今回は、脚のEMS機「SIXPAD FootFitLite」を取り上げます。
一番気になるところは、『運動不足の解消になるのか』という点だと思います。
自分は、高血圧ですし、過去に心房細動で緊急搬送経験がありますが、ライターという仕事がら、多くの時間を事務机に向かって座ったままの生活になりがちです。
「それはまずい」
「運動不足を解消しなきゃ」
と副業として日に5,000歩程度は歩くような外仕事も始めましたが、ライター仕事の日の歩数は多くても2,000歩程度、少ない時は1,000歩未満ということも少なくありません。
そんな私を心配した家内が、誕生日プレゼントにと「シックスパッド フットフィット ライト(SIXPAD FOOT FIT LITE)」をプレゼントしてくれたのでレビューしてみようというわけです。
シックスパッド フットフィットライトってなに?
そんな自分の「運動不足」を心配して、家内が買ってくれたのが『シックスパッド フットフィット ライト(SIXPAD FOOTFIT LITE)』。
この製品は、足裏から電気刺激を与えてひざから下の足の筋力を動かす装置で、椅子やソファに座ったままでフットフィットに20分程度足をのせていれば、歩いて運動したのと同じ効果がある…という製品です。
EMSという筋肉に電気を流して刺激することで筋肉が鍛えられる仕組みなので、実際に歩かなくてもひざ下の筋肉が鍛えられるということのようです。EMSによって、足裏・ふくらはぎ・前すねを動かすことで筋力がアップしてくれるそうです。
足裏は歩行時などに身体のバランスをとる筋肉だということなんですが、以前なら足だけで保てた姿勢が最近ではよろけたり、傾いたりすると手をついたり尻もちをつくことが増えてきた自分的にはありがたい製品です。
前すねの筋力が落ちると、つま先を持ち上げる力が落ち、歩行時に躓きやすくなるそうですが、自分的にはまだ今のところ、躓きが増えた感覚はないので、前すねはまだしっかりしている…のかもしれません。
問題はふくらはぎ…。
ふくらはぎは、歩いたり走ったりなどすべての運動をするのに重要な筋肉であると同時に、「第2の心臓」と言われ、ふくらはぎが収縮することで下半身に流れてきた血液を心臓に返すポンプの役割を果たすのだとか。
ふくらはぎが衰えると、ポンプ機能が低下し、下半身の血液を重力に逆らって心臓に戻すのは心臓の機能だけに頼ることになり、負担が増しますが、ふくらはぎを鍛えることでポンプ機能が回復し、心臓の負担が減って、結果、血圧も下がるという理屈だそうです。
だとすれば、まさにフットフィットで座りながらにしてふくらはぎが鍛えられるなら、血圧低下の効果が期待できそうですよね。実際のところ、メーカーが言うような効果が本当に望めるのか、その辺りは実際に使ってみるしかなさそうです。
【体験談】残念ながら運動不足解消にはならない
2021年から使い始めて、今年で5年目を迎えた「SIXPAD FOOTFIT LITE」。
本稿のテーマである「運動不足の解消」についても自分なりの結論のようなものができています。
筆者的にはSIXPAD FOOTFIT LITEは『運動不足解消』にはならない…と結論付けています。
「SIXPAD FOOTFIT LITE」は、座ったまま足を乗せるだけで、脚の筋肉を電気刺激できる便利なEMS機器ですが、「これだけで運動不足を完全に解消できる」と考えるのはいささか無理があるのではないか…というのが筆者の結論です。
確かに、ふくらはぎや足裏の筋肉を刺激することで、脚の筋ポンプ作用をサポートしたり、長時間座りっぱなしによる「動かなさ過ぎ」を防ぐ効果は期待できます。
でも、実際のウォーキングのように、心肺機能を高めたり、全身の筋肉をバランスよく使うわけではないという点には注意が必要です。つまり、足裏やふくらはぎの筋肉に限った効果しか期待できないということです。
そもそも、EMSを使っても汗もかかないし、カロリーもほとんど消費しないので、ダイエットや体力向上目的で使用するような機器ではないと言えるかもしれません。
なので、FOOTFIT系のEMS機器は、「運動の代わり」ではなく、『運動できない日を補助する機器』として考えるのが現実的だと考えています。筆者のように、一日中デスクワークが続く日であったり、疲労が強く外出したくない日などに脚を刺激し、筋肉を完全に使わない状態を避ける…そんな使い方には向いているのではないかと思います。
逆にEMSだけやって終わり…ではなく、屈伸やストレッチ、できれば10回程度でもスクワットを取り入れるなど、全身を動かすことを加えることで、「SIXPAD FOOTFIT LITE」の効果もより望めるのでは?と思います。

