【2022.11改訂】車中泊車載ポータブル電源23機種~EcoFlow・Anker・Jackeryなど容量別ベストバイ

車中泊で使えるポータブル電源24機種~ベストバイはこれだ! ポータブル電源・充電池
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今回のテーマはポータブル電源選びです。

ポータブル電源て何を基準に選んだらいいかわからないな

自分にはどのポータブル電源が向いているのかしら?

アウトドアやキャンプ、車中泊になくてはならないポータブル電源ですが、数多く発売されている各社製品で自分の使途にマッチした正解は果たしてどれなんでしょうか。

また地震や災害発生時の電力確保のためにも一家に1台はポータブル電源を備えておきたいものです。

また、昨今では電力需給のひっ迫に鑑み、節電対策としてポータブル電源へのソーラーパネルからの充電を利用するユーザーも増加しています。

ポータブル電源の購入を検討している方向けに、筆者なりの基準によるクラス別の『ベストチョイス』を選んでみました。

本記事は新製品の発売などに合わせて随時更新しています。現在は【2022年11月】更新版です。

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ポータブル電源で種類があり過ぎてどれがいいのか分からない

Amazon を覗くと数えきれないほどのメーカーから多種多様なポータブル電源が発売されていて、どれがいいんだか悪いんだか全然わかりません。

筆者も最初はどれも同じに見えていましたが、当ブログの記事を書いたり、他所でライティングの依頼を頂くたびに調べたり取材したりで次第に知識が増え、自分なりの選択項目や重要度が定まってきたように思います。

あくまで筆者目線ではありますが、できるだけ客観的にベストチョイスを選んでみたつもりですので、宜しければ参考になさってみてください。

なお、ポータブル電源は「高い買い物」です。

特に大容量・高出力モデルはどれも高額で「失敗できない感」が強烈ですが、各社がほぼ切れ目なく実施している「セール」を活用するなどして、できるだけ割安にお得に購入して頂きたいと思い、別記事にて「セール情報」も随時更新していますので参考になさってみてください。


EcoFlow/RIVERシリーズ

RIVER 2 Pro 画像出典:jp.ecoflow.com

EcoFlowは革新的な技術を積極的に取り入れ従来にない製品を次々にリリースしているスタートアップ企業です。

RIVERシリーズは、2020年後半にクラウドファンディング「Makuake」にて、新開発のポータブル電源「RIVER 600」シリーズとして登場したモデルで、小型ながらEcoFlowの独自技術により最大1200Wまでの消費電力の家電を使うことができる機能(X-Boost)を持つ高コスパモデルでした。

RIVERシリーズの発売から約2年後の2022年10月、人気のRIVERシリーズの後継モデルとして『RIVER 2』シリーズが登場し現在に至ります。

充電容量によってシリーズ3モデル体制は旧型を踏襲していますが、シリーズ全モデルで定格600W/瞬間最大1200W共通だった旧モデルと異なり、各モデルに各々の充電容量と出力値が与えられています。

新モデルでは安定性・安全性に優れ長寿命のリン酸鉄リチウム電池を採用したほか、EcoFlow独自の急速充電技術である「X-Stream」が進化、「X-Boost」や「スマホ遠隔操作」などの機能が継続採用されました。

残念ながら、新RIVER2では「エクストラバッテリー」による容量アップの仕組みの採用は見送られ、電源本体が持つ容量以上には使えなくなりました。


EcoFlow/DELTAシリーズ

DELTA 2 画像出典:jp.ecoflow.com

DELTAシリーズは大容量高出力モデルを担うEcoFlowの中核シリーズです。

EcoFlowの名を世に知らしめた名機「EFDELTA」は、数々の派生モデルを生みDELTAシリーズはEcoFlow製品の中核を担ってきましたが、2022年8月にEFDELTAの後継機『DELTA 2』が発売されました。

DELTA 2歳代の特徴は、安定性・安全性に優れ充電サイクル3000回超を誇る長寿命のリン酸鉄リチウム電池を採用しつつ、旧RIVER以前に発売されたEFDELTAでは採用されていなかった「X-Boost」や「スマホ遠隔操作」「エクストラバッテリー」等、EcoFlow得意の最新技術が盛り込まれ、EcoFlow製品の新たなリーディングモデルとなっています。

