13LT
2017年式アルトピアーノのタイヤは165R13LT

中古車で購入したため、購入から3年でタイヤ交換が必要になりました(新車登録から6年目)。LTタイヤの中から乗り心地のよいタイヤを探して装着しました。

ネットで購入し、市井のタイヤ屋さんで装着して貰いました。

新車装着のタイヤよりたしかに軟らかめで乗り心地の改善に貢献していると感じます。

シート交換(レカロシート装着)

フロントシート左右をレカロに換装しました。

これは乗り心地改善というより腰痛や疲労軽減が主な目的ですが、身体をしっかりサポートしてくれる点で乗り心地の改善にもプラスに働いているように思います。

ただ、乗り心地改善=柔らかい乗り味ということで言えば、レカロ装着は逆行します。どちらかというと乗り心地は硬めになり路面の状態をはっきり伝えてくるので、マイルドな乗り心地を期待はできません。

ただ、特に長距離を走った際の身体の疲労が全く違います。身体をしっかり支えてくれるので、身体に力を入れて筋力で姿勢を保つ必要がなく、シートに身を預けておけるので無駄な筋肉疲労がないためと思われます。

軽量化

車重を軽減することにも留意しました。

旧型タウンエースは非力でトルクが細い上、4速ATのためギア比が合わずにちょっとした登坂でも速度が低下してしまうため、軽量化によるトルクウエイトレシオの向上が必要でした。

大きな軽量化対策は2つ。

1つはサブバッテリーをリン酸鉄リチウムイオンバッテリーに交換したことで、約18kgの軽量化を実現しています。2つめは、ほとんど使用していなかった冷蔵庫と、冷蔵庫を収納していた収納庫を撤去したことで、こちらも約10~12kgの軽量化になっています。

この2つに加えてアルミホイールの装着や無駄な荷物の常時積載を避ける等で30~40kgの軽量化したので、登坂などでははっきり体感できるほどの改善が見られました(それでも中央道などではトラックにも抜かれますが)。

3年間で最も多かった使途は車中食

アルトピアーノに乗って3年。この間、どんな使い方をしたのか考えてみると、わざわざキャンパーである必要があるのか?と言われそうな、いたって普通の使い方しかしていません。

最も多い使途は休憩と車内飲食

婦でドライブ~地元の美味しいものを車中食
夫婦でドライブ~地元の美味しいものを車中食。両サイドの奥に桜が咲いているのが見えますか?こういうのいいですよねえ。

買い物や送迎などの普段使いを除けば、最も多い使途はダントツで休憩や車内飲食でした。

アルトピアーノを購入する際の「条件」に『対面対座シート(ダイネット)』を挙げていました。

というのも、当時乗っていた「MAZDA CX-5」は走って移動するには非常にいいクルマでしたが、ドライブ先で「車内で寛いで休憩できたり食事できたらいいのに」と思うことが増えていって、それが『対面対座シート付のバンコン』という車種選定に繋がっていったので、使途で休憩や飲食が一番多いのは、当初の目論見通りなんです。

ただ普通に食事するだけなんですが、車内で…というだけで何かウキウキする感じがいいんです。

『ピクニック』という言葉がぴったりの屋外車内飲食です^^

この使途No.1は今後も変わらないと思います。

車中泊はほとんどしない現実

木立の中に沢があるようなサイトが好き
木立の中に沢があるようなサイトが好き

アルトピアーノ購入当初は、それまでのキャンプスタイルの寝床だけを車内にしたような、いわゆる「車中泊キャンプ」をしたいと思っていたし、何度か実践もしてみたのですが、正直あまりしっくりこなかったんです。

元が「面倒くさがり」なので、徐々に車中泊の回数が減少、2024年には年間で2回しか車中泊をしませんでした。我が家に必要なのは車中泊仕様ではなく、ラゲッジのダイネットであることがわかりました。

車載家電

車中泊や車内飲食時に使用するための家電をいくつか用意しました。いずれもポータブル電源やサブバッテリーで動作可能な消費電力1000W以下の製品です。

電子レンジ

車載で愛用中の電子レンジ「山善YRL-F180」
車載で愛用中の電子レンジ「山善YRL-F180」

車内に電子レンジを常設したい…というのはアルトピアーノ購入時から想定していました。ポータブル電源やサブバッテリーでも余裕をもって使用できる定格消費電力800W(50Hz時)の電子レンジも見つけてありました。

電気ケトル

車内で湯沸かしできる電気ケトル「山善YKG-C800」
車内で湯沸かしできる電気ケトル「山善YKG-C800」

実は電気ケトルを購入したのはずいぶん後でした。というのも、当初は耐熱樹脂製のサーバーで電子レンジでお湯を沸かしていたためです。理由は800W程度の消費電力のケトルがなかったこと。

結局、しばらくしてから1000Wの電気ケトルを購入したのですが、使用できる電源を選ぶのでやはり使いにくさがあります。コーヒー好きの自分としてはいつでもどこでもお湯が沸くというのはかなり重要なので、この点は今も課題点として残っています。

