今回はバンコン車内での「湯沸かし」について考えます。

車内でお湯が必要な場面はけっこう多いもの。お茶やコーヒーを淹れたりするだけじゃありません。車内の様々な用途に使える「湯沸かし」について考えます。
なお、当ブログは車内電化をポリシーとしているため、車内の火気使用は考えません。今回は、サブバッテリーやポータブル電源からの給電で使用できる電気ケトルに絞って深堀します。
コーヒーやお茶を淹れたり、味噌汁やスープもお湯があれば簡単に作ることができます。カップ麺はもちろん、丼とお湯があればチキンラーメンも作ることができます。
レトルト食品や缶詰、パックご飯を湯煎することができますし、最近のフリーズドライ食品の進化や充実ぶりには目を見張るものがあります。
さらに防寒用に湯たんぽを作ることもできますし、少しお湯があると寒い朝の歯磨きや洗顔がとても楽になるなど、湯沸かしは車内生活においてかなり重要といえます。
筆者は車内での火気を自主規制して使用しないと決めているため、必然的に、サブバッテリーやポータブル電源の電気を使用した湯沸かしを検討することになります。今回は電気ケトルに絞ってみようと思います。
車内で炎を使いたくない自分的には、電気ケトル、IHヒーター、電子レンジの、電気で湯沸かしする方法の三者択一かなあ…と思いますが、今回は車載を前提に電気ケトルを選んでみようと思います。
電気ケトルを車内で使用する際のメリット・デメリット

車内での湯沸かしに電気ケトルを選んだ場合のメリットとデメリットは何でしょうか。
【メリット】
- ケトル1台で湯沸かし可能
- 湯沸かしが早い
- 温度調節・保温機能付きの製品あり
【デメリット】
- 湯沸かしにしか使えない
- 細口ノズルなどデザイン優先の場合は保管が大変そう
- 家庭用の転用は消費電力が大きい
電気ケトルに水を注いでスイッチを入れればお湯が沸くのはシンプルでよい点です。
IHヒーターや電子レンジでもやろうと思えば湯沸かし可能ですが、「IHヒーターとIHヒーター対応容器」とか「電子レンジととレンジOKの容器」等、複数の道具の用意をする必要があるのが難点です。
その点、電気ケトルは湯沸かしに特化しているため、ケトル単体で湯沸かしが可能です。
反面、お湯を沸かすことしかできないのは狭い車中泊では無駄が多いようにも思えます。電気ケトルでもレトルトカレーの温め程度は可能でも、煮炊きに使用することはできません。
煮炊きも可能な鍋型のケトル鍋もありますが、それでコーヒーやお茶を淹れるのは雰囲気がありません。
ある程度見た目にもこだわると、注ぎ口が細くて長いタイプ…ということになりそうです(ただし見た目はオシャですが収納時に口を折らないかなど気を使いそうですが)。
家庭用電気ケトルは流用できないのか
家庭用ケトルでも車内利用できなくはありません。
家庭の壁のコンセントの出力は多くの場合1500W(100V×15A)で、家庭用電気ケトルは「早く沸くこと」が第1なので消費電力が1200~1400W程度と大きいのが特徴です。
ケトルが1200~1400W程度の消費電力であれば、当然、電源側もそれに見合った定格出力が必要となりますが、電源は「出力」と「容量」が大きくなればなるほど高額となります。
ポータブル電源で言えば定格出力1500Wクラスでは、通常価格で15~20万円といったところです。サブバッテリーからAC1500Wを使えるようにするためには、1500Wクラスのインバーターが必要ですが、例えばアルトピアーノのOP設定では、やはり15万円以上のコストがかかります。
ポータブル電源は定格出力が1000W以下になると、ぐっと割安になるので、どちらがコスパが良いか…の問題になります。
つまり、家庭用ケトルを流用して定格出力1500W以上の電源を用意するか、消費電力1000W(または800W)以下の電気ケトルと、定格出力1000W以下の電源を購入するか…です。
コスト的に考えれば、数千円で購入できる1000W以下のケトルと、10万円以内で購入できる定格1000W以下のポータブル電源の方が割安…ということになります。
電気ケトルを使う際の電源の条件とは
電気ケトルで湯沸かしするための電源を購入する際には「出力」を優先して検討することをおすすめします。
消費電力1000W以下の電気ケトルでも、1時間当たり1000Whの電力を消費しますので、充電容量も大きな電源が必要だと思いがちですが、実際の湯沸かしは数分で沸騰するためそこまで容量を食いません。
製品の消費電力は『1時間で〇Wの電気を消費する』という意味なので、電気ケトルが湯を沸騰させるまでに実際に使用する電気量は以下の数式で求められます。
消費電力÷60分×実際にかかる分数=実際に消費する電気量
例えば、消費電力1000Wのケトルが200ccのお湯を2分で沸かすことができたとすると、1000W÷60分×2分=33.3Wしか消費していないのです。
電子レンジでも考え方は同じで、大消費電力であっても実際の利用時間が短い電気製品を使用する場合には、さほど大きな容量でなくても大丈夫です(大容量であればそれだけ長く使用できますが)。
逆に、300W程度の消費電力が小さいポットを使った場合、湧くまでの時間が長くかかることで湯が冷めてしまう分も無駄に加熱する可能性もあり、トータルの消費電力は思ったほど小さくない…ということもあり得ます。
というわけで、車内での電気ケトル用の電源は、定格出力を中心に選ぶことをおすすめします。

