DIY・改造・快適化

アルトピアーノのラゲッジルームを大改造~収納棚撤去で大人二人が余裕で就寝できる室内幅150cmを確保

バンコン車内を広々開放的に改造してみた DIY・改造・快適化
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今回はアルトピアーノのラゲッジルーム(居住空間)を如何に広く使うか…についてです。ついに「収納棚の撤去」を実施しました。車内幅が約30cm拡大されて広々とした空間になりました。

KAZ
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夫婦二人で横になるには110cmでは狭苦しいです。アルトピアーノはラゲッジルームの後ろ半分の左右にボックスが設置してあり、リアハッチ部分も含めて三方を「コーナーテーブル」がグルっと取り囲んだレイアウトですが、狭い上に圧迫感もあるので、もっと広々と開放的に使いたいと常々考えていたんです。

今回は、収納棚撤去の様子と、撤去後に広々開放的になったラゲッジルームをお見せします。

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車内を広々使いたい

収納ボックス撤去前
撤去後

こちらがアルトピアーノのラゲッジルームです。収納ボックスの撤去前・撤去後を比べてください。

ぜんぜん違いませんか?

撤去前は、右サイドには電装関連のコントロールパネル、左サイドには(筆者の場合は)冷蔵庫が収納された収納棚になっています。OPの選択や仕様の違いで用途はいくつかバリエーションがありますが、このボックスが設置されている点は共通です。

この左右のボックス間の幅~つまり「就寝時に使える幅」は約110cmありますが、自分がデカいせいもあって夫婦で就寝するにはちと狭い…。

何度か車中泊をしましたが、寝返りもままならない…というのが正直なところ。

左サイドの収納ボックスを撤去後は約40cmの拡大になり、室内幅は150cmまで確保できます。写真でわかるように広々空間が気持ちいいです。

60~65cm幅のインフレーターマット2枚を横並びで置いてもまだ余裕があります。

KAZ
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ラゲッジルームの快適化については、テーブルの設置位置や向きを変えられるようにするなど過去にも取り組んできましたが、自分の最終結論として「広さ」が最大のメリットだ…と思うようになりました。小さなタウンエースバンベースのキャンパーだからこそ、室内幅を最大限に生かして「広い居住空間」の確保に踏み切ったというわけです。

車内の装飾には興味がない(というかセンスがない)

Instagram等を見ると、アルトピアーノオーナーさんはラゲッジルームを「木目」にすることに強いこだわりを持っている方が多く、驚くような素敵な改造をしている方も少なくありません。

自分も「そうなればいいな」と思わないことはないのですが、「乗り心地や乗り味の改善」の方により強い興味があって、クルマである以上、快適に走れることを優先したい人です。というか、センスがないので何をどうしていいかわからないですし…^^;

あまりにも風情がないのでダイネットテーブルの天板と脚だけは交換したのですが、それ以外の部分はオリジナルのままです。

アルトピアーノの走りや乗り心地に満足できたら、もしかすると車内装飾にも手を出すかもしれませんが、いまは「如何に快適に走行できるか」を優先したいと考えています。

それともう1つは、ちょっとミニマリスト的な感覚もあって、車内に不必要なものをゴチャゴチャ置いておくのが好きではないというのも内装を触らない理由かもしれません。必要なもの、休憩や車中泊に役立つものを最小限で装備しておく…という感じです。

さらに言えば、走行中に背後から「ギシギシ」「ミシミシ」「カタンカタン」「ガタガタ」といった音が聞こえるのが大嫌いなんです。モノを置けば置くほど音の発生源となるので、揺れるたびに色々な音がするようなことは避けたいと考えています。

そんな感じなので、車内の装飾はよっぽどでないと手を出さないと思います^^;

収納ボックスを撤去

アルトピアーノの進行方向左側の収納ボックスを撤去します。

収納ボックスの中にはオプションの冷凍冷蔵庫が収納されています。

この冷蔵庫がまた使いにくいんです^^; 蓋が開いたまま固定できないし、容量表示はそこそこですが、縦長なので入れたものが整理しにくく取り出しにくい…。最初は何もわからないまま「冷蔵庫は合った方がいいよね」と購入しましたが、車内でも使いにくいし車外に持ち出せないということで、納車直後から一度も電源を入れないままただ積んでいるだけ…でした。収納ボックスごと撤去してもマイナス面は何一つない…と考えていました。

もし、この部分に「シンク」が装備されていれば、展開は全く違ったかもしれませんが、「車内に冷蔵庫があるなんて素敵」なんて思ったのは、無知ゆえのただの期待に過ぎませんでした。

