今回は、「かっぱ寿司」です。
皆さんは最近「かっぱ寿司」って行きました?
実は筆者も久々で、正直、あまり期待していませんでした。「安いけど微妙」というイメージ、まだ残っている人も多いと思います。
じゃあなぜ行った?
実は、15%OFFになるキャンペーンがあって、「15%OFFになるなら…」と出かけた次第です。
でも実際に行ってみると
想像以上に良くて驚いちゃいました。
ネタやシャリの質は確実に上がっていて、(リニューアル店だったので)店内も広くて清潔。しかも、もはや寿司がレーンを回っていない、つまりオーダーフォーユー方式ってのも好印象。
本記事では、実際に最新の「かっぱ寿司」を食べた感想はもちろん、スシローやくら寿司との比較なども含め、かっぱ寿司の今の「使い勝手」をレビューします。
かっぱ寿司が驚きの進化|昔の安かろう悪かろうと全然違う
まず最初に強調したいのは、かっぱ寿司も頑張ってるんだな…ってこと。
以前の「安かろう悪かろう」の不味い寿司の代名詞のような印象とはかなり違って、自分的にはかなり好印象を感じました。
とはいえ、寿司も店もレベチで爆上がり…って意味ではなくて、どん底の状態は抜け出しつつある、知らない間にいろいろ進化を遂げていたって感じです。
ただし、訪問した店舗はリニューアル間もない新しいタイプの店舗だったので、その影響を受けている可能性はあって、純粋に寿司だけの判断ではない点はお断りしておきます。
かっぱ寿司に感じた進化① ネタが普通に旨くなった
最初に何皿か注文して感じたのは、「ネタ」と「シャリ」がかなり良くなったということ。
以前のかっぱ寿司は、ネタはチンケで回転している寿司は乾いてカピカピ、シャリはパサパサで固くて…って印象が強く残っています。
でも、今は(他の店舗は知りませんが)、寿司皿が流れている回転レーン自体がなく、端末からの注文品をテーブルに届けるためだけに使われています。いわゆる「オーダーフォー・ユー」です。
それだけでも、回転レーンに乗ってから何分経ったか分からないような、低品質の寿司が存在しないわけで、少なくとも、にぎりたて(作りたて)の寿司や注文品を口にできるようになっていました。
光もの~アジ、イワシ、しめ鯖


まずは光ものから…ということで、アジとイワシを注文。
アジは少し味が薄い感じでしたが、臭みはなく、身の締まった食感が〇でした。
イワシは、ちゃんとイワシの味があって、臭みなく脂もほどよく乗って、小骨が口中に当たることもなく美味しいと感じました。

こちらは「しめ鯖」(シャリ小)。
かっぱ寿司はすべての握りに「シャリ小」を選ぶことはできず、対応可能なネタがいくつか(少ない)あるだけなのはちょっと残念です。炭水化物を減らしたい自分的には、例えば銚子丸だとすべての握りをシャリ小で注文するので…。
あと、残念なのはこの見た目。ネタを引きちぎったかのように見える雑な仕上がりは×です。味は特に悪いとは感じなかったですが、この見た目で「えー」となりました 笑
人気定番ネタ~サーモン、中トロ


次は人気ネタ。
サーモンは、見るからに小ぶりでネタをちょっとケチってる?って印象ですが、味や食感は悪くないです。いや、過度な脂がなくてすっきりして美味しいと感じました。脂の味ではなく、ちゃんとサーモンの味が味わえました。
中トロは、逆にもう少し脂が欲しいところ。メニューに「大トロ」がないので、マグロの脂を求める人には唯一の選択肢(ネギトロ系除く)なので、もう少し頑張ってほしかったかな…という印象です。もちろん、ネタの部位にもよるので、必ずしもこの日の中トロすべてが赤身よりだったとは限りませんが。
いかにも解凍って感じの、ぐじゅって食感ではなかったのは〇です。
変わり種のネタ~赤海老炙り、上煮穴子一本


次はちょっと変わり種。
「赤海老炙り」はこの日、筆者が一番おいしいと感じたネタだったかもしれません。生のエビを食べるのはあまり好きではないので、そうなると選択肢は酢締めのえびになってしまいますが、炙りエビは、エビの甘みが引き出されていて、少し焦げた部分が香ばしさになって、なかなかいい味出していました。食感もプリっとしていて、べちゃつく感じなく好印象でした。
「上煮穴子一本」という商品名で、この寿司が届きました。一本なのになぜ包んでるんでしょう?そこがちょっと謎で、どーんと一本の状態を見せた方が迫力もあって、美味しそうに見えると思うのですが。正直、このビジュアルは「なし」ではないでしょうか。穴子自体も少し硬めで、フワフワで口中で溶けるような食感はありませんでした。
貝類と魚の脂系~つぶ貝、ハマチ腹身