ポータブル電源の中には「定電圧」という機能を持った製品があります。EcoFlowの「X-Boost」や、Bluettiの「電力リフト」がそれにあたります。定電圧機能とは、電源の定格出力を上回る消費電力家電の電圧を抑えて定格出力の範囲内で動作させてしまう機能です。
例えば、定格出力600Wの電源では消費電力1000Wの電気ケトルは本来動きません。でも定電力機能で1200Wまで対応している電源であれば、本来動かないはずのケトルを定格出力以下の電力で動かしてしまいます。定電圧機能を持つ電源の場合は、定格出力以外に、定電圧が何Wまで対応しているかを確認してください。
※定電圧機能については別記事にて詳しく解説しています
車内利用前提で電気ケトルを選ぶ条件

今回の電気ケトル選びでは以下のような条件で選んでみました。
- 容量は1リットル以内
- 消費電力1000W以下(別項にて800W以下)
- 温度調節機能または温度確認可能なこと
- 自動加熱停止機能(オートオフ)
- 保温機能あり
- お洒落な外観
狭い車内での使用を勘案して容量は1000ml以下
コーヒーやお茶・紅茶、味噌汁などでも1人前の湯量は最大200~250ml以内であることから、4人家族で使うことを考えても1000mlの容量で十分と考えます。
車内利用を前提とした場合、「余分に沸かすことができる容量」はマイナスポイントです。沸かす湯量が増えれば、それだけ消費する電気量も増えるので、電源に蓄えられる電気量に限りがある車内利用の場合には、必要な湯量を図って沸かす…ぐらいのシビアさも必要です。
必要最小限のお湯をできるだけ早く、少ない電力消費で沸かすことが重要です。
電源からの給電を勘案し消費電力は1000W以下
前述の通り、定格出力は大きい電源ほど価格も高額になる傾向があります。
10万円未満クラスのポータブル電源でも、EcoFlow RIVERのように「定電力」機能によって最大1200W消費電力の製品まで動かすことができるケースがあるので、ケトル側の消費電力を1000W以内に限りました(後日、定格800Wでも湯沸かし可能な800W以下のケトルも対象に加えました)。
1200~1300Wクラスの湯沸かしポットと比べれば若干湯沸かしに時間がかかりますが、それでも車載用DCポットに比べれば実用的な待ち時間で湯沸かし可能です。

本稿に「消費電力500W以下」「消費電力300W以下」等の非常に消費電力の少ないケトルをお探しで訪問される場合がありますが、沸騰するまでの時間が長くかかったり、容量が一人分ギリギリだったり等、一般的なケトルとして広く使用できない製品が多いので、ここではそうした特殊なポット等は取り扱っていません。あくまで車載サブバッテリーやポータブル電源で「最低2杯(400ml)ぶん以上の湯が数分以内に沸騰する」ケトルを対象にしています。
温度調節機能付きまたは温度確認可能なこと
日本茶、中国茶、紅茶、コーヒー、味噌汁、スープなど、飲み物によって適温が異なります。お茶や紅茶は60℃前後、コーヒーは90~92℃、カップ麺の戻しには沸騰したお湯が必須です。
どんな飲み物も適温で淹れたいので「温度調節機能」を持っているか、あるいは、湯温計などで温度を確認しながら湯沸かしができる機能を条件に加えました。

