今回は、アルトピアーノ装備について「いる?」「いらない?」と考えます。

アルトピアーノに乗って2年半、最初は必要・欲しいと思った装備が、実はもっと別の方法で対応出来たり、社外品を購入した方がより良いケースなども見えてくるので、今回は、アルトピアーノオーナーの自分が考える「いる装備・いらない装備」を考えてみます。
2022年10月23日で、キャンパーアルトピアーノの購入から2年7か月目を迎えたました。
最初はなにも分からず購入しましたが、2年以上乗った今となれば「これはいらなかったな」と思っている装備がいくつかあります。
もしもう1度アルトピアーノを買うなら…という前提で、アルトピアーノに2年半乗った自分が、再度装着したい装備を考えてみようというわけです。
それは、自分にとって最良なアルトピアーノ像であるとともに、アルトピアーノを検討中の方にとって、知りたいことでもあるのではないかと思います。
タウンエースとアルトピアーノのグレードや仕様の違い

我が家のアルトピアーノのグレードや基本仕様は以下の通りです。
ベース車の車種・車名について
ベース車については、旧「トヨタカローラ」店で購入したので「タウンエースバン」で、これが同じKTグループのネッツ店で購入していれば「ライトエース」でした。
S402/S412系では、タウンエースとライトエースの差は全くなく、単に販売チャンネルによる呼び分けにしかすぎませんでしたので、特に、タウンエースだからどうこう…はありません。
ちなみに、現在購入できる2020年9月に発売になった新型(S403/S413)のラインナップでは、ついに「ライトエース」の車名は消滅してしまい、販売チャンネルに関わらず「タウンエース」1本になっています(2020年6月の全チャンネル同一車種制度によりタウンエースに一本化)。
さらに、販売会社も神奈川県下の複数のトヨタディーラーが合体して『トヨタモビリティ神奈川』となり、カバーするエリアも神奈川県南部のみから、神奈川県全域にまで拡大しているという大きな変化がありました。
エンジン・ミッション・駆動方式について

エンジンの選択肢はありません。DX/GLのグレードに関わらず1500ccガソリンエンジンです。
ミッションは5MTと4ATが選べます。燃費や上り坂とかを考えると5MTも捨てがたいですが、街中の普段使いにも使う前提なのでまあ4ATが無難でしょう。
駆動方式は2WDと4WDが選べます。
タウンエースの4WDをパートタイムと紹介している著名な方が書いたメディアを見かけた事がありますが、タウンエースの4駆は副変速機や2WD⇔4WD切替のない「フルタイム」です(デフロックは備えていて手動で切り替えられます)。
さらに2021年以降の新型(今購入する方にとっては普通の今売っているタウンエースです)では、旧型と同じ「デフロック付フルタイム4WD」を採用していますが、「VSC(横滑り防止装置)」と「TRC(トラクションコントロール)」が追加されているので、飛躍的に走破性はアップしています。
とはいえ、積雪や泥濘路をぐいぐい進む…などというシチュエーションは想定されていないので、あまり無理はさせない方が無難です。積雪時の保険と考えるのが妥当でしょう。
※キャンパーの4WDについての詳細は別記事を参照してください。
自分はずっと4駆SUVを乗り継いできたので、どうも4駆でないと安心感がないのですが、山間部のキャンプ場などでは都会で雨でも雪になるケースもありますし、高速速走行中の横風にも強みがあるので、ここは4駆を選んでおきたいと思います(旧型の4WDはあまり頼りになりませんが)。
ちょっと問題あり…なグレードの違いと価格差
問題はグレードです。
実は、DXとGLの内容はあまり大きな違いはないんです。
GL専用装備なのは、
- ワイヤレスドアロック
- パワーウインドウ(運転席・助手席)
- サイドターンシグナル付きカラード電動格納式ドアミラー
仕様に差があるのは、
- リア3か所のガラスが「プライバシー」か「グリーン」か
- ドアトリムが「セミファブリック」か「塩ビ」か
- バンパーが、「カラード」か「黒」か
https://toyota.jp/pages/contents/townacevan/004_b_010/4.0/pdf/spec/townacevan_equipment_list_202006.pdf
ワイヤレスドアロックとパワーウインドウ
ワイヤレスドアロックはあれば便利です。「ない方がいい」場面は特にありません。
しかし、パワーウインドウは良し悪しです。
街中で駐車場の料金支払いなどで手動での窓開閉は面倒なのでパワーウインドウが欲しくなりますが、キャンプや車中泊でエンジンを停止している際には窓の開閉ができないため、いちいちエンジンキーをONにする必要があり、これがまた面倒なんです。
街中での利便性を取るか、キャンプや車中泊での利便性を取るか…、2つに1つです。
サイドターンシグナル付きカラード電動格納式ドアミラー
DXベースのアルトピアーノでは手動の黒いミラー、GLベースの場合はボディ同色の電動ミラーになりますが、手動と電動ではミラーの形状が異なります。
これがまた悩ましいところで、主導の黒ミラーは昔ながらの大きな縦長のタイプで、後方を確認するという本来の目的から言えば絶対にこちらを選択すべきです。
GL用の電動ミラーは、乗用車のような小さな横長のミラーで視認性で言えば確実に劣りますが、デザイン性で言えばボディ同色はオシャレですし、ターンシグナル付は安全性の面で役立つ機能です。
リアの3か所の窓のガラス
リアサイド・リアクオーター・バックドアガラスが「プライバシーガラス」(GL)か、「グリーンガラス」(DX)の違いがありますが、実際のところはあまり違いはないと思います。
車中泊などで夜間に外が暗くて車内が明るい場合には、例え「プライバシーガラス」であっても外から丸見えですので、別途、遮光カーテンやパネルで視界を遮ることがほとんどですし、購入後にスモークを貼るユーザーも少なくありません。
ドアトリムがセミファブリック
トリムが「セミファブリック」になっても大した違いはありません。
もしかすると、車外の冷気の侵入に少し効果があるかもしれませんが、全面を覆っているわけではないので、効果があったとしても限定的でしょう。
それよりも遮音や防寒を考えるなら、一切に施工されていない「断熱材」をトリムだけでなく天井や床にも入れる検討をする方が重要です(ディーラーでは施工してくれないので、DIYか外部業者依頼になります)。
バンパーがカラードor黒

