ポータブル電源・バッテリー

ポータブル電源+ソーラーパネルで節電対策~2023年夏も電力需給はギリギリ!7月の予備率3%

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今回はポータブル電源とソーラーパネルを使った自宅での節電対策のお話しです。

KAZ
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自分はキャンプや車中泊目的でポータブル電源を購入しましたが、最近のエコの拡がりや電気料金の値上げなどから、アウトドアだけでなく自宅での節電にも活かしたいと思うようになりました。さらに電力需給のひっ迫などで「節電」が求められていることもありますし、少しでも太陽光発電の電力を利用して電気使用量を減らしたいところです。

さらに昨今の被害が甚大化している自然災害や、大地震などへの備えも勘案すれば、ポータブル電源とソーラーパネルはある意味では「ライフライン」でもありますし、内閣府が求める災害発生から72時間は自力で生き延びる『自助』の根本を支えるアイテムでもあると思います。

このところ、我が家のソーラー発電事情が大幅に改善したこともあり、日々の生活の中で上手に太陽光発電を活かせれば…と思っています。

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無料の電気をたくさん貯めたい

すぐにできる節電…と考えてすぐ思いつくのが、ポータブル電源にソーラーパネルで発電した電気をためておいて、毎日の生活で使う「有料の電気」と置き換えることです。

太陽光発電で生み出す無料の電気をいかにたくさん貯めておけるか…が重要です。

庭では110Wソーラーパネルを2枚使って発電

ソーラーパネルは庭のフェンスや扉にS字フックでぶら下げています
ソーラーパネルは庭のフェンスや扉にS字フックでぶら下げています

我が家はマンションの1階で、3~4坪の専用庭が付いているんですが、3棟並立のマンションなので1日に庭の地面に太陽が届く時間は3~4時間、樹木などに日差しが当たる時間は4~5時間です。

ソーラーパネルを庭に設置しても、充電できる日差しが当たるのは最大3.5時間ほどです。

110Wソーラーパネルを追加購入で2枚体制に
2枚のパネルを横並びでフェンスにぶら下げ太陽に正対するように角度をつけます

使用しているソーラーパネルは、EcoFlowの110Wポータブルソーラーパネルで、元々持っていた旧型の110Wパネルに加えて、今年になって新型パネルを追加しました。

パネルは雨の当たらない軒下のフェンスに掛け、パネルから居室内にコードを引き込んであって、太陽が当たっている時間にポタ電を繋げば充電されるようにしてあります。

単純計算で1枚当たりの最大発電量110Wが2枚分で最大220Wまで発電できるはずですが、発電効率は若干新型が優れているようです。ただし影がさした場合の発電量定価は旧型の方が少ないので、新旧でパネルの特性を変更したようです。

しばらく使ってみた印象では、直列接続の場合、少し太陽光が弱い日でも120~140W、日差しが強い日には160~180Wまで発電できています(夏に向かって太陽光が強くなるにつれ発電量も多くなってきています)。

パネル個々に延長コードを自宅内に引き込んでいます
直列接続

パネルは夜間はバルコニーの屋根下の雨が当たらない場所へ収納し、日中には日差しの当たる場所へ出す…を繰り返していますが、その都度、配線を繋ぎ直すのは面倒なので、2枚のパネル個別に延長コードを繋いで自宅内へ引き込み、自宅内の窓際で必要に応じて(※)「直列接続」「並列接続」「個別接続」を繋ぎ直せるようにしてあります。

ただこの方法だけでは、そもそもの日照時間が短いので毎日好天に恵まれてフルに発電充電を行っても自分で決めた節電メニューで必要な電力を賄うことはできません。

車両ルーフのソーラーパネルは最大200W発電

2月22日にアルトピアーノのルーフにソーラーパネルを設置し、新たに最大200W発電が可能なパネルが加わったことで、上記の110Wパネル×2枚では賄い切れなかった節電メニューに必要な電力をほぼ生み出せる状態になりました。

