簡易キャンパーに向く人・向かない人~アウトドアスタイルの違い

アルトピアーノ
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我が家のアルトピアーノは軽装備のいわゆるライトキャンパーですが、アウトドアやキャンプのスタイルによっては向く・向かないがあります。

アルトピアーノは、基本的に車内で過ごすように作られていないので車中泊には向かないクルマですが、「外遊び」「外メシ」が基本スタイルの私にはピッタリとハマりました。

今回は、購入後4カ月経ったアルトピアーノや、類似するライトキャンパー、簡易キャンパーと呼ばれるキャンピングカーの「向き」「不向き」を考えてみようと思います。

ライトキャンパー、簡易キャンパーとは

そもそも、ここで言う「ライトキャンパー」や「簡易キャンパー」がどういうキャンピングカーを指しているのか、を固定しておかないと話しが途中でブレると思うので、最初に「ライトキャンパー」や「簡易キャンパー」とは「こういうキャンピングカーを指す」を決めておきますね。

「ライトキャンパー」や「簡易キャンパー」で検索すると、複数のメディアで「普段遣いと車中泊を1台でこなせる」という定義が見つかりました。

実際、アルトピアーノも購入時に「車中泊仕様」と説明を受けましたので、世の中的にはそういう事なんだと思います。

「簡易キャンパー」は、あまり定義らしいものは見当たりませんでしたが、普通のバンにベッドキットなどを取り付ける事で「簡易的な車中泊仕様」にしたクルマを「簡易キャンパー」と呼んでいるキャンピングカー・ビルダーの会社がありました。

いずれの場合も「車中泊」なんですね。

じゃあ、車中泊ってどういうことを指すのか

では、「ライトキャンパー」や「簡易キャンパー」の定義などの中核を担っている「車中泊」というのは、どういう行為を指すのでしょうか。

単に「車中で寝る事」ではないですよね。

例えば、Wikipediaには

(以下引用)
『自身が所有する自家用車(乗用車やワンボックスカー・ステーションワゴンなど)に寝具を用意し、或いはあらかじめ寝具がセットされたキャンピングカーの車内で就寝するものである。』
(引用ここまで)
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/車中泊

とありますが、これだけだと、まさに「車中就寝=車の中で寝具で寝る事」になります。

もちろんこうした意味も否定はしませんが、私も含めて多くの方は寝る以外の事も含めて車中で過ごす行為自体をイメージしているのではないでしょうか。

「車中泊」と「車中泊キャンプ」と「キャンプ」は少しずつ違っていてそれぞれのスタイルがあるように見えます。

例えば、出向いた先の道の駅などで仕入れた材料で食事の用意・調理、そして食事、食後のコーヒーを景色を眺めながら味わい就寝、翌朝目覚めたら朝食を作って…。

こんな一連の「楽しみ方」を、車内ですれば「車中泊」、キャンプ場などの車外ですれば「キャンプ」、「キャンプ」の就寝場所をテントでなく車内ベッドにすれば「車中泊キャンプ」と言い分けることができそうです。

そんな考えで言えば、「車中泊」とは、簡単にの「車内で過ごす事を目的に出かけるクルマ(キャンピングカー)の楽しみ方」を指しているのだと思います。

そしてそのメリットは、予約なしで宿泊できるため急な休みでも柔軟にスケジューリングでき、気分でふらりと出かけられ、コストも割安で、ソロなら一人、カップルなら二人の時間を楽しむ事ができることでしょうか。

Wikiでもそうですが、車中で寝る事だけを車中泊の定義だとすると、宿泊場所は(是非を別にして)道の駅・SA/PA・駐車場・RVパーク等に加えて、オートキャンプ場も車中泊をする場所に含めていますが、私はそこに違和感を感じます。

オートキャンプ場以外の場所では、車外にタープやコンロなどを展開するのはNGですが、オートキャンプ場はキャンプ道具を展開して良い場所ですので、オートキャンプ場では、上記の定義の「車中で過ごす事が目的の楽しみ」とは少し違ってくると思うわけです。

もちろん、オートキャンプ場でも車外には一切道具を出さずに車中だけに居るというケースもあるかもしれませんが、車外にコンロを出して肉を焼いたらそれはBBQだし、タープやオーニングを張ればそれはキャンプじゃないのと思う訳です。

何が言いたいのか…と言うと、「外へ出たら車中泊ではない」を掘り下げたいのではなく、冒頭の「ライトキャンパー」「簡易キャンパー」が車中泊に向く・向かないを論ずる際に、車中泊とは「寝るだけに限らず食事やその他の生活を車内で楽しむこと」だと定義しますね、という事です。