問題は、バンパーとドアミラーなんです。
バンパーはDXの場合はもともと黒なので問題ないですが、問題なのはGLの場合です。
本来GLにはボディ同色バンパーが装着されますが、GLベースのアルトピアーノでは、デザインの観点からあえてバンパーを「黒色」にダウングレードしています。
問題は、そのダウングレードも有料で行われている(黒バンパー代金が含まれるという意味)ことです。
つまり、GLを選ぶと、黒バンパーの部品代が上乗せになっているということです。
DX/4AT | DX/5MT | GL/4AT | GL/5MT | |
2WD | 2,915,000円 | 2,826,000円 | 3,115,000円 | 3,026,000円 |
2WD 寒冷地 | 3,081,920円 | 2,992,920円 | 3,270,920円 | 3,181,920円 |
4WD | 3,323,320円 | 3,234,320円 | 3,514,320円 | 3,425,320円 |
注釈の「ツートンカラーレス」の金額のDXとGLの差額(44,000円)がまさに「バンパー」代です(ツートンカラーをキャンセルするとバンパーを交換する必要なないため)。
ちなみに、同じくボディ同色のミラーについては、本来のGLの「ターンシグナル付ボディ同色電動格納ミラー」のままです(旧型はミラーもDX用の黒ミラーに変更になっていた)。
ボディカラー~2トーン塗装について

上記のアルトピアーノの各グレード・各仕様の価格には「ツートン塗装」が含まれており、この塗装をキャンセルする事で、DXグレードで165,000円、GLグレードで209,000円(※)のコストダウンが可能です(同時にGLはバンパが本来のボディ同色電動ミラーに戻ります)。
自分としては、購入当初は「ツートン塗装」の方が良いと思っていましたが、10か月間の使用で思うのは、キャンセルでよかった、つまり、白い商用バンのまんまの見た目で良かったと思うようになりました。
「ツートン塗装」はアルトピアーノだと一目で分かるアイデンティティですし、ポップで可愛く、いかにもライトキャンパーって感じですが、買い物や家族の送迎などの普段使いで、少々派手&ポップ過ぎと感じますし、ケースによっては乗って行くのをはばかる場面もあるように思います。
アルトピアーノらしいポップで可愛い外見を選ぶか、普段使いでも違和感のない商用バンルックを選ぶか、16~20万円も違うコストをどう考えるか等々、悩ましいところです。
※「ツートン塗装」の詳細については別記事をご参照ください。
キャンパーパッケージとは
単なる商用バンであるタウンエースが「キャンパー」を名乗るためのベーシックな装備を言います。

