今回は余ったケンタッキーフライドチキンとメスティンで炊き込みご飯を作ります。めちゃめちゃ簡単でしかも旨いカオマンガイ的なケンタライスが作れちゃいます。

カオマンガイをご存じのことと思います。鶏のゆで汁で炊かれたごはんにホロホロに煮込まれたチキンが乗っている代表的なタイ料理ですが、これをケンタッキー・フライドチキンを使って作ろう…というわけです。ケンタ独自の香辛料がめちゃ旨な炊き込みご飯になります!
自分はケンタのフライドチキンはかなり好きで、そこそこ頻繁に購入するのですが、好きなだけについつい欲張って多めに買ってしまうので食べきれずに残ることがあります。
この食べきれなかったケンタが『カオマンガイ的ケンタライス』に変身します。
一般的な炊飯器を使っても美味しく炊けますし、メスティンなどのアウトドア用クッカーとの相性もすごくいいんです。
作り方は簡単~メスティンに米とケンタを入れて炊くだけ

用意する材料は、最低限「ケンタ」「米」「水」だけです。
水だけだとちょっと味が単調になる…というのでしたら、ちょっとした「下味」的なものを加えるとよいです。今回は、塩、ガーリック、鶏ガラだし(香味ペースト)、コンソメ顆粒、黒胡椒を加えました。
ついでにゆで卵を作るので一緒に卵も入れていますが、その場合は、最初の火力を弱くして加熱時間を長めにするようにすると黄身が固まります(少し半熟の方が旨いですけど)。
最初弱火は、美味しいご飯の掟「はじめチョロチョロなかパッパ」にも合致するので、最初からずっと一定の火力で炊くよりおすすめでもあります。
- 少し「出汁」的なものを加えるとより旨くなる
- ゆで卵を同時に作る時は加熱時間を長めにするとよい(15分加熱が目標)

愛用のYOLERのBBQコンロにメスティンをセット、その上に、缶詰などの重しを乗せて炊飯します。

熱源はアルコールバーナーを使いました。アルコールバーナーは燃焼音がほとんどしないため、メスティン炊飯時の炊き上がりのパチパチ音を聞きとりやすいので自分的ファーストチョイスです。パチパチ音がしてきたら注目していて、少し焦げ臭がしたら火を止めてください。
炊き上がり~フライドチキンをほぐしてご飯と混ぜて食べる

炊き上がり。
ケンタの周囲の米に少し色がついていて、旨味が出たな~って感じです^^

フライドチキンの骨をはずしながら身をほぐしてゆきます。
この時、衣は美味しくて味のアクセントになるのでできるだけ残すようにします。特に脂の少ない部位を使用する場合、ご飯がパサつかないためにも衣が重要です。
自分の好みでカレーを添えています。

このカレーは、スーパーなどにも並んでいる『いなば』の缶カレーです(この時はスパイシーカレー)。グリーンカレーやイエローカレー、バターチキンカレーなどが一般的ですが実はいなばの缶カレーって種類が色々あるんです。自分的には黒カレーとスパイシーカレーがお気に入りです。


ケンタのフライドチキンはもともと十分に揚げ時間が取られているのでほぐれやすい上に、さらに炊飯中も加熱しているので、もはやホロホロで苦も無くほぐすことができます。
固ゆでになったゆで卵も大ぶりに崩します。

ほぐしたチキンとごはん、ゆで卵も潰して混ぜます。
見た目はあまり美しくないですが、たぶんご想像通りの味でウマウマです^^ 写真ないんですが、これをレタスなどの葉物野菜で包んで食べるのもさらに旨さ倍増です。自分的には少し苦みのある小松菜がおすすめです。
口へ運ぶ際、肉、皮、衣が混じる部分とゆで卵の有無によって少しずつ違う味を味わえます。
- フライドチキンはそのままより、ほぐしてご飯と混ぜるのがおすすめ
- ゆで卵はあってもなくても…。でもあった方が見た目にも味の幅にもなる
- 葉物野菜で包んで食べても旨い

この『ケンタライス』は使うケンタの部位によって味わいが違います。内臓が少し残っているような「リブ」ではアバラ周辺のうま味が出ますし、脂が一番多い「サイ」だとコメ1粒1粒が旨い脂でコーティングされたようになり滑らかな食感が味わえます。自分の一番のお勧めは「リブ」にコラーゲン質が多い「ウイング」を使うパターンです。黒胡椒やコリアンダーなどの香辛料を多めでパンチを効かせるのが好みです。

フライドチキン、ゆで卵、ご飯が混然一体で口に入ってくると、何とも言えない旨さです^^


カレーはお好みですが、自分的にはフライドチキンのケンタライスと辛めでスパイシーなカレーの相性は抜群だと思います。
卵だけカレーに浸したり、食べる分だけスプーンでカレーを浸したりして、好きなように食べられるのがいいんです。
カオマンガイ的ケンタライスは直火炊飯がおすすめ
この『ケンタ・カオマンガイ』を作る時には、炊飯器が一番簡単ですし後片付けも楽なんですが、できれば「直火」での炊飯がおすすめです。
メスティンじゃなくても、他のクッカーでもいいですし、土鍋でもいいんですが、火加減で少し「おこげ」が作れると、より旨さがましますし、食感にもバリエーションが出ます。
また、ケンタのフライドチキンはそのまま食べる食品なので、カオマンガイにする際に、鶏肉への火の通りを気にする必要がなく、その分、火力のコントロールが容易…というメリットもあります。
ちなみに今回使ったフライドチキンの部位は「リブ」です。
「サイ」の方が脂がのっていて旨そうに感じるかもしれませんが、自分は内臓やアバラ骨の旨さが出るのでと「リブ」を使うことが多いです。
KFC公式でもカオマンガイを掲載中!(追記)
最近知ったのですが、KFC公式サイトにも余ったケンタのアレンジレシピが掲載されているんですね^^;
10種類以上の炊き込みご飯が「炊き込みごはん七変化」として掲載されているんですが、その中の1つに「スパイシーカオマンガイ」も載っていました。
炊き込みご飯なので作り方に大差はないのですが、公式レシピでは「ナンプラー」を使っていてアジアンテイスト強めのレシピになっています。これもいいですね、今度試してみたいです。
自分のレシピはゆで卵を一緒にほぐし込むのが特徴で、公式レシピとはまた一味違うカオマンガイ的ケンタライスになっています。自分オリジナルのカオマンガイ的ケンタライスです。
記事内の写真にもあるんですが、実はこのケンタライスはカレーとの相性も抜群なんです。カレー好きの自分的には、気が向いたらカレーをかけられるマイレシピが気に入っています^^
公式レシピにも「カレー」があって、レトルトカレーを一緒に炊飯してしまう「ドライカレー」が掲載されています。これもいいですよね。
ケンタが余ったら、まさに「アレンジチャンス」なんですよね。というか、あえて余るように多めに買う自分です。ぜひ余ったフライドチキンでアレンジめしを試してみてはいかがでしょう。
それでは今日はこの辺で。
↓こんなジャンクなメスティンめしもご覧ください。
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