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【自腹実機レビュー】車中泊おすすめ電気ケトル11選~ポタ電やサブバッテリーで使える1000W/800W以下

電気ケトルで湯沸かし~ドリップコーヒーを淹れる 家電・グッズ・アイテム
この記事は約20分で読めます。

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今回はバンコン車内での「湯沸かし」に使用する電気ケトルについて考えます。サブバッテリーやポータブル電源からの給電を考慮して、消費電力1000W以下、同800W以下の製品を探しました。

筆者はアルトピアーノ車内で「火気の使用厳禁」の自主ルールを設けています。必然的にすべての「加熱」は電気頼みになります。当然、湯沸かしも「電気ケトル」ということになります。

車内でお湯が必要な場面はけっこう多いもの。お茶やコーヒーを淹れたりするだけでなく、味噌汁やスープもお湯があれば簡単に作ることができます。カップ麺はもちろん、丼とお湯があればチキンラーメンも作ることができます。

さらに言えば、レトルト食品や缶詰、パックご飯を湯煎することができますし、最近のフリーズドライ食品だってお湯があればこそ…です。防寒用に湯たんぽを作れますし、お湯があると寒い朝の歯磨きや洗顔がとても楽になるなど、湯沸かしはバンライフにおいてかなり重要といえます。

車内に置きたい電気製品を3つ選ぶとすると、電気ケトル、IHヒーター、電子レンジになるのではないかと思いますが、今回は車載を前提に電気ケトルを選んでみようと思います。

※本稿は広告リンクを掲載しています
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電気ケトルを車内で使用する際のメリット・デメリット

キャンピングカー車内での湯沸かしは電気ケトルがおすすめ

車内での湯沸かしに電気ケトルを選んだ場合のメリットとデメリットは何でしょうか。

【メリット】

  • 車内で火気を使わない
    酸欠や火災の心配がいらない
  • 燃料の保管・補充が不要
    電源コードを繋ぐだけ。走行充電やソーラー充電で電力を簡単に回復できる
  • 湯沸かしが早い
    「あっという間にすぐに沸く…♪」です^^
  • 温度調節・保温機能付きの製品あり
    お茶やコーヒー、ラーメンなどに適した温度のお湯を手軽に沸かせる
  • 収納や保管が簡単
    ケトル1個だけなので収納保管が楽です。

やはり怖いのは酸欠や火災です。電気ケトルであればケトルが直接の原因での酸欠・火災はまず起こり得ません。

燃料の保管・補充の必要がないのはよりリスクを低減しています。また、サブバッテリーやポータブル電源のエネルギー(電力)は、走行充電やソーラーパネルによる太陽光発電などで手軽に回復できるのもメリットです。電気は個人レベルで最も「自給」しやすいエネルギーです。

お茶や紅茶は60℃、コーヒーは92~96℃、カップ麺は沸騰と、使途に応じた温度設定・調節が可能な点も電気ケトルのメリットでしょう。適温で入れた方がお茶もコーヒーも絶対旨いですからね^^

収納時に燃料を抜いたり所定の手続きが必要な燃焼系と違って、電気コードを抜いて片づけるだけの電気ケトルは撤収・収納・保管も楽です。

と見てくると、車内使用の電気ケトルなんてメリットだらけでデメリットなどなさそうですが、この3年間実際に車内で電気ケトルを使っているとこんなことも感じてきました。

【デメリット】

  • 湯沸かしにしか使えない
    他の用途に使うと臭いや油脂がついてしまう
  • 細口ノズルなどデザイン優先の場合は保管が大変そう
    折れたり曲がったり
  • 家庭用の転用は消費電力が大きい
    家庭用の多くは1200~1400W程度

電気ケトルの取説を読むと、大抵「湯沸かし以外の用途に使わないでください」と記載されています。

中には、ケトルで「鍋もの」をした…という猛者の話しも伝え聞いたことがありますが、お茶やコーヒーってまあまあ繊細じゃないですか?鍋したケトルで沸かしたお湯でお茶やコーヒー淹れると絶対匂いがつきますよね。それに呼称の原因にもなるそうですよ。

今はやりの「多様性」でないところは数少ないデメリットかな…と思います。狭い車内で「単一機能」というのはちょっと勿体ないんで、臭いや油脂に関係のない『レトルト温め』は筆者もしちゃいますけどね。あと買い替え前の古い方でゆで卵とか作っちゃいますけど^^;

