みなさん、この冬の「節電ポイント」いかがでしたか?我が家ではポータブル電源とソーラーパネルを使った節電対策が功を奏し、合計で5,332Pもの節電ポイントをいただきました。
諸物価高騰の折、電気料金も値上げとなったこの冬は「節電ポイント」などなくても電気料金を少しでも抑えたいと思い、ポータブル電源とソーラーパネルを使った節電対策を実施しました。その結果、うまく電気使用量を抑えることができ、月額約5,000円もの電気料金削減に成功しました。さらに節電ポイントでも5,000P超のポイントが貰えたので、合算すると約1万円の「お得」となりました。
しかも、1月→2月の電気料金が5000円以上少なくなったのも驚きでした。今回は、そんな我が家なりの「節電ルール」をご紹介します。
文中「節電ルール」と「節電プログラム」という似たような用語が出てきますが、「節電ルール」は我が家の中で節電のために作ったルールで、「節電プログラム」は電力会社が提供するもので、所定の基準をクリアすることでポイント付与が得られる仕組みを指します。
※2023年夏の節電対策はこちら↓
節電プログラムで5,332ポイントゲット!
節電ポイントは、簡単に言うと、各地の電力会社が提供する「節電プロブラム」に参加し節電をした家庭にポイントを付与する支援制度です。ポイント付与の内容は以下です。
- 電力会社の「節電プログラム」に参加を表明(申し込み)する
プログラムの達成は別にして、「参加します」と手を挙げる(申し込む)だけで2000Pが付与されます。 - 「前年同月比型」
2023年1月~3月の期間に、前年同月対比で3%以上の節電を達成した場合に1か月につき政府から1000Pと電力会社からも所定のポイントが付与されます。 - 「対象時間指定型」
電力会社が指定する時間帯に節電をすると1kWhあたり最大40Pが付与されます。
(1)は誰でも2000ポイントゲットできるものでした。参加表明(申込み)するだけで、節電ができなくてもポイントが貰えたのは大きかったです。
(2)こちらは前年同月との比較で、3%以上節電できていたら1000ポイントが貰えるルールです。我が家の電力消費量は200~300kWh、冬場は350~400kWh程度なのです。節電ポイントの実施が1~3月なので360kWhを使用量の目安とすると、3%は10.8kWhになります。
(3)こちらは電力会社が指定する時間帯や、電力需給ひっ迫注意報・警報が発令された日(終日)などに、1kWh節電した場合に「政府から5ポイント」「電力会社5ポイント」の合計10ポイントが付与されました。
正直、「前年同月比型」でも「対象時間指定」でも節電できるのかどうかは分かりませんでしたし、特に「対象時間指定」の方は仕組みやポイント付与ルールが面倒で良く分かっていませんでした^^;
それでも、こうした節電プログラムに自分が参加してみようと思ったのは、(1)の参加申し込みをするだけで2000Pが貰えることと、貰ったポイントが普段からよく利用している「ぽんた」に交換できるためでした。
参加の2000Pをポンタに交換して何かに使えればいいや…程度に考えていました(意識低い…^^;)。
我が家の実際の節電ポイントの獲得状況
こちらの画像は、東京ガスのポイント獲得履歴から、「節電ポイント」で得たポイントだけを抜き出したものです。
(1)申込みによる参加ポイント
2022/11/18に東京ガスの節電プログラムに申し込みを行ったことで2,000Pをゲットしました。
ちなみにその手前で4500Pのポイント交換をしていますが、これは有効期限が過ぎる…ということで貯まっていたポイントをポンタに交換しただけで「節電ポイント」には無関係です。
(2)前年同月比型
政府からの1000Pと電力会社からの50P、あわせて1,050Pが3か月とも付与され、合計3150Pになりました。
(3)「対象次官指定型」
「節電チャンス」と記載されたメールが頻繁に届きましたが、特にその時間帯に何かするということはありませんでしたが、トータルで182Pが付与されました。
これらすべてを合計すると、「節電プログラム」で5,332Pになりました。比較的安易な参加姿勢でも、トータルで5000P超をゲットできたのは素直にうれしいですね^^
我が家なりの節電ルールを作って実践
合計で5,332ポイントも貰えるとは思っていませんでしたし、そのプログラムも、プログラムに参加していたことも途中から忘れてしまっていましたが、実は、開始時点で「こうしたら電気使用量が減るへるんじゃない?」という感じで、我が家なりの「節電ルール」を作って、それを実践しました。
