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BLUETTI AC70を買って使ってみた結果~待望のEB70S後継モデル新登場!7つのおすすめポイント

Bluerri AC70 実機レビューポータブル電源・バッテリー
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待望のBluetti EB70S後継『AC70』が発売になりました!早速、購入して実際に使ってみた上で、進化した点や省略された点、メリットやデメリットなどをレポートします。

KAZ
KAZ

筆者は日ごろからメイン機として「EB70S」を使っていますが、いくつか不満というか、物足りない点を感じていました。そんな筆者の思いが届いたかのような新モデル「AC70」が登場!間髪入れずに「これだ!」と購入ポチしちゃいました。レビューします。

「AC70」は、ほんとうに筆者が「○○が△△になればいいのに」と思っていたことが反映されて登場して驚いてしまいました。「△△になればいいのに」が実現したのですから、ほぼ文句なしの筆者の理想形のポータブル電源に進化してくれました。

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AC70の外観チェック

納品&開封。

付属品は、ケーブルが3種類、接地用ネジ、取説です。

3種類のケーブルは

  • AC充電ケーブル
  • シガーソケット-XT60ケーブル
  • ソーラーパネル用MC-4-XT60ケーブル

「接地用ネジ」は取説に何の目的で使うのか…は書かれていますが、具体的な使い方は書かれていませんので、現時点では想像ですが、アース線を本体右のアースに留めるためのネジなのでしょう。「接地用」というのはたぶん「アース」の直訳だと思います。

4方向からの外観です。右サイドにAC充電口とアースがあるだけで、他はすべて前面に集中配置されています。筆者は、狭い車内で使用する際などに使いやすいスイッチやプラグの前面集中を重視しています。

EB70Sとの外観の比較です。全体的に一回り大きくなりました(サイズスペックは次項)が横幅と奥行のサイズはほぼ同じ(+6mm)で、高さが3.6cm大きくなっています。

AC60/AC180と同様に筐体の樹脂が厚くなり、「コンコン」しても安っぽい音がしなくなりました。

ハンドルが可動式から固定式に変更になりました。

AC70の進化~スペックを旧モデル&ライバル機と比較

AC70の主要スペックを旧モデル(EB70S)とライバル機(RIVER2 Pro)と比べてみましょう。

メーカーEcoFlowBluettiBluetti
機種RIVER2 ProEB70SAC70
発売日2023/042021/062023/10
通常価格88,000円79,800円
値下げ
69,800円
84,800円
今なら25%OFF
62,800円
採用電池リン酸鉄リン酸鉄リン酸鉄
充電サイクル300025003000
容量768Wh716Wh768Wh
バッテリー拡張
最大2816Wh
定格出力800W800W1000W
最大出力1600W1600W2000W
定電圧機能X-Boost
最大1000W
電力リフト
最大2000W
AC端子442
USB-A322
USB-C122
DC出力5521×25521×2廃止
シガーソケット111
AC入力940W200W850W
ソーラー入力220W200W500W
急速充電X-Stream
スマホ操作
UPS30s20s20s
ワイヤレス充電×廃止
サイズmm
容積リットル
269x259x226
=15.7L
320x216x220
=15.2L
314×210×256
=16.9L
重量7.8kg9.7kg10.2kg
保証期間5年2年5年

EB70Sと比べると、ほぼすべてのスペックで進化しています。新モデルで新採用になった、あるいは強化された点は以下のとおりです。

充電サイクルが3000回に(変更・強化)

充電サイクルが2500回→3000回になりました。

毎日容量すべてを使い切るような使い方をした場合、16か月寿命が長くなったことになります。1週間に1回容量を使い切った場合には、3000回サイクルは57.5年後です。

容量アップとバッテリー拡張(変更・強化)

充電容量は、716Wh→768Whと微増しています。EB70Sになかった機能としてバッテリーの拡張が可能になっています(※)。

※ただし、AC60/B80のように専用ケーブルでつないで容量を一体化するものではなく、充電端子で接続し「外部充電」のような形での容量アップになりますので、厳密な意味での「拡張バッテリー」ではありません。かといって、もう1台のポタ電にACコンセントをさしてパススルーするのとも違うんだと思います。現時点でB80/B230との接続ケーブルは未発売です。

