今回は、ルームミラー型のドライブレコーダーについてです。中国製の2万円未満の安価なミラー型ドラレコの中から、「EUKi M11」という中華製激安ミラー型ドラレコを購入してDIYで取り付けたのでレポートします。
中古車アルトピアーノに最初から装着されていたAUTOVOX製のミラー型ドラレコが突然後方映像が映らなくなったので買換えました。Amazonで15,900円のところ4,000円クーポンで11,900円で購入した激安ドラレコの実力はいかに?
普段は単なる後方確認ツールとしてしか認識していませんが、ミラー型ドラレコはただのミラーではないわけで、現在の交通事情を考えるとドラレコがないというのは不安なので新たなドラレコを購入することにしました。
ミラー型ドライブレコーダーを設置するメリット
もちろん、ドライブレコーダーは絶対に設置した方がいいのは言うまでもありません。
事故の際や、あおり運転の被害に遭った時など、証拠映像があるのとないのとでは雲泥の差です。
状況は完全にクルマが事故割合100%のような事故でも、ドラレコの映像があって歩行者に大きな過失があることが証明できた…なんて話しも耳にしたことがありますし、ニュースや動画サイトではあおり運転や無謀運転の様子が克明に記録されているのがわかります。
ただ、自分の場合にはそこには注目していません。
自分としては、ドラレコじゃなくて「常時後方映像が映るバックモニター」として評価しています。
つまり、自分がミラー型ドラレコに期待しているのは、「ミラー代わりの後方映像」なんです。
ドラレコ機能については「せっかく後方を映したんだから記録(録画)しておく」って感じで、もし、ミラー型のバックモニターに後方の製造が常時映し出されるような商品があって、ミラー型でないドラレコが安く購入できるなら、ドラレコがミラー型である必要は特にないと考えます。
メリット①~後方が常時映っていて乗員や荷物の影響なしに見ることができる
アルトピアーノもそうですが、バンタイプのクルマはそもそも後方確認がしやすいとは言い難い上、乗員を乗せている場合や荷物満載の場合などは、通常のルームミラーで室内を通したリアハッチの先を見ようと思っても難しいケースが多々あります。
そんな時に後方をモニターできる仕組みが役立ちますが、ミッションがバックギアに入らなければ映らないバックモニターはその用途には役に立ちません。
その点、電子ルームミラーを兼ねたミラー型ドラレコであれば常に後方視界を映しているので、後続車の様子も、人や自転車の有無などを、ルームミラーを見ている感覚で確認することができます。
しかも、リアカメラは車内後端か、車外に設置されるので、乗員や荷物の影響を受けず、ドライバーが見たい後方視界だけがクリアに映し出されているわけです。
メリット②~視野が広くクリアに見ることができる
車内からルームミラーで車両後方を見る際には、荷物や乗員などが邪魔になることもありますし、そもそもピラーがあって、視界の一部を隠しています。
さらに、雨天や降雪時には、リアハッチやリアクオーターの窓に付いた水滴や雪で視界が遮られます。
そこへ後続車のヘッドライトが当たれば、何が何だかほとんど分からなくなります。
つまり、鏡のルームミラーでは、ドライバーが見たい後方視界を邪魔する要素がたくさんあるわけですが、車内後端あるいは車外にカメラを設置しているモニターであれば、乗員や荷物、ピラーなど邪魔ものの影響を受けにくいため、後方の視界がクリアです。
また、カメラの性能にもよりますが、ピラーやルーフがないぶん、上下左右とも視野が広いのが特徴です(リアカメラで言えば140~150度ぐらい)。
さらに、HDR等の逆光でも見やすくする技術によって、夜間や雨天などでも明るく見やすい映像で確認することができます。
後方確認だけでなく、バック(後退)する際に、車内からの目視よりも明らかに広い範囲の安全確認をしつつ下がることができます。
メリット③~視線移動が小さい
運転中に後方を確認する際にルームミラーを見る事にはほとんどのドライバーが慣れています。
教習所からそう教わってきているので当然です。
もし、バックモニターが常時映し出されているとしても、ダッシュボード内にあるナビ画面へ視線を落とすのは正直怖いですし、視線移動が多すぎて、視野から前方視界が完全に消えてしまって危険です。