つまり、子どもの頃に作った「秘密基地」のような感覚で、車中に籠って自分だけの楽しみを満喫するクルマの使い方…私の「車中泊」感はそんな感じなんです…という説明でした(長くてすみません^^;)


上記のような、「車中で過ごす事が目的」だと、食事や就寝のための道具や材料が積み込まれていなくてはなりませんよね。

でも、それらの道具や材料がコンテナで積み重ねられていては、いちいち取り出すのが面倒ですので、車中泊を楽しむ方の動画などを拝見していると、収納の有無、多い少ないが鍵ではないかと感じます。

つまり、車中泊仕様車の場合、ベッド下のスペースが収納庫になっている事が多いですが、出し入れには逐一、ベッドやシートを持ち上げる必要があります。

日に1回、数日に1回程度の開閉ならさして負担にはならなさそうですが、日に何回も開け閉めするのは、なかなかの労力ですし、面倒くさそうです。

もし作り付けの収納棚が壁面にあれば、パッと取り出す事ができて、車中生活がより便利になるのではないかな…と思います。

ウッドの収納棚はインテリアとしても雰囲気がありますし、高級感があります。

アルトピアーノには収納はほとんどない

さあ、この辺からが今回の記事のテーマである、向き・不向きの話しになってくるわけですが、我が家の超簡易キャンパー、アルトピアーノには、収納庫・収納棚の類がほとんどありません。

制作された時期によって多少の違いがあるようで、最近のアルトピアーノは、車内電源のパネル下に収納が可能になっているようですが、我が家の2017年式のアルトピアーノにはありません。

上の写真は現在の我が家のアルトピアーノの居住空間ですが、収納棚など一切ないのが分かると思います。左右の棚の下は、左は電源パネル、右は冷蔵庫が収納されていて上部開閉なので上には何も置いておけません。

左右の棚の上も、電源パネル側だけしか常時物を置いておく事ができませんし、冷蔵庫が収まる空間の脇に工具やジャッキが収められていますが、空きスペースはもうありません。

電源パネル右下の小さな「穴」、これが唯一の収納庫

追記:これは、後に4WD車は寒冷地仕様の「リアヒーター」がスィッチパネル下にあるため収納がないことが分かりました。



ご覧のように、ベッド下の収納庫、壁面の収納棚など全くないので、前項のような車中泊をしようとすると全ての道具や荷物をコンテナで積み込むしかなく、何をするにも、いちいちコンテナの中をさがさなくてはならず、あまり車中泊に適したクルマとは言い難いものがあります。

また、車中泊のメリットとして「柔軟なスケジューリングでふらりと出かけられる」とありましたが、収納庫や収納棚に必要な道具や材料が常備されていれば、あとは道中で食材を買い込めば、気軽に車中泊を楽しめてしまいます。

しかし、収納スペースがない場合には、必要な道具を収納しておく事ができないため、その都度、コンテナを積み込む事となり、「ふらりと出かけ」られる状態にありません。

普段からコンテナを積んでいては、買い物などを積むスペースがないので、どうしてもその都度の積み込みになってしまいますので、正直、アルトピアーノは車中泊に向くクルマだとは言えないかもしれません。

もちろん、私の個人的見解ですけれど、アルトピアーノで「車内で秘密基地生活をする」ような車中泊をするのは無理があるのかな…と思います。

少なくとも、もう少し物の出し入れが容易な収納場所を作らないと、車中泊自体が手間のかかる面倒な作業の連続と言う事になってしまうかもしれません。

アルトピアーノが向く人、向くスタイルとは

じゃあ、なんでお前はアルトピアーノを買ったんだ?って話しになりますよね、当然。

でも、アルトピアーノは、私のスタイルにジャストフィットしています。

元々キャンプをしていたけれど、テントの設営・撤収、雨天の始末の悪さ、手間のかかり方など、とにかくテント嫌いで徐々にキャンプから遠ざかった経緯がある自分としては、アルトピアーノでのキャンプ再開は、偏に「車中泊キャンプ」のためです。

つまり、従来のキャンプはそのままに、就寝場所を車内ベッドに置き替えたスタイルが理想なのです。



とは言え、購入当初は内心「もっと予算があれば、もっといいキャンピングカーが買えたかも」なんて気持ちもなくはなかったんですが、納車から4カ月間、使ってみて思うのは、驚くほど自分に合っていると思うようになりました。

他の記事でも書きましたが、私は、上記のような「車内での生活を楽しむ」ような意味合いでの車中泊にはあまり興味がありません。

私が好きなのは、「外遊び」「外めし」であり、「外満喫派」なので、キャンプ道具類を展開できない道の駅やSA/PAに泊まろうとはあまり思わないんです。

着いたらまずはタープを張る(※)のが先決、とりあえずコンロに炭を起こしとく?…って感じなので、全てを車中で完結したい車中泊の対極のスタイルと言う事になります(笑)。


