車中泊向けポータブル電源~5社18機種のバッテリーを比較、用途・容量別のベストバイを探してみた

ecoflow RIVER MAXポータブル電源・充電池
この記事は約28分で読めます。
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アウトドアやキャンプ、車中泊になくてはならないポータブル電源ですが、数多く発売されている各社製品で自分の使途にマッチした正解は果たしてどれなんでしょうか。

スマホやランタンの充電が主ならこれ、大型家電を使うならこれ…といった具合に、使用する家電や使途別に自分なりのポータブル電源のベストチョイスを考えてみました。

ポータブル電源で種類があり過ぎてどれがいいのか分からないので代表機種をピックアップ!

Amazon を覗くと数えきれないほどのメーカーから多種多様なポータブル電源が発売されていて、どれがいいんだか悪いんだか全然わかりません。

そこで、今回は耳にした事のあるメーカー5社の購入可能なポータブル電源をピックアップして比較項目を一覧表にしてみました。


機種
メーカー
size/重量
充電
サイクル
容量
1Wh価
保証期間
定格
瞬間
am登録
ACDCUSB
RIVER
(ECOFLOW)
28.8×18.5×19.4cm
5.0kg
800回288Wh
137.5円
24か月
600W
1200W
20/12月
x3x1
DCx2
A:12Wx2
A:28Wx1
C:100Wx1
RIVER MAX
(ECOFLOW)
28.8×18.5×25.3cm
7.7kg
800回576Wh
110.76円
24か月
600W
1200W
20/12月
x3x1
DCx2
A:12Wx2
A:28Wx1
C:100Wx1
RIVER PRO
(ECOFLOW)
28.9×18.0x23.5cm
7.6kg
800回720Wh
110.83円
24か月
600W
1200W
21/1月
x3x1
DCx2
A:12Wx2
A:28Wx1
C:100Wx1
EFDELTA
(ECOFLOW)
40.0×21.0x27.0cm
14.0kg
800回1260Wh
126.6円
24か月
1600W
3100W
20/4月
x6x1A:12Wx2
A:28Wx2
C:60Wx2
Jackery 240
23.0×13.5×16.0cm
3.2kg
241.9Wh
82.5円
24か月
200W
400W
19/3月
x1x1A:24Wx2
Jackery 400
23.0×13.5×16.0cm
4.1kg
400Wh
112.0円
24か月
200W
400W
19/3月
x1 x1A:12Wx2
Jackery 700
29.97×19.29×19.15
6.3kg
700Wh
114.0円
24か月
500W
1000W
19/5月
x2x1
DCx1
A:12Wx3
Jackery 1000
33.2×23.3×24.3cm
10.6kg
1002Wh
139.5円
24か月
1000W
2000W
19/12月
x3x1A:12Wx1
C:15Wx2
QC3.0x1
PowerArQ mini
(Smart Tap)
23.0×19.3×19.5cm
3.5kg
346Wh
98.6円
24か月
200W
400W
18/9月
x1x1A:12wx2
PowerAr Q2
(Smart Tap)
29.5×19.5×19.1cm
6.2kg
500Wh
119.6円
24か月
300W
450W
19/8月
x2x1
DCx1
A:12wx4
C:15Wx1
PowerArQ
(Smart Tap)
30.0×24.2×19.3cm
6.0kg
626Wh
105.4円
24か月
300W
500W
19/8月
x1 x1
DCx2
A:12wx3
PowerArQ Pro
(Smart Tap)
33.3×27.3×23.5cm
10.4kg
1002Wh
131.7円
24か月
1000W
2000W
20/11月
x3x1A:12Wx2
C:15Wx2
QC3.0x1
機種
メーカー
size/重量
充電
サイクル
容量
1Wh価
保証期間
定格
瞬間
am登録
ACDCUSB
BLUETTI EB150
(MAXOAK)
50.0×48.0x26.0cm
20.0kg
2500回1500Wh
126.6円
12か月
1000W
1200W
20/5月
x2x1A:15Wx4
C:60Wx1
BLUETTI EB240
(MAXOAK)
62.0×47.0x29.0cm
24.99kg
2500回2400Wh
124.9円
12か月
1000W
1200W
20/5月
x2x1A:15Wx4
C:45Wx1
BLUETTI AC200
(MAXOAK)
42.0×28.0x38.6cm
27.5kg
2500回2000Wh
119.9円
12か月
2000W
4800W
20/11月
x6x1
DCx3
A:15Wx4
C:45Wx1
PowerHouse
Ⅱ400
(Anker)
25.5×14.8×13.9cm
4.62kg
388.8Wh
102.4円
18か月
516W
?
20/7月
x1x1
DCx2
A:12Wx3
C:60Wx1
PowerHouse
(Anker)
20.0×16.5×14.5cm
4.2kg
434Wh
114.7円
18か月
200W
?
15/12月
x1x1A:30Wx3
PowerHouse
Ⅱ800
(Anker)
30.0×18.5×20.4cm
8.3kg
778Wh
96.1円
18か月
500W
1000W
20/9月
x2x1
DCx2
A:30Wx4
C:60Wx2

