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車載冷凍冷蔵庫おすすめ10選~ランキング上位8選+注目の新製品2選|買って間違いなしベストバイ

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今回は、車載用ポータブル冷凍冷蔵庫を取り上げます。

KAZ
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2023年は、EcoFlowやAnkerが参戦するなど、車載向けポータブル冷凍冷蔵庫が熱くなりそうな予感がムンムンします。今回は夏に向けて、キャンプや車中泊時の食品保存や、冷たいドリンクを確保するなどにうってつけのポータブル電源やサブバッテリーで使える冷凍冷蔵庫を紹介します。

筆者は実は車載用冷蔵庫を所有していません。

いまだに古いロゴス製のクーラーボックス+保冷剤というスタイルなんですが、そろそろ今年は冷蔵庫買おうかな…なんて思っていたところ、EcoFlowやAnkerから最新式の冷凍冷蔵庫が登場して話題となっており、暑い夏に向けて「ポータブル冷蔵庫が熱い」のではないか…と思う次第です。

そこで今回は、Amazonでの売れ筋上位8選と、筆者が注目している新製品2機種を含めて、全10選としてご紹介したいと思います。

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キャンプや車中泊で冷蔵庫のチェックポイント

食品の保存や冷たいドリンクが何時でも飲める…なんてことは当たり前のことですが、実は「泊数」が増えれば増えるほどクーラーボックスでは間に合わなくなります。

筆者は薄手の銀シートの保冷バッグに保冷剤を入れてクーラーボックスに入れています。この方法は、ずっと以前にキャンプをしていた頃に編み出した方法で、冷たさはシートを通じてボックス内を冷やせますが保冷材に外気が当たらないので、かなり長時間にわたってボックス内を冷やしておくことができます。

キンキンには冷えませんが、庫内を5℃程度に保つことは得意です。食品の保存や冷たい飲み物を飲む程度の用途であれば十分な保冷能力があります。1泊のキャンプや車中泊なら、クーラーボックスで十分と自分的には思っています。

しかし、それも1泊が限界です。

クーラーボックスでは自力で冷やす能力がないので、2泊、3泊となると保冷剤は溶け切ってしまいお手上げです。そうなると電気で冷やせる冷蔵庫…ということになります。

大きさ・重量・形状・ポータビリティなど

「車載」を想定した場合、使用している車両によって大きさに制限がある場合があります。

例えばアルトピアーノで言うと、ベッド展開した際のボード下のスペースの高さは29.5cmが限界です。それよりも全高の高い製品だと就寝時にベッド下に収納できないため、非常に使い勝手が悪いのです。

車内での置き場所によってはサイズに制限がある場合には、そのサイズに見合った製品を探す必要があります。

フォルムや扉の開き方

また冷蔵庫全体のフォルムにも留意します。縦型はペットボトルが立てたまま収納できるなどのメリットがありますが、上記のような高さ制限がある場合には適しません。背が低く扁平な形状の場合は、高さのメリットはありませんが、保存しているものを見渡して確認できる良さがありますし、高さ制限のある場所へも設置しやすいメリットもあります。

もう1点は扉の開く方向にも要注意です。一部の製品には、家庭の冷蔵庫を小さくしたような扉前開きのものがありますが、これは加減速やコーナリングなどの「G」がかかると勝手に開いてしまう場合があります。ストッパーが付いていればいいですが、開閉しやすさを優先したようの作りだと、車載のばあいには「仇(あだ)」となってしまうケースがあります。

コンプレッサー型の多くは本体上部が上側に開くようにできているので、ほとんどこの問題はありません。

最適な容量の目安とは

また、サイズは内容量を大きく左右するので注意が必要です。ポータブル冷蔵庫の内容量は10L(リットル)~50L超まで様々です。「泊数」や「人数」「(調理)メニュー」などによって冷蔵庫内に保存する食品や飲料の量が異なるため、必要な内容量の冷蔵庫を選ぶ必要があります。

一般的に以下のような目安があります(泊数2~3日の場合)。

  • 1~2人用:20~30リットル程度の容量が適しています。
  • 3~4人用:30~50リットル程度の容量が適しています。
  • 5人以上用:50リットル以上の容量が必要です。

また、ポータブル冷蔵庫を1人で使用する場合の、容量による可能泊数の目安は以下です。

  • 1~2泊:20~30リットル。必要な食料や飲料が収納可能です。
  • 3~4泊:30~40リットル。必要な食料や飲料、そして氷や調味料、調理器具などが収納可能です。
  • 5泊以上:40リットル以上の容量が必要。必要な食料や飲料、そして氷や調味料、調理器具などが収納可能です。