※タープ張り
余談なのですが、テントが嫌いなくせにタープは好きなんです(笑)。
特にクルマの脇にタープを張るのは楽しくて、いかに強すぎる太陽や雨風を防げるか、それでいてグッドロケーションの方向の視界が良いか等々、毎回タープを張るたびに、「一人タープ上手に張れた選手権」みたいな感覚で張っています^^;

荷物は全ておろす自分にとって車内収納は必要ない

BBQにしても、キャンプにしても、必要なものは全てコンテナやバッグで積み込み、現地ではそのすべてを降ろします。

目的がキャンプならキャンプ用のコンテナを積みますし、BBQならBBQに必要なものだけで済ませますし、滅多にありませんが、車中泊の場合にはタープや椅子、テーブルといった装備は必要ありませんので、目的に合わせたコンテナを積み込む感じです。

自分的には、トラブルが水中なら「4号」、地中なら「ジェットモグラ」というように使途によってコンテナを変更するという意味で、「サンダーバード方式」と呼んでいます(笑)。

現地では積み込んだコンテナは全て下ろし、タープ内に使いやすいように配置するのですが、もしこの時、車内の収納庫や収納棚が豊富で、その中に道具や材料が入っていたら、1つ1つそれを出すのは非常に面倒な作業になります。

コンテナでドカッと積んで、ドカッと降ろした方が簡単だし手間もかからず、取り出しも楽なんです。



ちょっと話しは飛びますが、実は最近、当初必要かなと思われた車載冷凍冷蔵庫が、実は私のスタイルでは「いらない」存在である事に気づきました。

理由は簡単、外に持ち出せないから…です。
先日の神之川キャンプでも、1泊にも関わらず、冷蔵庫には一度も電源を入れず、昔ながらのレトロなクーラーボックスだけで十分な冷蔵が可能でした。

外に持ち出せない道具なんて、私のスタイルでは「使いづらい道具」でしかないってことで、いっそ、収納スペースごと撤去してしまって、寝床のスペースを広げようか…とさえ思っています。

要は、私がアルトピアーノに積み込む道具や材料は、現地で全ておろすので、逆に収納庫や収納棚があったとしても使わないだろうし、使ったら面倒で堪らないと思うんじゃないでしょうか。



また、自宅に戻った際にも、ほとんど全ての荷物をおろしてしまうので、買い物や送迎といった普段遣いの場面でも軽快に=つまりただのタウンエースバンとして=利用できるのもメリットと感じています。

収納がたくさんあり、そこに様々な道具や材料を収納していれば、その分だけ車重は重くなりますし、がちゃがちゃ音も出やすくなりますので、そういう観点からも余計な荷物を常時積んでおきたくないと思っています。

自分にとってのアルトピアーノは寝床&電源運搬車

数少ないアルトピアーノ装備品は、3アクションでベッドになるREVOシートと、正弦波1500Wインバーターのサブバッテリー+外部電源接続です。

「外遊び」「外めし」が好きで「外満喫」したい私が、なぜアルトピアーノを買ったかというと、「車内で眠れること」これが理由でした。

「さっき、車中泊には興味がないと言ったじゃないか」と突っ込まれそうですが、その辺の微妙な違いを理解して頂くために冒頭でえらく長い説明をしたのですが、この「車内で眠れること」とは、車中での生活は楽しみむいわゆる「車中泊」ではなく、単に車内で眠るだけのことを指します。

つまり、昔やっていたテントキャンプの就寝時に感じていた天候に大きく影響される点や、セキュリティ面での不安感を払しょくするための「車内泊」でしかないのです。

先日も雨中のキャンプでしたが、就寝時には、雨が浸水する心配もなくカギをかけて眠れる安心感を充分に感じる事ができました。

アルトピアーノの重要な役割は、そうした就寝時に安心して眠れる場所(寝床)を運んでくることです。



もう1つの運搬品は電源です。

キャンプなどで電子レンジや電気ケトルが使える事は非常にキャンプが楽になります。

先日のキャンプでも、コンロの炭で肉を焼いている傍らで、電気ケトルで沸かしたお湯でコーヒーをドリップしました。バーナーを組み立てて湯を沸かすのが醍醐味と言われそうですが、水を入れてスイッチを入れるだけでお湯が沸き、沸騰したら自動的にOFFになり、しかも保温…って便利すぎます。

道具に拘り、雰囲気にこだわったキャンプは素敵ですし、昔は凝った時期もあったのですが、そういうのは自分的にはもういいかな…と思います。気軽に楽ちんに「外満喫」できればそれに越したことはありません。