いきなり面倒くさい「表」ですみません^^;

現在、ある程度「名」が知られていて購入可能なポータブルバッテリーを一覧表にしてみました。

メーカー/シリーズ名で言うと以下の5社6シリーズです。

  • EcoFlow/RIVER
  • EcoFlow/EFDELTA
  • Jackery
  • Smart Tap/Power ArQ
  • MAXOAK/BLUETTI
  • Anker/Power House

といったところです。

一時、最も人気を博していた「SUAOKI」製品は、直営オンラインショップでもAmazonでも楽天市場でも購入できない状態になっているので今回は外しました。Suaoki、何があったんでしょうか。

一覧にした項目は

  • 製品名/メーカー/サイズ/重量
  • 価格/充電サイクル
  • 容量/1Whあたりの単価/保証期間
  • 定格出力/瞬間最大出力(サージ)
  • AC出力コンセント数
  • DC出力端子数
  • USB出力端子数

色々なデータを限られたスペースに詰め込んでいるので分かりにくいかもしれませんが、ポータブル電源を購入する際に気になる項目をできるだけ盛り込みました。

製品名・メーカー・サイズ・従量

製品名とメーカーはともかくとして、キャンプや車中泊での使用を前提と考えると、同等容量・性能であればコンパクトなサイズの方が使いやすいはずです。

重量もできるだけ軽い方がいいですが、ある程度のバッテリー容量を持たせようとすれば必然的に大きく重くなるので、飛びぬけて「小型軽量」は期待できません。

充電サイクル

メーカー公表の「充電サイクル」です。バッテリーは充放電(充電と使用)を繰りかえすことで劣化してゆきますが、「充電サイクル」はバッテリーの充放電可能な回数(つまり寿命)を表しています。

「充電サイクル」については、以下の記事に詳しいので参照してください。

【EFDELTA】リチウムイオンバッテリーの寿命~優しい充電方法とは

容量・ 1Whあたり単価・保証期間

容量は、家電などで利用可能なバッテリーの充電容量です。

また≪価格÷容量≫にて「1Whあたりのコスト」を求めており、この数値が小さいほど、充電容量を割安に得られていることになります。

安いもので100円/1Whを切る製品もありますし、高いものでは130円/1Wh程度ですが、例えば500Wh容量のバッテリーを購入する場合、500Wh×差額30円=15,000円もの差額になるので、Wh単価は要チェックです。

保証期間は、其のメーカーがどれほどの期間に渡って製品保証を行うのかで、12か月~24カ月とメーカーによって違いがあります。

定格出力・瞬間最大出力(サージ)・Amazon登録日

こちらの項目は、出力と発売日のデータです。

家電製品の消費電力が、定格出力を超える場合にはその家電を駆動できません。

また、瞬間最大出力は、瞬間的な大きな電流が流れた際に何Wまでなら耐え得る(そのまま駆動できる)のかを表しています。

家電は、大なり小なり大電流が流れるケースがあり、これを「突入電流」といいます。瞬間最大出力が小さいと、大電流が流れた際に駆動がストップしまいますので、余力と言う意味で瞬間最大出力も大きい方が安心です。

「Amazon登録日」は、本来であれば発売日が分かれば良いのですが、今回調べた限りでは発売日データは出て来なかったため、「発売したらAmazonに登録するだろう」と言う事で、最初にAmazonに登録された日を記載しています。

バッテリーを購入する際には、どうしても容量と価格に目が行きやすいのですが、その製品が発売からどの程度経過しているのかは、最新のテクノロジーの搭載の面ではやはり新しい製品の方が有利になると考えられます。