あとは、コーヒーを淹れるのを優先すると細口ノズルが欲しくなりますが、収納・保管は少し気を使います。ノズルが折れたり曲がったりしたらショックですもんね。オシャレか実用性か…でしょうか。

家庭用電気ケトルは流用できないのか

家庭用ケトルでも車内利用できなくはありません。

家庭の壁のコンセントの出力は多くの場合1500W(100V×15A)で、家庭用電気ケトルは「早く沸くこと」が第一義なので消費電力が1200~1400W程度と大きいのが特徴です。

ケトルが1200~1400W程度の消費電力であれば、当然、電源側もそれに見合った定格出力が必要となりますが、ポータブル電源は定格出力が1000Wを超えるとお値段もグンとアップします。

定格出力1500Wクラスのポータブル電源の相場は15~20万円といったところです。サブバッテリーからAC1500Wを使えるようにするためには、1500Wクラスのインバーターが必要ですが、例えばアルトピアーノのOP設定では、やはり15万円以上のコストがかかります。

逆に定格出力が1000W以下になるとぐっと割安になりますし、家電の電圧をさげて低い定格出力でも使えるようにする「定電圧機能」を持った機種もあるので、その辺りを狙うのが賢いのかな…と思います。湯沸かし頻度がさほど多くないのであれば、定格出力抑えめで「いざ」という時は「定電圧」でとりあえず対応…というのが高コスパな選択かなあと思います。

電気ケトルを使う際の電源の条件とは

電気ケトルで湯沸かしするための電源を購入する際には「出力」を優先して検討することをおすすめします。

消費電力1000W以下の電気ケトルでも、1時間当たり1000Whの電力を消費しますので、充電容量も大きな電源が必要だと思いがちですが、実際の湯沸かしは数分で沸騰するためそこまで容量を食いません。

製品の消費電力は『1時間で〇Wの電気を消費する』という意味なので、電気ケトルが湯を沸騰させるまでに実際に使用する電気量は以下の数式で求められます。

消費電力÷60分×実際にかかる分数=実際に消費する電気量

例えば、消費電力1000Wのケトルが200ccのお湯を2分で沸かすことができたとすると、1000W÷60分×2分=33.3Wしか消費していないのです。

電子レンジでも考え方は同じで、大消費電力であっても実際の利用時間が短い電気製品を使用する場合には、さほど大きな容量でなくても大丈夫です(大容量であればそれだけ長く使用できますが)。

逆に、300W程度の消費電力が小さいポットを使った場合、湧くまでの時間が長くかかることで湯が冷めてしまう分も無駄に加熱する可能性もあり、トータルの消費電力は思ったほど小さくない…ということもあり得ます。

というわけで、車内での電気ケトル用の電源は、定格出力を中心に選ぶことをおすすめします。

車内利用前提で電気ケトルを選ぶ条件

キャンピングカー車内でコーヒーを淹れる

今回の電気ケトル選びでは以下のような条件で選んでみました。

  • 容量は1リットル以内
  • 消費電力1000W以下(800W以下も追加)
  • 温度調節機能または温度確認可能なこと
  • 自動加熱停止機能(オートオフ)
  • 保温機能あり
  • ケトル内部はステンレス
  • お洒落な外観

容量は1000ml以下

コーヒーやお茶・紅茶、味噌汁などでも1人前の湯量は最大200~250ml以内であることから、4人家族で使うことを考えても1000mlの容量で十分と考えます。

車内利用を前提とした場合、「余分に沸かすことができる容量」はマイナスポイントです。沸かす湯量が増えれば、それだけ消費する電気量も増えるので、電源に蓄えられる電気量に限りがある車内利用の場合には、必要な湯量を図って沸かす…ぐらいのシビアさも必要です。

必要最小限のお湯をできるだけ早く、少ない電力消費で沸かすことが重要です。

消費電力は1000W以下

前述の通り、定格出力は大きい電源ほど価格も高額になる傾向があります。

10万円未満クラスのポータブル電源でも、EcoFlow RIVERのように「定電力」機能によって最大1200W消費電力の製品まで動かすことができるケースがあるので、ケトル側の消費電力を1000W以内に限りました(後日、定格800Wでも湯沸かし可能な800W以下のケトルも対象に加えました)。

