グッズ・アイテム防寒対策・冬の車中泊

ポータブル電源給電でバンコン車内を1~2時間暖房できる消費電力500~600Wのセラミックヒーター7選

車内を2時間煖房する消費電力500W以下のセラミックヒーターを探す グッズ・アイテム
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今回のテーマは、キャンピングカー車内で使うセラミックヒーターです。

「冬 バンライフ」って検索すると、上位に表示されるサイトさんの多くは、「いかに寒さを克服して車中泊するか」に腐心されているようなんですが、自分的には、マットや寝袋、さらに電気毛布、遮光パネルに銀シート、それでも足りなきゃヒートテック…と暖かく眠るためのアイテムはすでに揃っています。

今回のテーマは就寝時の温かさとは少し違って、例えば飲食や休憩、ワーケーションなどで、車内で1~2時間過ごす際の暖房用のセラミックヒーターが欲しい…ってことなんです。

ポータブル電源(EFDELTA 1260Wh)からの給電が前提ですので、消費電力400~500Wなら2時間強、暖かな風を出すことができるはずです。

ってことで、消費電力400~500W以下のセラミックヒーターを探してみました。

本記事は、欠品や廃盤商品が増えたため、2022年10月4日に紹介商品を変更してリニューアルしています。

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就寝時の防寒をポータブル電源+セラミックヒーターで賄うのは無理

以前から何度か試してきましたが、就寝時の防寒(車内をそこそこ暖めておく)をセラミックヒーターで賄う場合、サブバッテリーやポータブル電源からの給電では無理です。

300W程度の出力のヒーターでは車内全体を温めることに無理があります。足元や手先を温める程度がやっとです。500~700Wクラスであれば車内を一定の気温に保つことも何とかできそうですが、500~700Wをサブバッテリーやポータブル電源から就寝中ずっと給電し続けるのは無理です。

500Wで最低6時間運転するとしても3000Whの容量が必要ですし、8時間なら4000Wh、700Wで6時間なら4200Whもの容量が必要となり、その他に、電子レンジも使う、ケトルも使う、電気毛布も使う…となると、最低でも5000Whもの容量が必要です。

EcoFlowから先日発売されたばかりの最上位モデル「DELTA PRO」でも3600Whですので、5000Whなんてまったく現実的ではありません。

とはいえ、この製品のように5000Whを供給できる電源もあるにはあります。

ただ、50万円近い金額を出して6~8時間の車内煖房をすることに果たして意味があるかどうかは疑問ですが。

余談でした。

となると、車中泊でセラミックヒーターを使うなら外部電源を借りられる施設でないと就寝時に朝までぬくぬくの車内…は無理です。

自分的には冬の就寝時の防寒は、オーソドックスに『マット+寝袋(マミーと封筒W使い)+マイクロフリース毛布+電気毛布』で凌ぐことにし、活動中の防寒は電熱ベストに期待しています。

 

では今回、セラミックヒーターを探す理由は何なのかというと、アルトピアーノで出かけた際に、食事をしたりコーヒーを入れて休憩したり、たまには車内でちょっとしたパソコン作業をしなければならないこともあって、そういう時にセラミックヒーターで1~2時間煖房したいためなんです。

我が家のアルトピアーノの使途で最も多いのは「車内飲食」で、特に寒い冬場は「お泊り」がほとんどなくなって車内でまったりすることが多くなるので、1~2時間の暖房は重要なのです。

現在我が家にあるデロンギのセラミックヒーターの消費電力を実測すると、時間当たり、「弱」でも645W、「中」で752W、「強」にすると1247Wを消費します(ちなみに50Hzで駆動しています)。

メーカーによる公称値は、消費電力:強1350W/中800W/弱550W(50Hz)なので、「中」と「強」はカタログデータを下回っているのに、肝心の「弱」が逆に上回ってしまっているのは残念です。

 

また給電側の問題として充電量があります。

自分は1260WのEFDELTAを満タンまで充電しません。バッテリーに優しい充電で長持ちさせたいので普段は80~85%止まり、最大でも90%ぐらいまでしか充電しません。

1260Wの90%だと1134W、さらに100V変換での利用は変換ロスを20%ほど見るので、実質的に使える容量は907.2Whとなります。「弱=645W」でも1.4時間(1時間24分)しか持ちません。

電気は他の用途もあり、車内飲食の際にはほぼ必ずコーヒーを淹れますし、食事の際には電子レンジも使うと考えると、煖房に振り向けられるのは正味1時間欠けるかもしれません。

なので、もう少し消費電力が小さいセラミックヒーターが欲しい…というわけです。

どんなセラミックヒーターが車内煖房に向いているのか

車載でも使えるEFDELTA+デロンギDCH6031・セラミックファンヒーター

ちょっと考えたんですが、我が家のアルトピアーノ車内で使うための条件は以下のような感じです。

  • 小型である(外形寸法)
  • 消費電力は500W前後、できれば未満
  • 大風量
  • 安全性(転倒時や加熱時のオートストップなど)
  • 1万円未満