2022年11月現在で公式サイトにラインナップされているDELTAシリーズは以下の6モデルです。

機種名発売充電容量定格出力瞬間最大出力X-Boost時遠隔EB
DELTA mini2021年882Wh1400W2100W1800W
DELTA2 new!2022年1,024Wh1500W2250W1900W
EFDELATA2020年1,260Wh1600W3100W×
DELTA Max 16002021年1,612Wh2000W4200W2400W
DELTA Max 20002021年2,016Wh2000W4200W2400W
DELTA Pro2022年3,600Wh3000W6000W
「遠隔」はスマホ遠隔操作、「EB」はエクストラバッテリーを意味します


Jackery

Jacker 1000 Pro 画像出展:jackery.jp

ポータブル電源といえば誰もが思い浮かべるオレンジ/黒の特徴的な外装で有名な電源がJackery(ジャクリー)です。

ポータブル電源のシリーズは単一で、それぞれ品番が容量を表しているので分かりやすいです。

革新的なEcoFlowの製品に比べると、内容もデザインもトラディッショナル、オーソドックスという印象で突出した部分はないけれど安定した性能機能を有する製品といった印象でしたが、少しずつ新技術を投入しながら着実に進化を続けている印象です。


Anker/Power Houseシリーズ

Anker757 画像出展:ankerjapan.com

Anker(アンカー)と言うと、モバイルバッテリーを思い出す人が多いと思いますが、ポータブル電源でも優れた製品を製造・販売しています。

2022年5月に発売となった新機種『Anker 757 Portable Power Station』をはじめ、2022年以降のAnkerは小容量~大容量モデルまで『リン酸鉄リチウム電池』を採用した数字3桁のモデル名を持つシリーズを展開しています。

モバイルバッテリーで培ったノウハウや経験値が活かされた手堅い製品づくりをしている印象です。派手さはありませんが、数々のモバイル製品や充電器などの実績が他社にはない安心感を生んでいると感じます。


BLUETTI / MAXOAK

EB3A 画像出展:bluetti.jp

BLUETTIのポータブル電源の最大の特徴は、リンサン鉄リチウムイオン電池を採用で長寿命で繰り返し充放電を繰り返しても劣化しにくいことに加え、安定性が高く従来のリチウムイオン電池よりも発火・爆発などのリスクが低いことにあります。

しかし、2022年に入り他社の新モデルの多くがリン酸鉄リチウム電池を採用するようになり、突出したBLUETTIの特徴になりにくくなってきている印象です。

ただ、最小モデル「EB3A」では、家電の消費電力を抑えて定格出力600Wでも最大1200W消費の家電も使える『電力シフト』や、80%容量まで1時間で充電できる高速充電、スマホ操作機能など、最新の技術を盛り込んだ意欲的な製品となっています。

EcoFlowの新RIVER2が失ってしまった「600W/1200W出力」や「消費電力1200の家電稼働可」などの特徴を、多分にRIVERを意識して登場して登場した「EB3A」が未だ持っているため、再注目の1台となっています。


容量で5クラス分けてそれぞれのクラスのベストチョイスを選ぶ

多くの候補の中から用途や予算などによって「この1台」を選ぶのはなかなか骨の折れる作業です。

そこで、本稿では、ポータブル電源の容量によって5クラスに分け、それぞれのクラスのベストチョイスを選ぶことといたします。分けるクラスは以下の通りです。

  • 300Wh以下クラス…容量300Wh以下のガジェット充電が中心のクラス
  • 400~600Whクラス…高出力家電を使わない1泊キャンプ向きのクラス
  • 700~900Whクラス…一部の電子レンジなどの家電が使えるクラス
  • 1000~1200Whクラス…連泊キャンプや災害時の備えとしても十分なクラス
  • 1500~2000Wh超クラス…長期キャンプや災害時でも余裕の電力供給が可能なクラス

容量300Whクラスのポータブルバッテリーのベストチョイス

容量300Wh未満のポータブル電源の用途としては、モバイルバッテリーの拡大版としてスマホやLEDランタンへの充電やノートパソコンなどガジェットへの給電が主となります。

