税金・維持費・燃費

タウンエースキャンパー実燃費~高速主体で満タン500km走行!高速で意外と走る燃費15.2km/L

タウンエースキャンパーの実測燃費税金・維持費・燃費
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奈良の実家に遊びに行くついでに実測燃費を計測してみました。想定以上の高燃費で驚きました。計算上では無給油で最大650kmも走行できることになります。

KAZ
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幼い甥姪がいるのでコロナで帰省を控えていましたが、2019年から4年ぶりに嫁実家に遊びに出かけました。これまで我が家のアルトピアーノの無給油での走行距離は、最大でも250~300km程度で満タンを使い切るほどの長距離を走行したことがなかったので、実家まで片道500kmは燃費計測に良い機会でした。

ふだん、買い物や家族の送迎、たまのドライブなどでは「燃費がよい」と感じた事がありません。

前車CX-5は街乗りでも12km/L程度は走りましたし、長距離では20km/Lも楽勝でした。さらに軽油なので燃料コスト自体が割安だったので、正直、アルトピアーノの燃費はまったく期待していませんでした。

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アルトピアーノの日ごろの燃費とドライブプラン

タウンエースバン(アルトピアーノ)の燃料タンクは最大43Lです。

燃費はあまり良くなく、普段の街乗りだといいところ7~8km/1L、三浦・湘南・伊豆箱根などへのドライブでも10~11km程度なので、長距離でも11~12km程度と想定していました。

燃料タンクの容量は最大43Lですが、そこまでギリギリ使うのは危険なため、300km手前で1回給油を想定していました。

そのため往路では東名青葉ICからだと伊勢湾岸道路の刈谷PAが約290kmにあたりますが、東名に載る前に走行する分と小休止を考えて「浜名湖PA」で10~15Lほど給油すれば奈良まで走れると考えました。

こちらが往路・浜名湖PAでの給油レシートです。給油量は17.4L(満タン)で、走行距離は261.0km、燃費は想定をはるかに超える15.0km/Lでした。

アルトピアーノを購入以来、こんな高燃費ははじめてで驚きました。やっぱり高速を低速走行すると伸びるんですね。

ちなみに、アルトピアーノは走行音・エンジン音・振動などでメーター読みで80km/h前後(GPS表示で75~80km)の速度で走行しました。

それにしても「196円/1L」は高いですよねえ^^;

浜名湖PA~伊勢湾岸道~東名阪~名阪国道~西名阪自動車道+市街地

往路後半は、浜名湖PAを出て東名高速~伊勢湾岸道~東名阪自動車道を走り亀山ICで一般道へ降り、西名阪国道~西名阪自動車道を経由して、目的地の法隆寺ICに到着しました。

東名阪自動車道・亀山ICまでは高速道路のみを走行だったので、ネオチューンとタイヤ、レカロシートのおかげで非常に快適なフラットライド感を味わうことができました。

しかし最後の西名阪国道を走行したことがある方は、その路面の悪さをよくご存じかと思いますが、ネオチューン済みの足をもってしても、突き上げ感が酷く一気に疲労が倍増してしまいました。行程の最後が西名阪国道というのは正直最悪でした^^;

到着2日目は両親と妹夫婦と甥姪の全9名でバーベキュー大会でした。施設のタープ下でBBQしたのですが、あまりの暑さに全員ダウン寸前の苦行となってしまいました^^;

その後、3日目~6日目は嫁実家でまったりしつつ寺巡りをしたり、旨いと評判のうどん店や、奈良の名産「柿の葉寿司」や「三輪素麺」などを巡って1週間をのんびり過ごしました。

こちらは旨いと評判のうどん屋さん「梵蔵」(ぼんくら)といいます。自分は揚げたての海老天2本に、別途「ごぼうかけあげ」を追加して冷たいぶっかけうどんにしました。

あまり目立たない店構えですが、常連さんなのか、昼前からかなりの混雑ぶりで人気のほどがわかります。

こちらは法隆寺・法輪寺・法起寺の「三塔」(〇重塔)を巡った時の写真ですが、塔をバックにアルトピアーノを撮影できたのは法輪寺だけでした。法隆寺と法起寺は塔はみえるものの、クルマを止める場所がなく撮影できませんでした。