庭のパネルは1日平均3時間程度しか日照がありませんが、少し場所がずれている駐車場では日に5時間は日照があり、植木等の影がさすこともないので、かなりMAXに近い発電が可能です。

ルーフパネルは、EFDELTAの充電を主に担当しています。

1日フルに発電させると、1260WhのEFDELTAのほぼ半量分を充電できます。計算上では1260Wの半分で630W、日に5時間の日照があるとすると時間当たり126Wを発電していることになります。

日は徐々に傾いてくると発電量も減るので、平均するとだいたい時間126Wは妥当な数値と感じます。

車両ルーフのパネルで600W/1日前後、庭の折りたたみパネルで400W/1日前後で、合計1,000W程度を生み出すことができています。

今年の夏も電力需給ギリギリ~東電管内7月予備率3%

先日、経産省が取りまとめた2023年夏の電力需給の予備率は、東京電力管内で7月:3%、8月:3.9%とほとんど余裕のない状態になることが予想されています。

予備率3%は電力の安定供給の最低ラインですが、一方では「電力需給逼迫注意報」の対象となる5%以下である点にも注目すべきです。経産省は「(夏季の東京エリアは)最低限の電力は確保できているが、ぎりぎりの状況になっている」としています。

当然「節電」が求められるでしょうし、場合によっては計画停電なども起こり得る状況です。

また、昨今の温暖化による台風の勢力拡大も懸念されるところですが、停電時でも最低限の灯りやスマホ充電のための電力だけでも確保したいものです。

効果が大きいのはキッチン家電の置き換えやソーラー給電

EFDELTAと小型炊飯器
ポータブル電源からの給電で小型炊飯器を使えば100W程度の消費電力で炊飯可能

太陽光で充電した電力は、毎日の夕食のご飯を炊くために使っています。

スペック上の消費電力は210Wとなっていますが、写真のEFDELTAの液晶パネルに表示されている実際の消費電力は「206W」で、炊飯時間20分に消費される電力は68.7Wです。

一方、普段キッチンで使用している炊飯器の消費電力は1200Wで、通常の炊飯に60分かかりますので、1回の炊飯にかかる電気量は1200Whです。

炊飯を太陽光発電エネルギーを使用することで削減できる電気量は、1,200Wh/1回、月間に25日間ご飯を炊くとすると、30,000Wh=30kWhの削減になる計算です。

KAZ
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ちなみに20分で炊きあがる「早炊き」で炊飯した場合には、1400W÷60分×20分で電気使用量は466.7Whとなるので、小型炊飯器に切り替えた場合の節電量は363.7Whとなり、月間20日間炊飯すると合計で7,274Whの電気使用量削減となります。

ただ1点問題があるとすると、天候に左右されやすいソーラー発電がコンスタントに小型炊飯器を毎日試使用できるだけの電力量を賄えるか…でしょう。それだけに余裕のある大容量ポータブル電源で蓄電しておくことが重要になってきます。雨天でも蓄電で給電でればACコンセントからの「有料電気」は使わずに済みますので。

車載用小型炊飯器は消費電力が小さいので災害用にもおすすめ

車載用に…と購入したコイズミの小型炊飯器を購入したのは正解でした。

同じ夫婦二人1食分1.5合の米を炊く場合、コイズミ製は前述の通り、およそ68.7Wの電力を消費し、その消費量はEFDELTAの充電容量の5.5%に過ぎません。

地震や台風などの災害や、何らかの緊急時に米を炊くことができれば、防災用に備蓄しているパックご飯以外にも自宅の米を食用に利用できます。

しかし、それで蓄電を大幅に減らしてしまっては意味がありませんので、災害用の観点からも小型炊飯器は用意しておくべき…と感じます。

EcoFlowから教えて頂いた『ポータブル電源+ポータブルソーラーパネルの発電量の見込み』は、パネルの発電量×60~70%×日照時間で計算することが多いとのことです。日照時間は「パネル全体に影なく日差しが当たっている状態」であることが前提のようです。

