コーヒー、お好きですか?今回はキャンパー車内でも旨いコーヒーが飲みたい…がテーマです。
コーヒーは好きで毎日飲みたいので、キャンプや車中泊でも「コーヒーなし」は考えられません。でも、自宅外で旨いコーヒーを飲むのは意外に難しいものです。
コーヒーが好きです。日に3~5杯は飲みます。
マニアと言うほどでもないので、ドルチェグストやドリップバッグなども飲みますが、コンビニコーヒー自体はあまり美味しいと思えないので「ラテ」を購入することが多いです。お好きな方には申し訳ないのですが、缶コーヒー、インスタントコーヒーはほぼ飲まないです。
缶コーヒーを買うなら、お茶や水でいいかな…と言う感じです。
「究極の一杯」なんて感じで、車内で凝りに凝ったコーヒーを淹れようという訳ではありません。
そうかといって、少し酸味があって骨太のあまり苦みばかりが主張しない…等の好みはあって、それなりに「これは旨い」「これは好きじゃない」なんて好みがあります。
カプセルぽんのドルチェグスト
ドルチェグストには他の抽出方法にはないメリットがいくつかあります。
- カプセル方式なので保存が容易
- 粉の状態や量が一定なのでいつもほぼ同じ味が味わえる
- マシンさえあれば、水を注げば簡単に抽出できる
- 気に入ったカプセルが見つかれば、以降はマメ選びに悩まなくていい
筆者が何より一番のメリットと感じているのは、保存・保管が簡単なことです。密閉されたカプセル内に入ったコーヒー粉はマシンにセットして穴を開けない限り湿気ることがないのは助かります。
コーヒーにとって湿気は大敵で、たちまち風味が落ちてしまうので、カプセル方式は湿気ないだけでもその価値があるというものです。
カプセルごとに異なる産地やフレーバーのコーヒーの規定量が密閉されている上に、マシンでお湯の温度や量まで一定に保たれるので、いつでも、だれが淹れても美味しいコーヒーができあがるのもメリットです。
お気に入りのカプセルが見つかれば、それ以降はもうコーヒー選びに悩むことがなくなります。
ドルチェグストのカプセルは割高?
よく言われるのは
「カプセル高いんでしょ?贅沢なコーヒーだよね」
です。
また
「カプセルが高いのでドルチェグストやめた」
なんて声も耳にします。
でも実際のコストは70~100円程度で、缶コーヒーより全然割安なんです。ドリップバッグと比べると若干割高ですが、保存や移動の手軽さなどを考えると自分的にはさほど割高な印象はありません。
自分からすれば、日に3~4本も缶コーヒーやコンビニコーヒーを買う方がよほど贅沢だと思っています。
それに、ネスレ公式の定期配送や、Amazonの定期便を利用することで10~15%の割引価格で購入することができるので、実質的なコストは60~80円程度に圧縮することが可能です。
自分はネスレ公式の定期配送よりAmazonの定期便を利用することが多いです。Amazonは3品以上の定期便購入で15%割引になるのが有難いです。それのAmazonの定期便は何もドルチェグストカプセルに限らず、多ジャンルの商品も定期購入できるので自由度が広いです。一方、ネスレ公式サイトでは、一定期間の定期配送で『マシン無料のサブスク』が利用できるのが最大のメリットです。最新のマシンを無料でゲットできます。
車内で使うには相応の電源が必要
いいことだらけ…のようなドルチェグストですが、車内(あるいはアウトドア)で使用する場合には高いハードルがあります。
それは『電源』です。
車載サブバッテリーでも、ポータブル電源でも構いませんが、1420Wh(機種による)超の定格出力を持った電源が必要ですが、1500Wクラスの電源はまあまあいいお値段します。
我が家のポータブル電源「EcoFlow EFDELTA」は、他記事で車載家電を動作させられる定格出力を持っていたので選んだ…と書いていますが、実はその家電というのは「ドルチェグスト」でした。
もちろん、電子レンジや電気ケトルなども動かせなければ困りますが、ドルチェグストのマシンの消費電力は「1420W」と壁のコンセントでもギリギリの高い消費電力なので、ドルチェグストが動かせれば他の家電はほぼ動かせる…ということで、ドルチェグストを基準に選びました。
EFDELTAの定格出力は1600Wなので、余裕でドルチェグストを動かすことが可能ですが、購入当時で16万円、現在でも13万円程度と高額です。