2020年年末に新発売・新規登録となったEcoFlow「RIVER」シリーズは、「X-Boost」や、スマホ画面で操作できるなど新機能満載で、新しい製品である事のメリットがよく出ていると感じます。

AC出力・DC出力・USB出力の端子の数

出力端子の数も使い勝手を考えると重要です。

500Wh以下の小~中容量のバッテリーや、定格出力の小さなバッテリーでは、AC100Vコンセントを1つしか装備していないケースが多いですが、確かに、あまり多くない容量・あまり大きくない定格出力で、いくつもコンセントがあっても使えないなら無意味…とも考えられますが、コンセントを繋いでおいて使い分けるような使い方なら、小容量・小出力でも複数のコンセントが必要です。

ACコンセントが1つだと、異なる家電を使うごとにコンセントを抜き差ししなければならないのは使い勝手が良いとは言えません。

DCで「×1」(1つだけ搭載)とあるのは、シガーソケットを表します。

USB出力は、「A:」はUSB-Aタイプ、「C:」はUSB-Cタイプを表します。

その他~スイッチや出力端子の配置も重要

一覧表では表示できなかったのですが、実際にポータブル電源を使ってみてわかることの1つに「スイッチや出力・入力端子の配置(位置)」があります。

自分は、EcoFlowの「EFDELTA」を購入しましたが、その容量といい、定格/瞬間の出力といい、かなり満足度が高いのですが、唯一不満を持っているのがスイッチや端子の配置です。

EFDELTAは、横広になるよう製品を置いた場合、正面にはスィッチ類や出力端子はなく、充電用の入力端子がきます。スイッチ類は、左右に分かれて配置されているため、1面で集中して操作する事ができません。

このことは、EFDELTAは壁際に2面以上を着けた状態で置くと、出力端子の接続やスイッチ類の操作のために、必ず本体を動かして、必要なスイッチや出力端子が配置されている面を出さなければならないわけです。

正面パネルで集中してスイッチも出力端子も操作したいのですが、それができず、重い(14kgもある)本体を動かさなければならないのはマイナス面と言えます。

EcoFlow社のバッテリーは、RIVERでも正面に全てがはいちされておらず、ACコンセントだけが側面に配置されています。その配置のおかげで、小さいサイズの製品でもACコンセントを3個搭載できるのかもしれませんが、正直、使い勝手は芳しくないのは事実です。

一覧表掲載のポータブル電源を簡単に解説

ベストチョイスを選ぶ前に、一覧表に掲載したポータブル電源各機種のプロフィールや特徴を簡単に説明しておきます。

RIVERシリーズ/EcoFlow

画像出展:EcoFlow

EcoFlow社の「RIVER」シリーズは、2020年後半にクラウドファンディング「Makuake」にて、新開発のポータブル電源「RIVER 600」シリーズとして登場したモデルで、同年12月に、「RIVER」「RIVER MAX」及び「RIVER専用エクストラバッテリー」が正式発売、2021年1月に「RIVER PRO」及び「RIVER Pro専用エクストラバッテリー」が発売となりました。

定格600W/瞬間最大1200Wの出力ながら、600Wを超える消費電力の家電でも、最大1200Wまで600Wで駆動できる「X-Boost」テクノロジーや、様々な機能をスマホ画面から操作できるなど、従来にない新技術・新機能が盛り込まれた最新ポータブル電源です。

また、最小288Whの「RIVER」は、同時発売の「エクストラバッテリー」を装着することで、合計576Wh容量となり「RIVER MAX」へとアップグレードする事ができます(最初からエクストラバッテリー付きの製品が「RIVER MAX」)。

最初は小容量288Whの「RIVER」を購入し、あとからもう少し容量が欲しいという場合には「エクストラバッテリー」を追加購入して、576Whに拡張する事も可能です。

「RIVER」は容量に関わらず、定格600W/瞬間1200W+「X-Boost」は共通ですので、288Wh容量の最小モデルでも、1200Wまでの家電を駆動する事ができます。