もちろん、これらはあくまで目安であって使用目的や季節などによって変化する場合がありますので、クーラーボックスでの経験値などを活かして容量を選択するとよいでしょう。

重量にも注目

また、通常時にも車載のままであれば大きな問題ではありませんが、キャンプや車中泊を終えたら自宅などに持ち帰る場合、あるいは車外へ持ち出して使用する頻度が高い場合には「ポータビリティ」にも留意が必要です。僅かな重量の違いも負担になる場合がありますので、持ち手やストラップの有無も無視できません。

冷却方式の違いと温度設定

車載冷蔵庫には、大きく分けて2つの冷却方式があります。

コンプレッサー式

コンプレッサー式は、一般的な家庭用冷蔵庫と同じ方式で、冷却効率・能力が高く15L以上のポータブル冷蔵庫に多く採用されています。また、温度設定が可能で、設定に応じて自動的に冷却・保温が切り替わる機能を持つ製品もあります。ただし一般的に、下記の「サーモエレクトリック式」に比べて価格が高い傾向があります。

温度設定においては、冷蔵のみならず冷凍が可能な製品も少なくありません。冷凍が可能な場合には保存できる食品の幅が広がり、例えばキャンプ場でアイスクリームを食べる、かき氷を作るなどの使い方も可能となります。

サーモエレクトリック式

サーモエレクトリック式は、電気を使って熱を移動させる方式です。よく知られている「ペルチェ素子」もサーモエレクトリック方式の素子の1つです。

コンプレッサー式に比べて冷却能力が低く大容量の冷蔵庫には向きませんが、製品を小型・軽量化でくるので10L程度までの小型冷蔵庫に良く採用されています。

また、動作音が小さいので車載に向く特徴もありますが、冷却能力に比べて電力消費が大きく、バッテリー容量の消費が大きくなる傾向があります。また、低温環境下では能力低下の可能性があります。

KAZ
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自分の体験から言うと、ペルチェ素子の冷蔵庫で常温の飲料を「冷たい」と感じる温度まで冷やすのは無理…という認識です。家庭用冷蔵庫などで冷やした飲料を冷たさをある程度保って保存することはできても、常温から0~5℃程度の適温にするのは荷が重いと思います。

本稿では、基本的にコンプレッサー式のポータブル冷蔵庫を紹介しています。

電源の準備

キャンプ場や車中泊可能な施設などでは「電源」の貸し出しもありますが、それでは選ぶ施設にも、希望するサイトにも制限が生じてしまいます。電気製品である冷蔵庫を使うには、どうしても自ら電源を確保しておく必要があります。

キャンパーやバンコンなどではサブバッテリーが搭載されていれば、ポータブル冷蔵庫の消費電力はさほど大きくないので充分に賄えると思いますし、ポータブル電源もしかり…です。

さらに箔数が多い場合や、冷蔵庫の消費電力が大きい場合、電源の容量が少ない場合などは、充電による蓄電量の回復も考えておく必要があります。

サブバッテリーは走行充電によって蓄電量を回復できますが、キャンプ場や車中泊施設ではエンジン停止が必須ですので、走行充電による充電はできないと考えると、ソーラーパネルの用意も検討しておく必要がありそうです。

一般的にポータブル冷蔵庫の消費電力は30~60W程度とされており、これに使用時間を掛けることで必要な電力量がわかりますが、実際には、周囲温度が高い場所で使用したり、設定温度を低くしたりすると消費電力が増加するケースもあるので、余裕のある容量の電源を用意する必要があります。

消費電力50Wの冷蔵庫をパワーMAXのまま24時間使用すると1200Wにもなります。逆に消費電力50Wの冷蔵庫を使うなら24時間で最大1200Wを用意しておけばよい…ということになります。途中で電源を切る時間や温度を高めに設定するなどで実際に消費する電力量を減らすことも可能です

さらに、ソーラーパネルなどによって容量を回復することで、使用時間を延長することも可能です。

車両のメインバッテリーのシガーソケットからの給電には注意が必要です。走行中は走行充電によってメインバッテリーの容量を食わずに給電できますが、エンジン停止後はメインバッテリーの容量を消費して庫内を冷やすことになりますので、いずれメインバッテリーの蓄電は枯渇してしまいます(バッテリー上がりの状態でエンジンスタートができなくなります)。特にサブバッテリーを搭載していない普通車などでの車中泊では、エンジン停止後は冷蔵庫への給電を止める必要があります。ポータブル電源の用意が必須です。