出力アップ(変更・強化)

消費電力1000Wの電気ケトルを動作中

これは重要なスペックアップです。定格出力は従来の800W→1000Wに拡大し、旧モデルでは動作できなかった消費電力1000Wまでの家電を動作可能です。

画像は、消費電力1000Wの人気の山善製電気ケトルで湯沸かししている際の出力です。何度か湯沸かししていますが、OVERLOADで停止したことは一度もありません。出力上限付近でも安定しています。

電力リフト(追加)

消費電力1350Wのドルチェグストの電圧を抑えて動作中

旧モデルにはなかった定電圧機能「電力リフト」が採用されました。これにより、定格出力を超える1001W以上の消費電力の家電の電圧を抑えて動作可能です。最大消費電力2000Wまで対応可能です。

KAZ
KAZ

実はこの出力表示には驚きました。EcoFlowも含めて今までの定電圧機能では定格出力以下で出力していたのですが、画像の1022Wは定格出力を超えています。そんなことってあるんでしょうか。ちょっとBluettiに聞いてみたい気がします。

入力値が大幅にアップ(変更・強化)

AC100Vでの充電が最大200W→850Wに拡大、ソーラーパネルからの充電も200W→500W(12-58V)に拡大しました。これにより、より高速な充電が可能となっています。

ACコンセントからなら45分間で満量の80%まで充電が可能です。ソーラーパネルは、このクラスで400W級のパネルから充電できます(最速2時間でフル充電可能)。

余談ですが、リチウムイオン電池の性格として、フル充電・フル放電での劣化が大きいため、充電はできれば80%までで止めるのがおすすめです。あえて80%超の充電を強いるとバッテリー寿命を縮めます(※)。充電速度が早いのでうっかり満充電近くまで充電してしまいそうです。

アプリ遠隔操作(追加)

実際のアプリ画面のスクショ

こちらも待望の機能が付加されました。従来は本体まで行かないと充電量などを確認できませんでしたが、アプリから遠隔で確認・操作できるので非常に楽ちんになります。あまり重視しない方もいるようですが、筆者はかなり歓迎です。

入力端子の形状(変更)

大きく重いACアダプターが不要になりケーブル直結でAC充電できるようになりました。また、DC入力(ソーラーパネルやシガーソケットからの充電)のプラグが、EB70Sの「DC7909プラグ」から「XT60」に変更になりました。

KAZ
KAZ

DC入力がXT60に変更になったことで、EB70Sとケーブルを共用できなくなりました。ところが、MC-4=XT60ケーブルは、なんとEcoFlow EFDELTAと共用できることが判明^^ ケーブルが共用できると余ったケーブルを車載用に積んで置けるので有難いのです。

旧モデルよりスペックダウンした点(廃止等)

EB70Sよりスペックダウンしたのは4点です。

  • ACコンセント2カ所に減少
    4個あったACコンセントが2カ所に減少しました。確かに4カ所一度に使うことはなかったので問題ないのかもしれませんが、この点については使い込んでみないと分からないと思います。

    自分はACプラグは個別スイッチ付きのテーブルタップを介しています。本体に直接差し込むと「AC-ON」にした際にすべてに電気が供給され無駄なので、個別スイッチで必要な機器にだけ給電するようにしています。なので、ACコンセントが2個でもあまり影響なさそうです。
  • 5521DC端子廃止
    EB70Sには「5521」サイズのDC端子×2個が装備されていましたが、AC70では廃止されています。ただ筆者はEB70Sをずっと使っていて5521端子を一度も使ったことがないし、必要だと思ったことがないので廃止でも特に気になりません。
  • ワイヤレス充電廃止
    これも使わない機能の1つでした。USB-Cで充電すれば100Wなのに、ワイヤレス充電では15Wなので遅くて遅くて…。廃止でも特に気になりません。
  • LEDライト廃止
    こちらもほとんど使ったことがない機能で特に問題ないと思います。
KAZ
KAZ