REVOシートは、座面と背もたれが個別に動き、シートを前向きにしたり、後ろ向きにしたり、さらにフルフラットにすることができる手動可動式のシートです。
- 前向きに着座して走行する形態を「走行モード」
- 後向きに着座してテーブルを挟んだ対面対座シートになる「ダイネットモード」
- テーブルを外し付属のボードをはめ込んだフルフラットな「ベッドモード」
の3形態に展開することができます。

ベッドモードでは全長2050mmのフルフラットなスペースを確保しており、かなり大柄な男性でも頭から足先まで何かに触れることなく横になることができます。

天井照明はLEDライトですが、サブバッテリーがない状態なので電源はメインバッテリーから取るため、長時間点け放しにするとバッテリー上がりを起こす危険性がありますので、長時間のつけ放しは厳禁です。
※「キャンパーパッケージ」にはサブバッテリーは含まれません。別途オプション装備です。

コーナーテーブルは、リアクオーターとリアハッチにかけて「コ」の字型に細めのテーブルが回り込み、左右部分は下段が収納庫になっています(電装オプションを注文すると収納庫に設置されるため収納スペースがなくなります)。
なお、上の写真は4WDの車内で、車体右側のコーナーテーブルの下にスイッチパネルが設置されますが、その下は2WD車だと「物入」になります。 4WD車の場合は、標準装備となる「寒冷地仕様」に含まれる「リアヒータ」がここにあるため「物入」がありません。
タウンエースバンとしてのドライビング関連オプション
アルトピアーノである以前にタウンエースバンとしての運転関連オプションで必要なものが何点かあります。
- ナビゲーション … スマホアプリでの代用も要検討です。
- バックモニター … 交代時にナビ画面に後方を映します。
- オーディオ・ラジオ・CD/DVD … ナビに内蔵
- ETC … 「ETCなし」は必須でしょう。通常タイプでも「2.0」でもどちらでも。
- ドライブレコーダー …前後撮影タイプを。
これらのオプションは付けない訳にはゆかない装備かと思いますが、ナビはスマホで代用し、バックモニターはミラー型のドライブレコーダーを装着することで代用が可能です。
いまやドラレコも必須装備と言えるので、後方視界向けのオプションが重複することになります。

タウンエースバンのオプションである「サイドバイザー」は装着しをおすすめします。キャンプ・車中泊では換気のため窓を少し開けることがありますが、「サイドバイザー」があれば雨天でも雨水が侵入しにくくなります。キャンパー車の換気は非常に重要です。
電源オプションについて

電源系オプションは、「サブバッテリー」にどの程度お金をかけるか…です。
基本電源ユニット(306,130円)
- 100Aサブバッテリー
- 疑似正弦波500Wインバーター
- 走行充電機能
- 集中スイッチパネル
- USB出力
- 天井2連LED照明
このオプションを装備すると、アルトピアーノにラゲッジルームで使用するための電源設備が設置されます。
基本電源ユニットで供給される電気は「疑似正弦波500W」ですので、家電を使いこなすという感じではなく、スイッチパネルに設置されたUSB-A端子でのスマホやノートPCの充電がメインになる感じです。
また、別途オプションの「冷凍冷蔵庫」や「シンク(給排水モーター)」「4連排気ファン」などの電装系オプション(後述)は基本電源ユニットで動作するようになっています。
1500W正弦波インバーター(189,200円)
「基本電源ユニット」の疑似正弦波500Wインバーターを、純正弦波1500Wに換装するオプションです。
疑似正弦波が純正弦波に変更されるため、精密機器、マイコンを使った家電、電子レンジ、モーター回転系家電など、様々な家電が正常に動作するようになります。
この「1500W正弦波インバーター」は多くの方が装着の方向で検討されているOPではないでしょうか。
でも、2年半使った我が家のアルトピアーノは、バッテリーの寿命が来てしまって1500Wインバーターを使ってサブバッテリーから給電して家電を使う…ということができなくなっています。
つまりサブバッテリー+1500Wインバーターで大容量家電を使うと、サブバッテリーの寿命を縮めてしまう可能性があり、もしバッテリー自体の劣化が進んだ場合には、1500Wインバーターは何の役にも立たないタダの箱になってしまいます。
そうであれば、寿命の長いリチウム電池を使ったポータブル電源を購入する方が、よほど使い勝手も良いし、ロングライフです(ちなみにポータブル電源にはインバーターは内蔵されています)。
誤解ポイント【インバーターは充電容量ではない】
インバーターはAC100V家電を使う際の出力を1500Wにアップするための装備で、充電容量は「基本電源ユニット」で装備される100A(1200Wh)のままです。容量を増やすオプションは用意されていません。
AC100V外部電源(127,600円)
リアバンパー右下に外部電源との接続端子を設け、外部のAC100V電源を引き込むことが可能になります。
スイッチパネル内のAC100Vコンセントへパススルーで給電が可能で、併せてサブバッテリーの充電機能も備えています。
100V電源が使えるキャンプ場・RVパーク、自宅駐車場などでサブバッテリーの電力回復や、AC100V出力で家電利用やポータブル電源充電が可能です。
また、外部電源にコードを繋ぎ、集中コントロールパネルのAC100Vコンセントからポータブル電源の充電プラグにせつぞくすれば、外部からの電力でポータブル電源も充電可能です(パススルー機能)。