視界に前方も入れつつ、視線移動の小さいルームミラーで後方をちらっと確認するスタイルがスタンダードです。
余談ですが、若い方はご存じないかもしれませんが、昔のクルマのバックミラーはフェンダーミラーでした。それがドアミラーに代わり始めたころ「視線移動が大きいから危険だ」という意見をよく耳にしましたし、実際にドアミラー車に乗ると、前方から視線を完全に外してしまうのが怖かった覚えがあります。
今ではドアミラーにすっかり慣れてしまいましたが、小さくて見にくいですが、車体側方まで移り、前方視界の一部として視界の端で見ることができるフェンダーミラーはけっこう使いやすかったんですけどね。
ミラー型ドラレコの選択条件
今使っているミラー型ドラレコは、中古車として購入したアルトピアーノに前オーナーが取り付けたもので、AUTO-VOX製の少し古い機種だと思います。
自分的には、このミラー型ドラレコが初体験で、その良さやメリットを教えてくれた製品ではありますが、夜間の灯りや逆光に弱すぎて、後続車のヘッドライトはもちろん街灯でさえ白飛びしますし、太陽光が当たれば画面が真っ白になって使い物になりません。これがミラー型ドラレコを買い替えようと思った最大の理由です。
今回のミラー型ドラレコの選択基準は以下の通りです。
基本的には後方確認ができるモニター機能重視なんですが、今のご時勢ではドラレコとして相手の車両のナンバーぐらいは記録しておいて貰わないと…と思うので、イメージセンサーや解像度の条件も入れました。
イメージセンサーと解像度
イメージセンサーは200万画素あればナンバーを識別できるようなのですが、さらに調べると、ソニー製のイメージセンサーであればほぼ問題なしのようなので条件に加えました(ソニー製でない場合は200万画素が最低ライン)。
また解像度が低くてもナンバーを識別できないので、こちらも約200万画素(1940×1080=2073600)を条件にいれました。
逆光対策~HDRとWDR
今使っている製品の最大の弱点は逆光に弱いことですので、HDR/WDR必須としました。
【HDR】
HDR(ハイダイナミックレンジ)は、最も明るい部分と暗い部分に露出を合わせた画像を撮影して合成することで、白飛びや黒つぶれを防ぐ機能として高い効果技術です。
WDRに比べてより白飛びや黒つぶれに強いというメリットがある一方、ハードウェアの負荷が大きく、録画データの容量が大きくなるデメリットも併せ持っています。
【WDR】
WDR(ワイドダイナミックレンジ)は、一般的にカメラのレンズや、CMOSイメージセンサーなどの性能を表し、複雑な補正をせずに白飛びや黒つぶれを起こりにくくできる技術です。
HDRに比べて録画データを小さくでき、画質もHDRより高くなるため、ナンバー認識という点では高精度です。反面、白飛びや黒つぶれを抑える効果はHDRほどではありません。
言ってみれば、HDRはソフトウエアの処理であり、WDRはレンズなどのハードウエアの能力になるので、必ずしも同列で比較できるものではないのですが、できれば両方搭載していればベターです。
価格とユーザー評価
価格はAmazonで2万円以内で、できれば16,000円までで入手できたらいいと思います。
ケンウッドやコムテックなどの国産メーカー品はどうしても3万円超4万円近い価格になってしまうのですが、その割には意外に評価は段違いに良いってわけでもないんです。
ケンウッドには「画面は圧倒的に綺麗だが操作や機能は中華製と大差ない」との評価もあったので、今回は1.5~1.6万円以内の製品に的を絞りました。あまり安すぎてもだめなので、下限は1.3万円としました。
評価については、価格.comの評価をアテにしていたのですが、あまり評価数が多くないのでやむを得ずAmazon評価を参考にしました。
Amazon評価は「自作自演」が横行しているので鵜呑みにはできませんが、内容をよく読んで、評価は高くてもぼろくその評価が混じるものは省くようにしました。自作自演の高評価に本音の批判が混じっているのだろうという読みです。
中華製品(中国製)で大丈夫なのか
価格を1.5~1.6万円に抑えようと思うと、必然的に選択肢は中国製に限られるとみて間違いありません。
中国製で大丈夫なのかしら
なんて思うかもしれませんが、もしかして、そんなこと言いながら「OPPO」や「Xiaomi」などのスマホを使ってたりしませんか?