モバイルバッテリーと小型ポータブル電源の違いを端的に言うなら「AC100Vコンセント」を備えているか否かです。

各モデルとも定格出力200~300Wと小さいモデルが主流ですが、車中泊での扇風機や電気毛布など消費電力50W前後の家電も使用可能です。

容量300Whクラスの候補は以下の5モデルを選びました。

  • BLUETTI EB3A … 268.8Wh、600W/最大1200W 39,800円(148.1円)
  • EcoFlow/RIVER 2 … 256Wh、300W/最大600W 29,900円(116.8円)
  • Jackery 240 … 241.9Wh、200W/最大400W 19,800円(82.5円)
  • Anker 521 …256.0Wh、200W/450W、29,900円(116.8円)

旧RIVERは、容量288Wh、出力600W/最大1200Wで価格は39,600円、容量1Whあたり単価は137.5円でしたが、RIVER 2は『小型なのに中型クラス同等の出力』を捨てて、300W/600Wとごく普通の電源になってしまいました。

このクラスで600W/1200Wまでの出力は必要ないという判断なのかもしれませんが、出力値は大きければ大きいほど使途の制限が少ないので、筆者的には出力のスペックダウンは評価できません。

これに対して、あきらかに旧RIVERを意識して登場したと思しき『BLUETTI EB3A』はモデルチェンジしていないため、旧RIVERに対抗した600W/1200W出力を維持しています。

『BLUETTI EB3A』と『EcoFlow旧RIVER』は、家電の消費電力を下げて駆動できる新技術(※)を搭載していることでも競合していました。

※ EcoFlow=「X-Boost」、BLUETTI=「電力シフト

新RIVER2では、X-Boostで対応可能な最大消費電力は450Wまで引き下げられ、こちらでもスペックダウンとなっていますが、旧RIVERに対抗した『EB3A』では最大1200Wまで対応可能です。

大消費電力家電を使わないのであれば製品として新しい「RIVER2」、車中泊などで短時間の大消費電力を使う電子レンジや電気ケトルなどを使う想定であれば、最大1200Wまで駆動できる「EB3A」がベストチョイスになるかと思います。

なお、『RIVER2』『EB3A』ともリン酸鉄リチウム電池を採用しています。


リン酸鉄リチウムでなくても良い(使用頻度が高くない場合は三元素リチウムでも十分長持ちする)のであれば、スペックダウンがなくセール特価になりやすい旧RIVERもねらい目です。

新たな製造はしていないはずですので、在庫限りとなりますので、旧RIVERを狙っている場合は、近い時期のセールを狙って早めに購入した方がよいでしょう。


Anker「521」は、リン酸鉄リチウム電池採用のほかは目立った最新技術は謳っていないものの、容量256Whを2万円台で購入できる高コスパが魅力で、手堅いAnker製品である点も評価ポイントです。

Jackery「240」は、この中では唯一、三元素リチウム電池を採用しています(Jackeryはリン酸鉄リチウム電池の採用には慎重のようです)。また、発売からかなり時間が経過しており「価格」以外の面で推せるポイントが見つかりません。


1点注目なのは「出力端子数」です。

概して小容量電源の出力端子は少ないことが多いですが、例えばACコンセントの数は、Jackeryが1個に対して、「RIVER2」「EB3A」と「521」は2個搭載しています。

これには、定格出力の大きさ(一度にいくつもの機器をつなぐと出力不足になる)や、用途の絞り込み(スマホ充電等をメインの場合AC100コンセントは不要)が影響しているのかもしれません。

また、USB端子ではJackeryがUSB-Aしかないのに対して、「RIVER2」「EB3A」「Anker521」はUSB-Cを備えます。この辺りは製品の新しさが関係しているかもしれません。



これらの条件を踏まえた上での300Whクラスのベストチョイスは以下となります。

1位:EB3A(BLUETTI)
2位:RIVER2(EcoFlow)
3位:521(Anker)

1位「EB3A」は、家電の消費電力を下げる最新テクノロジーでは最大1200W家電まで駆動可能である点や急速充電、遠隔操作などの新世代機能の搭載、BLUETTI得意のリンサン鉄リチウム電池採用など、高スペックを誇っています。
容量1Whあたりの単価が148.1円は他製品と比べて割高ですが、セール対象となることが多く、実勢価格は28,800~29,800円程度なので、1Wh単価も107円程度になります。