我が家なりの節電ルールを作るに当たって注意したのは以下の点です。
- 毎日続かなくては意味がない
ハードルが低く毎日続けても生活に負担がかからないこと - 簡単にできること
難しいことや面倒くさいことは続かないので、ルールはシンプルに…を意識しました - 自宅に「あるもの」「できること」で節電する
せっかく節電できても、そのために何か購入したりコストがかかるのでは意味がないので、何も買わない・何も支払わないでできることを探しました
その時決めた節電ルールは、電力会社の「節電プログラム」が終了した現在でも継続して実行しています。もうクセになっていますし、節電効果が実際に目に見えたので正直「やる気満々」です(笑)。
2月の電気使用量は前年同月比-24.4%
政府や電力会社の節電プログラムで5000P超のポイントをゲットし、それはそれで嬉しいし有難かったのですが、実は電気使用量がグッと下がったことが、現在も我が家の節電ルールを継続しているモチベーションになっています。
電気使用量を日割にして正確に比較
こちらは今年の1月と2月の電気料金明細です。
この明細で節電実績を見てゆくわけですが、1月と2月では「日数」が異なるので、表記の使用量だけを比べてもあまり意味がありません。そこで、前年実績も含めて1日単位の使用量を割り出して比較してみます。
1日の使用量 1月(31日間) | 1日の使用量 2月(28日間) | 対前月 削減率 | |
2022年 | 409kWh÷31日 13.19kWh | 320kWh÷28日 11.43kWh | 1.76kWh -13.3% |
2023年 | 374kWh÷31日 12.06kWh | 242kWh÷28日 8.64kWh | 3.42kWh -28.4% |
対前年 削減率 | 1.13kWh -8.6% | 2.79kWh -24.4% | – |
「削減率」欄の電気使用量は1日単位の削減量です
まず横罫を見ると、前年2022年の1月→2月の使用量は89kWh(13.3%)の減少であるのに対して、今年2023年の1月→2月の使用量は132kWh(28.4%)減少しています。
1月→2月は季節して電気使用量は減少する時期ですが、削減率でみると今年は前年の2倍以上の減少となっているので、節電ルールの効果による使用量削減ぶんが含まれると見てよいと思います。
次に縦罫は前年同月との比較です。1月どうしの比較では1日あたり1.13kWh(8.6%)の減少に留まっていますが、2月には2.79kWh(24.4%)と前年同月の3倍もの削減率になっています。
以上から、季節による減少量(2022年は13.3%)を勘案すると、2023年は28.4%-13.3%=15.1%多く削減できたことになります。この昨年よりも削減率が増加した150.1分は我が家の節電対策によって削減できた使用量と見てよいと思います。
電気料金が4,793円減少!
2023年1月 | 2023年2月 | 削減額 削減率 | |
電気料金合計 | 13,380円 | 8,587円 | 4,793円 -35.8% |
基本料金(40A) | 1,144円 | 1,144円 | – |
電気料金1 | 3,313.80円 | 3,313.80円 | – |
電気料金2 | 5,014.80円 | 2,435.76円 | 2,579円 -51.4% |
電気料金3 | 633.84円 | – | 633円 -100% |
燃料費調整額 | 2,258.96円 | 1,134.98円 | 1,124円 -49.8% |
セット割引額 | 275円 | 275円 | – |
再エネ促進 賦課金 | 1,290円 | 834円 | 456円 -35.3% |
「電気料金1」(第1段階料金)は、0~120kWhの電力使用量に適用される料金で「19.78円/1kWh」です。1月・2月とも120kWhを超えているので同額の加算となっています。
「電気料金2」(第2段階料金)は、121kWh~300kWhの電力使用量に適用される料金で「25.29円/1kWh」です。1月はフルに課金されていますが、2月は300kWh未満だったので、前月対比で2,579円(51.4%)もの削減になりました。
「電気料金3」(第2段階料金)は、301kWh以上の電力使用量に適用される料金で「27.36円/1kWh」です。1月は300kWhを超えた73kWhに対して課金されています。2月は300kWh未満なので課金はありません。100%の削減です。