1200~1300Wクラスの湯沸かしポットと比べれば若干湯沸かしに時間がかかりますが、それでも車載用DCポットに比べれば実用的な待ち時間で湯沸かし可能です。

KAZ
KAZ

本稿に「消費電力500W以下」「消費電力300W以下」等をお探しで訪問される場合がありますが、沸騰するまでの時間が長くかかったり、容量が一人分ギリギリだったり等、一般的なケトルとして広く使用できない製品が多いので、ここではそうした特殊なポット等は取り扱っていません。あくまで車載サブバッテリーやポータブル電源で「最低2杯(400ml)ぶん以上の湯が数分以内に沸騰する」ケトルを対象にしています。

温度調節機能付きまたは温度確認可能なこと

日本茶、中国茶、紅茶、コーヒー、味噌汁、スープなど、飲み物によって適温が異なります。お茶や紅茶は60℃前後、コーヒーは92~96℃、カップ麺には沸騰したお湯が必須です。

どんな飲み物も適温で淹れたいので「温度調節機能」を持っているか、あるいは、湯温計などで温度を確認しながら湯沸かしができる機能を条件に加えました。

自動的に加熱を停止する機能(オートオフ)

沸騰しているのにいつまでも加熱を続けるのは危険でもありますし、電源の消費量をむやみに増やすことにもなるので、自動停止機能は重要と考えます。

ただし、ここからは必須条件ではなく「推奨」な機能とします。

保温機能あり

自動停止した後に湯温をキープする機能があった方が便利と考えました。他の事を並行して作業している場合など、湯が沸いてもすぐに使えない状況もあると思うので、保温機能があれば最適な湯温で使えます。

ただし、保温機能は電源側から見ると、あまり芳しい機能ではありません。

というのも、ポット(いわゆる魔法瓶)であれば本来の保温機能を期待できますが、電気ケトルの場合の保温は「再加熱」です。ケトル自体に保温機能はほとんどないので加熱を切れば即座に湯温は下がり始めます。

保温のための「再加熱」は電気消費が伴います。電気量に限りのある車内では、保温させずに適温に湧いたらすぐ使うようにすることが電力の無駄遣いを防ぎます。

電気ケトル内はステンレス

側面が樹脂製の電気ケトルは樹脂の臭いがする場合がある

こちらをご覧ください。

アルトピアーノを購入後、最初に購入した電気ケトルですが、内部が樹脂製です。これが匂うんです。最初は使ってゆくうちに消えるだろう…と思っていました。Amazonの評価にもそういうコメントがあったので。

でも何回、何十回使っても匂いは消えず、弱くなることもありませんでした。味や香りが繊細なお茶やコーヒーにはとても使えませんし味の濃いカップ麺でさえ匂うことがあり、買い替え時には「ケトル内部はステンレス」が必須条件になりました。

少なくとも自分が事例にしている「山善DKE-100」はダメです。匂います。

消費電力1000W以下の電気ケトル8選

ここまでで考えた条件を元に、消費電力1000W以下の電気ケトルを8種類選んでみました。

山善 電気ケトル 電気ポット YKG-C800-E

容量800ml消費電力1000W
オートオフ温度調節40~100℃ 1℃刻み
保温機能空焚き防止

山善 YKG-C800-Eです。

「オートオフ」「保温」「空焚き防止」と機能も必要十分です。カラーは白・黒・カッパーの3色が選べます。

筆者も実際に購入して日々使用しています。

細口の注ぎぐちは1滴1滴を落とすことができるのでドリップする際の使い勝手が抜群です。ただカップ麺など一気に大量のお湯を注ぐというシチュエーションにはあまり向いていないです(大量に一気には出ません)。

車内での保管を考えると「細口」が折れたり曲がったりしない?という点が気になっています。ただ、車内での使途を考えると、おそらく6~8割コーヒードリップがメインになると思われるので、逆に「細口」でなくてどうする…という感じもします。

ちなみにこのケトルはかなり評判が良く、多くのYOUTUBERさんがお勧めするモデルです(多くは1200Wモデルですが)。

この製品を購入しました

候補の中からこの「山善YKG-C800-E」(白)を購入しました。レビューしていますのでよろしければご覧ください

BRUNOブルーノ 電気ケトル 最大容量 1.0L

容量1000ml消費電力1000W
オートオフ温度調節×
保温機能×空焚き防止

こちらのBRUNO(ブルーノ)の電気ケトルで、5つのカラーバリエーションから選ぶことができます。レトロシックな感じが可愛いですし、あまり細口ではないので収納保管がしやすそうです。