2位「RIVER2」は、リン酸鉄リチウム電池を採用した者の、各機能や性能でのスペックダウンが残念なところです。さらに「エクストラバッテリー」の廃止によって、後から容量アップできる道も閉ざされました。購入しても十分期待に応えてくれると思いますが、小型モデルでも高出力が利用できるというメリットは失われました。

3位「Anker 521」は、消費電力を下げたり遠隔操作はありませんが、リン酸鉄リチウムで長寿命、対容量コスパが116.8円と優秀です。

BLUETTI ポータブル電源 EB3A 268.8Wh 600W/1200W
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EcoFlow RIVER 288Wh 600W/1200W X-Boost 遠隔操作
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容量400~600Whクラスのポータブル電源のベストチョイス

手軽に持ち運べて、ガジェットへの給電はもちろん、1泊キャンプ・車中泊などでも活躍できるミドルクラスの400~600Wクラスのベストチョイス候補は以下の4モデルです。

  • RIVER2 MAX … 512Wh、500W/1000W、64,900円(126.8円)
  • BLUETTI EB55 … 537Wh、700W/1400W、59,800円(111.4円)
  • Jackery400 … 400Wh、200W/400W、44,800円(112.0円)
  • Anker 535 … 512Wh、500W/1000W、64,900円(126.8円)

このクラスでは、RIVER2とAnker535が2022年の発売、それ以外は2021年以前の発売モデルで、2022年発売の新モデル2機種が1Wh容量当たり単価が割高になっています。

電池に関しては、Jackery400(三元素リチウム)以外は、3機種ともリン酸鉄リチウム電池を採用しています。

充電容量は400~600Whあれば、電気毛布50~70Whを7~8時間連続駆動できるようになりますし、スマホやパソコンの充電と併用しても充分な容量と言え、使途がガジェットの充電・給電だけでなく家電利用もあるならば、このクラスがおすすめとなります。

電子レンジや電気ケトルなど消費電力の大きい「加熱系」家電であっても、使用時間が数分間と短い場合には総消費電力は大きくならないため、このクラスであっても1泊キャンプ・車中泊程度なら十分と言えます。

ただ問題は出力の方で、新型「RIVER 2 Max」は、旧600W/1200W→新500W/1000Wとスペックダウンしている上、家電の消費電力を抑えて駆動する「X-Boost」の対応も、旧1200W→新750Wと縮小されているのが気になります。

ただそうした機能は他製品は持っていないので、以前としてこの機能においてはEcoFlow有利は変わりません。もし最大1200Wまで対応を望むのであれば、旧RIVER Maxを検討しても良いかもしれません(ただし電池は三元素リチウムです)。


BLUETTI EB55は製品として少し時間が経ってきており、「EB3A」と同様の最新機能は搭載されていないのは残念なところです。ただ、出力は700W/1400Wと、新型「RIVER2 Max」を上回っているので、対応可能家電の幅は若干広くなります(定格出力200Wの差は小さくありません)。
また、EB55はリン酸鉄リチウム電池の採用で長寿命というメリットも持ち合わせています。

Jackery400も発売から少し時間が経過してきて最新モデルとの差が顕著になり始めています。容量は400Whと他モデルに比べて少なめで、出力端子も少なく物足りなくなってきています。

逆に「Anker 535」は今年発売された最新モデルで、リンサン鉄リチウム電池の採用で安全性と長寿命を手に入れました。AC100V×4、USB-A×3、USB-C×1と出力ポートも充実しています。「RIVER2 Max」と同等の1Whあたり単価が少し割高な点が残念なところですが、Anker製品という安心感は小さくありません。



以上から400~600Whクラスのベストチョイスは以下としました。

1位:Anker 535
2位:BLUETTI EB55
3位:EcoFlow RIVER2 Max

1位には「Anker 535」を選びました。設計・発売が新しいこと、リン酸鉄リチウムの採用、定格/瞬間最大の出力も十分でしょう。Ankerらしい手堅い製品づくりで、突出した部分はないものの基本性能の高さが魅力と言えます。

僅差の2位には「BLUETTI EB55」っを選びました。「Anker535」や「RIVER2 Max」に比べると製品として若干古く、「EB3A」のような最新機能も搭載されていないのですが、価格が割安で(しかもセールに載りやすい)、このクラス最大の定格出力/最大瞬間出力が魅力です。