「燃料費調整額」とは、火力発電のための燃料の調達コストの負担分で、所定の燃料費調整単価(円)×1カ月の電力使用量(kWh)で課金されます。電気使用量が少なければ「燃料費調整額」も減少します。
「再エネ促進賦課金」は、電力会社が再生可能エネルギーで発電された電力を買い取るコストを電気利用者が負担する制度で、こちらは電気料金の従量課金部分に対して適用されるため、電気使用量が減少すれば課金額も少なくなります。
これらの各項目の削減を合計すると、月額電気料金合計で4,793円(約5000円)の削減となりました。
ただし、2023年は1月~8月まで政府の「物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策」の一環として、家庭向け電力では7.0円/1kWh減額された分も含んでいます。
1月は374kWh×7.0円=2,618円、2月は242kWh×7.0円=1,694円が減額となっているので、1月→2月の電気料金の削減額は、15,998円-10,281円=5,717円だったことになります。
日割にすると、15,998円÷31日=516.1円、10,281円÷28日=3697.2円となるので、1月→2月の実質的な削減率は28.9%だったことになります。
自主節電ルールを含め、年明けから節電を心がけたのは確かですが、正直、ここまで節電効果があるとは考えていませんでしたのでかなり嬉しい結果です。
我が家の節電ルールを公開
2023年年明けから節電の心がけを従来以上に意識してみよう…と言うことで、夫婦とも気づいたところで自分でできる節電に励みました。
加えて、我が家の「節電ルール」を設けて実践することも決めました。
節電ルールなんていっても別に大したことではないんです。単にポータブル電源とソーラーパネルを使って太陽光発電した電気を生活の中で取り入れることで電気使用量の一部を無料化したに過ぎません。
我が家の節電対策① 太陽光発電の電気を使う
たまたま我が家にはキャンプや車中泊用のポータブル電源とソーラーパネルがあったので、それを活用した太陽光発電で得た電力を、日々の生活の中で使用することにしました。
太陽光発電は無料で電気を生み出しますので、壁のACコンセントにコードを繋いで使っていた家電に使うことで、その家電については料金がかかる電気を使わないことになります。
言い換えると「電気使用量の無料化」です。家電が消費する電力は同じですが、太陽光発電で得られた電気を使うことで、電気料金の発生はなくなる…という意味です。
我が家の節電対策② 発電量と使用量のバランス
我が家には3台のポータブル電源と、3枚のソーラーパネルがあります。
ポータブル電源は、EFDELTA(1260Wh)・EB70S(716Wh)・EB3A(268Wh)、ソーラーパネルは110Wパネルが2枚、200Wパネルが1枚です。
貯めておける電気量としては2,244Whありますが、これを基準に電気の使用量を決めることはできません。なぜなら…
- ソーラーパネルで生み出せる発電量には限りがある
手持ちのソーラーパネルを使って1日に生み出せる電力量は最大500~700W程度です。我が家の日照時間は最大でも5時間程度ですが常に最大量を発電できるわけではなく、日が傾けば発電量が減少するので「1日の最大発電量は600W」と定めました。 - ソーラー発電は天候次第なので毎日同じ発電量は望めない
曇天や雨天で発電できない日にも節電ルールを続ける必要があるため、ポータブル電源に貯めておける充電量を何日かに分けて使えるように考えなければなりませんが、ソーラーパネルの1日の最大発電量を600Wと定めたので、必然的に使用量も600W程度に抑えなければなりません。
というのは、日々発電と電気使用を繰り返す場合、使った分をその日のうちに回復できなければサスティナブル(持続可能)な節電ルールにならないためです。「1日のポータブル電源から使う電気量は600Wを目安にする」をルールとしました。 - 使用可能な電気量で賄えて頻繁に使用する家電を探す
1日で使用できる電気量を600Wと定めましたが、その600Wを上手く利用できる家電を探す必要があります。使わなくてもよいものを無理に使っても節電にはならないので、毎日必ず利用してそこそこ電気を消費する家電を探しました。
我が家の節電対策③ 炊飯器と電気ケトル、自室暖房は太陽光で
毎日利用してそこそこ消費電力が大きめの家電…ということで、我が家では2つを選び、その家電を使う際には「必ずポータブル電源から使う」をルールにしました。