往路後半と市街地走行で走行尾距離397.0km、給油量29.77Lで、燃費は13.3km/Lでした。

このうち、浜名湖PA~亀山IC間139km、西名阪自動車道・天理~法隆寺間9.2km、合計148.2km(37.3%)は高速道路で、残り248.8km(62.7%)が名阪国道と市街地走行になります。

自宅~浜名湖PAまでの15km/Lに比べると、燃費は1.7km/L悪化しています。往路後半の名阪国道と市街地走行の燃費は12.3km/Lだったことになります(計算間違ってなければ…ですが)。

計算式:15.0*0.373+[x]*0.627=13.3

一般道走行248.8kmのうち、名阪国道走行は71.9km(28.9%)ですが、名阪国道は一般道でもやたらアベレージが高いのである程度燃費を押し上げているものと思います。またBBQ場へのルート(片道32.8km)も郊外を渋滞なしに走行できていたので高燃費に貢献していると思われます。

復路は無給油走行~満タン500km超

往路でアルトピアーノの高速燃費が想定外に良好だったため、復路では中間地点での給油は取りやめ、行程終盤の「足柄SA」または「海老名SA」での給油、状況によっては無給油のまま地元GSまで走行する計画としました。

西名阪・法隆寺IC~東名阪・亀山PA

亀山PA

9月20日午後7時20分、帰途につきました。

法隆寺ICから西名阪自動車道~名阪国道経由で東名阪自動車道・亀山ICに到着(走行距離・燃料計撮影忘れ)。

亀山PA~東名高速・浜名湖SA

午後10時23分、浜名湖SAに到着。走行距離241.2kmでちょうど中間点。燃料ゲージは3個消費。残りの行程をゲージ6個分で走り切れるのか、この時点ではかなり不安を感じていました。

浜名湖SA~東名高速・日本平PA

午後11時48分、日本平PA到着。走行距離339.2km。ゲージ1個減少。

ゲージ1個で98km(約100km)走行できたので「もしかしたら無給油いけるかも?」と思い始めました。

この後、足柄SAに立ち寄るかをかなり迷いましたが、「ダメなら海老名で」とちょっと不安を抱えながら足柄SAをスルーしました。

日本平PA~東名高速・海老名SA

ついに海老名SAまで無給油で辿りつきました。

燃料系の撮影を忘れてしまいましたが、時刻は(写真データによれば)日付変わって9月21日午前1時40分でした。この時点でまだゲージ3個残っていたので、横浜青葉までならこのままで辿りつけると踏んで、休憩のみで給油せずに出発しました。

海老名SA~地元GS

なんて幸運な数字の連続「55・77・33」

ついに、地元のGSまで奈良から無給油で帰ってくることができました。オドメーターは初見の「500km」超えでした。33L給油して燃費は15.18km/Lでした。

日ごろのアルトピアーノからしたら驚異的と言える高燃費でした。復路も平均速度は音や振動の少ない80km弱をキープしました。オートドライブがないので速度をキープするのは少々大変でした(というかキープできないです。常に速度を気にしていないとすぐに増減してしまいます)。

オドメーター誤差疑惑

非常に好燃費だったことには満足ですが、ちょっと気になることがあります。走行距離の誤差です。

オドメーター誤差

「Mapアプリ」や「ドラぷら」などで今回通ったルートを検索すると走行距離はだいたい460~470km程度と表示されます。

また前車CX-5で同ルートで帰省した際に撮影・保存してあったメーター画像でも463.8kmを表示していますので、アルトピアーノが表示する走行距離には40kmほどの誤差があるのかもしれません(約8.7%の誤差に相当)。

2018年9月帰省時のCX-5(KF)の実際のメーター画像

仮に距離が460kmだった場合の今回の燃費は「14.1km」となります。これでも十分に好燃費と言えますが、ちょっと誤差が気になるところではあります。

好燃費の要因は?