入力は、AC・DC・ソーラーの3系統で、AC100V充電・DC走行充電・ソーラー充電が可能です。

EcoFlow社公式WEB

※「X-Boost」や「スマホ操作」などの新機能については以下の記事を参照してください。

EcoFlow RIVERはX-Boostやスマホ操作など新機能満載
EcoFlow【RIVER MAX】X-Boost機能が有能!実機最終レビュー

EFDELTA/EcoFlow

画像出展:EcoFlow

EFDELTAも比較的新しい製品で、2020年4月の発売です。

こちらも「Makuake」でデビューした大容量1260Wh、大出力1600W(サージ3100W)の大型バッテリーです。

この製品は筆者も購入して実際に利用していますが、車内やキャンプなどでも、電子レンジや電気ケトルといった大消費電力家電を余裕で駆動させることができます。

重量が14kgと重いのですが、クルマ移動のオートキャンプなら苦にならないはずです。

前述の通り、操作系が前面パネルに集中しておらず、あちこちに分散しているため、一度置いたら全て前面で操作できる…と言う訳にゆかず、その点は少々面倒と感じますが、これだけの容量と出力の余裕は他に替え難い大きなメリットではないかと思います。

新技術によって、600Wの定格ながら1000Wクラスの電子レンジも600Wで駆動できる「RIVER」もいいのですが、1000Wでフルパワーで駆動できるEFDELTAが気に入っています。

入力は、AC・DC・ソーラーの3系統で、AC100V充電・DC走行充電・ソーラー充電が可能です。

【EFDELTA】車内で電子レンジが使える最強ポータブル電源

Jackery 240/400/700/1000

画像出展:Jackery

ポータブル電源といえば「これ」と言うような特徴的な「オレンジ色」の電源がJackery(ジャクリー)です。

それぞれ、品番が充電容量を表しているので分かりやすいのが特徴です。

EcoFlowの製品に比べると、内容もデザインもオーソドックスで突出した部分はないけれど、安定した製品といった印象です。

特に値下げされた「240」は、1Whあたりのコストが82.5円と抜群の割安感があり、容量と出力の数値が納得できるならコスパのよい買い物ができます。

ただ、発売が全て2019年で決して最新鋭と言う訳ではない点は意識しておいた方がよいかもしれません。「240」「400」で丸2年、「700」で1年9カ月、最新の「1000」でも1年2カ月が経過しています。

出力端子が少ないのも気になる点ですが、すべてのスイッチ・出力入力端子が集中しており、前面パネルだけで全ての操作が可能な点は高評価です。

入力は、AC・DC・ソーラーの3系統です。AC100V充電・DC走行充電・ソーラー充電が可能です。

Jackery公式WEB

PowerArQシリーズ/SmartTap

画像出展:PowerArQ

角が丸められたデザインで小さく見えますが、実は、Jackeryより気持ち大きめのサイズです。

同程度容量のモデルを比べると、横幅は大差ありませんが奥行きが大きめになっており、重量も重めです。

PowerArQ miniは、1Whあたりで100円を切っており、Jackerに次いでコスパの良い製品です。

出力端子はモデルによってバラつきがありますが、USB-Cの装着比率が高く、シガーソケット以外のDC出力も備えています。

最新の「PowerArQ Pro」を除くと、2018~2019年と発売日は比較的古めです。

入力は、AC・DC・ソーラーの3系統です。AC100V充電・DC走行充電・ソーラー充電が可能です。

PowerArQ公式WEB

BLUETTI

画像出展:BLUETTI

BLUETTIは昨年2020年に突如メジャーに浮上してきた印象がありますが、大容量ポータブルの代名詞と言っても過言でなくぐらい、大容量志向の製品が多いのが特徴です。

62.0×47.0x29.0cmのサイズ、24.99kgの重量が、果たしてポータブルなのか、まず根本的な部分を考えてしまいますが、3機種の中で最も小さいEB150でも1500W容量、EB240では2400Wという比類ない容量を誇っています。

普通の電源でセラミックヒーターを駆動するのは、500W程度の小型ヒーターでも、1~2時間しか駆動できないため「非現実的」ですが、EB-240であれば、500Wヒーターを4.8時間(約5時間)駆動でき、ちょと現実味を帯びてくる…というほどの大容量です。

C200を除くと、瞬間最大出力が定格出力に比べると小さめなのが気になりますが、それでも「超ド級」である事は間違いありません。

ポータブルと言うより「据置型」になりそうですが使いではありそうです。もちろん、お値段もド級です。

入力はCA200では、AC100V・DC12V・ソーラーパネルに加え、発電機、鉛蓄電池からの充電も可能となっていますが、EB150/EB240はDC入力がないため、走行充電はできません。