サブバッテリーは、走行充電だけでは消費した電力を回復しにくいケースもありますので、大容量家電を使う予定であれば「外部電源」は必須オプションと言えます。
電源オプションまとめ
自分がもう一度アルトピアーノを買う場合、電源オプションは以下のようにします。
- 基本電源ユニット(306,130円)… 必須
- 1500Wインバーター(189,200円)… 不要
- 外部電源(127,600円)… 必須
基本電源ユニットをそもそもラゲッジルームの電力を賄えませんので、必須オプションと言えます。
基本電源ユニットをつけないと排気ファンなどの電装オプションを取り付けられません。
基本電源ユニットを装着することで、サブバッテリーへの走行充電が可能になりますが、実は、サブバッテリーの容量は回復しにくいため走行充電だけでは回復し切れない場合があるため、外部電源は必須オプションと考えるべきです。
また、ポータブルエアコンなどを車内で使用したい場合には、外部からAC100Vを引き込めないと利用は難しいと言えます。
1500Wインバーターは不要と考えます。
アルトピアーノのサブバッテリーは重く大きく取りだせる電力量が少ない「ディープサイクルバッテリー」です。オプション価格程度の金額を出せば、使い勝手がよく寿命の長い最新ポータブル電源を購入できます。
車内に備え付けのサブバッテリー+1500Wインバータより、持ち運び可能で自由度の高いポータブル電源の購入をおすすめします。
電装系オプションについて
「基本電源ユニット」を選択すると以下の電装系オプションを搭載することができます。
窓用4連排気ファン(96,800円)

進行方向右側(運転席の後方)のスライドドアの窓部分に小さなファンを横並びで4個取り付けたボードが装着されます。
スイッチパネルのスイッチでON/OFFを切替え、回転するツマミで回転数をコントロールする事ができます。また、ファン取付けボードに半分の2ファンをON/OFFできるスイッチがあり、2個/4個を使い分ける事が可能です。
車中泊などの際の換気は必須ですし、アルトピアーノはラゲッジ後方に空気が滞留しやすいので、強制的に排気できるファンは必須ではないかと思います。
18リットル冷凍冷蔵庫(96,800円)

スイッチパネルの反対側のコーナーテーブル下に収納される冷凍・冷蔵庫で、80,000円の電装オプションで、設置場所が同じなため「シャワー付きシンク」との同時装着はできず、いずれか一方の二者択一となります。
これもサブバッテリーと同じで、車外に持ち出せず固定されているため使い勝手はすこぶる悪いです。
自分のアルトピアーノでは、購入後2年半で一度も電源をいれたことがないまま、先日、撤去してしまいました。
シャワー付きシンク(108,900円)
シャワーヘッドを備えた電動給水・排水機能付きシンクです。給排水各8Lタンクが付属します。
上記、冷凍冷蔵庫と二者択一の電装オプションです。
冷蔵庫よりは「あると便利」なオプションではないでしょうか。
ちょっと手を洗いたいという状況は意外とあるものです。ただし、汚水(ラーメンの残り汁とか、食器を洗った水など)は流さないことをおすすめします。汚水タンクの清掃はかなり面倒です(個人的見解)。
おすすめの電源・電装系オプションの組み合わせ
自分がもしもう1度アルトピアーノを購入するとしたら、選択する電源・電装オプションは以下の通りです。
- 基本電源ユニット(天井2連LED照明付)… 306,130円
- 4連排気ファン … 96,800円
- 外部電源 … 127,600円
「4連排気ファン」はぜひ装着したいので、どうしても「基本電源ユニット」が必要になります。
「基本電源ユニット」を選択すれば、「天井2連LED照明」が自動的に装備されます。
「外部電源」は、サブバッテリーの充電だけでなく、車内で使用する家電に直接電気を流すことができるので、サブバッテリーの劣化を抑制する効果もあります。
1500Wインバーター、冷凍冷蔵庫の装備を検討される方も少なくないはずですが、車内に固定されていて車外へ持ち出せないのは非常に使い勝手が悪く大きなデメリットだと思います。
同等金額でポータブル電源や車載用冷蔵庫を購入する方が使い勝手ははるかに向上するはずです。
その他のオプションについて
電源・電装以外のオプションです。
前席シートカバー(80,300円)
後席REVOシートと同デザインのシートカバーで、全体的にデザインがまとまるだけでなく、シートに合わせた形状なのでぴったりフィットするのもメリットですが、コスト削減を意識するとシートカバーに70,000円はちょっと…ですが、かといってサイズぴったりのカバーもなさそうです。
フロアマット・ラゲッジマット(27,280円+27,500円)
フロアマット、左右の乗降口のマットです。黒いゴムシートなので、見た目はそれなりです。