コスト削減で、旧モデルや他モデルであまり使われていない機能を廃止したのではないかと思います。AC70の通常価格は84,800円ですが、1クラス下のAC60は発売当時の価格は99,880円でした(現在は79,800円に値下げ)。たぶん、AC60はスペックに対して割高感があったので、旧EB70Sと同価格帯に収めるために機能を省き、外装もAC60より簡素化してコストダウンしたんじゃないか…と想像できます。

EB70Sに感じていた不満とAC70での改善点(メリット)

ここでは、AC70のおすすめポイントを7つ紹介します。

EB70Sで車内ワーケーション

コンパクトなボディに必要十分な性能を機能を詰め込んだ高コスパなポタ電…これが筆者のEB70S評です。日々、生活の様々なシーンで使用していてあまり過不足を感じずに使えるポタ電です。

ただ、ずっと使っているといくつかの不満があったことも事実です。

EB70Sの不満ポイント
  • 定格出力800W&電力リフトなし
    電気ケトルやコーヒーメーカーを動作させられない。その都度、出力の大きなポタ電を動かす必要があった。1台ですべてが賄えればいいのに…と感じていた。
  • アプリ連携がない
    充電している際にもいちいち本体まで行かないと充電の様子が確認できない。アプリ画面で確認や操作ができればいいのに…と感じていた。
  • 充電残量が不正確・不明瞭
    EB70Sの残量計は20%ごとの棒グラフだけなので、今何%残っているのかが把握できない。表示される残量が何%なのかまったくわからない。
  • 充電中のファンの動作音が大きい
    100Wを超える入力があるとファンが大きめの音で動作。まあまあうるさい(他社製品でもっとうるさい機種は知っているが決して静かではない)。
  • 大きく重いACアダプター
    AC100Vで充電する際に巨大なACアダプターが必要
  • 安っぽい
    筐体の樹脂が薄ペラで「コンコン」するとチープさモロ出しのペコペコ音がする

書き出してみるとけっこうあるもんですが、それでも取り回しの良さ、携帯性の良さに比して容量・出力がそこそこあるので使い勝手がよくどこへでも持っていっていました。

以下では、これらの不満点がどう改善されたのかを見てゆきます。

定格出力が1000Wに拡大+電力リフト2000W

最初のおすすめポイントは

  • 定格出力1000W/瞬間最大2000Wに拡大
  • 電力リフトで最大2000Wまで対応

の2点です。

電気ケトルやコーヒーメーカー、IHコンロやホットプレートなど、いわゆる電熱系の家電の消費電力の下限は1000Wのものが多いです。それ以下になると「加熱能力」が不足してしまうので、電気ケトルやホットプレートなどの多くは1200~1400W程度のものが主流で、消費電力が小さい製品を探しても1000Wが下限です。

そうなると定格出力800WのEB70Sでは「電熱系」家電は動作させられないという問題が起こります。現に、我が家の電気ケトル(1000W)やコーヒーメーカー(1350W)はEB70Sでは動かせず、1600Wの定格出力をもつEFDELTAで動作させています。

さらに、電力リフトで2000Wまで対応したことで、1350Wのコーヒーメーカーも使用可能になったのは大きいです。

AC70だけで日々の使用をすべて賄えるようになりました。

アプリ連携可能~状態確認・操作できる

次のおすすめポイントは「アプリ対応」です。

EB70Sはアプリ連携機能がなかったのでスマホ画面での確認や操作ができませんでした。充電量を確認するにも、いちいち本体まで行って確認する必要がありました。

このアプリ連携によるスマホ遠隔操作機能の有無はあまり大したことではないと評価しない方もいるかもしれませんが、筆者的には使い勝手の良し悪しに大きく影響すると考えているので、AC70で採用されて有難い機能です。

アプリ画面

アプリ画面ではAC70の「入出力と残量」「バッテリー」「DC/ACのON/OFF」が確認・操作できます。

画面右上の歯車から設定画面に遷移します。

アプリ設定画面

設定画面では、「充電モード」「電力リフト機能(ON/OFF)」「ECOモード」が設定でき、「バージョンデータ」の確認と、「高級設定」では周波数(50Hz/60Hz)の切り替えが可能です。