BLUETTI公式WEB

Anker

画像出展:Anker

Anker(アンカー)と言うと、モバイルバッテリーを思い出す人が多いと思いますが、ポータブル電源も製造・販売しています。

434WhのベーシックなPowerHouseは発売が古いので、選ぶなら、2020年発売の「Ⅱ」シリーズでしょう。出力端子、特にUSB端子が充実している、充電方法が限られているなどは、やはりモバイルバッテリー方面から来ているな という感じがします。

「PowerHouseⅡ800」は、1Whコストが100円を切るコスパの良さももっていますし、モバイルバッテリーで培ったノウハウにも期待が持てそうです。

「PowerHouseⅡ400」「PowerHouseⅡ800」の充電は、DCと、PowerDelivery(PD)対応のUSB-Cによる充電のみとなります。この辺りはやはりモバイル系のメーカーだなと言う感じです。

Anker公式WEB

容量300Whクラスのポータブルバッテリーのベストチョイスは

早速、クラスごとのベストチョイスを決めたいのですが、まず最初は、容量300W未満の電源だけをみてみたいと思います。

用途としては、スマホやLEDランタン、ノートパソコンなどの「充電」が主な使途になるのではないかと思います。

消費電力50Wの電気毛布を一晩7時間利用した場合の合計消費電力は350Wですので、この程度であれば使用に耐えますが、筆者の電気毛布のように70Wの消費電力の製品だと7時間で490Whになってしまうのでもう少し容量が欲しくなってしまいます。

スマホの充電であれば十分すぎる容量です。大容量と言われる「OPPO A5 2020」のバッテリー容量が5000mAh=18.5Whで、フル容量を充電しても、300Whで約16回充電できる計算です。

ノートパソコンでは、100Whもあれば大容量と言われますので、フル容量の充電で300Whで3回の充電が可能です。

1~2泊のキャンプ、車中泊であれば充分でしょう。

300Whクラスを見ると

  • EcoFlow/RIVER … 288Wh、600W/最大1200W 39,600円(137.5円)
  • Jackery 240 … 241.9Wh、200W/最大400W 19,800円(82.5円)
  • PowerArQ mini … 346Wh、200W/最大400W 34,100円(98.6円)
  • Power House Ⅱ400 … 388.8Wh、516W/最大不明、39,800円(102.4円)

この4機種が候補に挙がりますが、特徴的なのは、EcoFlowとAnkerの出力/最大出力が大きい事です。JackeryとPowerArQが200W/400Wのところ、RIVERが600W、Ankerが516Wとなっています。

特にRIVERは、EcoFlow社独自の「X-Boostテクノロジー」技術によって、定格出力を超える場合でも家電の消費電力を下げて600Wで稼働させる事ができるため、消費電力1200W以下の家電であれば稼働させることができるのは大きなメリットです。

【X-Boostテクノロジー】

通常は定格出力以上の消費電力の家電は駆動する事ができませんが、「X-Boostテクノロジー」では、家電の消費電力を下げ600Wで駆動させることができます。

例えば、通常600W出力の電源では、1000Wの電子レンジは利用できませんが、「X-Boostテクノロジー」搭載のRIVERであれば利用が可能です。温める力は弱く(600W)なりますが電子レンジとして利用する事が可能です。


もう1つの特徴は、出力端子の数です。

概して小容量電源の出力端子は少ないことが多いですが、ACコンセントの数は、Jackery:1個、PowerArQ:1個、PowerHouse:1個ですが、RIVERだけが3個搭載しています。

またUSB端子では、JackeryとPowerArQがUSB-Aしかないのに対して、RIVERとPowerHouseは、USB-Cを備えます。


そして、コストパフォーマンスを見ると、1Whあたりの単価が100円を切るのは、先日値下げされたJackery200の「82.5円」、PowerArQ miniの「98.6円」が突出した安さです。

PowerHouseは「102.4円」と大差ありませんが、RIVERは「137.5円」と最も割高な価格設定となっています。



これらの条件を踏まえた上での300Whクラスのベストチョイスは、

1位:PowerHouse Ⅱ400(Anker)
2位:RIVER(EcoFlow)

を選びたいと思います。

PowerHouse Ⅱ400は、コスパこそJackeryとPowerArQに及びませんでしたが、僅差で充分コスパも良い上、定格出力が大きめで使える家電の幅が広いこと、さらにACコンセントが1つなのは使い勝手が良くなさそうですが、USB出力はUSB-Aを3口、USB-Cを1口備え、モバイルバッテリーが得意なAnkerらしい製品だと思います。