運転席・助手席足元のマットと、ラゲッジ全体に敷き詰めるマットで、かなり厚みがあるので防音効果があります(筆者は購入後に追加購入したので違いがよくわかります)。
お値段そこそこしますが、ディーラーオプションなので値引き交渉は可能だと思います。
遮光スクリーン(42,350円)

フロント、運転席・助手席窓、左右スライドドア、左右リアクオーター、リアハッチの8か所の窓ガラスのサイズに合わせた遮光パネルで、キルティングで厚みがあるので、光や視線を遮るだけでなく、ガラスからの冷気の侵入を緩和します。
これも持っておきたい装備の1つです。
網戸(17,600円)
スライドドア用の網戸ですが、かなりチャチ(チープ)です。
隙間テープのようなものを窓枠に貼って段差を付け、その隙間に網戸をはめ込んで固定するので、非常に不安定で外れやすいのが難点で、価格分の満足度は得られないと思います。
ディーラーオプションなので、遮光パネルと共にサービスをねだってみては如何でしょう。
ボディダンパー(113,300円)
フロント&リアにダンパーを装着し、走行中のボディの変形や振動を緩和する効果があります。
筆者は購入後に追加で装着しましたが、効果はあると感じました。
乗り心地改善、段差の乗り越えなどでのショック、姿勢の安定化などに効果が感じられます。
ルーフトップテント(253,900円)
アルトピアーノの屋根の上に装着するテントで、走行時には平らに畳んでおくことができ、利用時には展開して、付属のはしごで乗り降りします。好き好きでしょう。
ベースラック+カーサイドタープ(90,000円)
いわゆるサイドオーニングと、それを固定するためのルールラックです。好き好きでしょう。
結論!アルトピアーノをもう1度買うならこれがベストパターン
ここまで、タウンエース&アルトピアーノのグレードや装備、オプション装備などについてチェックしてきました。
その上で、「今、もう1度アルトピアーノを新車(つまり全ての取捨選択がフリーの状態)で購入するなら、これがベストと言える当ブログ的モデルパターンを作ってみます。
- タウンエース
- 4WD
- 4AT
- GLグレード
- キャンパーパッケージ
小計 3,194,836円
- 2トーン塗装キャンセル (-209,000円)
- T-Connectナビ … スマホ代用 (0円)
- ETC2.0 … ボイス、ナビ連動(17,600円)
- サイドバイザー (11,000円)
小計 -180,400円
- 基本電源ユニット(306,130円)
- 外部電源(127,600円)
- 4連排気ファン(96,800円)
- 前席シートカバー(80,300円)
- フロアマット(27,280円)
- ラゲッジマット (27,500円)
- ボディダンパー(113,300円)
- 遮光スクリーン(42,350円)
- 網戸(17,600円)
小計 838,860円
ここまでで、385,3,296円となります。
不要なものをかなり切り捨てていますが、400万円を切った価格で購入可能です。
もちろん、この他に諸費用がかかるので結局400万円を少し出てしまうと思います。
【社外品購入】
- ミラー型ドライブレコーダー (取付けDIY)… 約30,000円
- ポータブル電源 … 約150,000円
- 車載冷蔵庫 … 約30,000円
- 扇風機、電子レンジ、電気ケトルなど車載用家電 … 約30,000円
- セラミックヒーター … 約10,000円
- 就寝用アイテム(マット、寝袋、電気毛布など2名分)… 約50,000円 など
小計 300,000円
納車後に買い足すアイテムは価格を大目に見ています。中華製など激安でも評価の高い製品をチョイスすることで予算は半額程度まで圧縮できそうです。各アイテムについての参考記事は以下からご覧ください。
幸い、アルトピアーノは通常のトヨタディーラーが販売しているので、「値引き交渉」にも十分応じてくれるはずです。