今回の好燃費の原因は何だったのか、ちょっと考えてみました。

第1には『高速道路主体で長距離を一気に走った』ということが挙げられますが、それ以外にも思いあたることがあります。

車体の軽量化

第2には『軽量化』が考えられます。

軽量化には2つ要因があって、「サブバッテリー交換」と「収納庫・冷蔵庫撤去」です。

サブバッテリーはディープサイクルバッテリー→リン酸鉄リチウムイオンバッテリーへの換装で、30.5kgもあったサブバッテリー重量が11.5kgとなり、なんと19kgも軽量化されました。これは大きいと思います。走行中、常に20kg軽いのですから燃費に影響しないはずはありません。

また、アルトピアーノは元々設置されていた収納庫と、中に収納されていた冷蔵庫を撤去しています。車内を広く使いたい、ふうふう二人でゆったり就寝したい…ということで片側の収納庫を冷蔵庫ごと撤去しています。重量は定かではありませんが、その分も軽量化されています。

タイヤの低燃費性能

さらにもう1つ考えられるのは「タイヤ交換」です。

新車装着タイヤが5年(中古車で購入したので所有期間とズレます)経過して、劣化や硬化が懸念されたことから、今年(2023年)春にタイヤ交換しました。

もともとタイヤ交換の目的は「乗り心地改善」で、選んだのは商用タイヤの中でもまあまあ乗り心地の評判が良かった「Kumho Portran KC53」です。

画像出典:tire-hood.com この画像は拡大できます

「乗り心地」「静粛性」でも評価が高いですが、低燃費性能が「5.00」の満点です。

このタイヤの燃費性能も今回の好燃費に影響したのかもしれません。

アクセルを開けない運転

いわゆる「エコラン」ですが、車速に対して常に最低のアクセル開度で走るように心がけています。簡単に言ってしまうと「ガバっ」と開けないということです。発進時はもちろん、低速走行時でも時々アクセルを気持ち緩めてみて、車速が落ちなければそのままにする…的な操作をしています。

前車CX-5が鬼燃費車で、同じルートを走って20km/L超は当たり前だったので、アルトピアーノを購入してから余りの燃費の悪さに驚いて、いかに燃料を消費しない走りをするか…と常に心掛けるクセがついてしまいました。

また、『危険出ない限りできるだけブレーキを踏まない』ことも意識しています。逆に言うと、前方信号が赤なのにアクセルを踏み続けて停止位置でブレーキを踏むような無駄はしない…ということでもあります。

またアルトピアーノは非力なので、早めに手動で低いギアにシフトダウンして『3rd/2ndを効率よく使う』なども燃費向上を意識して行っています。



そんなことが原因として考えられますが、結果として満タンで500km走行、燃費15.2km/Lという想定を大きく超える高燃費を記録できたのかな…と思います(誤差を勘案しても14km/L超は好燃費)。

タウンエースキャンパー燃費実測まとめ

今回は、奈良県の嫁実家への帰省の際にアルトピアーノの燃費を実測してみました。

できるだけ満タンギリギリまで給油してデータがバラつかないように心がけましたが、手動なので厳密には給油は統一できていません。

そうした前提条件下であっても「15.2km」の燃費は優秀だと思います。43Lタンクで目いっぱい走れば、計算上では652.7kmも走行できることになり、四国や青森まで無給油でイケちゃう計算です(そんな危険な賭けはすべきでないけど^^l)

これからタウンエースキャンパーを購入する方に少しでも参考になれば幸いです。

それでは今日はこの辺で。

KAZ

当ブログの管理人KAZです。
モバイル通信やガジェット関連、アウトドア関連のフリーライターをしています。2020年3月、コロナによる緊急事態宣言直前に購入した小型バンコン「アルトピアーノ」でバンライフに目覚め当ブログを立ち上げました。