もっと言えば、例えば足腰が弱ってウォーキングできないシニア世代とか、けがなどで運動できない等の際に、せめて足裏や脹脛を動かしておいた方がいい…そんな状況下で役に立つ機器なのかなと思います。自分もいい年ですが、まだ自力で普通に歩行できますし、運動不足解消のウオーキングも可能な状態なので、そういった使い方はまだ早いと感じています。
ただ、在宅ワークで一日中座り仕事…なんて場合で歩いてる暇がない時などには、「せめて」的に使うにはよい機器なのかなという印象です。
【体験談】科学的な分析結果ではないが血圧下降効果はある?
前項のように「SIXPAD FOOTFIT LITE」は運動不足解消にはなりにくいと考えますが、血圧抑制効果については、「まるで効果なし」とは言えないかも?と考えています。
前述の『ふくらはぎを鍛えることでポンプ機能が回復し、心臓の負担が減って、結果、血圧も下がる』という効果に関しては、以下のように実際に数値が記録されています。
我が家にフットフィットが届いてから、毎晩1回、23分間のコースを1度だけ使ってみました(購入当時)。

こちらは、一昨年の5/26までの1週間の朝夜の血圧の記録です。
これによると、朝の血圧は平均で「上:163」「下:73」、夜「上:142」「下:69」となっています。 降圧剤を2種類飲んでいて、血圧に良いとされる食材を毎日摂るようにしていて…の数値なので決してイージーな数値ではありません。 180~190当たり前だった当時から見れば、これでも下がった方なのですが、それでも正常値には程遠い血圧です。

こちらは同じく5/27以降血圧の記録です。
フットフィットライトを使い始めた5/27から、気持ち血圧が下がっています。また、5/30、5/31には正常値に違いところまで急に血圧が下降しています。
もちろん、降圧剤を服用してこの数値ですから、薬なしではまだ正常値ではないのかもしれませんが、それでも、僅か5日間のデータだとしても、平均の数値では特に上の血圧の下降が大きいように見受けられます。
暖かくなった時期ですので血圧は下がってきてもおかしくありませんし、専門家や科学者ではないので計測したデータを見て思う「素人判断」に過ぎませんが、数値は確実に下がっているように自分には見えます。
最初、「肩こり治療器と一緒だからな~」などと思って、効果も限定的だろうと勝手に思い込んでいた自分はすでにいません(笑)。 でも、EMSってこんなに「早く」「明確に」効果って出るものなんですかね。ふくらはぎの運動ってこんなにすぐに効果が見えるものなのでしょうかね。
血圧を抑える方法として、ふくらはぎマッサージなんかも紹介されていますので、そういうものなのかもしれません。 低周波肩こり治療器と大差ないんだろう…なんて、ちょっとシックスパッドを、フットフィットを舐めていたかもしれません^^;
自分の身体はかなりガタがきている~病気・不具合だらけ
私の身体はかなりボロボロです^^;
子供のころからあまり健康優良児という感じではありませんでしたが、中学~高校と部活を通して体力や筋力が付き、以降、「中年」「壮年」と呼ばれる時期までほとんど病気らしい病気もせずに暮らしてきました。
しかし、ある時期から身体の疾患や不具合が起こり始めました。
現在の状態を列挙するとこんな感じです。
- 腎臓結石
尿管結石といった方が通りが良いかもしれませんが、腎臓に石ができて、それが排泄と一緒に落ちてくる際に激痛に襲われる…という「爆弾」のような病気です。
過去に3回手術をしていますが、自分の石は細かくて取り切れないため、何年かすると成長して大きくなりますが、排泄と一緒に出てきているうちは痛いだけで特に問題はない(長年付き合っているので対処法もわかっているので)のですが、尿管を通らないほど成長してしまうと手術ということになります。
※ロキソニン多用の影響で腎臓の数値(クレアチニン)が悪化。現在は「カロナール」しか飲めなくなりました。 - 前立腺肥大
数年前に手術を行って肥大部分を削除しました。経過観察中ですが、再肥大は見られていません。 - 高血圧
いつだったか身体の不調を覚えて病院へ自ら行ったのですが、その際の血圧が上190オーバーで、それ以降、降圧剤の投薬が始まって現在に至ります。 - 心房細動

2022年に関西からの運転で約500kmを走って最寄りの料金所に着いた途端に苦しくなり、救急搬送されました。診断は「心房細動だろう」ということでした。搬送された時点で症状は治まってしまって正確な診断ができずに終わってしまいました。 - 鼠経ヘルニア
2025年はじめ、鼠径部(下腹)がぽっこり膨らんでいるのに気づきました。寝ていると正常に戻りますが、立つと出てきます。診断は「鼠経ヘルニア」とのことで、避けた筋肉の隙間から腸が出てくるとのこと。メッシュのストッパーを埋め込む手術を受けました。 - 動脈硬化
2025年夏ごろから、歩くと脹脛が痛い…という症状が出て、まるで肉離れのような強い痛みを感じるようになり、受診すると「動脈硬化による血管の閉塞」ということでした。
そこで、2025年年末に入院し、「下肢カテーテル治療」を行いました。さらに年明けには「心臓カテーテル検査」を行いましたが、動脈硬化は見られたものの冠動脈等に詰まりはなかったため、現在は、投薬と食事療法での治療となっています。 - 心室性上室性頻拍
簡単に言うと「不整脈」です。非常に早い鼓動が収まらず救急搬送を依頼、その場で「心臓カテーテル・アブレーション手術」が決まり、2026年4月に実施しました。それ以降、不整脈は起きていません。
ざっとこんな状況なので、内科(循環器)からも、泌尿器(腎臓・前立腺)からも「歩け」「歩け」と言われているのですが、ライター仕事の日はなかなか歩く時間が見つけられない、土日はあまり動かない…ということで、どうしても運動不足になりがちです。

