今回は、UGREEN製のマグネット式スマホホルダーを紹介します。

今回購入した「iPhone 12 Pro MAX」は、160.8x78.1x7.4mm、226gもある重量級で今までのホルダーでは走行中の振動で脱落してしまうので買換える必要がありました。
従来のホルダーは、エアコン吹出し口にホルダー本体を装着して、左右からクリップ式に挟みこんでホールドするタイプだったのですが、iPhone 12 Pro MAXは重すぎて、走行中にカーブの遠心力で向きが変わってしまったり、路面が悪く振動が伝わると最悪の場合ホルダーから脱落する等、ホルダーとしての役割を果たせなくなっていました。
そこでスマホホルダーを新たに買い換える事にしたのですが、エアコン吹出し口取付けや、クリップタイプなど、種類は星の数ほどあって悩みました。
最終的に選んだのは、ダッシュボード上に強力両面テープでホルダー本体を貼り付け、ホルダーとスマホはマグネットでホールドするタイプです。
運転中にスマホ画面を見られるスマホホルダーは必需品
車載のカーナビもあるのですが、あまり使いません。
出掛ける前に自宅で「Google Map」や「Apple Map」を使ってルート検索してしまう事が多いですし、車内で検索するにしても音声入力ができるiPhoneの方がカーナビよりも簡単で早いんですよね。
車載のカーナビとスマホの連動機能もありますが、別に連動させなくても、スマホ単体でナビゲーションさせればいいだけですし、まして、音楽を聴いたり、電話の着信に出て通話したり等々でも、特に車載ナビと連動する必要性をあまり感じません。

余談ですが、うちのアルトピアーノの車載オーディオが変です。音声や音楽に常にエコーをかけたようになってしまって、聞きにくいというのも車載ナビに連動しない大きな原因なんです。
ただ怖いのは「Google Map」がクルマ専用ではないという事なんです。
と言うのも、ルート検索する際に「クルマ」での移動を選択しているにも関わらず、車で通れない道、車幅ギリギリのルートを案内されて、バックで戻ったり、とてつもなく細い山道を何キロも走らされたり…という事が過去に多々あったので要注意なんです。
「Apple Map」の方は、以前は全然違う場所に案内されることが多くて正直使い物にならなかったのですが、最近はめきめき実力アップしていて、今ではナビはApple Mapを使うことの方が多くなっています。
音声でSiriから操作できるのも便利です。
という具合で、クルマ専用に作られている車載カーナビの方が精度は高いのかもしれませんが、スマホのマップアプリを使うことの方が圧倒的に多い状況のため、運転中にスマホ画面がしっかり見られること、画面が揺れないこと、向きが勝手に変わってしまわないことなどを満たすことが必要です。
タウンエースの内装両面テープ付けも気兼ねなくできる