貝類も好きなので1皿食べとくか…で「つぶ貝」。まあ普通のつぶ貝。好きなので美味しいですが、特別旨いかと問われると「普通」な感じでした。コリコリとした食感はちゃんとあったので特に文句はないです(笑)。
「はまち腹身」は、あきらかに「大トロがない」「中トロ赤身寄り」から生じたオーダーです。魚の脂が食べたかったんですね。よくハラミは繊維が強くて「ジャリ」っという食感がありますが、このネタはとろけるまではゆかないものの、まあまあ口どけするタイプの腹身でした。
軍艦巻物~ネギトロ巻き、まぐたく軍艦


軍巻きも食べてみよう…と言うことで、のり巻きと軍艦を1皿ずつ。
「ネギトロ巻き」のカットはあまり上手じゃないかな?スパッと切れてなくて、少し押し切るような感じでのり巻きが潰れている感じ。味はごくごく普通。チューブから絞るだけなので差が出ようがないです。
「まぐたく軍艦」も同様。ネギトロはチューブから絞るので味の差は出る訳もないです。ただ、チューブから絞ったんだな…と分かるような見た目は消して欲しいもの。チューブの口を少し返すことで、とんがった搾り出した感は消せるんだけどな。
ちょっとここで、お腹いっぱい、打ち止め…となりました。
※ネタ総評(あくまで個人評)
全体として悪くない。以前と比べたら雲泥の差で、伸びしろ抜群な感じでした。とはいえ、これ以上は回転寿司では無理ってほどではないので、もっと頑張ってほしいと思います。今回だけで言えば、筆者的には「いわし」「あじ」「赤海老炙り」「サーモン」あたりがおすすめ…でした。
かっぱ寿司に感じた進化② シャリが普通に旨いと感じた

かっぱ寿司では「本気シャリ」というネーミングで、シャリに力を入れているようです。
そのおかげかどうか、その辺は明確に「これが本気シャリか」とは感じることはできなかったものの、仏に旨いシャリだと感じながら食べていました。
米の固さもちょうどいいですし、あまり粘らない品種なのかサラッと口中でほどけて邪魔にならない感じでした。
以前のカピカピの寿司からすれば、雲泥の違いと言えそうです。
※シャリ総評(あくまで個人評)
自分的には寿司のシャリはネタを邪魔しないのも重要な要素だと思うので、そういう意味では、不要な甘みや粘りのないさっぱり系のコメが好印象でした。酸っぱいものが好きなので、酸味はもう少し強くてもいいかも?と思いましたが、充分おいしいシャリだと感じました。進化という面では、ネタよりシャリの方が少し進化度合いが大きいかも?と感じました。
かっぱ寿司はアリ?良いところ、イマイチなところ
今回、実際にかっぱ寿司を利用してみて、「良い部分」と「悪い部分」を感じました。ネタやシャリの進化は前項で述べましたが、それ以外にも、良い点・悪い点いろいろだったので紹介します。
かっぱ寿司の良いところ① 生野菜がある!最初は野菜からが可能