どこまで値引きを引き出せるか、頑張ってみてください^^ また下取り車がある場合は、下取り額をどこまで出して貰うかが結構重要ですのでこちらも頑張ってみてください。
今回は、「もう1度アルトピアーノを買うなら」と言う事で、2年半ほど使ってきて感じている事を反映した、まさに「今の自分にぴったりフィットする」アルトピアーノを作れたんじゃないかと思います。
新車だと少し割高ですが、他のバンコン&キャブコンからしたら充分リーズナブルと言えそうです。
もし、アルトピアーノ購入を検討されている方がいれば、参考にして頂ければと思います。Buyers Guideって訳でもないんですが、乗ってみなければわからない事もありますので、プランニングの参考にして頂けることもあるかもしれません。
ただ、アルトピアーノは「キャンパー」と名乗っていますが、決してキャンプが得意なクルマではありませんので、本格的に車中泊キャンプを想定して検討している方は、装備や断熱材の有無など再度よく確認されることをおすすめします。
ドライブ先で、地元の名物などを車内で飲食して寛ぐ…といったシチュエーションには最適なクルマではないかと思います。
それでは今日はこの辺で。
コメントが反映されずご迷惑・ご不快をおかけして申し訳ございませんでした。
半年近くもコメントを行方不明にしてしまって申し訳ありませんでした。
運転席の後ろのバーは取ったり、付けたり、気分で変えています(車検時は戻す)。
S字フックかけておくと、買い物袋とかぶら下げられて意外と便利ですよね。
スマアシ、羨ましい…。
コメントが反映されずご迷惑・ご不快をおかけして申し訳ございませんでした。
もう納車になったでしょうか。
半年も行方不明にしてしまって失礼いたしました。
秋からのアウトドアシーズン、満喫してくださいね。
コメントが反映されずご迷惑・ご不快をおかけして申し訳ございませんでした。
網戸を取り付けたままで走行できるか…は、私は粘着テープで少し加工していますので、走行中も車中泊中も常に網戸を取り付けたままの状態です。
本来の設置方法のままだと風圧で飛ぶ(飛んでも車内)可能性はあると主ぽいます。
もうすでにお会いしているかもしれませんね。
こんにちは(^^)
まーちゃんです
すごく詳しく書かれていて有り難く拝見させていただきとても参考になりました
アルトピアーノが新しくなりましたがアルトピアーノとしての内装などはほとんど変わりなく運転席後ろについてるバーががっちり取り付けられて簡単に取り外せなくなったことくらいです(新型はドライバーを使えば外せるそうですが、以前同様外すと車検には通りません)
後はサイドミラーにウィンカーがついたことと、踏み間違えなどの危険時に自動ストップなどが加わり安全面が改良されたこととアイドリングストップも追加されました
その分以前のアルトピアーノより若干車両代が高くなりました(20万円くらいかな)
なんだかんだで、値引きと下取りなど差し引いて支払い価格は450万弱です
それでも大型のキャンピングカーに比べたら安いですよね
とても参考になりました。
家族と話し合って、2WDですが、冷蔵庫と1500wのオプションバッテリーをやめて契約してきました😊
これからも参考にさせて下さい。
はじめまして!
アルトピアーノで検索していたらこちらに辿り着きました。
内装からリチウムバッテリーまで昨夜は深夜まで読ませていただきました…とても丁寧な情報ありがとうございます。
突然で失礼ながら一点お伺いします。
スライドドア用の網戸がショボいとのことですが、窓を開けて網戸の状態で走行できますでしょうか?
風圧で外れるとか心配なもので。
ご指摘の被せるタイプのものは持っているのですが、走行中に使うには変かなと思って、使えるなら据え付け型がいいかなと。
おっと、申し遅れましたが実は今度の日曜に中古納車予定で首がキリンになっています。
神奈川在住ですのでどこかでお会い来たらよろしくお願いします。