充電モード

充電モードは「標準」のほか2段階「静音」「高速」を選べます(静音性については後述)。

ecoモード設定

エコモードは、AC/DC個別に設定可能です。

「高級設定」では、AC出力の周波数(50Hz/60Hz)を選ぶことができます。

ただ、1点アプリに残念ポイントがあるのですが、それはのちほど。

充電残量が1%刻みで実数で表示される

EB70Sのパネル~充電残量が正確に把握できない

次のおすすめポイントは「充電残量確認の正確化」です。

EB70Sの情報パネルの残量表示は、20%おきのグラフしかありません。例えば画像のように80%と表示されていても、それが71%~90%なのか、61%~80%なのかわかりません。仮に71%~90%だとしても、充電残量が71%なのか90%なのかでは対応が全く違ってくるので正確な残量把握は重要です。

71%ならもう少し充電したいですし、90%であるならもう充電はやめるべきと判断しますが、20%もの幅のある残量表示は正直、あまり意味がないと感じます。

さらに充電中はゲージが1つずつ点灯してゆくのも困ります。「充電中」であることを表しているのだと思いますが、今何%充電されているのかは、充電ケーブルを外してみないと分かりません。

AC70ではこれら全てが改善されました。1%ごとのリアルタイムな残量表示となって明確な残量がはっきり認識できるようになりました。通常時でも充電中でも「今何%なのか」が正確に把握できるようになりました。

ちなみに、残量%の下の数字は「現在の状態で何時間動作するか」の表示です。画像の場合は充電中なので、満充電まであと2.9時間であることを表しています。また、数字の先頭の「電池マーク」の矢印は、入力中は「←」、出力中は「→」が表示されます。

静音性と質感が大幅アップ!

さらに、AC70では「ファン動作時の騒音低減」も実現しました。

静音時の騒音計測結果

こちらは充電中のファンの動作音を計測したものです。「静音」設定で22.1dbです。かなり静かでテレビの音でかき消されてしまう程度の音です。就寝中でも気になることはないはずです。音質もガサツな感じはなく、シルキーな音…というのか上質な音質です。

標準時の騒音計測
高速時の騒音計測

高速充電の計測はMAX850Wよりかなり少ない電力での充電中だったので、もう少し騒音レベルは上がる可能性はありますが、それでもおそらく50db以下には収まると思うので相当静かになったのは確かです。

ACアダプター不要でACケーブル直結

ACアダプター不要でAC充電可能になったこともおすすめポイントです。

EB70Sの弱点の1つが、AC充電の際に大きく重いACアダプターが必要なことでした。筆者はほぼ100%太陽光でしか充電しないのであまり大きな問題ではなかったですが、AC100Vがメインの充電方法の場合には必ず大きく重いACアダプターを使用しなければなりませんでした。

EB70Sではこんな大きなACアダプターが必要だった
画像はACアダプターを使ってB80に直接充電している様子

AC70では内臓型となり、AC100Vコンセントとケーブル直結で充電できるようになったのはいいですね。設置の手間だけでなく、保管や移動(外出時の携帯)を考えても有難い変更と言えます。

質感向上

AC70の筐体

EB70Sと比べると大幅な質感向上(※)が見られます。

筐体の樹脂が厚くなった印象で指で「コンコン」するとその違いが明確に分かります。EB70Sのような「ぺこぺこ」した感じはなくなりました。

筐体下部の斜めのリブはAC60やAC180にも採用されているBluetti新世代シリーズのアイデンティティのようです。

※質感向上については後程デメリットでも言及します。

AC70に感じた残念ポイント(デメリット)

EB70Sに感じていた不満をほぼ解消してくれたAC70は、筆者的にほぼ完ぺきなポタ電と言えますが、それでもいくつか残念に感じた部分がなかったわけではありません。

ハンドルの位置

AC70のハンドルは固定式に変わりましたがそれはいいです。可動式でも固定式でもそこには文句はないのですが「取付位置」は大いに不満です。

奥側にオフセットされたハンドルで本体を持ち上げると傾きます。壁際や物と物の間に置いている場合、壁や隣の物にぶつかります。持ち上げる際に気を使うので真ん中に設置して、垂直に持ちあがるようにして欲しかったです。