例えば我が家の110Wパネルの場合の1日の発電量は、110W×70%×3.5時間=245Wとなり、EFDELTAの充電量は1260Wなので、日に19.4%の充電ができる計算…ということになります。

上記小型炊飯器で毎日炊飯した場合、ソーラー発電量245Wに対して、20分の炊飯で消費する電力量は68.7Wなので、雨天で充電できない日をある程度想定してもソーラー発電だけで循環してゆく計算になります。もっと発電量の多いソーラーパネルを使用すれば、炊飯だけでなくより多くの電力を太陽光発電で賄えることになります(ただしポータブル電源の入力上限以内で)。

※本ページで使用しているポータブル電源で使える小型電気炊飯器の詳細についてはこちら

炊飯器以外にも電気使用量を減らせる家電がある

例えば、電子レンジやオーブントースター、IHヒーター、ホットプレートなど、電気を食う(ブレーカーが落ちそうな家電と考えるとわかりやすい)家電はいくつもあります。

実は電子レンジやオーブントースターなども、小型炊飯器と同じで使用時間が短いので、意外にポータブル電源からの給電でも電力を賄いやすい家電です。

電子レンジは、消費電力は大きいですが実際の使用時間は数分間なので実はあまり大きな電力消費ではないと言えます。

例えば消費電力1000Wの電子レンジの場合、お弁当の温めに2分間加熱した場合は、1000W÷60分×2分=33.3Wの電気使用ですし、オーブントースターも同様です。

ただ、これらは日に何回も使用するので、電源をソーラー充電したポータブル電源から取ることで、電気使用量を減らす効果は十分にあると思います。

ただし、ポータブル電源の定格出力に見合った消費電力の家電でないと動作しない点は要注意です。

太陽光発電の電力を使ってパソコンを動かしiPhoneやiPad充電する

EFDELTAにEcoFlow 110Wソーラパネル発電でスマホ充電

ノートパソコンへの給電や、スマホやタブレットの充電はソーラーパネルによる太陽光発電の利用方法として非常にポピュラーな使途だと思います。

パネルによっては、直接USBコードを接続してスマホを直に充電できるタイプのものもありますが、自分は、ポータブル電源に一旦蓄電してからスマホを充電するようにしています。

筆者の「iPhone 12 Pro Max」のバッテリー容量は3,687mAhだと言われています。奥さんの「iPhone 13」の容量は3,227mAhだとされています。

『毎日30%まで使用して充電する』を繰り返すと月間の充電総量は以下です。

総容量40%使用時30日間充電量
iPhone 133,227mAh2,258.9mAh67,767mAh
12 Pro Max3,687mAh2,580.9mAh77,427mAh

30日間2台合計で、145,194mAh=145.2Whを充電することになります。この全量をソーラー発電でポータブル電源に貯めた電力で賄うと、145.2Whの削減になります。

ガジェットへの充電量はあまり多くなく節電効果もあまり大きくありませんが、家族が多い、ガジェットの種類が多い(ノートPCやタブレットも使う)などでは削減量は大きくなります。

太陽光発電の電力を使って扇風機や電気毛布を使う

エアコンを効率よく働かせる、実際の体感として涼しさを感じやすいなどの理由で、エアコンと扇風機の併用は効果的であることが知られています。

また車中泊などの経験のある方はご存知かと思いますが、電気毛布を下半身に巻いていると炬燵のような効果が得られて暖かいんです。

KAZ
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自分は今年の冬は書斎のエアコンを使わずに過ごしています。ソーラー発電で生み出した電気をポータブル電源に貯め、電気毛布(blanket)を事務椅子に敷いて身体に巻き付けるようにして暖を取ると、下半身は暖かく胸から頭にかけては冷たいので眠くなりにくく作業がはかどることを発見しました。ちなみに使用中の電気毛布はフランネル生地でモコモコで肌触りもよくお気に入りです。

