今回はアルポットで炊く「炊き込みご飯」レシピを紹介します。
近頃は炊飯と言えばメスティン全盛ですが、自分的にはアルポットで炊くごはんはなかなか旨いと思っているので、上手にできた炊き込みご飯のレシピを紹介します。
アルポットは誰にでも簡単に美味しいご飯が炊ける…という道具ではありません。
メスティンに比べると、上手に炊くには手間やコツが必要なので、今の時流がメスティン優勢なのは十分わかるし、自分自身も頻度でいえばメスティンを使うことが多いです。
でも、炊いたご飯の美味しさで比べるなら自分的にはアルポットに軍配をあげますね。
作り方や加熱時、後片付けまで含めた総合力はメスティン圧勝かもしれませんが、それでも時々、アルポットで炊いたご飯が食べたいな…と思います。
というわけで今回は、アルポットの炊き込みご飯の過去レシピまとめです。
アルポットの方がご飯が旨い?&収納性もよい?
この辺りは個人の好みや感覚なので、一概には言えませんが、自分の感覚では同様に炊き上げたご飯は、アルポットの方が旨いと思っています。
メスティンは確かに「自動炊飯」なんて言われていて、ほぼ焦げることはなく、誰にでも簡単にご飯を炊く事ができますし、多少厚みのある弁当箱のような形状・大きさもコンパクトです。
なにせ見た目も可愛いし、後片付けも簡単だし。総合力なら断然メスティンです。
ただ収納の点では、アルポットもなかなかの収納性能を持っています。
メスティン自体はコンパクトですが、加熱するバーナーやコンロ等が別途必要ですが、アルコールバーナーを内蔵するアルポットは全てがパッケージされているので、意外と荷物としてはまとまりがいいんです。
旨さに関しては、たぶん火力の集中の問題じゃないかな…と思います。
メスティンは、いくら風防などで囲ったとしても熱エネルギーが逃げやすいですが、アルポットは容器の中でアルコールバーナーが燃焼して、その熱エネルギーのほぼすべてを使って内釜を加熱するため、火力の集中という点で旨いご飯が炊けるのでは?と思います。
アルポットで炊いた炊き込みご飯のレシピ
以下は過去に実際に作ったアルポットの炊き込みご飯のレシピ集です。
舞茸の炊き込みご飯~松茸風味
こちらは、かの有名な「松茸の味お吸もの」を味付けに使って、実は、松茸より旨いかもしれないという割れる「舞茸」を使った炊き込みご飯です。
実際、舞茸は非常に香りがよいので炊き込みご飯にピッタリな食材だと思います。
洗い米は約1時間ほど水を吸わせてから炊きます。
今回は、米1.5合を使いました。
味付けは「松茸の味お吸いもの」と塩少々、刻んだだし昆布と舞茸を加えて炊き込みます。風味づけに醤油と味醂を小量加えるのもお勧めです。
加熱時間15分、蒸らし時間15分で、トータル30分を要します。
炊き上がったら、茶碗に盛り、小口ねぎを散らして完成です。今回は、アマノフーズのフリーズドライのナスの味噌汁を添えました。
キャンプ場の朝ごはんでも簡単に作る事のできる簡単レシピです。
こちらのレシピは「DRIMO」で書かせて頂きました。
バター香るスイートコーンの炊き込みご飯
こちらは、甘いスイートコーンを使った炊き込みご飯で、炊く際に一片のバターを落としているので、バターが香り立つコーンご飯になっています。
コーンの炊き込みご飯の味のベースはコンソメです。塩・胡椒等とコンソメを入れ、スイートコーンをたっぷり加え、バターを加えて加熱します。
コーンの甘味が強いので、調理するアルミカップの底部が焦げやすいので要注意です。焦がさないよう注意しながら炊き上げてください。
炊き上がったら、お茶碗に盛りつけて完成です。
翌日のお弁当用におにぎりにしました。
塩を気持ち強めにする事で、日中の持ち歩きでもダメになににくくなります。
こちらのレシピも「DRIMO」で書かせて頂きました。
ケンタ風味のフライドチキン・ドライカレー
こちらは、KFCのフライドチキンと一緒に炊き込んだドライカレーになります。