置く時もデメリットになります。最初に一番下になっている「辺」が設置してしまうので、置きたい場所よりズレて置くことになるので、毎回場所を修正する必要があります。置く際も限られたスペースに置く場合にはハンドル以外(本体とか)を持って置かないと思った場所に置けません。

AC60のハンドルは中央に設置~垂直に持ちあがる

RIVER 2も同様にオフセットの固定ハンドルになりましたが、ライバルだけに参考にしたのかもしれませんが、正直、まっすぐに傾かずに持ちあがるEB70Sのハンドルの方が使い良かったと感じます。

ワイヤレス充電を廃止したので、天板を広く開放する理由はないので、オフセットした理由がわかりません。単なるデザイン上のことならこれは失敗だったのでは?と思います。あまりに実用性を無視したデザインかと…。

質感向上するも今一歩

AC70の筐体~ゴム素材は使われていない
AC60の筐体~縁にゴム系素材を使用

AC70になって、EB70Sよりも質感がかなり向上しているのは確かですが、AC60には及ばない感じです。AC60では縁にゴム系素材を使用していて高級感がありましたし、「コンコン」してもデッドニングしたような硬質なコンコンでしたが、AC70では少し共振感があり、AC60と比べると今一歩という感じです。

質感はあきらかに1クラス下のAC60の方が上です。さらに言うと、EcoFlow EFDELTAは「コツコツ」とAC60よりもさらにしまった音質で、この辺りはもっともっと頑張ってほしいと感じます。

KAZ
KAZ

質感は大したデメリットではなく、性能・機能・使い勝手に大きなマイナスになるようなことではありません。おそらく価格を84,800円に抑えるためのコストカットでしょう。ポタ電本来の機能・性能はスペックアップしているので問題ないと思います。

スマホ操作で充電上限が設定できない

こちらはEcoFlow RIVERのスマホ操作画面ですが、「充電設定」という項目があり、充電上限を設定できます。画面では90%を上限に設定していますので、充電をして放っておいても90%までで充電を終了してくれる機能です。

筆者はこの機能をとても重要だと考えています。ポータブル電源にダメージを与える「満充電(フル充電)」を防止してくれるからです。

AC70にも是非是非この機能は欲しかったです。アプリに詳しいわけではありませんが、もしかするとアプリのバージョンアップで対応できないですかね?もし可能なら早急にアップデートで取り入れてほしい機能です。

AC70を購入した理由~なぜ大容量モデルじゃなかった?

数あるポータブル電源の候補からなぜ「AC70」を選んだの?もっと大容量・高出力の最新モデルが発売されているのに、ちょっと中途半端な感じがするけど…。

そんな風に思われる方もいるかもしれませんね。

自分が今回AC70の購入を決めたのは、発売日当日(10/17)でした。ほとんど迷うことなくAC70の購入を決めました。支払方法や手持ちのポイントが使えないか等々を調べたので実際の注文は10/20になりましたが、購入の意思は即決でした。なぜ即決で購入を決めたんでしょうか。

ソーラー充電の能力は平均300W/日程度

自分も最初は「次のポータブル電源は大容量高出力モデル」と考えていましたが、日々、ソーラー充電しつつスマホ充電や家電を使う中で、我が家でのソーラー発電能力は押しなべてせいぜい300W/日程度だと分かってきました。

アルトピアーノのルーフに取り付けた200Wパネルが我が家の最大出力のパネルですが、日照時間と実際の発電能力から、1日に発電できる電力は夏場で400~450W、太陽が真上にゆかない冬場は300Wがいいところ…ということがわかってきました。平均するとだいたい300~350W程度でしょうか。

しかも毎日晴天という訳ではないので、曇天・雨天も考慮に入れると、週間で平均すると250~300W程度になりそうです。

だとすると、例えば2000W超の大容量電源を購入したとしても、フル充電するにはソーラーパネルだけでは追い付かずAC100Vから充電する必要が出てくるので、逆にポータブル電源に充電しておく意義は何だ?ということになってしまいます(ACからそのまま使えばいい話し)。