この「電源が必要」ということが、アウトドアでのドルチェグストの最大のデメリットと言えます。
簡単手間なしドリップバッグ
アウトドアでコーヒーを飲もうと思うと「ドリップバッグ」が一般的かもしれません。
実は、アルトピアーノ購入当初はドルチェグストを使っていた自分ですが、今は、ドリップバッグ派になりました。
その1番の理由は、ドリップバッグにも美味しいものが増えてきたため…です。いや、一般のスーパーなどでも「UCC」や「AGF」以外の各種ドリップバッグをラインナップし始めたから…といった方が正解かもしれません。
余談ですがドリップバッグって日本発祥の文化なんですってね。そもそもドリップ式でコーヒーを淹れること自体、グローバルでは珍しいそうです。なんでも「道」にしたがる日本人はコーヒーの淹れ方までこだわるから…だそうです。聞きかじりですけど面白いですね。
ドリップバッグの良さは
- 保管・移動に手間がかからない
- 計量済みなのでお湯を注ぐだけで淹れられる
やはり何と言っても、保管や移動の楽さでしょう。
挽いた直後に飲めない点では豆をその場で挽いて淹れたコーヒーには及ばないものの、アルミパックの封を切らなければ湿気ることはなく、散らかる心配もありません。
また、すでに計量済みなので所定の量のお湯を注ぐだけで一定の味が再現できるのもメリットと言えると思います。
好みの銘柄やフレーバーを見つけたら、それ以降はコーヒー選びに悩まなくてよいのはカプセル式と同様です。
ちなみに自分は「小川珈琲店」のフェアトレードモカが気に入っていて、Amazonの定期購入で毎月買っています。どちらかというと甘みと少し酸味があるコーヒーが好きです。
電源が必要だが1000Wで足りる
ドリップバッグを淹れるにもお湯が必要なので電気ポットなどで沸かす必要があり、そのためにはやはり「電源」が必要です。
ただ、ドルチェグストと大きく異なるのは、探せば消費電力1000W以下の電気ポットが少なからずあることです。消費電力が1000Wであれば、電源も定格出力1000Wで足りるので、電源購入のハードルは低めになります。
おそらく、1500Wまで出せる電源と、1000Wクラスの電源では、5万円程度の価格差があると思うので、「電源」という視点ではドリップバッグの方が手軽と言えます。
また、耐熱ポットで電子レンジでお湯を沸かせば、さらに消費電力は抑えることができるので、800Wクラスの電源(価格で7~8万円)でもOKです。
※車中でのコーヒードリップにおすすめの電源はこちら↓ 定格出力は800Wですが定電圧機能により1000Wまでの家電を使用することができます。
その場でミル挽きして淹れないのは…
一時、車内でも豆からその場で挽いて淹れられるように…と小型の電動ミルを購入したりしましたが、結局、定着することはありませんでした。
その理由は、やはり「手間」です。
計量したり、ミルから挽いた豆をドリッパーに移したり、お湯を注いでサーバーに落としたり。ふとみれば挽いた豆が散らかっていたり、飲み終えた後にいくつもの道具の後始末が待っていたり…。
狭い車内で一連の作業をするのはちょっと億劫なんです。
2泊、3泊するようなキャンプであれば、マメを挽くところからコーヒーを淹れる作業自体を楽しみながら、のんびりコーヒーを味わうなんてシチュエーションもいいのかもしれませんが、所詮せっかちな自分にはミル挽きのコーヒーは似合わないようです^^;
車内でも美味しいコーヒーが飲みたい まとめ
ドルチェグストもドリップバッグも保管や移動といった車中泊での要件を満たしつつ、様々な産地やフレーバーを楽しむことができる点で、大きな差はないと思います。
ただ、やはりドルチェグストを自宅外で使うためには、定格出力1500Wクラスの電源が必要になることが最大のネックかと思います。1500W出力の電源を用意できるのであれば、手軽で簡単に安定した美味しいコーヒーを淹れることができます。
ネスレで、消費電力1000W程度の車中泊・車載用のマシンを作ってくれるのが一番なんですがね。もしできるようなら、その節は、市販の500mlペットボトルの水が使えるようにして頂けると嬉しいです。
それでは今日はこの辺で。
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