と言うところで、アルトピアーノの役割を極端に言えば、私が必要な寝床と電源を、キャンプ道具と共に運搬してくれるクルマという意味で、まさに私のスタイルにぴったりとハマっているわけです。

よく人からは中途半端なキャンピングカーだと言われるのですが、自分としては全然そうは思っていなくて、こんなにフィットするクルマも珍しいよね…ぐらいに思っているのです。

【追記】サブバッテリーさえいらないと思い始めた

先日、1600Wの大出力ポータブル電源「EFDELTA」を買った事で、購入前まで思っていた、アルトピアーノの装備で欠かせない2つ「寝床」と「電源」のうち、「電源」がいらないんでは?と思い始めています。

EFDELTAは電源として、気を使わずに気楽に使用できるんです。

残量も明確に表示されますし、出力も入力も数値でしっかり見せてくれるのが安心ですし、1時間で容量80%まで充電可能で、AC100V・DC12V・ソーラーの3way充電等々、自分的に非常に扱いやすいんです。

そういう意味で言うと、もし買い換えることがあればサブバッテリーのシステムは「なし」でいいかも…と思うんです。

ちなみに、EFDELTAは約16万円と高価ですが、現状のアルトピアーノの電源を装備するためのコストはもっと高額です。

  • 基本電源ユニット…走行充電+疑似正弦波500W+集中パネル=230,000円
  • 基本電源ユニットオプション…正弦波1500Wインバーター=150,000円
  • AC100V外部電源…サブバッテリー充電機能付き=105,000円
    合計 485,000円、税込だと533,500円にもなります。

50万円なら、走行充電はなくなりますが、EFDELTA2台でもお釣りがきます。

今の使っている印象では、ポターブル電源2台の方が使い勝手はよいかもしれません。

だったら、次はバンを買ってベッド展開できるシートと、ポータブル電源で済ませば、購入コストはかなり抑えられるのではないか…なんて、取らぬ狸の算用をしてしまいます^^

車中泊には収納が必要、外遊びメインなら収納は不要

収納がまったくないアルトピアーノを4か月間使ってみて、実感として思うのは、自分には車内の収納はいらないな…と言う事です。

つまり、キャンピングカーをどう使いたいのか、どんなアウトドアスタイルで遊びたいのか…によって、装備、特に収納庫・収納棚の有無や多少が影響すると言えそうです。

そういう意味では、ベッドと電源しか乗っていないアルトピアーノのような簡易的なキャンピングカーは、いわゆる「車中暮らし」を楽しむ「車中泊志向」の方には向かないクルマと言えます。

一方、私のように「着いたら外!」と言う方は、荷物の全て外へ持ち出せる事を重視する観点から、収納がないキャンピングカーの方が向いているクルマと言えそうです。



今回は、アルトピアーノのような簡易的なキャンピングカーが向く人・向かない人について考えてみました。

もし、アルトピアーノやそれに類するような簡易的なキャンピングカーの購入を検討されている場合には、ご自身のスタイルが車中泊志向なのか、外キャンプ志向なのか、車内で過ごしたいのか、外で過ごしたいのか、その辺の好みやスタイルによっては、向き・不向きがあるかもしれませんので、検証なさってみてください。

アルトピアーノをもう1度買うなら~必要装備だけ選んで完璧な1台に

それでは、今回はこの辺で。


エコフローテクノロジージャパン EFDELTA ポータブル電源 1300-JP 1260Wh/1600W 正弦波

このポータブル電源はキャンプ再開後の「買ってよかったもの」のTOP3に入ります。最近では車載のサブバッテリーが要らないのでは?等と考えるようになるほどです。リチウムイオン電池採用。本日7/28現在、在庫があるようです。お探しの方はお早めに!

伸和(SHINWA) タッグボックス02

記事内の写真に写っているコンテナボックスです。使い始めて軽く10年以上経ちますが今も現役で使えているので耐久性はまずまずかと。キャンピングカーによってベッド下のスペースはまちまちですが、我が家にあるコンテナの中でアルトピアーノのベッド下にはこれしか入りませんでした。少し同種のコンテナよりお高めですが、肉厚でしっかりしています。

記事に関するコメントはこちら

  1. た初めてコメントいたします。
    ダイソーのラージメスティンを検索してたどり着きました。

    簡易キャンパーについてのお考え、「納得!」しました ^^)

    これからも時々おじゃまします。

    • コメントが反映されずご迷惑・ご不快をおかけして申し訳ございませんでした。

      せっかくおいで頂いてコメントまで頂いたのに、大変失礼をいたしました。申し訳ありません。
      また、遊びにいらしてくださいませ。

      簡易キャンパー、〇です^^

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