仮に大災害で停電が何日も続いた場合ではACからの充電はできないので、ソーラーパネルで回復できなければいずれ電力は枯渇してしまうので『回復可能な蓄電量が持続可能な蓄電』と思うようになったというわけです。

すでに2,200Whの蓄電量を持っている

我が家には、EFDELTA(1260Wh)、EB70S(716Wh)、EB3A(268Wh)のポータブル電源があり、合計で最大2,244Whの蓄電が可能です。充電を80%で止めたとしても1,795Whの蓄電量を保有しています。

いざという時のための蓄電量は多ければ多いほどいいのでしょうけれど、回復できなければいずれ枯渇することは目に見えているので、手持ちのソーラーパネル5枚を使って個別に太陽光発電で回復できることを重視した結果、768WhのAC70で充分だし、4台合計すると3,000Whを超える蓄電量となるのでそれで充分ではないか…と考えました。

ソーラーパネルはメーカーも出力や電圧もバラバラなので連結して大出力パネルとして使用することができません。そうであればパネルと電源を1対1で接続~充電できた方が効率がよい…と考えたことが2点目です。

蓄電量を増やしたいなら、また700~1000W程度の手頃な価格の電源を買い足すことでクリアしようと思っています。

EB70Sの使い勝手がよくお気に入りだったから

AC70は背が高いのでもうシート下には入らないですが…

そしてこれが最大の理由かもしれませんが、EB70Sの使い勝手が本当に良くて、日々の使用はもちろんドライブや1泊の車中泊にも十分(サブバッテリーありきで)なので、出力が足りない湯沸かしとコーヒーメーカー以外の利用シーンはほとんどEB70Sを使っていて信頼感抜群でした。

EFDELTAは、容量1260Wh・定格1600W/最大3100W出力で我が家で最大の電源ですが、電池が三元系リチウムなので寿命が短い(800サイクル)のがタマにキズで、2020年の購入から3年使用しているのでそろそろ充電量の減少も気になる頃合い…というわけで、ますますリン酸鉄リチウムで2500サイクルのEB70Sの使用頻度が増える…という感じでした。

そこで、使い勝手抜群で、故障も不具合もない、ソーラーパネルとの相性もいい…とお気に入りだったEB70Sの後継モデルということで即決した部分が大きいです。

また、お気に入りということには「前面集中配置」ということも含まれます。狭い車内で前にも後ろにもスイッチや端子が配置されているのは使い勝手が悪くて好きになれません。そういう意味ではDELTAシリーズなどは(すでにEFDELTAを持っていることもあって)対象にはなりませんでした。

実を言えばJackery 1000Plusに決めかけていたのですが、電撃的にAC70が登場し価格もスペックもフレンドリーだったので即決に至った…という感じです。

新商品発表早割り25%OFF実施中(10/31まで)

現在、Bluetti AC70は「新商品発表早割り25%OFF」を実施中で『62,800円』で購入可能です。公式サイトはもちろん、Amazon/楽天市場/Yahoo!ショッピングでも同価格で購入できます。

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Bluetti AC70 まとめ

AC70は本当に待望の1台でした。

実際に過去記事「AC60/B80のレビュー」にも『愛用している「EB70S」に電力リフト(1500W程度)と拡張バッテリー機能が乗ってくれれば、それが「一番欲しい電源のスペック」になる』と書いていて、それをAC80と仮称していましたので、本当に自分的には「待望」のポタ電だったんです。

即決で購入して、製品が届いてまだ2日目ですが、もともと使い勝手は抜群な上に質感も上がっていてすでにお気に入りです。出力アップ+電力リフトでオールマイティなポタ電になった「AC70」はおすすめです。

また、何かあれば追記します(10/25幾つか追記しました)。

それでは今日はこの辺で。

KAZ

当ブログの管理人KAZです。
モバイル通信やガジェット関連、アウトドア関連のフリーライターをしています。2020年3月、コロナによる緊急事態宣言直前に購入した小型バンコン「アルトピアーノ」でバンライフに目覚め当ブログを立ち上げました。