3位には新型「RIVER2 Max」を選びました。EcoFlowLoveの筆者的には1位に選びたいところですが、やはり出力関連のスペックダウンが残念でなりません。X-Boostを使っても最大750Wの家電までしか動かせないのは、正直RIVERの良さを失ったと感じます。
もし、三元素リチウムで問題ないのであれば、旧RIVER Maxを狙ってもよいのではないか…と思います。数値で見る寿命はかなり差がありますが、頻繁に充電を使い切るような使い方をしない限り800回の充電サイクルでも十分超寿命と言えます(1週間に1回フル放電した場合の寿命は15年以上です)。

EcoFlow RIVER MAX ポータブル電源 576Wh 600W/1200W
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容量700~900Whクラスのポータブル電源のベストチョイスは

このクラスの候補となるのは以下の4モデルです。

  • RIVER2 PRO … 768Wh、800W/1600W、88,000円(114.6円)
  • DELTA mini … 882Wh、1400W/2100W、115,500円(131.0円)
  • BLUETTI EB70S … 716Wh、700W/1400W 78,800円(110.1円)
  • Jackery 708 … 708Wh、500W/1000W、79,800円(114.0円)

各社とも1000Wh以下のモデルのトップモデルを投入する、アッパーミドルクラスともいうべき激戦クラスです。

EcoFlowは「RIVER」シリーズに新型を投入しましたが「RIVER2 PRO」については、スペックは判明しているものの現時点では未発売です。

旧RIVER Pro新RIVER2 Pro
容量720Wh768Wh
定格出力600W800W
最大瞬間出力1200W1600W
X-Boost時1200W1000W

RIVER Proの新旧モデルの容量・出力のスペックを比較してみました。ベースモデルや「Max」では軒並みスペックダウンでしたが、「Pro」に関しては出力はスペックアップしています。X-Boostでの対応はダウンしています。

基本の定格出力と瞬間最大出力は強化されたので、使用できる電気製品は多くなりますが、例えば、1200Wの消費電力をもつ家電は、旧モデルでは600Wで稼働することができますが新モデルでは動作しません。一口にスペックアップと言ってよいのか微妙なスペックと感じます。

もしかすると、リン酸鉄リチウム電池でのX-Boostは三元素リチウムほどの数値を出せない何か技術的なことなどの理由があるのかもしれません。必要な容量や出力を満たすにはより高額なモデルを買わなければならないような政策的なスペックだったら嫌ですけど(その辺はまったく不明ですが)。

BLUETTI EB70も、Eenour P703も容量/出力ともにRIVER2 Proと遜色ありませんが、1001W以上の家電を動かすことができないという点では、どのモデルも同じです。

実は、容量・出力共に最も高スペックを持っているのは、旧RIVER Proです。

本体の容量は720Whで新型RIVERより少ないですが、エクストラバッテリー接続で1,440Whまで拡大可能ですし、定格600W/最大1200Wも新型に劣りますが、X-Boost時は1200Wまで対応可能なので、このクラスでは唯一、1200Wの家電を動かすことができる電源です(家電には1200W消費電力の製品が多い)。

第1位:EcoFlow RIVER2 Pro
第2位:EcoFlow DELTA mini
第3位:BLUETTI EB70S

このクラス1位にはEcoFlow RIVER Proを選びました。

リン酸鉄リチウム電池採用で、「X-Boost」を除いて旧RIVERよりスペックアップている点、EcoFlow得意の「X-Stream(急速充電)」「スマホ遠隔操作」等の新世代機能を網羅しています。

2位には「DELTA mini」を選びました。最近はセール対象となりやすくモデル末期であることを伺わせますが、逆にセール価格で購入できれば高コスパの買い物と言えます。

「DELTA mini」は、X-Boostや遠隔操作などの機能を盛り込みつつ、882Whの容量と、1400W/2100Wの出力は、X-Boostなしでもフルパワーでほとんどの家電が利用可能なので、逆に、新RIVER Proを我慢しながら使うよりも「DELTA mini」の方が使い勝手がよいかもしれません。

旧RIVER Proとの比較では、エクストラバッテリーによる容量アップでどうしても負ける部分がありましたが、新RIVER Proには今のところエクストラバッテリーの情報はないので、DELTA miniとの差は、容量と出力で単純比較できるようなっています。