「オートオフ」「空焚き防止」付で安全性は確保していますが、残念ながら「保温機能」はありません。容量は1000mLとちょっと大きめです。

中はステンレス製で「MAX」の目盛が見やすいです。

レトロでスタイリッシュな外観がおしゃれ。ノズルはコーヒードリップ専用より太めで、コーヒーもカップ麺への注ぎも無難にこなしそうな形状です。

ドリテック 電気ケトル「アラビカ」 PO-145BK

容量800ml消費電力900W
オートオフ温度調節1℃刻み
保温機能空焚き防止

ドリテックの細口ケトルです。本体のつやつやメッキが特徴的です。

「オートオフ」「空焚き防止」付で、保温機能は最大15分まで、さらに過熱時・保温時別々に1℃ごとに温度調節が可能です。

消費電力が900Wと小さめなので、出力1000Wのポータブル電源でも使えるのはメリットといえます。

かなり細口で、コーヒードリップ特化型といってもよいほどです。細くお湯を注げるのでコーヒーを淹れる際には威力を発揮しますが、カップ麺への注ぎなども含めた万能性には欠けるのは形状から致し方ないところです。

シロカ 電気ケトル SK-D171

容量800ml消費電力900W
オートオフ温度調節1℃刻み
保温機能〇(60分)空焚き防止

シロカの電気ケトルで容量800ml、消費電力は小さめの900W。

オートオフや空焚き防止の安全機能や、1度ごとに設定可能な温度調節機能、10分ごとに設定可能で最大60分までの保温機能など、機能が豊富なケトルです。

いちおう細口ですが、根元の方は太目になっているので車内保管でも壊れにくいかな…という印象です。

反面、山善のケトルとの比較では口が細くない点で、コーヒードリップでは山善を上とする意見が多いようです。ただ、コーヒーも淹れるがカップ麺など他の用途も多いのであればあまり細すぎない口が有効なのかもしれません。

メーカーの説明にも「カップや急須にも注ぎやすい」とあるので、コーヒードリップ特化型というよりは若干、万能型に振った製品と言えます。

HARIO 電気ケトル ヴォーノN EVT-80-HSV

容量800ml消費電力900W
オートオフ温度調節50~96℃ 1℃刻み
保温機能空焚き防止

ハリオの特徴的なカタチの細口電気ケトル。

「オートオフ」「保温」「空焚き防止」など安全機能あり。50~96℃で1℃刻みで設定可能な温度調節機能付き。

総体的に高評価ですが、お湯を注ぐ際にドバっと出るという評価がいくつかあるのが気になります。細口なのにドバっとでますかね?

おそらくノズルのカーブが大きめなので、ケトルを傾けてお湯が出るタイミングが唐突なのではないかと思います。ここで紹介しているケトルで一番ノズルのカーブが大きいです。

Toffy 電気ケトル K-KT3 1000ml 900W

容量1000ml消費電力900W
オートオフ温度調節温度計確認
保温機能空焚き防止

電子レンジでも紹介している「Toffy(トフィ)」の電気ケトルです。統一デザインなのでシリーズで購入するといいかもしれません。

温度調節機能はありませんが、温度計で湯温を確認することができます。デジタル的に湯温調節はできませんが、アナログな温度計付きでデザインの一部としても機能しています。

特に厳密な温度調整にこだわらないのであれば、デザイン面も含めておすすめのケトルですが、ノズルはかなり細口&ロングノーズなのでコーヒードリップ特化型かもしれません。カップ麺への注ぎは若干時間がかかりそうです。

Toffy全体のレトロなイメージをそのままに、注ぐ際にお湯が真下に落ちる設計が使いやすそうです。

1点気になったのは電源部が一体の形状です。重そうに思ったので調べてみたところ、電源部と別体のケトルよりも軽いぐらいなので日々の利用で重さを意識することはあまりなさそうです。