長々と自分の病気や不調を並べ立てて申し訳ありません。でも、これらの症状や身体の状態が次項で「使っても大丈夫」「医師に相談」などに関わってくるので、あえて書かせて頂きました。
フットフィットの使用には注意点があるので購入は慎重に
ところで、フットフィットには注意書きがあります。
【危険】
次のような医用電気機器とは、絶対に併用しないでください。 事故や医用電気機器の誤作動をまねき、身体に著しい障害をもたらすおそれがあります。
- ペースメーカーなどの体内植込み型医用電気機器
- 人工心肺などの生命維持用医用電気機器
- 心電計などの装着型医用電気機器
との注意書きがあります。
このような生命の維持に影響するような機器を使用している方はこの点をよく理解よく理解されるべきでしょう。
【警告】として以下のような記載があります。
次のような方は使用しないでください。事故や肌・身体のトラブルのおそれがあります。
- 心臓疾患のある方、またはその疑いがある方(心臓に痛みや動悸などの違和感を感じる方等)
- 医師に運動やEMS機器の使用を禁じられている方
- 静脈血栓症の方、またはその疑いのある方
- 脚部にボルト等の金属を埋め込んでいる方
- 足裏に傷のある方
- 妊娠中、出産直後の方
- 小さなお子様、ご自分で取扱説明書の内容を理解できない方
- 飲酒している方
- 発熱(38℃以上)している方
とあります。
さらに、以下のような記載もあります。
次のような方は必ず医師にご相談のうえ使用してください。事故や肌・身体のトラブルのおそれがあります。
- 悪性腫瘍のある方
- 心臓疾患の既往歴がある方
- 糖尿病などによる高度な末梢循環障害による知覚障害のある方
- 脳神経に異常を感じている方(てんかんなど)
- 骨粗しょう症など、骨に異常のある方
- 脊椎ならびに脚部の骨折、ねんざ、肉離れなどの急性(疼(とう)痛性)疾患のある方
- 血圧に異常がある方
- 脚部をけがしている方、または手術したことがある方
- 介護を受けている方、または付き添いなしで日常生活ができない方
- 腰より上の体内にボルト等の金属を埋め込んでいる方
- 脚部に知覚障害や異常(感染症、皮ふ炎や傷など)のある方
- 血行障害のある方
- 脚部に刺青(タトゥー)を入れている方
- アレルギー体質の方
- 安静を必要とする方
- 身体に異常を感じている方
- 長期間、運動していない方
- その他医療機関で治療中の方
とも明記されています。
赤文字の項目は、私自身に当てはまります。
せっかく血圧抑制効果がありそうで使いたいのですが、この注が気を読む限りは『主治医相談案件』のようです。特に「心臓カテーテル・アブレーション」後は、数か月~半年ぐらいは様子を見るべき…という記述も目にしたので、ここは使用について慎重になるべきでしょう。
まとめ~その後の経過(追記)
2021年6月から使い始めた『SIX Pad FootFit lite』が2026年4月で4年10か月を迎えました。
この間、まったく使わなくなってしまった時期もありましたが、飛び飛びであっても使い続けてきたのは、あくまで素人の感想ながら≪効果あり≫と感じてきたからではないかと思います。それは運動不足解消ではなく、血圧抑制の効果を期待してのことです。
自分としては、『血圧抑制』に微妙に効果が現れていると感じて使い続けてきましたが、2025~2026年になると、心臓や血管の不調が相次ぎ「下肢カテーテル治療」「心臓カテーテル検査」心臓カテーテル・アブレーション手術」、「鼠経ヘルニア」も含めると1年で4回も入院・手術を受け、うち3回はカテーテル挿入を行っています。
こうなると、完全に『主治医相談案件』となってしまうので、実は、現在はまったく使っていません。いずれ、主治医に相談して「いいよ」を貰ってから再開しようと思っています。
そうした症状がない方で、降圧剤飲んだり、トマトジュース飲んだり…と血圧を気にしている方が使った場合は、血圧抑制の効果があるかもしれません。ただし繰り返しますが、運動不足の解消にはならないので念のため。
それでは今日はこの辺で。