※ポータブル電源、ソーラーパネルの「ベストバイ」については以下をご参照ください。

ポータブル冷蔵庫 Amazonランキング8選

以下は、2023年4月20日現在のAmazonの販売数ラインキング上位8選の製品です。冷却方式はすべてコンプレッサー式です(ここではペルチェ素子の製品は紹介していません)。

1位:BougeRV 車載冷蔵庫 20L CRPRO20

画像出典:amazon.co.jp
容量20L消費電力45W/36W(eco)
温度-22℃~10℃電源AC(100V-240V)
DC(12V/24V)
重量11.6 kgサイズ365x615x350mm

第1位はBougeRVの「CRPRO20」で容量は20Lです。500mlペットボトルなら15本、2Lペットなら横置きで4本まで収納できます。1~2人での使用なら十分なサイズかと思います。

BougeRV CRPRO20は、温度制御機能により-22℃~10℃まで庫内温度を任意で設定でき、冷蔵だけでなく冷凍庫としても使用できますが、低消費電力設計のため車載サブバッテリーたポータブル電源などの容量を長く保つことが可能です。

運転の状況は多機能ディスプレイによって様々な情報を随時確認することができます。

BougeRV CRPRO20は、安全性についても配慮されており、過電圧・過電流・低電圧保護・逆接続保護機能などを備えます。

また、コンパクトで軽量なデザインで、取っ手も付属しているため持ち運びも用意です。

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2位:SUNPIE 30L

画像出典:amazon.co.jp
容量30L消費電力60W/45W(eco)
温度-22℃~10℃電源AC(100V)
DC(12V/24V)
重量10.5kgサイズ350×580×370mm

SUNPIEのポータブル冷凍冷蔵庫は、30Lの容量で全高を高めに設計することでペットボトルの縦置きが可能です。冷却時にはMAX60W、通常運転時は45Wの省エネ運転と高密度ウレタン保温材採用により、電源容量を消耗を極力少なくして長時間運転を可能にしています。

温度設定は-22℃~10℃で冷凍・冷蔵庫として使用可能です。

SUNPIEは、低電圧保護基盤を搭載しているため電源からの供給電圧が一定数値より下がると自動で電源をOFFにして、それ以上の電源の損耗を防止してくれるので、電源に優しい仕様となっています。

SUNPIE 30L 車載冷凍冷蔵庫

Sumeriy 18L

画像出典:amazon.co.jp
容量18L消費電力60W/40W(eco)
温度-20℃~20℃電源AC(100V-240V)
DC(12V/24V)
重量9.94kgサイズ320×570×260mm

Sumeriyの容量18Lの少し小さめの冷凍冷蔵庫です。H3/H2/H1(高/中/低)三つのモードに設定可能で、低電圧機能により電源の電圧が一定以下になった際には運転を停止し電源の損耗を最小限にします。

ニュータイプのファンを採用することで放熱機能が向上している一方、運転時には45db以下の静音運転が可能となっています。

また、こちらの製品は全高が30cmを切っている製品です。設置場所に高さ制限がある場合には260mmの全高はメリットです(アルトピアーノのベッド下にも収納可能です)。

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F40C4TMP 9L

画像出典:amazon.co.jp
容量9L消費電力45W/36W(eco)
温度-20℃~20℃電源AC(100V-240V)
DC(12V/24V)
重量9.94kgサイズ320×420×255mm

F40C4TMP 9Lは、コンプレッサー式の9Lの最小クラスの冷凍冷蔵庫です。9Lとは500mlペットボトル6本分の容量に相当します。キャンプや車中泊時の食料保存というよりは、ドライブ中の冷たい飲み物の補完といった使い方がむいているかもしれません。

小さくても機能はしっかりしており、25℃→0℃まで約19分間で冷却することができます。冷却MAXでは45W運転、エコモードでは36Wでの運転となります。

またこの製品はスマホアプリによる遠隔操作が可能で、庫内温度の確認や設定温度やモードの変更が可能です。コンプレッサー式なので小さくてもペルチェ型よりしっかり冷やすことができます。