こうした、暑さ・寒さ対策も電気使用量を削減することができます。空気を温めるエアコンより、身体に密着する電気毛布の方が直接的な温かさなので、電気を食わないんですね。

小型扇風機や電気毛布の消費電力は50~100W程度です。

電気毛布 電気ブランケット 電気ひざ掛け 160x130cm
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太陽光発電の電力を使ってLED照明を点灯する、LEDランタンを充電しておく

太陽光発電でLEDランタン充電

日中とは言え屋内では照明を使っている場合が多いですが、LEDスタンドなら手元を明るく照らすことが可能です。

また、先日の福島の地震も23時台に発生しましたが、夜間の地震や災害による停電時に真っ先に必要となるのが「灯り」です。

棚上のものが落ちたりした場合には、足元を確認し怪我をぼうしするためにも灯りが必要です。

できれば、ランタン自体にソーラー充電が可能であればベターですが、ポータブル電源に貯めた電気で充電しても太陽光発電による充電であることには代わりありません。

写真のLEDランタンは、電池式ですが太陽光で充電した充電池を入れています。

電極にテープを貼り電気ロスを最小限にしていざという時に使えるようにしています。

太陽光発電の電力を使って充電式電池を充電して乾電池代わりに使う

太陽光発電で充電池充電

エネループや充電式EVOLTAなどの充電池を太陽光で充電し、乾電池代わりに使用しています。

これは非常用ということではなく、充電池で動作するもの(リモコンや懐中電灯、時計、血圧計など)は充電池を使用するようにしています。

手軽にソーラー発電するならポータブルパネルがおすすめ

集合住宅には集合住宅の住みやすさがあって自分的には、生まれ育った実家の戸建てより今のマンション住まいの方が気に入っています(もちろんデメリットもありますが)。

ただ、ソーラー発電で少しでも節電対策を…と考えた場合、戸建てのように大型の固定式パネルをルーフや庭などに設置することはほぼ不可能なので、必然的にポータブル電源+ポータブルパネルの組み合わせになろうかと思います。

折りたたみ式の「単結晶シリコン」製のソーラーパネルは各社から高性能な製品がたくさん発売されています(自分はEcoFlow製を愛用)し、今回、車のルーフに取り付けてみたことで、バルコニーなどでもフレキシブルパネルが使いやすいのかも…なんて思うようになりました。

フレキシブルパネルの一番の特徴は、柔らかく折れ曲がることと軽量さです。女性でも軽々移動できる重さしかないので、マンションの狭いバルコニーなどでは使い勝手がいいはずです。

バルコニーの壁やサッシの窓に吊るしておいてもいいでしょうし、板などに乗っけておいてもいいのでは?と思います(ただし車載でない限り貼り付けタイプは選ばない方がよいかもです。かなり強力な粘着ですので)。

※ソーラーパネル関連の別記事も併せてお読みください。

ソーラー発電+ポータブル電源による節電 まとめ

今回は、ソーラーパネルによる太陽光発電+ポータブル電源に蓄電し家電に使用することでの節電についてご紹介しました。

災害対策や節電目的の発電・充電はどこかシリアスな気分になりがちですが、実はやってみると、単に発電量を見ているだけで楽しくなってしまう…なんて部分もあります。ポータブル電源の液晶パネルを見て「150W発電している」なんてニマニマして何度も見てしまいます。

ソーラーパネル1枚で発電できる量は大したことがありませんので、災害時などの停電を勘案すれば複数枚のパネルを用意した方がよいと考えていますが、節電目的であれば、ポータブル電源1台とソーラーパネル1枚であってのできる範囲の節電が可能です。

幸い、ポータブル電源やソーラーパネルは各社しのぎを削る中、セールで割安に購入できる機会も多いので、検討してみてはいかがでしょう。

それでは今日はこの辺で。