炒めるのではなく、炊き込み系のドライカレーです。
油で炒めていませんが、一緒に炊き込んだフライドチキンの脂や旨みがしみ込んでいてなかなかの旨さでした。こちらのレシピは、当サイトで掲載したものです。
今回は、ドラム(脚)を一緒に炊き込んだのですが、大きさの事もありますが、骨を割って半分にして入れているので、鶏のエキスもしっかり出ているかな?という感じです。
見栄え等の問題で他所では書けずに、自ブログで掲載したレシピなんですが、実は、過去のアルポット炊き込みご飯のレシピの中でも、自分的にはかなりお気に入りです。
こちらのレシピは、当ブログオリジナルで掲載しています。
この「ケンタめし」はメスティンでも作っています
➡ メスティンで作るフライドチキンライスはほぐしてまぜまぜ
コンビニレジ横惣菜の焼き鳥で作る焼き鳥丼
こちらのレシピは、コンビニ惣菜を使った焼き鳥丼ですが、焼き鳥の炊き込みご飯ではなく、ご飯はシンプルな出汁炊きご飯で、上に焼き鳥を乗せています。
某コンビニで購入した焼き鳥は「塩味」だったんです(皿の下のレシートでどのチェーンかはわかりますよね^^)。
実は、自分はコンビニの焼き鳥は塩味の方が旨いです。
タレは甘い辛いなど好みがありますが、塩味は基本同じですので大失敗がないメリットもあります。
鶏の脂が抜けていなくて旨みが残っていると感じるので、塩味を買ってきて、自家製の焼き鳥だれで焼き直しています。
油をひかないフライパンで鉄板焼きのようにする事で、鶏の脂がにじみ出てきて、たれと絡まってウマウマになります。
出汁炊きご飯が炊きあがったらお茶碗に盛り、焼き鳥を乗せて小口ねぎを散らせば完成です。
自家製のタレを纏った焼き鳥と、出汁炊きご飯が抜群の相性です。
こちらのレシピも「DRIMO」で書かせて頂きました。
アルポットで上手にご飯を炊くコツとは
メスティン炊飯は楽です。
洗った米と水を入れて蓋をして加熱すれば「自動炊飯」で簡単にご飯が炊けます。
でも、アルポットはなかなかそうもゆきません。
アルポットは、細長い調理容器(アルミカップ)を本体内に内蔵したアルコールバーナーで加熱しますが、火力調節など付属していませんし熱エネルギーが逃げず全てを加熱に使えるため、どうしても焦げやすくなっています。
そこで、米を炊く際の水が沸騰したら底部の米と水をかき回します(上下を返すイメージ)。
縦長の容器なので底部は高温となりますし、米も水を吸いますのでどんどん水がなくなりますが、上部には水が残った状態になります。
目視では上部しか見えないためまだまだ水分があるように見えますが、底部はとっくに水分がなくなって米が焦げはじめている場合がありますので、ヘラやしゃもじなどでかき混ぜて、上部に残っている水分を下に落としてやる必要があります。
沸騰後後に何度か上下を返して上部の水が少なくなり「緩めのおかゆ」のような状態になったら、内蓋・外蓋をかぶせて消火してそのまま15分ほど蒸らします。
火を消すタイミングは、目視では「まだ早いかな~」と思うぐらいでちょうど良いです。
アルポット容器の中で高温のまま蒸らされますので、ジューシーなお米を炊く事ができます。
内側の炊飯ポットが細長いので、放置して加熱すれば確実に焦げてしまい、それもかなりガッツリ焦げ付きますので、ちょっとした事なので、手間を惜しまず美味しいご飯を炊いてください。
今回はアルポットで作る炊き込みご飯のレシピまとめでした。
簡単さではメスティには到底敵いませんが、炊き上がったご飯の旨さなら十分に戦えるレベル、自分的にはアルポットの方が旨いと思うので、チャンスがあればアルポットでご飯を炊いてみてください。
「あ、ご飯がおいしい」
と思って、また一軍に昇格するかもしれませんよ^^
それでは今日はこの辺で。
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