そう思って必要な機能に加えたのですが、実際に電気ケトルを使ってみると温度調節機能はほとんど使用しません。設定温度に近づくと、加熱を断続的に行って設定温度ちょうどで止めようとします。筆者はせっかちなので、そんな悠長な湯沸かしを待っていられずに、「沸騰」に設定して一気に過熱、目視で湯温を確認しちょうどよい時点でケトルを持ち上げます(加熱停止)。
具体的には、コーヒー1杯分の90℃のお湯を沸かすには、沸騰設定で一気に82℃表示まで加熱してケトルを持ち上げて中のお湯をぐるぐるして混ぜると、ちょうど92℃になることを発見しました(後述:山善 YKG-C800-Eに場合)。
自動的に加熱を停止する機能(オートオフ)
沸騰しているのにいつまでも加熱を続けるのは危険でもありますし、電源の消費量をむやみに増やすことにもなるので、自動停止機能は重要と考えます。
ただし、ここからは必須条件ではなく、あればベターな機能となります。
保温機能あり
自動停止した後に湯温をキープする機能があった方が便利と考えました。他の事を並行して作業している場合など、湯が沸いてもすぐに使えない状況もあると思うので、保温機能があれば最適な湯温で使えます。
ただし、保温機能は電源側から見ると、あまり芳しい機能ではありません。というのも、ケトルが保温しようと思えば「再加熱」することになりますが、その再加熱の際にも電気消費が伴います。電気量に限りのある車内では、保温させずに適温に湧いたらすぐ使うようにすると電気の無駄が防げます。
お洒落な外観
今回は、細口ノズルや、ミルクタンク型など少しお洒落な外観を意識してみました。
電気ケトルの独特の匂いはNG