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F40C4TMP 18L

画像出典:amazon.co.jp
容量18L消費電力45W/34W(eco)
温度-22℃~10℃電源AC(100V-240V)
DC(12V/24V)
重量10.3kgサイズ320×570×285mm

F40C4TMPからもう1機種ランクイン。こちらは18Lで、500mmペットボトルで18本、2Lペットは4本収納できます。

急速冷却時45W・通常運転エコモード時34Wの省電力設計ですが、20℃→-22℃まで約40分で冷却します。運転音は40dbの静音設計です。

こちらの製品も全高が30cmを切っている製品です。設置場所に高さ制限がある場合には285mmの全高はメリットです(アルトピアーノのベッド下にも収納可能です)。

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EENOUR S32 32L 2ルーム

画像出典:amazon.co.jp
容量32L消費電力50W
温度-20℃~10℃電源AC(100V-240V)
DC(12V/24V)
重量‎14.7kgサイズ375×635×376mm

ポータブル電源などでも名を知られるEenour S32は32Lto比較的容量の大きな冷凍冷蔵庫です。

温度設定は-20℃~10℃で、25℃→-20℃を65分間で冷却可能です。庫内には500mペットボトルで25本、1L牛乳パックは23本収納可能です。

冷蔵・冷凍併用庫と冷蔵専用庫の独立した2ルーム構成で、庫内灯があるので暗がりでも中身を識別可能です。

どちらかというと面積の広さよりも高さを意識したサイズ感です。外装もサファリ仕様のようなワイルドな感じが精悍です。

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SUNPIE 30L 独立2ルーム

画像出典:amazon.co.jp
容量30L消費電力80W/40W(eco)
温度-20℃~10℃電源AC(100V)
DC(12V/24V)
重量‎15kgサイズ370×660×390mm

SUNPIEも2台目のランクインですが、こちらは『2室独立温度制御』です。「冷凍or冷蔵」の部屋が1つ、冷凍専用室が1つで独立して制御できるため、冷凍+冷蔵、両方冷凍と2通りの使い方が可能です(両方冷蔵はできません)。

温度設定は-22℃~10℃で、常温~-20℃まで約35分間で冷却可能です。急速冷凍時にはMAX80W運転、通常時には40Wの運転となり、他の製品より少し消費電力が大きめなので要注意です。通常運転中は40dbの静音設計です。

高密度ウレタン保温材を採用し、本体自体も高い保温性を確保しています。また、低電圧保護機能を搭載しており、電源が一定の電圧以下になると運転を停止して電源を保護します。

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BougeRV 22L

画像出典:amazon.co.jp
容量22L消費電力45W/36W(eco)
温度-22℃~10℃電源AC(100V-240V)
DC(12V/24V)
重量‎12.9kgサイズ320×575×330mm

BougeRVも2台目のランクインで、こちらは22Lタイプです。500mlペットボトルが20本、2Lペットは寝かせて4本収納可能です。

温度設定はー22℃~10℃、常温→0℃は約15分、常温→-22℃は約50分で冷却可能です。急速冷凍時にはMAX45W運転、通常時には36Wの運転となります。

低電圧保護機能を搭載しているので、電源側の電圧低下を感知し、一定の電圧になると自動的に電源をOFFにして電源を保護します。

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結局どれにする?

自分ならどうするか…ですが、まず最も気になったのは『2ルーム独立制御』のSUNPIEです。独立した2室を冷蔵+冷凍または両方冷凍に使えるのは便利と感じました。ただ30Lの容量と390mmの全高はアルトピアーノ車内で使うには厳しいかな…と言う感じです。そういった制約がない環境でなら、やはり冷凍と冷蔵を使い分けられるのはメリットが大きいと思います。

F40C4TMP 9Lのスマホ遠隔操作も「いいかも」と思いました。例えば現地へ向かう車中で「いま何度ぐらいまで下がったんだろう」と気になることってあるんですが、そういう場合でもこの製品ならスマホで簡単にチェックして庫内温度が下がっていないようなら、モードを切り替えるなどができます。ただし容量9Lはちょっと小さいか…というところです。

そうなると、オーソドックスにAmazonでも売れ筋1位の「BiugeRV」かな~と言うところですが、当サイトからだと公式サイトで16%OFFクーポンを出してくれる(※)そうなので、「安く買う」こと優先ならチョイスしても良いのでは?と思います。