その2つの家電は「炊飯器」と「電気ケトル」です。
もちろん他の家電製品も使えるものはできるだけ太陽光発電エネルギーで使ったのはもちろんですが、「炊飯器」と「電気ケトル」は使用の100%を太陽光発電で賄いました。
電気炊飯器
我が家ではほぼ毎日ご飯を炊きます。
夕食ついては月間25~27日程度は米食なので、炊飯にかかる電気をすべて太陽光発電エネルギーに置き換えて電気料金がかからないようにすることは、かなりの節電と考えました。
そして、従来使用していた炊飯器の消費電力は小型の3合炊きでも710W、5.5合炊きでは1200W超ですので、この消費電力が「0」になればまずまずの電力削減になると考えました。
普段使っている3合炊きで60分の炊飯をした際に消費する電気量は710Wです。月間25日間炊飯すると合計17,750W≒17.7kWhとなります。
削減される電気料金は「第3段階料金」になるので、17.7kWh×27.36円=484.3円ほどです。
ポータブル電源で使用する炊飯器は、家庭用3合炊きではなく、車中泊用に購入した小型炊飯器を使うことにしました。
こちらの炊飯器は定格消費電力210Wですが、炊飯中の実際の電気消費量は206W程度で、炊飯時間は約20分間です。実際に消費する電気量は206W÷60分×20分≒68.7Whです。この消費電力であれば、ポータブル電源からの給電で毎日炊飯しても継続できそうです。
(注意)3合炊きの消費電力710Whが68.7Whに置き換わるわけではありません。電気料金が発生しないのは3合炊きの分の710Whです。
電気ケトル
我が家では日に何回も電気ケトルで湯沸かしをします。
自分は日に2~4回ドリップコーヒーを淹れますし、奥さんは休日には紅茶を日に数杯淹れます。またm休憩時や夕食時には必ず緑茶を淹れますので、平均すると日に6~10回は湯沸かしをしていることになります。
ただ湯量は毎回異なりますし、淹れる飲み物の種類によって適温が違うので加熱時間も異なってきます。さらに、カップ焼きそば(自分が好きなもので…)を作る際には沸騰したお湯…といった具合で、湯沸かし1回の平均的な電気使用量を定めるのは難しいのですが以下の概算をしました。
我が家で使用しているケトルは、定格消費電力1000Wで実際には956W程度で動作し、コーヒー2杯分350mlを約4分で沸かすことができますので、これを基準にすることにしました。
956W÷60分×4分=63.7Wh 日に8回の湯沸かしをするとして63.7Wh×8=509.6Wh 月30日毎日同じく湯沸かしをしたとすると、509.6Wh×30=15,288Wh≒15kWhとなります。
削減される電気料金は「第3段階」料金で、15kWh×27.36円=410.4円ほどになります。
自室の暖房は電気毛布
依頼記事や本ブログの執筆をする自室(書斎)の暖房を電気毛布にしました。
おそらく節電効果としてはこれが最も大きいと思います。
電気毛布は冬の車中泊用に3年前に購入したものを流用しているので、「家にあるものでできること」にも合致していますし、暖房(体を暖かく保つ)効果も車中泊で実証済みです。
空間を温めるエアコンやセラミックヒーターと違って、身体に纏っている部分だけが温かい仕組みなのはご存じ通りですが、実は暖房としてかなり温かいんです(電気毛布をかけて寝たことがあればおわかりかと)。
確実に空間を温める方法より、しっかりと温かいです。しかも「頭寒足熱」というか、電気毛布を巻く部分によって温める箇所を変えられるのが〇です。自分は元来暑がりなので大抵は腰から下に電気毛布を巻いておけば充分温かいですし、もし寒ければわきの下あたりからすっぽり巻いてしまえば全身ぬくぬくです。
そのおかげか、今年は酷い「風邪」を一度もひきませんでした(外出時のマスクなども関係するかもですが…)。
休憩時間も含めて1日6~9時間ほどのデスクにいるとして、エアコンやセラミックヒーターを使わず電気毛布に変更、しかも電源は太陽光発電で充電したポータブル電源なので、自室の暖房費がまるまる浮いたことになります。
自室のエアコンの消費電力は555Wなので、6時間運転で3,330W、9時間運転では4,995Wの電気を消費します。少なく見積もって、月間25日間自室での執筆作業を行うとすると、合計消費電力は83.3~124.9kWhとなります。
削減される電気料金を「第3段階」料金で計算してみると、83.3kWh×27.36円=2,279.1円~124.9kWh×27.36円=3,417.3円ほどになります。