ただしリン酸鉄リチウム電池は採用されていません。

3位は「BLUETTI EB70S」を入れました。発売から若干時間が経過しているので最新鋭とは言えませんが、リン酸鉄リチウム電池採用です。セール対象になりやすいので割安に購入できれば、高コスパの買い物となります。

このクラスは、「RIVER2 Pro」が未発売、Ankerの新モデルも投入されていないため、ちょっとした空白地帯といった状況になっています。

EcoFlow RIVER Pro 720Wh 600W/1200W X-Boost 遠隔操作
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DELTA mini EcoFlow 882Wh 1400W/2100W X-Boost機能 遠隔操作
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BLUETTI EB70S ポータブル電源 リンサン鉄リチウムイオン電池 716Wh 定格700W
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容量1000~1200Whクラスのポータブル電源のベストチョイス

最新モデルが揃った激戦区~容量1,000Whクラス、及び1,200Whクラスの候補は以下の5モデルです。

  • DELTA 2 … 1,024Wh、1500W/2250W、143,000円(139.6円)
  • Jackery1000 Pro … 1,002Wh、1000W/2000W、149,800円(149.5円)
  • Anker 555… 1,024Wh、1000W/1500W、149,900円(146.4円)
  • EFDELTA … 1260Wh、1600W/3100W、139,500円(110.7円)
  • 757(Anker) … 1229Wh、1500W/2400W、169,900円(138.2円)

1,000Whクラスの候補が3モデル、1,200Whクラスの候補を2モデル選びました。EcoFlow「DELTA 1000」は、「DELTA 2」に代替ということで候補から外しました。

「DELTA 2」は、2020年4月リリースでEcoFlowの躍進にきっかけになった名機「EFDELTA」の後継機として登場した最新モデルで、リン酸鉄リチウム電池を採用の上、EcoFlowの特徴である「X-Stream(急速充電)」を強化、「X-Boost」「遠隔操作」「エクストラバッテリー」等の最新技術をフル搭載しています。

リン酸鉄リチウムイオン電池の採用によって長寿命(充電サイクル3000回)を実現したこと、エクストラバッテリーシステムの採用で最大容量3,040Whまで拡張できることなど、まさに新世代ポータブル電源と言える突き抜けたスペックを持っています。

おそらく『DELTA2』はEcoFlow自身はもちろん、他社製品も含め今後の「ベンチマーク(基準)」になってゆくモデルではないか…と思います。

「Jackery1000」にも待望の「Jackery 1000 Pro」が登場、充電容量や出力などは旧モデルのスペックを踏襲、電池も「三元素リチウム」を採用していますが、バッテリー管理の精度を向上させることで、充放電サイクル1,000回を実現しています。

定格1000W/サージ2000Wは「DELTA 2」と比べると若干物足りないですが、待望のJackeryのニューモデルということで人気を博しそうです(10月下旬から出荷予定)。

「Anker 757」は、2022年5月に発売されたばかりのAnkerの最新モデルで、リン酸鉄リチウム電池を採用しています。容量は1,226WhとEFDELTAと同等、定格出力は1500Wで十分ですが、瞬間最大出力が2400Wと若干抑え気味なところが気になります。

「Anker 757」は、リン酸鉄リチウム電池採用で充電サイクル3000回(80%残存)を誇り、EcoFlowのような派手な新機能はありませんが、モバイルバッテリーを主力製品とするメーカーらしく手堅いスペックが魅力です。

容量1000Whでは少し足りない…という場合には1,200Whクラスとなりますが、このクラスは現状「Anker 757」一択でしょう。

「EFDELTA」は後継機「DELTA 2」が発売済み(未だ公式ラインナップに残存)ですので、最新モデル「757」のチョイスが順当でしょう。「757」もリン酸鉄リチウム電池を採用したモデルです。

※「リンサン鉄リチウム電池」や「充電サイクル」に関する詳細は以下をご参照ください。




第1位:EcoFlow DELTA2
第2位:Anker 757

高性能・多機能な点を買ってベストチョイスは「EcoFlow DELTA2」を選びました。

バッテリーとしての基本性能に差はないと感じますが、EcoFlowのような派手さがなく基本に忠実なモデルという印象が強い「Anker 757」を次点に選びました。

候補としては「Anker 555」と「Jackery 1000 Pro」もあり得ますが、定格出力が1000Wである点で、使用できない家電があるということで上記2モデルを優先しました。