mosh! モッシュ 電気ケトル M-EK1

容量800ml消費電力1000W
オートオフ温度調節3段階
保温機能空焚き防止

mosh!の電気ケトル。ミルクの缶のようなデザインが特徴的でかわいいケトルです。こちらはいわゆる「ドリップ・ケトル」ではありません(つまり細口ではない)。

デザイン優先に見えて、実は「保温機能」「空焚き防止」などの安全機能を備えています。

温度調節は簡易版で70・80・90℃の3段階です。

HAGOOGI(ハゴオギ)ガラス電気ケトル ‎GEK-1702

容量1000ml消費電力900W
オートオフ温度調節7段階
保温機能24時間空焚き防止

HAGOOGIのガラス製電気ケトルです。当ブログおすすめの電気ケトルです。こちらも「ドリップ・ケトル」ではなく、もっと広い用途に使える汎用ケトルです。

最大の特徴はガラス製という点。中が見えるのが独特です。

ガラスには「高硼珪酸ガラス」(硬質ガラス)採用していて、電気ケトルにありがちな独特の「樹脂の匂い」の心配がないのもいいですね。中が見えることに興味が行ってしまいがちですが、ポットとしての基本性能はちゃんとしています。

しかも二重構造とすることで、外層の温度は最大でも45℃と「火傷をしない温度」に保たれるのもグッドポイントです。しかも-50~200℃急冷急熱でも割れません。

口が広く開くのもお手入れを考えると大きなメリットです。手を差し込んでしっかり洗えます。

温度調節は、40/45/50/60/70/80/90℃の7段階で、24時間の保温機能を備えます。用途に応じて最適な温度の湯沸かしがワンタッチです。もちろんオートオフや空焚き防止など安全機能も装備。

イルミネーション機能も備えているので車中泊などの際には雰囲気出まくり?です。映え写真も撮れるかも。

コーヒーを淹れるシチュエーションで考えるとスタイリッシュさに若干欠けるかもしれませんが、相対的な使い勝手は良好です。「当ブログおすすめ」です。

この製品を購入しました

この「HAGOOGI GEK-1701」を購入しました。レビューしていますのでよろしければご覧ください

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消費電力800W以下の省電力電気ケトル3選(追記

ちょっと小さめのポータブル電源Bluetti「EB70S」でも使える電気ケトルが欲しくて探してみました。

7~9万円前後のポータブル電源の多くは、定格出力800W前後です。例えばEcoFlow「River2 Pro」やBluetti「EB70S」が定格出力800Wです。

本稿では最初、消費電力1000Wのケトルを探しましたが、実用性を考えると「800W」の電気ケトルがあればいいなあ…と思って探して追記しました。

アピックス 温調電気カフェケトル AKE-290

容量400ml消費電力650W
オートオフ温度調節1度ごと
保温機能30分空焚き防止

銅のようなカッパーカラーで持ち手と注ぎ口が繊細な感じのケトルでお洒落です。

消費電力は650Wはかなり電源の対応幅が大きくなると思います。容量はちょっと少な目の400mlです。コーヒー2杯分の湯量はソロキャンやタンデム向きでしょうか。

650Wだと湯沸かしに多少時間はかかりそうですが容量を抑えることで待ちきれないほどの時間を短縮している感じです。車載用として販売されている200W程度の15分も20分もかかる製品よりは実用性がありそうです。

安全面の配慮も〇、温度調節も可能で保温機能まであって消費電力650W。少し気長に待つ感じにはなりそうですが、車載用としてなかなかの適格性を持っているように思います。

LALALUCTUS クックケトル 800ml

容量800ml消費電力400W
オートオフ不明温度調節6段階
保温機能空焚き防止

800mlの容量を400Wで加熱するのは時間がかかりそうです。少し湯量を少なくする必要があるかもしれません。

茶こし器が付属したり、湯煎などポット型調理器としての使用も想定しているようなので時間さえ待てれば案外便利かもしれません。少し水量を抑えて使うとよいかもしれませんね。

クックケトルとのことでガラス製なので調理に使っても匂いがつかないのかもしれません。Amazonの写真ではオレンジを入れてオレンジティーを作っている様子がありますし、レシピブックまで付いているそうなので、本気で調理させようという製品のようです。少なくともレトルト食品の温めは問題なくできそうです。

見た目も可愛い感じです。ちなみにメーカー名は「ラララクタス」と読みます。

カシムラ 電気ケトル 折りたたみ式 NTI-191

容量600ml消費電力800W
オートオフ不明温度調節可変式
保温機能空焚き防止

シリコンを使用してコンパクトに収納できるタイプのケトルで消費電力はMAX800Wです。容量600mlに対して800Wであれば沸騰まであまり待たずに済むかもしれません。

