今回は、電子レンジのレンチンだけで作る焼きおにぎりのレシピです。
レンジクックを使った電子レンジ調理レシピのシリーズ、今回は「焼きおにぎり」です。焼きおにぎりって直火で焼くので、自宅ではなかなか作りづらいメニューですし、まして車内でなんてちょっと無理っぽいですが、電子レンジで作れるならどうでしょう。コンビニおにぎりを電子レンジで焼いちゃえば手軽に鮭やたらこの焼きおにぎりができちゃいます♪
「焼きおにぎり」好きですか?
最近あまり食べる機会がないんですが、ご飯好きの自分的には大事にしたいメニューです。
そこで今回は、電子レンジ+レンジクックレシピ第7弾として、車内でも電子レンジと焼き調理ができるレンジクックを使って、レンチンするだけで「焼きおにぎり」を作ってみたのでレポートします。
自分的には、車中泊で一杯やった後の「〆の炭水化物」に最適と思っています。
レンチン焼きおにぎりの作り方
まずは「おにぎりの表面を電子レンジで焼く」という部分を練習です。
練習台のおにぎりにはローソンの「ゆず七味いり味噌漬け焼鮭荒ほぐし」を選びました。コンビニおにぎりなら、すでに握ってあるので手間は半減で簡単に焼きおにぎりが作れます。
おにぎりを焼くアイテムは、当ブログではお馴染みの「レンジクック」です。
レンジクックで焼きおにぎりを作る際には、クッキングペーパーで1個ずつ包むのがおすすめです。
上下を併せて2~3回折り返し、両端の紙をねじっておけば開くことはありません。コツは、おにぎりの焼く面のペーパーにしわがなく平らになっていること。しわがあると熱の伝わりが悪くなります。
レンジクックは「くっつかない加工」がされていますが、火力(焼く力)が強いので、味噌や醤油といった焦げやすい食材を焼く場合には、クッキングペーパーに包んだ方がベターです。
レンジクックには、コンビニサイズのおにぎりなら4個ほど入ります。
レンチン時間はおにぎりの個数や大きさ、焼き加減の好みなどがあるので一概に言えませんが、最初の面を焼く際にはレンジクック自体が冷たいので時間がかかります。最低でも500~600Wで3分程度はまわさないと焼き目は付きません。
反対側を焼く際には、すでにレンジクックは十分熱くなっているので、1分~1分半程度で十分焼き目がつくと思います(細かな時間調整は実際に作って経験値をあげてください)。
完成です。
どうですか?分かりにくいですが手前のおにぎり表面がしっかり焼けているのが分かります。焼く前にさっと吹きかけた醤油が米に染み込んでいて鮭のほぐし身にまで達している感じです。
クッキングペーパーを使わずに、レンジクックに直接おにぎりを置いて加熱しても大丈夫です。レンジクックは焦げ付かない加工が施されているので普通に焼き色を付けることができます。ただ、ペーパーで包まないので蒸し焼き状態にならないため中まで熱々になりにくいのと、表面の米がカリカリに焼けて歯につきやすくなります。ペーパーで包むかどうかはお好みで。
ここがポイント!レンジクック焼きおにぎりは表面がカリカリにならない
クッキングペーパーで包んで作る焼きおにぎりの特徴は、ごはんの表面がカリカリにならないことです。
カリカリになった米は歯の隙間に挟まったり、詰まったりしやすので、焼きおにぎりを避けている方も少なくないと思います(自分がまさにそうでした)。
でも、レンジクックでレンチンで焼くと米はカリカリにならないんです。
クッキングペーパーで包まれて、さらにレンジクックでも蓋されることで、米の水分が蒸発しにくいので、柔らかな米のままで焼き目がつくんです。
ちょっとこれは新食感です。
見た目は「カリっ」とくる感じなんですが、実は焼き色が付いた少し食感強めのご飯なんです。
カリカリが好きな方には物足りないかもしれませんが、自分的には、普通の米の食感のままで表面に味噌や醤油のタレが香ばしく焼けている…「こんな焼きおにぎりを待ってた」って感じです。カリカリの米が歯の間にくっつくのも防げるのがいいんです^^v もしカリカリ好きなら、ペーパーに包まず直置きでどうぞ。
味噌味・醤油味のやきおにぎりを作る