家庭のコンセントは15A×100V=1,500Wなので、定格1,500Wあればほぼすべての家電を使用できるという点で、キャンプ・車中泊だけでなく、防災や節電の観点からもこのクラス以上であれば定格1500Wを確保したいところです。

3位は該当なしとしました。

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容量1500~2000Whクラスのポータブル電源のベストチョイスは

このクラスの候補となるのは以下の5モデルです。

  • DELTA MAX 1600(EcoFlow) … 1,612Wh(拡張可→5,644Wh)
  • DELTA MAX 2000(EcoFlow)… 2,016Wh(拡張可→6,048Wh)
  • Jackery 1500(Jackery)… 1,548Wh
  • Jackery 2000 Pro(Jackery)… 2,160Wh
  • AC200(BLUETTI)… 2,000Wh(拡張可→8,192Wh)リン酸鉄
  • EENOUR P2001 … 2,000Wh リン酸鉄

いずれも1500~2000Wh前後の大容量バッテリーですが、DELTA MAXとBLUETTI AC200については電池容量の拡張が可能で、各々5,644/6,048/8,192Whと超ド級の容量を誇ります。

また、「DELTA Max」「Jackery」の各2モデルは三元素リチウムイオン電池、「AC200」「P2001」はリン酸鉄リチウム電池採用です。

このクラスであれば、キャンプや車中泊であれば数泊するようなロングステイでも電力供給は余裕でしょうし、防災や節電の観点から家庭用の予備電源としての役割も担える機種となっています。

少し前までは、最新機能満載の「DELTA Max」が文句なしのベストチョイスでしたが、ここ最近のトレンドである「リン酸鉄リチウム電池」を採用していないことから、絶対的なベストチョイスとは言い難い状況になってきました。

かといって、BLUETTI「AC200」は最新モデルとは言い難いことから、スペックだけ選ぶならEenour「P2001」がベストチョイスになってもおかしくないのですが、残念ながら筆者がEenour製品を使ったことがないので、自信を持って推せないものがあります。

第1位:DELTA MAX 1600 (Ecoflow)
第2位:2000 Pro(Jackery)
第3位:P2001(Eenour)

暫定的に、という注釈をつけて「DELTA Max 1600」をベストチョイスとします(ただし頻繁にセール対象となる状況を見るとモデル末期が近い予測も可能で、Maxシリーズもリン酸鉄リチウム採用で新モデルに近々切り替わるのかもしれません)。

EcoFlow製品は、EFDELTAの後継「DELTA 2」が発売済み、「RIVER」の後継機「RIVER 2」が発表済みですので、おそらく「DELTA Max」にも新モデルが遠からず登場するはずですし、その場合にはリン酸鉄リチウム採用は既定路線のように思います。

新DELTA Maxが登場するか、他社から最新モデルが投入されるかするまでは暫定的ベストチョイスといたします。

EcoFlow DELTA MAX 1600 1612Wh 2000W/4200W
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BLUETTI AC200P リン酸鉄リチウム電池 2000Wh 2000W/4800W
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新世代技術・機能とは

当ブログでは、従来は最新技術満載のEcoFlowの製品を推し気味でしたが、ここへきて、BLUETTIやAnkerといった他メーカーの製品にも注目しています。

EcoFlowのイメージは「革新的」とか「独自性」など、他社にはない独自技術をどんどん打ち出しているメーカーという印象が強いためですが、これからは「リンサン鉄リチウムだな」とも思っているので、リン酸鉄リチウム採用の電源も推すようになってきています。。

1時間で80%容量まで充電可能な高速充電技術

実際にこの機能はかなり役に立ちます。

実際にあった話しなんですが、まだEFDELTAを買いたての頃、「事前にポタ電に充電しておく」ことがキャンプの準備として自分に馴染んでいなくて、前日までに充電をしておくのをすっかり忘れたことがありました。

その時点でまだ出発予定時間に1時間弱あったので出発まで充電し、さらにキャンプ場へ向かう道中もシガーソケットから走行充電をして、キャンプ場に着いた頃には90%近くの容量が確保されていました。

こうした高速充電の技術を、EcoFlowを筆頭に、BLUETTIやAnkerなどでも採用してきています。

動かないはずの大消費電力家電が使える「X-Boost」「電力シフト」

「定格出力が、家電の消費電力を上回っていないと家電は動かない」のは常識で、例えば、600Wの定格出力の電源では消費電力1000Wの電子レンジを使うことはできません。