小型といっても高さ25~26cmまで許容します。アルトピアーノのシート下が29.4cmなので。

アルトピアーノに限らずバンコン車内にはさほど余ったスペースというものはありませんので、スペース効率は非常に重要で、できるだけ小さい製品がベターです。

消費電力については前述の通りで、少しでも小さい方がいいですが車内全体が暖まって欲しいので、あまりシビアには缶がないようにしました。

さらに「大風量」は、車内を温めるには熱の高さよりも風が弱いといきわたらないんじゃないか…ということで条件に加えてみました。最後は価格、1万円未満で探しました。

Amazonで探してみてわかったのですが、消費電力500Wのセラミックファンヒーターはひおとんどなく、多くが600W/1200Wno切り替えでした。ただポータブル電源からの給電を考えると僅か100Wであっても稼働時間に影響しますので、500Wにこだわって探してみました。

ピックアップしたセラミックヒーター7選

いくつかピックアップしたセラミックヒーターは以下です。

どうしても中華製になりがちですが、できるだけ評価のよいものを選びましたが、中華製は入れ替えが激しく、記事更新から少し経つとすぐにラインアップから消えてしまうので、もし品切れ等の場合はご容赦ください(気づいたら入れ替えるようにします)。

MYCARBON セラミックヒーター

こちらは聞いたことのないメーカーの製品ですが、1000W/570Wの切換え式です。

600Wより若干消費電力が小さい製品ですが、外観が気もちおしゃれかな?という印象。

形も可愛いので車内においてもよいかと。500Wで運転できるのでピックアップしました。左右60°首振りで、8時間の自動停止機能付きです。PSE認証済なのも利点の1つでしょう。

かなり高評価(平均4.5)を得ている製品です。

YOVOKE 小型.セラミックヒーター 500W

こちらも500Wで運転可能な小型セラミックヒーターですが、出力切り替えはなく500Wのみで動作します。

ユーザ評価の数も多く高評価な商品です。

電源ON2秒で温風が出る「速暖」で、45度の首振り機能を備えます。温度ヒューズと転倒時自動OFF機能を備えています。タイマー機能はありません。PSE認証取得済です。

トップランド セラミックヒーター SC-CH600WT

こちらのヒーターは、風量3段階切替え、8時間連続運転(自動停止機能付き)のセラミックヒーターです。

こちらの製品の最大の特徴は「人感センサー」です。人感センサーの感知距離は約2m、上下約60度/左右=約90度の範囲を感知します。

ユーザー評価は良い方で、あまり悪い評価が書き込まれていない製品です。

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Dreo セラミックヒーター DR-HSH003

こちらのセラミックファンヒーターは、4,000件以上の評価で「4.5」を得ている製品です。

電源ON2秒で「速暖」、5種類のモード、70度首振り、リモコン操作、12時間タイマー、転倒防止など様々な機能が乗っています。

出力レベルは、550W/700W/1200Wで、送風のみと「Ecoモード」(最適出力を自動選択)の5モードで動作します。操作はタッチパネルです。

こちらは最小で550Wで運転できます。弱運転600Wが多い中、希少な550Wです。

背が高いので車内での使用は倒れやすい心配もある反面、占有面積が小さいという利点もありそうです(転倒自動OFF機能付き)。

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Anktec セラミックヒーター

こちらはAmazonで、価格も安くユーザー評価も高め、「電気ファンヒーター」カテゴリーで1位とのことなので選んでみました。見た目同じ製品が大量に出回っており、どれがオリジナルだか分からない状態ですが、各々で評価が違うのでどれも一緒ではなさそうです。

サイズは13.0×13.0×21.0cmと小柄で、600Wと950Wの切換えがあるようで首振り機能も付いています。特にここが凄いというわけではなさそうですが、評価が高いには高いなりの理由があるのかもしれません。ただ弱運転が600Wなんで、希望より少し大きいです。

Anktec セラミックヒーター 2段階切替 600W/950W
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山善 セラミックヒーター ミニタイプ DMF-B064

激安家電で当ブログではお馴染みの「山善」のセラミックファンヒーターです。

幅17cm×奥行12.5cm×高さ27cm、重量:1.4kgとかなり小型軽量ですが、基本的な性能は押さえています。

安全装置は、転倒OFFスイッチ、温度ヒューズ、電流ヒューズ、サーモスタットを備えています。

消費電力は600Wで、切り替えはありません(単一出力)。

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アイリスオーヤマ セラミックファンヒーター CH-127D

アイリスオオヤマのセラミックファンヒーターです。

  • 幅約23×奥行約13.5×高さ約36.5cm
  • 質量:約2.2kg

ちょっと大型です。消費電力は送風15W、弱600W、強1200Wの3段階、安全装置は加熱防止と転倒自動OFFを備えています。

人感センサー付きの「JCH-127D」もあります。

デロンギ セラミックヒーター DCH6031J

一応、実際に手元で使っていて過不足なく使えているのでデロンギのセラミックヒーターも載せておきます。弱運転時の消費電力があと100W小さければ別途買わなくても済むんですけどねえ^^;

デロンギ セラミック ファンヒーター DCH6031J
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今回は、車内飲食やパソコン作業時の車内煖房用のセラミックヒーターを探しました。

今回の用途=車内でポータブル電源からの給電で2時間煖房する=で検討する際に、過去に300Wヒータではまるで役に立たなかった経緯を踏まえ500Wで探しましたが、弱運転600Wのものが多く、500Wで運転できるヒータはあまり多くありませんでした。

500Wと600W、わずか100Wじゃないか…と思われるかもしれませんが、車内の電力供給はさほど余裕がないことを勘案すると、少しでも消費電力の小さなヒーターを使いたいところですので、500Wにこだわって探してみました。

それでは今日はこの辺で。