コンビニおにぎりでの練習を経て、いよいよ本命の「味噌焼きおにぎり」「醤油焼きおにぎり」をつくります。
今回は車中泊でも作れることを想定していますので、車中泊仕様で炊飯しました。ポータブル電源+小型炊飯器で約20分で炊き上がりです。
まず白飯のおにぎりを握ります。
あとで「味噌だれ」「醤油だれ」を塗りますが、軽く塩をしておいた方が味が決まります。貯めhした結果、塩なしだと若干味がぼやけます。でも多すぎると、タレの方も塩味が強いので塩ぱくなりがちですので要注意です。
味噌焼きおにぎり、醤油焼きおにぎりを作る
焼きおにぎり…というと必ず論争になる「味噌味」か「醤油味」か。今回は両方作ります。
甘味噌だれのやきおにぎり
甘味噌だれは簡単です。
- 味噌(甘めでコク深い味噌がおすすめ)
- 味醂
- 蜂蜜
要は、普段使う味噌に味醂と蜂蜜を加えて練るだけです。味噌がハケで塗れる程度の緩さに溶ければOKです。クッキング用の刷毛でおにぎりの表面に塗りますが、面倒なら平らな容器内でおにぎりを味噌だれに浸してしまってもよいと思います。
画ではちょっと濃そうに見えますが、おにぎりの中はただの白飯なので、かなり濃いめにしておかないと口に入れた時にみそ味が足りない感じになります(それゆえに白米握りの段階で薄塩が必要)。
逆に、中に具材を入れる時は味噌だれは少し控えた方がよいと思います。
味噌焼きおにぎりの完成です。
味噌が若干多すぎた?という見た目ですが、口に入れたら丁度よい塩梅でした。甘い味噌になんだかほっとします。
これがレンチンだけでできるので、焼きおにぎりの常識がちょっと変わりますね。
だし醤油の焼きおにぎり
だし醤油は市販のもの(例えば鎌田醤油など)でもいいので、買ってきた醤油ボトルに乾燥だし昆布を何枚か入れておくと勝手にだし醤油ができます。スプレーは100均製です。
醤油も濃いめに塗って、あとはペーパーに包んでレンジクックで焼くだけです。
こちらが焼き上がり。どうですか?かなり旨そうでしょ?醤油の場合は米の間に染み込むので味が仲間でつくんですが、逆に表面が乾き気味になるので焦げやすくなりますのでご注意を。
しっかり焼けていて出汁醤油が香ばしくて美味しいかったです。
これはまた作って食べたいほど旨かったです^^
レンジクックで焼きおにぎりが作れる理由
Amazonなどでよく見かける「焼き調理ができる」「肉や魚を焼ける」と謳っている電子レンジ調理器の多くはシリコン製や陶器製ですが、レンジクックは金属製です。ここが他の製品とレンジクックが決定的に違う点です。
シリコンや陶器は電子レンジのマイクロ波を通すので、容器の底面では焼き調理されていても、食材は通常のレンチンでも温められています。つまり加熱が底面の「焼き」だけでなくマイクロ波で食材の中から加熱されてしまいます。
なので、電子レンジでステーキを焼いても「レア」には焼けないんです。
レンジクックは金属製で、電子レンジのマイクロ波を通しません。
底面には高温に発熱するセラミック板が張り付けられており、熱伝導のよい金属製の容器底面から熱が庫内に伝わり、鉄板焼きのように食材を焼き調理してゆきます。さらにその過程で食材自身から出た水蒸気で「蒸し焼き」のような状態になるため、ジューシーに焼きあがるわけです。
例えて言うなら、お高いトースト専用オーブンのように、焼きながら水蒸気を加える過程をレンジクックの中で再現している…というわけです。
このマイクロ波を遮断して底面の鉄板のみで焼き調理することができる仕組みこそが、レンジクックが電子レンジの「焼き調理」に最適である理由です。
他にもレンジクック・レシピを開発していますのでぜひご覧ください。
今回は電子レンジで作る「焼きおにぎり」レシピでした。
米が固くならないのに香ばしく焼ける「焼きおにぎり」はレンチンならではの新食感でした。
味噌味は車中泊ではちょっと手間がかかり過ぎるかもしれませんが、だし醤油であれな市販品でもいいのでスプレーボトルにいれておけば、車内でも作ることは難しくありません。
ぜひお試しください。
それでは今日はこの辺で。