回転寿司に行って困るのは、純粋に「生野菜」のサラダがほぼない事です。
血糖スパイクを予防するためにも、「最初は野菜から」を実践したいのだけれど、回転寿司で純粋な生野菜ってあまり見かけない。
サラダと称するメニューがあっても、マヨネーズ和えだったり、塩分や脂質たっぷりのドレッシングが大量にかかっていたり…。
今回、かっぱ寿司では「生ハムと甘えびのサラダ~醤油ドレッシング」と言うメニューがあって、レタスときゅうりとスライスオニオン程度だけど生野菜が盛られていました。スタッフにお願いしてドレッシング別添えにも対応して貰えたので、塩分の多い生ハムは同行者に食べて貰って、しっかり「はじめは野菜から」を実践できたのが嬉しかったです。
※血糖スパイクとは
血糖スパイクとは、食後に血糖値が急上昇し、その後急降下する状態のことで、眠気やだるさ、イライラなどの原因になることがあります。この状態を繰り返すと、糖尿病や動脈硬化のリスクにつながる可能性があります。
対策としては、食物繊維が豊富で糖の吸収をゆるやかにする「野菜」「海藻」「きのこ」などを食事の最初に摂ることで、血糖値の急上昇を抑え、結果としてインスリンの過剰な分泌を防ぎ、身体への負担を軽減するとされています。
※くら寿司はそこに力を入れていますね
かっぱ寿司の良いところ② 広々店内、大きなテーブル、清潔感
今回訪れたのは、12月にリニューアルオープンしたばかりの店舗だったこともあり、広い店内に大きなテーブル、高い天井で開放感があり、まだ至る所が綺麗で清潔感がありました。
たまたまかもしれませんが、フロアーを担当していたスタッフもフレンドリーな応対で好印象でした。
前述ですが、寿司が流れている回転レーンがないので、干からびた寿司を見て「げげげ」と、最初からテンション下がる思いもせずに済んだのも好印象の要因だったかもしれません。
何よりも、あまり混んでいない(待ち時間「0」で座れた)ので、店舗全体が落ち着いた雰囲気で、せわしない感じがなかったもの良かったです。
繁盛しているスシローやくら寿司は、届いた寿司がひっくり返っていたり、ネタがあまりに不揃いだったり、スタッフを呼んでもなかなか来ないとか、来てもちゃんと話を聞かないとか、「雑さ」を感じることが少なくありませんが、今回のかっぱ寿司はそういう点では高得点でした。
店舗的には混雑して繁盛したいでしょうが、客としては、これぐらいゆったりできると嬉しいですね。
かっぱ寿司のイマイチなところ① 高級ネタ少なく「締めの一皿」に欠ける
「大トロ」とか「ウニ」とか、高級ネタがなかったので、「締めの一皿」が決まらずに困りました。
安いのは嬉しいことだけど、寿司を食べる時って、ちょっと贅沢したい気もちもあるじゃないですか。
その辺りを汲み取って、締めにはコレ!的なネタを置いてほしいと思いました。
かっぱ寿司のイマイチなところ② ガリが大根なのはかなりガッカリ
美味しいガリって寿司の重要ピースじゃないかって思うので、大根ガリはかなりガッカリしました。
ガリって、昔は殺菌や食中毒対策の意味があったけど、いまは「口直し」(リセット)の意味が大きいと思うんだけど、正直、大根のガリでは香りと絡みのキレが全然足りないと思いました。
有料でもいいので、ちゃんとした生姜のガリを置いてほしいと思いました。
かっぱ寿司のイマイチなところ③ ネタが小ぶり、当たりはずれがある
全体にネタもシャリも小ぶりで、食べたなーって満足感はちょっと物足りなかったかも。上記の「しめ鯖」みたいな『なんじゃこりゃ』的な皿もありました。
サイズ感は、女性や子供も多く来店する回転寿司なので、ファミリーに合わせたサイズかもしれないけど、シャリ小も欲しいし、シャリ大も欲しいなんて思いました。「大切り」のネタをもっと増やしてくれるのがいいんじゃないか…と感じました。

とは言え、上記の注文数で会計はかなり安めだったので、コスパを考えれば十分だと言えそうです。
かっぱ寿司はスシローやくら寿司に追いついた?
記事冒頭からかなり褒めまくっていますが、では、「今日、何食べる?」という状況下で、スシローやくら寿司と同列で選ばれるレベルになったか?と言えば、その辺りは、「まだまだ…」という感じです。
特に寿司自体ではまだスシローやくら寿司の背中は「決して近くない」と思います。
美味しくない訳ではないけど、何というか、光るものがないというか、特徴がない感じで、もっと前面に打ち出す何かがあってもいいように感じました。
状況次第ではかっぱ寿司を選ぶケースも充分あり
でも、先ほども述べましたが、スシローやくら寿司の混雑ぶりは半端じゃありません。1時間以上待つケースもざらで、待合室はごった返しています。
席についても、雑然とした雰囲気で、スタッフの対応が雑になる場面も少なからずあります。
散々待って、落ち着かず煩雑に寿司を食べて…という状況が嫌だということであれば、かっぱ寿司の方が落ちつけて、まあまあの寿司をゆっくり食べることができるかも…です。
日常使いでなら、充分にアリ寄りのあり!です。

筆者個人の感覚で言えば、旨い寿司を食べたければ「すし銚子丸」を選びます。日常使いであまり贅沢できないな…というのであれば、待ち時間なくすぐに座れて、ゆっくりとできるかっぱ寿司を選ぶと思います。
かっぱ寿司はまずいのか? まとめ
かっぱ寿司がまずいと言われていたのは、過去の話かもしれません。
今回の体験では、ネタやシャリのクオリティは確実に改善されており、店内の快適さやオーダーフォーユー方式によって、食事全体の満足度も高くなっていました。
選んだ店がリニューアルしたばかりの店舗だったこともあって、広い店内や大きなテーブルなどゆったり利用できて、しかも綺麗で清潔感もありました。
もちろん、まだまだ、高級ネタの弱さや細かい不満点はありますが、それを踏まえても、
かっぱ寿司?だめだめ
であったものが、条件次第ではスシローやくら寿司を差し置いても選ばれる店になりつつある…と感じました。
この変化は大きいと感じます。
今後、ネタの幅や満足感がさらに向上すれば、他チェーンと普通に比べられる回転ずしチェーンに返り咲くのも夢ではないかも?なんて、判官びいきでしょうか。
それでは今日はこの辺で。