電気炊飯器

ポータブル電源で使える小型電気炊飯器
ポータブル電源で使える小型電気炊飯器

炊飯器もずいぶん後になってから購入しました。理由はキャンプスタイルの変化です。

アルトピアーノ購入当初は、寝る場所だけ車内ベッドでキャンプ自体は以前からのスタイルだったので、炊飯は外で火(薪や炭)を起こして、メスティンなどのクッカーで炊いていましたが、徐々に車外でのキャンプをせずに調理も食事も車内…というスタイルに変遷した結果、炊飯も電気で…ということになりました。

1.5~2合炊きで消費電力200~250W程度の小型炊飯器を探して、試しに1台購入したのですが、これが「あたり」で、ポータブル電源やサブバッテリーからの給電で僅か20分で炊けるし、ご飯自体も充分美味しいので、買い替えることなくそのまま使っています。

電気毛布

寒い夜でもぬくぬくで安眠できる電気毛布
寒い夜でもぬくぬくで安眠できる電気毛布

家電と言えるのかどうか分かりませんが、電気毛布も用意しました。

我が家は寒いのが嫌いなので、冬場(12~3月)はあまり車中泊しないのですが、10月ぐらいでも山間部のキャンプ場の夜間はかなり冷え込むので、車中泊やキャンプ時には「最後の手段」的に電気毛布を持ってゆきます。

マット+寝袋+ブランケットと最終的に電気毛布を用意してあれば、極寒期でない限り寒さを防いで安眠することができます。

セラミックヒーター

冬場に出かける際にはエンジン停止時に車内暖房用にセラミックヒーターを持ってゆきますが、正直「これだ!」という製品には出会えていません。

とりあえず元々自宅で使用していたデロンギ製を使っていますが、消費電力が最低でも550Wなので、EFDELTA(1260Wh)、サブバッテリー(1280Wh)でも2時間少々しか動かすことができず、休憩ぐらいにしか使えません(車中泊では最低でも4~5時間は動かしたい)。

車内でセラミックヒーターを動作させるには、電源の強化が必要です。

KAZ
KAZ

車内での休憩や車中泊をベースに考えた場合、電子レンジと電気ケトルは買ってよかった家電のトップ2です。しかもいずれも1000W以下で動作するので、電源もミドルクラスで事足りるのはコスト面で有効でした。炊飯器は重宝していて自宅でも使っているので常備はしていません。電気毛布とヒーターは季節のものですが、ヒーターは別の製品を検討しないと実用的ではありません。いまのところ、車内の防寒・暖房は電気毛布だのみです。

それもこれも、ポータブル電源「EFDELTA」あってのことです。その意味で今のアルトピアーノ・バンライフって「EFDELTA」がベースにあることになります。

新車登録から8年目、買い替えの可能性

2020年に購入した中古アルトピアーノは今年2025年で8年目を迎えますが、各部の劣化が徐々に顕著になり始めており、部品交換や修理などのメンテナンス費用が増大しています。

そもそも毎年車検のコスト負担は当初の想定より大きく、自動車税の安さより車検費用負担の方が大きく、4ナンバー車であるメリットが感じられません。

それに、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)や安全支援装備がまったくないため、特に長距離ドライブの際に運転手の負担が大きく、そうした快適・安全支援装備が欲しい気持ちが強くなっています。

また、ネオチューンをはじめとして乗り心地改善に取り組んできましたが、タウンエースとしてはかなり乗り心地は改善されたと思いますが、それでも乗用SUV車に比べたら遠く及びません。運転時の疲労も大きいのでそろそろ様々な意味で「疲れないクルマ」が欲しくなってきました。

現時点で買い替えは決めていませんが、買い替えるとすればポイントは以下の4点です。

  • 2年車検である
  • ACCや安全支援機能搭載
  • 良好な乗り心地
  • ランニングコストが安い

そして何よりラゲッジにダイネットが装備されている、もしくは設置可能なクルマが前提です。

5年目を迎えたアルトピアーノ総括まとめ

購入時にはアルトピアーノに5年も乗ると思っていませんでした。

元々SUV乗りでCX-5がとても気に入っていたので、当初は2台持ちで飽きたらCX-5だけに戻すつもりでした。

当初考えていたような車中泊によるキャンプ体験はまったく想定と異なりましたが、逆に、ラゲッジのダイネットでの休憩や食事は想定以上に活用している現状です。

そういう意味では、そうした車の使い方を教えてくれたアルトピアーノには感謝ですし、2年車検やACC、安全支援などの問題がクリアできるなら、アルトピアーノのままで何ら問題ありません。しかし現実はそうはゆかないので、そろそろ買い替えを検討する時期なのかな…という気がしています。

それでは今日はこの辺で。

記事へのご意見・ご質問等はメールではなくコメント欄にお書きください。
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■ 著者紹介 この記事を書いたのは…
KAZ

「喜田宗彦」としてWEBライターをしています。ライター歴は10年超です。本ブログの記事は、自分自身の実際の体験や経験、ライターとして取材や調査で得た知見、懇意にしてくださるメーカーさんなどから得た知識・情報等を反映した記事を執筆・掲載しています。アウトドアについては1982年ごろからオートキャンプを開始しキャンプ歴は40年超になります。2020年にはバンコンタイプの小型キャンパーを購入し車中泊の楽しさに目覚めました。
また食べることが好きで食べ物関連の記事多めです。特に安くて美味しいものに目がありません。地元グルメやチェンめしも好物です。
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