第2位は、PowerArQと悩んだのですが、最新テクノロジー「X-Boost」を搭載している事が大きいと思います。また、エクストラバッテリーを購入する事で、容量が2倍(576Wh)にできる拡張性もメリットですし、ACコンセント3口、USBA+USB-C、さらにシガーソケット以外にDC端子を2個装備する等、充実した内容を評価しました。

なんといってもこのクラス(出力や価格)で、電子レンジを駆動できるというのは凄い技術だと思います。車中泊御用達電源と言えそうです。

ただ、テクノロジーや出力端子の数は最小で良いのでコスパ追及…という事であれば、Jackeryがダントツの割安感です(そこを狙って値下げしたと思われるので当然と言えば当然ですが…)。

ただJackeryとPowerArQは発売時期が他の2機種よりも古い点もベストチョイスに選ばなかった要因です。その事が気にならないのであれば、Jackeryも有力な候補となります。

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容量400~500Whクラスのポータブル電源のベストチョイスは

次は、500Wクラスの電源をみてゆきましょう。候補になるのは、

  • RIVER MAX … 576Wh、600W/1200W、63,800円(110.76円)
  • Jackery400 … 400Wh、200W/400W、44,800円(112.0円)
  • PowerArQ 2 … 500Wh、300W/450W、59,800円(119.6円)
  • PowerHouse … 434Wh、200W/??、49,800円(114.7円)

このクラスになると400~500Whの容量で、電気毛布50~70Whを7~8時間連続駆動できるようになりますし、スマホやパソコンの充電と併用しても充分な容量と言えます。

個々に製品を見ると、やはり、RIVER MAXの設計の新しさ、最新技術の面での魅力度が高いと感じます。RIVERはグレードに関わらず、「X-Boost」や定格出力600W/瞬間最大出力1200Wの数値が共通で、上位モデルと同等の技術や出力を持っている点に魅力を感じます。

また、出力端子もAC:3口、DC:3口、USBはA/Cを備えており充実しています。

300Wクラスでは割高だった1Whあたりのコストも、500Wクラスでは逆に最も高コスパとなっています。

このクラスでも電子レンジを駆動できる製品は他に見当たりませんので、車内で電子レンジを使いたいという希望であれば、選択肢は自ずと限られると言えます。


Jackery400は、400~500Wクラスと入っても最も少ない400Whですし、出力200W/最大400Wと控えめで、利用できる家電はかぎられそうです。

出力端子でも、AC:1口、DC:1口、USBもAタイプのみ2口と物足りません。

Jackery240では最高コスパでしたが、400~500Whクラスでは、RIVERよりも割高になっています。


PowerArQ 2は500Whの容量ですが、出力が300Wと小さめなのが残念なところです。それでもJackeryよりは大きいですが。

実用的には、このクラスの電源にそんなに消費電力の大きな家電は繋がないと言う面はありますが、1台ごとの消費電力は小さくても何台かを同時に繋げた際に定格電力をオーバーしてしまう可能性もありますので、出力は大きいものを選びたいと自分的には思っています。

出力端子は充実しています。ACは2口、DCはシガーソケットの他にDC出力を2口備え、USBは、Aタイプ4口、Cタイプ1口となっています。


PowerHouseは、434Whの容量ですが、出力200W(瞬間最大は不明)で、家電の利用はあまり得意ではないのかな…と言う印象です。元々モバイルバッテリーが有名なメーカーですので、スマホやパソコンの充電目的での製品なのかもしれません。

出力端子も、ACとDCが各1口ずつ、USBもAタイプのみとちょっと寂しいです。

そして何より発売が古すぎます。2015年のモデルなので、PowerHouseを選ぶのであれば、46Whほど容量が少ないですが新しい「Ⅱ400」を選ぶべきでしょう(1つ下のクラスになります)。


1位:RIVER MAX(EcoFlow)
2位:PowerArQ 2(Smart Tap)

この中でベストチョイスを選ぶとすれば、製品として最新の「RIVER MAX」になろうかと思います。

定格600Wでありながら、1200Wまでの家電を使えるのはかなり便利(筆者はデモ機をお借りして実際に試しています)で、車内で電子レンジ調理が可能だったのはちょっと感動モノでしたし、電子レンジが駆動できて6万円台の価格はちょっと破格です。