ただシリコンの臭い取りにはかなり手間と時間がかかるようです(評価参照)。小さくなるのは車載向きと言えます。

KAZ
KAZ

自分の希望もあって「800W以下」のケトルを追加しようと思いましたが、思いのほか対象製品が少なく、3製品のみの追加になりました。最初の製品は特に大きな問題はなさそうですしデザイン的にも悪くないと思います。2番目は時間がかかりそうですが湯沸かしだけでない使途は+ポイントです。3番目はにおい大丈夫?の1点に尽きます。

山善電気ドリップケトルYKG-C800-Eを購入

山善YKG-C800-Eは温度調節機能付きなので飲み物に適温な温度のお湯を沸かせる

紹介した電気ケトルの中から「山善YKG-C800-E」を実際に購入して使ってみました。

カラーはホワイトをチョイス。シンプルなカタチと色が合っている感じがします。

本体はお持っていたより若干コンパクト、注ぎ口の細さは車内収納がちょっと怖い程度に細いです。

細口なら点滴のように少量ずつドリップすることができる

その分、お湯はかなり細めに「滴」で注ぐことができますし、狙ったところに落とすことができます。

あと、やはり温度調節ができるのはいいですね。

自分は、熱くてすぐに飲めないのは嫌で、淹れてすぐに飲めないとそのまま忘れてしまうので、自分に「ちょうど良い温度で好きな飲み物が淹れられる」のは初めて体験ですが、かなり気に入りました。

湯沸かし時には本体は熱くなるので要注意です。その辺りは樹脂製のケトルとは違って金属製なのでお湯の熱さがそのまま伝導します。

最近新たに購入したポータブル電源「Bluetti AC70」の定格出力は1000Wですが、1000Wの山善電気ケトルを970~980Wほどで出力しています。OverLoadでの停止はありません。容量が小さいので、コーヒー1杯分(92℃)の湯沸かしで3~5%の容量を食います。

HAGOOGI GEK-1701を購入

コーヒードリップ用の山善YKG-C800-Eのほかに、無印良品の電気ケトルを使用してきましたが、製品不良があるとのことで「商品回収」となってしまったため、新たにドリップ用ではない通常用のケトルを購入しました。

上記の候補の中から『HAGOOGI GEK-1701』をチョイス、Amazonで購入しました。

このケトルの最大の特徴は、硬質&耐熱ガラスを採用していて中身が透けて見える構造です。加熱中は青色のLEDが点灯するなど、見た目にこだわったケトル…と思いきや、実は青色LED点灯も含めて意外に実力派ケトルであることを購入後に知りました。

ガラス素材とPP素材を二重構造にすることで、透明さは保ちつつ、沸騰時に手を触れても火傷しないなどの安全性にも配慮しています。温度調節や保温機能、オートストップ、空焚き防止など安全機能も必要十分に装備していて、お値段の割に「使えるやつ」という印象を持ちました。

車載におすすめの電気ケトル まとめ

今回は、車内での湯沸かしのための電気ケトルを選んでみました。

電源は、サブバッテリーまたはポータブル電源を想定して、消費電力1000W以下の製品に絞りました。さらに中型クラスのポータブル電源でも動かせそうな消費電力800W以下のケトルも追加しました。

すこしデザイン要素も考慮していますが、消費電力や容量(1L以下)に制限を加えているので、デザイン最優先というわけにはゆきませんでした(とは言えどれもスタイリッシュです)。

お茶やコーヒーを淹れるには「細口」が使いやすいですしデザイン的にもお洒落ですが、カップ麺などへの給湯であれば細口でないものを選んだほうが使い勝手はよいです。

それでは今日はこの辺で。

記事へのご意見・ご質問等はメールではなくコメント欄にお書きください。
※コメント欄は最下段にあります。
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■ 著者紹介 この記事を書いたのは…
KAZ

「喜田宗彦」としてWEBライターをしています。ライター歴は10年超です。本ブログの記事は、自分自身の実際の体験や経験、ライターとして取材や調査で得た知見、懇意にしてくださるメーカーさんなどから得た知識・情報等を反映した記事を執筆・掲載しています。アウトドアについては1982年ごろからオートキャンプを開始しキャンプ歴は40年超になります。2020年にはバンコンタイプの小型キャンパーを購入し車中泊の楽しさに目覚めました。
また食べることが好きで食べ物関連の記事多めです。特に安くて美味しいものに目がありません。地元グルメやチェンめしも好物です。
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