サブバッテリーからの配線を外し、固定していたベルトを外して冷蔵庫をボックスから取り出しました。

冷蔵庫を取り外した後の収納ボックス内の様子。何もありません。

収納ボックスはこんな小さなネジ止め×4カ所(ネジ各2本)で固定されていました。これを見たらっコーナーテーブルを外して使うことが如何に危険かがよく分かります。

固定ネジを4カ所8本外せば簡単に取り外せます。

すべて取り外すとこんな感じです。冷蔵庫と車体の干渉のために貼られたゴム板が格好悪いですが、接着剤べったりで貼り付けられているのでそのままにしています。

それでも邪魔で視界を遮っていた収納ボックスがなくなって、車内は広々、開放的になりました。

筆者はアルトピアーノのルーミーで明るい車内が気に入っていますが、収納ボックスがなくなってさらに開放的に明るくなった印象です。

収納ボックス撤去のメリット

収納ボックスを撤去したことで、いくつかのメリットを手に入れました。

大人二人がゆっくり横になれるだけの車内幅を確保

マット枚を余裕で並べられます。寝返りも楽々です^^

収納ボックス取り外し後にマットを敷くとこんな感じです。

幅65cmのインフレーターマット2枚を横並びで置いてもまだ余裕があります。これなら寝返りも問題なくできますし、寝ている間に身体がぶつかる心配もありません。

アルトピアーノはもともと縦方向のサイズは十分(約200cm)なので、収納ボックス撤去で横幅にも余裕ができたことで、広々な空間を確保することができています。大人二人が楽に横になって熟睡できるようになりました。それは撤去の一番のメリットかもしれません。

なにより左サイドの解放感がグッと増していますよね。

右スライドドアから見た様子ですが、広びろ~な感じがお気に入りです。収納ボックスを撤去して以降は、二人で寝ていても干渉がほとんどないので熟睡できるようになりました。

光も風もたくさん入ってくる解放感

広々~なのは寝る時だけではありません。

ドライブ途中の休憩やランチなどの際に、開け放ったリアハッチから太陽光も風も目いっぱい取り込むことができます。

写真のクッションの部分に収納ボックスがあると想像してみてください。この解放感は撤去したからこそ得られた我が家のアルトピアーノの特典なんです^^

ここに横向きに足を投げ出して腰かけて、コーヒーを飲んだり、おにぎりを頬張ったり…がお気に入りのシチュエーションになりました。

サブバッテリー周りの作業性アップ

こちらは左側の収納ボックス下~座席下にかけてのサブバッテリーです。

車両購入時のディープサイクルバッテリーから、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーに換装していますが、収納ボックスを撤去していなかったらもっともっと手間がかかったのではないかと思います。

もしかすると、交換自体しなかった可能性もあります。

こちらは収納ボックスの真下に設置されているサブバッテリーのインバーターです。

もう収納ボックスがないので、板一枚はずすだけで簡単に露出させて作業が可能になりました。

ソーラーパネルのケーブルを車内に取り込む

アルトピアーノのルーフに取り付けたソーラーパネルの充電ケーブルを車内に取り込む配線を行いました。

テールランプ部分から車体内へ取り入れ、収納ボックス裏のパネルから車内へ引き込みました。

サブバッテリーには直接接続せず、ポータブル電源に直接充電できるようにMC-4プラグにしてあります。

これも収納ボックスがなくなったからこそできたケーブルの引き込みです。

取り外したボックスや冷蔵庫はどうした?

取り外した収納ボックスや取付ていた部品やネジ類など、冷蔵庫とその配線などは自宅の納戸に保管してあります。

まだこの先どうなるかわかりませんが、手放す際には元に戻した方がいいのだろう…という予想の元、収納ボックスや冷蔵庫、さらに運転席と助手席のオリジナルシートなどもすべて保管してあるので、元の状態に戻すことは可能なはずです。

「はず」というのは、保管してあるのは確かですが、取り外して何年も経ってから戻そうとして、果たして取付方法や部品やネジをどこにどう使うのか…などを覚えているか不安なので。。。とりあえず保管だけはしてあります。

開放的になったラゲッジスペース、この先どうする?

特に何もする予定はありません。

元々「もっと広々と開放的にしたい」という目的で撤去したので、その目的は十二分に果たされており、こんなに小さな車体でこれだけの解放感は「なかなかない」と満足しています。

しかもサブバッテリー周辺の作業性もよくなっているので、撤去したことによるデメリットがないので、これ以上何かする必要もないと感じています。

1点あるとすれば、足を投げ出して腰かける際に「背もたれ」がないので、座椅子かヨギボーか、何かもたれられるものを用意したいと思っています。



今回は、アルトピアーノのラゲッジスペースで開放感をスポイルしていた収納ボックスの撤去についてでした。作業前は「広々車内」しか考えていなかったのですが、実際にやってみたら様々なメリットがあって「やってよかった」と思っています。

こんなことができるのも、我が家のアルトピアーノが中古車だからなのかもしれません。新車で購入していたらここまで大胆に手を加えることはできなかったかもしれません。その点では中古車であることも快適化の重要な要素だったのかもしれません。

それでは今日はこの辺で。

コメント欄は最下段にあります。
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■ 著者紹介 この記事を書いたのは…
KAZ

「喜田宗彦」としてWEBライターをしています。ライター歴は10年超です。本ブログの記事は、自分自身の実際の体験や経験、ライターとして取材や調査で得た知見、懇意にしてくださるメーカーさんなどから得た知識・情報等を反映した記事を執筆・掲載しています。アウトドアについては1982年ごろからオートキャンプを開始しキャンプ歴は40年超になります。2020年にはバンコンタイプの小型キャンパーを購入し車中泊の楽しさに目覚めました。
また食べることが好きで食べ物関連の記事多めです。特に安くて美味しいものに目がありません。地元グルメやチェンめしも好物です。
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