出力端子も充実していますし、1Whあたりのコスパもクラス最高ですので、RIVER MAXのクラス1位は文句なしでしょう。

2位には「PowerArQ 2」を選びました。

定格出力と瞬間最大出力がもう少し大きいと安心感が増すのですが、それでも、500Whの容量と、出力端子の充実は、使い勝手が良さそうです。

ボディカラーもカラフルで選べるのもグッドポイントでしょう。

ただコスパ面では120円/1Whに迫る金額は、他の機種よりちょっと割高感があるかもしれません。

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容量600~900Whクラスのポータブル電源のベストチョイスは

このクラスの候補となるのは以下の4機種です。

  • RIVER PRO … 720Wh、600W/1200W、79,800円(110.76円)
  • Jackery 700 … 700Wh、500W/1000W、79,800円(114.0円)
  • PowerArQ … 626Wh、300W/500W、66,000円(105.4円)
  • PowerHouse Ⅱ 800 … 778Wh、500W/1000W、74,800円(96.1円)

RIVER PROは、RIVER MAXの上位機種で、シリーズ共通の定格/最大600W/1200W+「X-Boost」が最大の特徴で、定格では720Wですが最大1200Wまでの消費電力の家電を駆動できます。

発売時期も最新で、2021年になってから発売された「新着」機種です。


Jackery700は、700Wh容量で定格/瞬間500W/1000Wで、RIVER PROに近い数値を持っていますが、「X-Boost」は備えていないため、700W超の家電は使用できません。

ACコンセントは2口に増えますが、USBはAタイプのみでCタイプは装備されていません。発売から1年9カ月経過していますので、その辺りも気になるところです。


PowerArQは、容量が626Whと他3機種に比べて少し少ない分、価格も6万円台と購入しやすい価格設定となっています。

同時に定格/瞬間出力も300W/500Wと小さいため、どんな家電を使いたいと想定しているかによっては、出力不足となってしまう可能性があります。

出力が足りるのであれば、割安で買いやすいモデルと言えます。


PowerHopuse Ⅱ800は、2020年9月発売の新しい製品ですが、1Wh当たりのコストが100円を切るハイコスパモデルです。

定格/瞬間もこのクラスの平均的な出力を持っていますし、778Whの定格は4機種中で最大です。

USB出力でAタイプを4系統、Cタイプを2系統装備しているのはモバイル系に強いAnkerらしいところです。


第1位:PowerHopuse Ⅱ800(Anker)
第2位:RIVER PRO(EcoFlow)

1位と2位は悩んだのですが、最終的にはコスパで順位を決めました。

1Whあたりで100円を切るAnkerを1位、110円を超えるEcoFlowを2位にしましたが、やはり「XBoost」やスマホ操作などの最新機能・技術の魅力は大きく、コスパを外した条件で考えると、RIVER PROが1位でもおかしくありません。

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容量1000Wh超クラスのポータブル電源のベストチョイスは

このクラスの候補となるのは以下の6機種です。

  • EFDELTA … 1260Wh、1600W/3100W、159,500円(126.6円)
  • Jacker1000 … 1002Wh、1000W/2000W、139,800円(139.5円)
  • PowerArQ Pro … 1002Wh、1000W/2000W、132,000円(131.7円)
  • BLUETTI EB150 … 1500Wh、1000W/1200W、189,880円(126.6円)
  • BLUETTI EB240 … 2400Wh、1000W/1200W、299,800円(124.9円)
  • BLUETTI AC200 … 2000Wh、2000W/4800W、239,880円(119.9円)

いずれも1000Whの大容量電源で、価格も全て10万円超、最高額は30万円に迫ろうかという価格で、かなり思い切った買い物になりますね。

1Wh当たりのコストは120~140円ほどに集中していますが、ここまで来るともう1Wh単価などあまり関係ないような感じもします。

いずれの大容量なのですが、注目したいのは定格出力と瞬間最大出力です。

例えば消費電力1000Wの電子レンジは、定格1000Wの電源では動作しない場合があります。

定格目いっぱいの場合、家電の動作開始に流れやすい「突入電流」(通常よりも大きな電流が流れる事)で保護回路が作動して停止してしまうケースがあります。

そのことを勘案すると、大容量1000Whクラスの電源でも、消費電力700~900W程度の家電しか動作させられない製品と、1000W超の消費電力でも動作させられる製品に分かれそうです。