CX-5では、車載ホルダーや後付けのメーターなどの取り付けに困りました。
ダッシュボードも樹脂剥き出しではなく表面にソフトな素材が貼り付けてあって、両面テープの貼り付けは怖くてできなかったのですが、タウンエースはさすがに商用車、樹脂剥き出して、恐れる事なく両面テープを貼り付ける事ができます。
ダッシュボード上に「両面テープが貼り付けられる」と言う事は、かなり車載ホルダーの取り付けに自由度が増す事になり、スマホホルダー選びも候補が多くて助かりました(笑)。
スマホホルダーに求める条件とは~すべての条件を満たす製品はあるのか
自分が考えるスマホホルダーの条件がいくつかあります。
結構あります^^;;
どれも細かいことですが、どれもみな大事な要素です。
エアコンの風が本体に直接あたらないこと
Appleサポートによれば、iPhoneは0℃~35℃の間で使用するように…と書かれています。
クルマのエアコンから出る風が何度なのか知りませんが、例え、風の温度が適温の範囲だとしても、ずっと冷たい風が当たり続けて機体が冷たくなった状態で、いきなり暑い場所へ持って出た場合に「結露」が心配です。
仕事の依頼を頂いた事のあるiPhone修理の専門業者さんの話しでは、実際に水に浸したり落としたことがないのに急に調子が悪くなり本体を開けてみると「水没」していた…という「いつの間にか水没」が少なくないそうです。
人によって原因は様々ですが、中には結露も原因の1つかもしれないとのことですので、自分はこれまでそうした経験はありませんが、エアコンの風は当たらなければ当たらない方がいいんじゃないか…と思っています。
乗降の際に、ホルダーへの脱着が楽に行えること
これ、結構重要なポイントで、一時取り付けていたホルダーが、「脱」は問題ないものの、「着」にちょっとコツが必要でほんの少し手間がかかるタイプでした。
1回1回は大した手間ではないのですが、毎回毎回、車に乗るごとに両側からクリップを締め付けて挟むのは意外に面倒です。
特に、Apple Payや、QRコード決済などを利用していると、コンビニはもちろん、他の店でも必ずスマホを持って降りる必要があり、ワンタッチで脱着できるホルダーを希望していました。
シガーソケットから充電が行えること
iPhoneの充電口は本体底部にありますので、iPhoneの下側を覆うような形状のホルダーはNGです。
ホルダーに電源を取っておいて、ホルダーにiPhoneを置くたびに充電されるタイプも、不要な充電機会を増やしiPhoneバッテリーの寿命を短くするのでNGです。
任意のタイミングでLightningプラグを装着できる構造である事が必要です。
運転席からの視認がよく運転中に向きを変えられること・勝手に変わらないこと
ホルダーにiPhoneを置いた際に、運転中の前方・側方の視界を遮るようなものはNGです。
視界確保は、ホルダーの取り付け位置の調整でかなり違ってきますが、ホルダー自身のガタイが大きくて視界を遮ってしまうのはNGですので、ホルダー自体は小さくて目立たないことが肝要です。
でも、ホールド力と大きさが比例するようなところもあるので、その辺のバランスに要注意です。
また運転中にスマホを操作する必要があるケースで、簡単に向きが変わって、助手席の家内に操作して貰ったり、太陽の位置によっては、スマホの画面が光って見にくい等、画面の向きが簡単に変えられる事も重要な要素と考えています。
一方で、振動などで勝手に向きが変わってしまわないことも重要です。
ドライバーの意思による変更は容易で、意図しない変更は起きないこと、相反することを両立してくれることが必要です。
運転中の視線の移動が短いこと
スマホにナビをさせている等の場合、ホルダーを取り付ける場所によっては視線を大きく移さなければならず、これは安全運転を勘案すれば避けた方が良いことです。
どこにでも設置可能であれば問題ありませんが、ホルダーの構造によっては、取り付け位置が限定され、視線移動が大きくなるのであれば、そのホルダーは避けるべきかと。
スマホが音声認識できる距離・場所であること
前項に関連しますが、ルート案内や、地元のグルメ探しなど、運転中に音声でスマホを操作する機会は少なくありませんので、特別大声を出さなくても自分の音声を認識できる場所に設置できる事も重要です。
逆に、スマホが何か言ったときにも聞き取れる場所である事も重要です。
車載ホルダーから外した際に邪魔になる部品の取り付け等がないこと
車載ホルダーに取り付けるために、スマホ側に何か部品を装着する必要がある場合には、手で持って操作する、デスク上に置く等の際に邪魔になるようでは困ります。
取り付ける部品がある場合には、通常の取扱を逸脱しない最小限の大きさである事が必要です。
スマホ本体を傷つけないこと
ホルダーへの脱着、ホルダーに装着するための部品装着で、スマホ本体を傷つけるような仕組みや構造はNGで、スマホケースを利用する事で防ぐことができればOKとします。
たかがスマホを車内に取り付けるだけで、そんなに色々とこだわる必要があるのか…と思われるかもしれませんが、1つうう1つはごく些細な事ですし、前方視界の邪魔にならないことなど当たり前の事です。
しかし、探してみると意外に全ての条件を満たすホルダーはなかなかないもので、かなり迷いに迷って「これ!」と決めたのが、「UGREENマグネット式車載ホルダー」でした。
車載ホルダー+スマホケースで思い通りの車載ホルダーになった