電気ケトルの中には独特の「匂い」がするものがあります。樹脂の匂いのような独特の匂いがして、沸かしたお湯自体にも匂いが移るので、コーヒーやお茶などがプラスティッキーな風味になってしまうことがあります。
このケトルは底部はステンレス、側面は樹脂製だからか…というとそうでもなくて、自宅で使っている同じような構造の無印良品の電気ケトルは匂いわないんです。
どちらも使い初めにクエン酸の洗浄剤を入れて沸騰させる処理をしてから使い始めていますが、匂いに関しては結果がまったく違います。
匂いの事を考えると、船体がステンレス製やガラスのものがよいのかもしれません。AmazonやメーカーWEBなどで、内部の写真があれば確認して購入するとよいかもしれません。
少なくとも自分が事例にしている「山善DKE-100」はダメです。匂います。
消費電力1000W以下の電気ケトル8選
ここまでで考えた条件を元に、消費電力1000W以下の電気ケトルを8種類選んでみました。うち1製品は筆者自らも購入し、現在も気に入って毎日使用しています(山善YKG-C800-E)。
山善 電気ケトル 電気ポット YKG-C800-E
容量 | 800ml | 消費電力 | 1000W |
オートオフ | 〇 | 温度調節 | 40~100℃ 1℃刻み |
保温機能 | 〇 | 空焚き防止 | 〇 |
山善 YKG-C800-Eです。
細口タイプのケトルで、800mlの少し小さめの容量、消費電力は1000Wなのでサブバやポタ電でも動かすことが可能です。
「オートオフ」「保温」「空焚き防止」と機能も必要十分です。カラーは白・黒・カッパーの3色が選べます。
※ちなみにこのケトルはかなり評判が良く、多くのYOUTUBERさんがお勧めするモデルです(多くは1200Wモデルですが)。
車内での保管を考えると「細口」が折れたり曲がったりしない?という点が気になっています。ただ、車内での使途を考えると、おそらく6~8割コーヒードリップがメインになると思われるので、逆に「細口」でなくてどうする…という感じもします。
➡ こちらの1000Wの製品を実際に購入して使用しています。
ライソン 電気ケトル KDKE-08AB-ex
容量 | 800ml | 消費電力 | 1000W |
オートオフ | 〇 | 温度調節 | 確認可能 |
保温機能 | × | 空焚き防止 | 〇 |
こちらのライソン製電気ケトルも細口タイプです。ガラス製とのことですが、写真ではあまり区別がつきません。
「オートオフ」「空焚き防止」のAmazonに記載はありましたが、「保温機能」は記載がありませんでした。温度確認は可能とのことなので、湧いたらすぐに使うのがよいようです。
ドリテック 電気ケトル「アラビカ」 PO-145BK
容量 | 800ml | 消費電力 | 900W |
オートオフ | 〇 | 温度調節 | 1℃刻み |
保温機能 | 〇 | 空焚き防止 | 〇 |
ドリテックの細口ケトルです。本体のつやつやメッキが特徴的です。
「オートオフ」「空焚き防止」付で、保温機能は最大15分まで、さらに過熱時・保温時別々に1℃ごとに温度調節が可能です。
消費電力が900Wと小さめなので、出力1000Wのポータブル電源でも使えるのはメリットといえます。
シロカ 電気ケトル SK-D171
容量 | 800ml | 消費電力 | 900W |
オートオフ | 〇 | 温度調節 | 1℃刻み |
保温機能 | 〇(60分) | 空焚き防止 | 〇 |
シロカの電気ケトルで容量800ml、消費電力は小さめの900W。
オートオフや空焚き防止の安全機能や、1度ごとに設定可能な温度調節機能、10分ごとに設定可能で最大60分までの保温機能など、機能が豊富なケトルです。
いちおう細口ですが、根元の方は太目になっているので車内保管でも壊れにくいかな…という印象です。
反面、山善のケトルとの比較では口が細くない点で、コーヒードリップでは山善を上とする意見が多いようです。ただ、コーヒーも淹れるがカップ麺など他の用途も多いのであればあまり細すぎない口が有効なのかもしれません。
HARIO 電気ケトル ヴォーノN EVT-80-HSV
容量 | 800ml | 消費電力 | 900W |
オートオフ | 〇 | 温度調節 | 50~96℃ 1℃刻み |
保温機能 | 〇 | 空焚き防止 | 〇 |
ハリオの特徴的なカタチの細口電気ケトル。
「オートオフ」「保温」「空焚き防止」など安全機能あり。50~96℃で1℃刻みで設定可能な温度調節機能付き。
総体的に高評価ですが、お湯を注ぐ際にドバっと出るという評価がいくつかあるのが気になります。
Toffy 電気ケトル K-KT3 1000ml 900W
容量 | 1000ml | 消費電力 | 900W |
オートオフ | 〇 | 温度調節 | 温度計確認 |
保温機能 | – | 空焚き防止 | 〇 |
電子レンジでも紹介している「Toffy(トフィ)」の電気ケトルです。統一デザインなのでシリーズで購入するといいかもしれません。
温度調節機能はありませんが、温度計で湯温を確認することができます。デジタル的に湯温調節はできませんが、アナログな温度計付きでデザインの一部としても機能しています。
Toffy全体のレトロなイメージをそのままに、注ぐ際にお湯が真下に落ちる設計が使いやすそうです。
mosh! モッシュ 電気ケトル M-EK1
容量 | 800ml | 消費電力 | 1000W |
オートオフ | 〇 | 温度調節 | 3段階 |
保温機能 | 〇 | 空焚き防止 | 〇 |
mosh!の電気ケトル。ミルクの缶のようなデザインが特徴的です。
デザイン優先に見えて、実は「保温機能」「空焚き防止」などの安全機能を備えています。
温度調節は簡易版で70・80・90℃の3段階です。
HAGOOGI(ハゴオギ)ガラス電気ケトル GEK-1701 1000ml 900W
容量 | 1000ml | 消費電力 | 900W |
オートオフ | 〇 | 温度調節 | 7段階 |
保温機能 | 24時間 | 空焚き防止 | 〇 |
HAGOOGIのガラス製電気ケトルです。
ガラス製なので中が見えます。-50~200℃急冷急熱でも割れない上、二重構造でやけども防止します。
温度調節は、40/45/50/60/70/80/90℃の7段階で、24時間の保温機能を備えます。
もちろんオートオフや空焚き防止など安全機能も装備。
高硼珪酸ガラス採用で、電気ケトルにありがちな独特の「匂い」の心配がないのもいいですね。
消費電力800W以下の省電力電気ケトル
7~9万円前後のポータブル電源の多くは、定格出力800W前後です。例えばEcoFlow「River2 Pro」やBluetti「EB70S」が定格出力800Wです。
オリジナル記事では消費電力1000Wのケトルを探しましたが、実用性を考えると「800W」の電気ケトルがあればいいなあ…と思って探してみました。
アピックス 温調電気カフェケトル AKE-290
容量 | 400ml | 消費電力 | 650W |
オートオフ | 〇 | 温度調節 | 1度ごと |
保温機能 | 30分 | 空焚き防止 | 〇 |
銅のようなカッパーカラーで持ち手と注ぎ口が繊細な感じのケトルで、消費電力は650W、容量は400mlです。コーヒー2杯分の湯量はソロキャンやタンデム向きでしょうか。650Wだと湯沸かしに多少時間はかかりそうですが、車載用200W程度の15分も20分もかかる製品よりは実用性がありそうです。
外観はかなりおしゃれで、カッパーの色合いも上品です。
LALALUCTUS クックケトル 800ml
容量 | 800ml | 消費電力 | 400W |
オートオフ | 不明 | 温度調節 | 6段階 |
保温機能 | 〇 | 空焚き防止 | 〇 |
800mlの容量は車載用には多いかもしれませんし、その容量を400Wで加熱するのは時間がかかりそうです。でも、茶こし器が付属したり、湯煎などポット型調理器としての使用も想定しているようなので時間さえ待てれば案外便利かもしれません。少し水量を抑えて使うとよいかもしれませんね。
見た目も可愛い感じです。ちなみにメーカー名は「ラララクタス」と読みます。
カシムラ 電気ケトル 折りたたみ式 NTI-191
容量 | 600ml | 消費電力 | 800W |
オートオフ | 不明 | 温度調節 | 可変式 |
保温機能 | – | 空焚き防止 | 〇 |
シリコンを使用してコンパクトに収納できるタイプのケトルで消費電力はMAX800Wです。容量600mlに対して800Wであれば沸騰まであまり待たずに済むかもしれません。ただシリコンの臭い消しにはかなり手間と時間がかかるようです(評価参照)。小さくなるのは車載向きと言えます。