そこで今回は、定格1000Wのもの、瞬間最大出力が定格の1.5倍より小さい製品は除く事にすると、残る候補は以下の2機種になります。

「EFDELTA(EcoFlow)」
「BLUETTI AC200(MAXOAK)」

Jackery1000と、PowerArQ Proについては、消費電力が700~900W程度の家電を利用する際にチョイス可能ですが、「BLUETTI EB150」と「BLUETTI EB240」は定格1000Wに対して瞬間最大出力が1200Wしかないのが気になります。

EFDELTAは、2020年4月にリリースされたEcoFlow社の大容量電源ですが、RIVERに搭載されている最新技術「X-Boost」やスマホ操作機能は搭載されていません。

表記のままの定格1600W/最大3100Wの出力で動作し、電子レンジや電気ケトル、コーヒーメーカーなど1000W~1400W程度の消費電力の家電を問題なく駆動できています(筆者愛用)。

ただ、「その他~スイッチや出力端子の配置も重要」の項でも書きましたが、EFDELTAのスイッチ類や出力・入力端子は前面パネルに集中配置されておらず、操作するスイッチや端子ごとに本体を動かさなければならないのが大きなデメリットです。

本体14kgもあるので、狭い車内で変な態勢での移動は、腰をやってしまう危険性を感じます(マジでヤバい事があります~笑)。

一方のBLUETTI AC200は使用した事はありませんが、42.0×28.0×38.6cmのサイズと、27.5kgの重量はEFDELTAどころの騒ぎではありません。

このサイズと重さでポータブルとは言わない気がします。完全に据置と考えた方がよいかもしれません。


いずれをベストチョイスとするか悩みましたが、一応、BLUETTI AC200にしようと思います。理由は、EFDELTAの操作性の悪さと、BLUETTI AC200の圧倒的な容量・定格/瞬間出力の数値を評価しました。

第1位:BLUETTI AC200(MAXOAK)
第2位:EFDELTA(EcoFlow)

ただ、BLUETTI AC200の重さ=27kgは、「ポータブル」電源として非現実的だと思う部分もあります。

車中泊キャンプに出掛けた際に、バッテリーを車外に持ち出せることがポータブル電源の大きなメリットだと日ごろ言っている自分としては、27kgのBLUETTIは「持ち運びできる」とは言い難く、マイチョイスは「EFDELTA」(16kg)になるかな…と思います。

大きさ重さがネックになるのであれば、1位⇔2位は充分に逆転可能な僅差です。

また、電子レンジや電気ケトルなど、消費電力が1000Wを超える家電を使わないと言う事であれば、Jackery1000も有力候補でしょう。

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ポータブル電源ベストチョイス まとめ

ここまで自分なりに比較検討して、容量ベースのクラスごとにベストチョイスを選んでみましたが、当然ですが、これは筆者の選択基準です。

では全部のクラスを横断してのベストチョイスはどれ?

と言う事で、最終結論としたいと思いますが、自分的な選択基準で選ぶベストチョイス電源は、EcoFlow社の「RIVER MAX」にしたいと思います。

本来使用できない大消費電力の家電を、「X-Boost」という新技術により家電の出力を落として駆動できるのはやはり凄いと思うのです。

言い方が悪いですが、600W定格出力のくせに、電源消費電力1000W超(MAX1200W)の家電を使えるなんて他にはありませんので、「車中泊で電子レンジを使いたいが低コストで」というならRIVERシリーズ一択と言ってもよいかもしれません。

実際、RIVER MAXのデモ機をお借りした際には、普段、アルトピアーノに車載している電子レンジを駆動する事ができ、お弁当を暖めたり、ジャガイモを蒸かしたりと充分に機能してくれました。

また、スマホでの操作も便利で、寒い時期の就寝時に寝袋からでなくても電源を操作できるのは非常に現実的なよい仕組みだと思いました。

そうした新しいテクノロジーを評価しての総合第1位としました。

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他では、AnkerやJackeryがやはり製品作りに手慣れていて、コスパの高い製品を出しているなと感じました。




今回は、ポータブル電源のベストチョイスを選んでみました。

ポータブル電源は、実際に使ってみないことにはカタログデータだけではわからない…確かにそうだけど、そんなこと言ってしまったら身も蓋もないです。

購入する時には、候補を全て使ってみてから…なんて無理なんですから、どうしたってカタログデータで選ぶしかない訳です。

過去最高文字数の記事になってしまいましたが、長々とお付き合い頂きありがとうございました。

それでは今日はこのへんで。

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