KAZ
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※BougeRVの「16%OFFクーポン」は、公式サイトやAmazonで出ている15%OFFクーポンよりも1%だけ値引が大きいので実は『最安値』で購入できるんです。公式サイトの全商品に有効なので、ポータブル電源やソーラーパネルにも適用可能です(有効期限があるのでお早めに)。

注目の新製品2選

冒頭にも話が出た、EcoFlowとAnkerの冷蔵庫に注目しています。ほぼ同時期にEcoFlowとAnkerが動いたので、なんか大御所が乗り出した感がありますよね。

EcoFlow GLACIER

EcoFlowは、2023年4月16日、製氷機を内蔵・取り外し可能な着脱式バッテリーを備えたポータブル冷蔵庫『GLACIER』(グレイシャー:氷河の意味)を発表しました。ポータブル型の冷凍冷蔵庫で製氷機を内蔵した製品は初だそうです。

着脱可能なバッテリーは、初代のポータブルエアコン「WAVE」と同様の考え方で、電源のない場所でも一体型のバッテリーからの給電で動作させることができます。

GLACIER本体が124,300円(税込)、専用バッテリーパックが33,000円(税込)、専用キャスターと伸縮式ハンドルが別売で14,300円(税込)で、しめて141,900円で、4/26から先行予約が開始されました。正式な販売開始(発送開始)は5/10となるとのことです。

製品としては高価ですが、バッテリー内臓であることを勘案すると冷蔵庫としての価格はさほど高額とは言えないのかもしれません。そして何より氷が作れるのは車中泊やキャンプでは大きなメリットになりそうです。

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Anker EverFrost Powered Cooler 30 40 50

Ankerからもポータブル冷蔵庫の発表・発売がありました。

いずれも「EverFrost Powered Cooler」と名称で、容量によって「30(33L)」「40(463L)」「50(53L)」の呼称が付きます。「30」のみが4/16より発売となり、「40」「50」については4/19より予約開始、6月中の発売予定となっています。

既発売の「30」は、取り外し可能な299Wh容量のバッテリーを搭載して、最大32時間の冷却時間を確保しているといいます。容量は33Lで、350ml缶なら40本、2Lペットボトルなら立てたまま6本を縦に冷蔵保管できるとのことです。

ソーラー充電やスマホ遠隔操作にも対応しています。

EverFrost Powered Cooler 30

ポータブル冷蔵庫は冷えない問題

「ポータブル電源は全然冷えない」「○○時間待っても0℃以下にはならない」なんて話しを時々耳にします。でも考えてみれば、あんなに小さな冷蔵庫が家庭の大型冷蔵庫に匹敵するぐらいギンギンに冷える…と思う方が無理があります。

自分の経験では、ポータブル電源を使うコツは「冷えたもの」を入れることです。あるいは何も入れていない庫内がマイナスまで冷えてから飲み物を入れるとか、一工夫必要です。

常温の、まして真夏の炎天下に置かれていた缶ビールをポータブル冷蔵庫にひょいと入れて、庫内も冷たくしつつ缶ビールもキンキンに冷やすなんて無理です。

家庭用冷蔵庫で冷えたビールを入れてキャンプや車中泊に向かえば、キンキンに冷えたビールを飲むことができるはずです。冷たいものを冷たく保つ製品だと考えれば十分その性能はもっていると思います。

それでも冷えていたはずのビールがぬるくなるなら、それはその製品がダメ…ってことになるかと思います。

ポータブル冷凍冷蔵庫 まとめ

夏のレジャーには必需品ともいえるポータブル冷蔵庫をチェックしました。

一口にポータブル冷蔵庫といっても、容量や消費電力(つまりパワー)は色々なので、自分の使途や人数に合わせた製品を見つけてください。

それでは今日はこの辺で。

記事へのご意見・ご質問等はメールではなくコメント欄にお書きください。
※コメント欄は最下段にあります。
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■ 著者紹介 この記事を書いたのは…
KAZ

「喜田宗彦」としてWEBライターをしています。ライター歴は10年超です。本ブログの記事は、自分自身の実際の体験や経験、ライターとして取材や調査で得た知見、懇意にしてくださるメーカーさんなどから得た知識・情報等を反映した記事を執筆・掲載しています。アウトドアについては1982年ごろからオートキャンプを開始しキャンプ歴は40年超になります。2020年にはバンコンタイプの小型キャンパーを購入し車中泊の楽しさに目覚めました。
また食べることが好きで食べ物関連の記事多めです。特に安くて美味しいものに目がありません。地元グルメやチェンめしも好物です。
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