我が家は奥さんが勤め人で日中は不在で自宅にいるのは自分だけですので、家庭全体としての平日日中の暖房はすべて電気毛布だけ…ということになり、夜間や週末に奥さんがいる際に今の暖房を使ったとしても大した電気消費にならなかったものと思います。
電気毛布(あるいは電気ブランケット)暖房、おすすめです。
スマホやガジェット
消費電力の大きい炊飯器と電気ケトルの2つを「節電ルール」のメインに定めましたが、無理なくできることは何でもしよう…ということで、iPhoneやApple Watchなどのガジェットをはじめ、デジカメのバッテリーやパソコンのキーボードなど、消費電力が小さな機器も可能な限りポータブル電源から充電するようにしました(奥さんのスマホ、ウオッチも含みます)。
充電池
時計やリモコン、散水機、ガスレンジの着火用電池など、電池を使用する場合は、可能であれば充電池を使用するようにして、太陽光発電の電力で充電するようにしました。
節電の意識が高くなり他にも影響したか
正直言うと、やったこと(節電対策)と、結果(使用量・料金の減少)に少し乖離を感じます。
炊飯器や電気ケトルを太陽光発電で賄うなどの実際に行った施策で可能な削減予想よりも、実際に節電できた「電気使用量」や「電気料金」の方が大きい、つまり「こんなに節電したっけか?」という印象が強いです。
こうした「節電ルール」を作って家族で取り組むことで、節電意識が高くなり、例えばコンセントを抜き待機電力を減らすとか、使っていない部屋の電気を消す、照明の光量を落とすなどの「節電ルール」以外の部分でも節電されたのかもしれません。
いずれにせよ、1月→2月で実質5,717円の削減が実現し、政府の節電プログラムで5,332ポイント付与された…という結果が出たことは素直に嬉しいです。
実際の節電状況
アルトピアーノのルーフに取り付けた200Wパネルを主に使用して、1日約5時間、平均100~120W程度の発電量で500~600Wを見込んでいました。
天候がよく、ポータブル電源の容量が減ってきている場合には、110Wパネルも動員して直列接続で最大220Wパネル(実質は150~170W)として使ったり、小さい電源2台に個別に充電するなどして、発電できる最大電力を蓄えるように意識しました。
ただ、冬場はどんよりとした天候が多いこと、太陽の位置が低いことで充電量が少な目な傾向なので、1~2月はポータブル電源に貯めた電気で上記の機器の消費電力を賄うのは厳しいものがあり、計算上では、総充電可能容量600Wにはなかなか届かない日が多めでした。
使用量の方は、炊飯器とケトルを中心に、スマホ&ガジェット、充電池、調理家電など、ポータブル電源の定格出力で使用できる家電をできるだけ太陽光発電で賄うように心がけました。
使用頻度の高い電子レンジや、パソコン、テレビなどの電力を太陽光発電で賄えればもっと節電効果は大きくできると思いますが、ポータブル電源の容量や、ソーラーパネルで生み出せる電力量を勘案すると、そうした大型家電を太陽光発電で継続して賄うのは少し「力量不足」です。
もう少し容量と定格出力の大きなポータブル電源と発電量の大きなソーラーパネルがあれば、もっと電気料金は削減できると思います。
ポータブル電源とソーラーパネルで節電 まとめ
今回は、今年1月~3月に実施された政府の「節電プログラム」への参加で得た節電ポイントや、実際の電気料金の削減効果、独自に実施した「節電ルール」などについて紹介しました。
すでに「節電プログラム」は終了していますが、電気料金の高止まりは続いていますし、今後も電気料金の値上げは継続するようです。
ポータブル電源と折りたたみ式のソーラーパネルは、当ブログでおすすめし始めた当初はアウトドア用品としての意味合いが100%でしたが、その後、地震や台風などの災害対策、停電対策としての需要が加わり、ウクライナ問題以降は「節電」が大きなウエイトを占めるようになりました。
「ポータブル電源とソーラーパネルを買ったら、節電効果なんて吹き飛んでしまう」
そう思われるかもしれませんが、最近は少し影が薄くなりつつありますが、災害対策・停電対策を間変えると、やはり最低限のライフラインとして備えておくべきかと思います。その上で節電効果があれば、購入コストを回収している…と考えられないでしょうか。
今回は、我が家の節電話しにお付き合いありがとうございました。
それでは今日はこの辺で。
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