ところが、EcoFlowの「X-Boost」やBLUETTIの「電力シフト」を搭載した製品は、常識を打ち破ってしまいました。

例えば、RIVERはシリーズ3モデル全てとBLUETTIの「EB3A」の定格出力は600Wです。

小さいくせに600Wまでの家電を動かすことができるだけでも「ちょっとすごい」と思わせてくれますが、「X-Boost」「電力シフト」機能が備わることで最大1200Wまでの消費電力の家電を600Wで動かす…という不思議なことが可能です。

もちろん、本来1000Wで動作する電子レンジを600Wで動かすので、温め時間は余計にかかりますが、普通ならウンともスンともいわないはずの電子レンジを、曲がりなりにも動かすことができるのは驚きです。

「まったく使えない」と「曲がりなりにも使える」の差は大きいです。

寒い夜中に寝袋から這い出す必要がないスマホアプリによる「遠隔操作」

画像は実際のRIVER MAXのスマホアプリの画面です。

入出力の状態、温度残量、現在の使用状況での残り時間などが確認でき、ライトをON/OFF、AC出力/DC出力のON/OFFなどを遠隔で操作できます。

これも実際にデモ機をお借りした際にキャンプ場で体験しました。

ポタ電て負荷が大きくなるとファンが回るので、枕元には置きたくないのですが、そうすると、何かポタ電を操作したい時に寝袋から出なければならず、せっかく暖かくなった寝袋がまた冷えてしまいますが、専用のスマホアプリと連携しておけば、手元にあるスマホから遠隔操作が可能です。

昨秋の車中泊キャンプでは、RIVERのACコンセントに電気毛布のコードを差し込んで置き、就寝中に寒くなったらスマホからAC出力をONにすれば寝袋からでなくても電気毛布に通電し暖かくすることができました。

BLUETTIのEB3Aにも同様の遠隔操作機能が装備されています。

JackeryとEcoFlowどちらがおすすめ?

「Jackeryにするか、EcoFlowにするか」

本稿は最新版は「2022年3月19日バージョン」にアップデートしており、過去に数回更新しています。

以前の記事では、EcoFlow VS Jackeryについて自分なりの意見を掲載していましたが、この2022年3月版では、最新技術、革新技術を積極的に取り入れるスタートアップであるEcoFlowを比べるべきなのは、Jackeryではなく、同様にスタートアップ的スタンスのBLUETTIであり、モバイルバッテリーの老舗Ankerではないか…と思うようになりました。

決してJackeryのポータブル電源が悪いというのではありません。

Jackeryのポータブル電源はトラディショナルでオーソドックスな良さを持っていると思います。

ただ、自分としては革新的な便利機能を積極的に採用するメーカーを支持したいと思う気持ちが強いので、EcoFlowを推してきました。

そして、先日発売となったEB3Aから同様の機能が搭載し始めたこと、「757」を筆頭にリン酸鉄リチウム電池を積極的に採用して最新モデルシリーズを短期間にラインナップしたことで、BLUETTIやAnkerもあわせて支持したいと考えるようになった次第です。

ただBLUETTIは「EB3A」以降に新モデルを投入していません。またJackeryも新モデルを投入し始めていますが、やはりどちらかというと保守的で慎重(リン酸鉄不採用など)な姿勢なので、現状は、『リン酸鉄リチウム』などのトレンドにマッチしたニューモデルという紹介の仕方ではどうしても「EcoFlow」か「Anker」か…という状況になっています。

※ポータブル電源のセール情報はこちらをご覧ください。




今回は、ポータブル電源のベストチョイスを選んでみました(記事は随時更新)。

ポータブル電源は、実際に使ってみないことにはカタログデータだけではわからない…確かにそうだけど、そんなこと言ってしまったら身も蓋もないです。

購入する時には、候補を全て使ってみてから…なんて無理なんですから、どうしたってカタログデータで選ぶしかない訳ですので、何かの参考になれば…と思います。

KAZ
KAZ

もし、ポータブル電源についてお分かりにならないことがあればコメント欄で質問して頂ければわかる範囲でお答えいたします(大したことは知らないですが)。

それでは今日はこの辺で。


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