自分の希望もあって「800W以下」のケトルを追加しようと思いましたが、思いのほか対象製品が少なく、3製品のみの追加になりました。最初の製品は特に大きな問題はなさそうですしデザイン的にも悪くないと思います。2番目は時間がかかりそうですが湯沸かしだけでない使途は+ポイントです。3番目はにおい大丈夫?の1点に尽きます。
山善 電気ケトル YKG-C800-Eを購入~実機レビュー

紹介した電気ケトルの中から「山善YKG-C800-E」を実際に購入して使ってみました。
カラーはホワイトをチョイス。シンプルなカタチと色が合っている感じがします。
本体はお持っていたより若干コンパクト、注ぎ口の細さは車内収納がちょっと怖い程度に細いです。

その分、お湯はかなり細めに「滴」で注ぐことができますし、狙ったところに落とすことができます。
やはり温度調節ができるのはいいですね。
自分は、熱くてすぐに飲めないのは嫌で、淹れてすぐに飲めないとそのまま忘れてしまうので、自分に「ちょうど良い温度で好きな飲み物が淹れられる」のは初めて体験ですが、かなり気に入りました。
自分はちょっと猫舌なので、コーヒーで87℃、緑茶で65℃がちょうどいいと感じます。
※「山善YKG-C800-E」の詳細レビューについては別記事をご覧ください。
車載におすすめの電気ケトル まとめ
今回は、車内での湯沸かしのための電気ケトルを選んでみました。
電源は、サブバッテリーまたはポータブル電源を想定して、消費電力1000W以下の製品に絞りました。さらに中型クラスのポータブル電源でも動かせそうな消費電力800W以下のケトルも追加しました。
すこしデザイン要素も考慮していますが、消費電力や容量(1L以下)に制限を加えているので、デザイン最優先というわけにはゆきませんでした(とは言えどれもスタイリッシュです)。
お茶やコーヒーを淹れるには「細口」が使いやすいですしデザイン的にもお洒落ですが、カップ麺などへの給湯であれば細口でないものを選んだほうが使い勝手はよいです。
それでは今日はこの辺で。