悩みに悩んだあげく購入した車載ホルダーはこちら。
「UGREEN マグネット式 車載ホルダー」という製品で、本体前面(「UGREEN」と書いた部分)が強力なマグネットになっています。

スマホ側に取り付けた金属プレートをマグネットの磁力で固定します。
このホルダーを使用するにあたって、スマホケースの方も条件付きで選びました。
金属プレートを貼り付け、ホルダー側の磁力で固定するため、ケースの背面がハードタイプである必要があります。
このケースは、「TORRAS 」というメーカーの製品で、「TORRAS 」はiPhone XSでも利用していて一定の信頼を持っています。今回のiPhoneは新しいボディカラーをチョイスしたので、それが見えるように透明ケースにしたかったのと、側面や四隅は柔らかい素材で落下時などに守ってくれることを条件に探しました。
背面はハードタイプなので、金属プレートの貼り付け部分が変形したり、伸縮する事がなく安定しています。
両面テープは24時間待たないとしっかり接着しない
UGREEN装着初日に大惨事が起きてしまいました。
iPhone背面の四角いプレートが張り付けてある部分には、最初は丸い方のプレートを貼り付けていました。
Amazonから荷物が届いたのがキャンプ前日の夜だったので、プレートを貼り付けてから6~7時間後にはアルトピアーノのダッシュボード上のホルダーに取り付けて出掛けたのですが、途中でスマホケースとプレートの間の両面テープが剥がれて脱落してしまったんです。
常識なのかもしれませんが、両面テープってものは、貼り付けてから24時間ほど待たないとしっかりと接着しないんだそうです。自分は知りませんでした。
買ったばかりのiPhone 12 Pro MAXなのに…T_T
ケースとフィルムを貼り付けていたので、特に傷もつかずに済んだのですが、その後しばらくはホルダーを使わないほどショックを受けました。
今の四角いプレートは貼り付けから24時間、余計な力が加わらないように重しをして圧着、しっかり固着させていますので、走行中も降車時に手で剥がしてもまったく問題ありません。

エアコンの風も当たりませんし、ノーズのないクルマである事も手伝ってこの位置に設置していてもあまり前方視界に影響はありませんし、視線移動も最小限、音声入力も問題ありませんし、スマホケースへの取付けなのでスマホ本体の傷の心配もありません。
こんな重量級のスマホを置いていても、走行中に向きが変わってしまったり脱落と言った事は一切ありません。しかも手で動かせば簡単に画面の向きを変えられますし、捻るようにすれば外す事も簡単…と、まさに理想的な車載ホルダーと言えます。
それもこれもアルトピアーノのダッシュボードが余計な装飾がされていないからこそ、ここに気兼ねなくホルダーを接着できたわけです。
ちなみに、スマホホルダーとダッシュボードの接着の際は、ホルダーに付属していたアルコールシートでダッシュボードを拭いて油分を除去しています。

シガーソケットを分岐して、片方にはUSB-AとUSB-Cが出力できるようにしていて、Lightningコードを繋げば、スマホをホルダーに置いたまま充電できるうようになっています。
USB-Cを使えば急速充電も可能です。
今回は、車載スマホホルダーについてでした。
タウンエースは元々商用車なので、乗用車のような快適装備はあまりついておらず、その他の装備もどちらかと言うとアウトドアやキャンプ関連のものばかりですが、運転中の快適さや便利さを向上させると、キャンプ中だけでなく、その行き帰りや普段遣いの際の使い勝手が各段によくなります。
少し前の記事で、荒れた路面からの衝撃や振動を緩和するためのクッションの話しをかきましたが、それも含めて、アルトピアーノの運転席回りをもっと快適で便利にできたらいいなと思います。
それでは今回はこの辺で。
当ブログの管理人KAZです。
モバイル通信やガジェット関連、アウトドア関連のフリーライターをしています。2020年3月、コロナによる緊急事態宣言直前に購入した小型バンコン「アルトピアーノ」でバンライフに目覚め当ブログを立ち上げました。