モバイル関係のライターとしての自分の経験でいえば、「中国製だから粗悪品」などいうのは今や単なるイメージであって、現在の中国メーカーは電子機器に関して充分な実力を持っていると言えます。
ただ、玉石混淆であることは確かで、それはスマホもドラレコも同じでしょう。
厳しい目を持つ日本市場での売り上げを伸ばすための品質向上に努力する企業もあれば、偽物を口先だけで売ろうとする昔ながらのバッタもんも混在するのが現実です。
ただ、スマホならある程度名の通ったメーカー品なら大丈夫ですけど、ドラレコに関してはあまり名の通ったメーカーが少なく、その上、ミラー型となるとさらに少ないのが現実です。
口コミなども参考にしながら珠玉の「玉」を見つけられるよう選んでみました。
2万円未満の中華製ミラー型ドライブレコーダー5選
メーカー 機種 | サイズ | カメラ | ソニー センサー | HDR WDR | フロント | リア | 駐車 監視 | 価格 | 評価 |
Changer V28Pro | 11.66 | 右 | 415 | WDR | 2.5K | 2.5K | 〇 | ¥ 17,900 | 4.5 |
Changer V69Pro | 11.66 | 右 | 415 | HDR WDR | 4K | 1080P | 〇 | ¥ 17,800 | 4.5 |
EUKi M11 | 10.88 | 右 | 415 | HDR | 4K | 1080P | 〇 | ¥ 15,990 | 4.5 |
JADO G810+ | 10.88 | 右 | 415 | HDR WDR | 4K | 1080P | 〇 | ¥ 17,900 | 4.5 |
VANBAR DC100 Pro | 10.88 | 右 | 415 | HDR WDR | 4K | 2K | 〇 | ¥ 17,800 | 4.5 |
さまざまなWEBサイトを読みまくり参考にさせて貰いまくりの中で選んだ5機種がこちら。
はじめは何も情報がなかったので、Amazonの評価「4」以上で、11~12インチモニターで、価格が2万円以内のモデルを30機種ぐらいExcelにまとめて、そこから、カメラ位置や駐車監視機能、ソニー製センサーの使用などによって候補を絞り込みました。
その後、WEBやYOUTUBE動画などを参考にしてどんどん絞り込んでゆき、上記の5モデルになりました。
こうした「視覚」を扱う商品は、動画での紹介が分かりやすいですね。どう映るかを文章で見てもピンときませんが、映像で「ほらこの通り」と見せられると「なるほど」と直感的に理解できました。
結果、15,000円台のモデルが1台、17,000円台のモデルが4台になりました。
特に、15,000円や17,000円にこだわったわけではないですが、結果論としてこの価格帯に「4K」の境目があるように感じます。
かなりのWEBサイトやYOUTUBE動画を参考にさせて頂いたのですが、中でも、実際の使用感を分かりやすく動画にしていて、語り口調も落ち着いていて見やすい・聞きやすいで勉強になったのが「HOUSE WITH GARAGE」というチャンネルさん。
候補に選んだドラレコを実際に試していて非常に参考になりました。
Changer V28Pro
12インチモニターでソニー製イメージセンサー「IMX415」採用、前後とも2.5K、逆光対策はWDRで、価格はAmazonで17,000円台です。
Changerのミラー型ドラレコは中国製品の中では相対的に評価が高く安心感があります。
「HOUSE WITH GARAGE」でテストしているのは、素の「V28」で「Pro」ではないのですが、V28とProとの違いは、フロントが1080P→2.5Kになった程度なので十分参考になると思います。
フルHDと4Kの比較などもしていて、V28を買うとこういう感じなんだ…というのが視覚的にわかります。
かなりコスパ高いと感じます。
Changer V69Pro
こちらは、V28no上級モデル「V69 Pro」です。
V28 Proとの違いは、逆光対策がHDRとWDRのダブルになり、フロントが4Kになる代わりに価格が2,000円ほど上がって、17,000円台になります。
動画で見ると、12インチで4Kはかなりいい感じの映りになっている様子、やはり4Kは凄そうですね。
でも、実は自分は現在装着しているAUTO-VOXのドラレコのフロントの映像なんて見たことがないんです。リアも録画を見たことはありません。
つまり、確かにきれいですが、自分にとってはフロント4K画質は「猫に小判」的になってしまう可能性大です。もちろん、事故やあおり運転被害などの場合には証拠としてクリアで克明な映像は大きな武器になるはずですが…。
自分の興味はやはり、デジタルルームミラーとしての後方映像です。
動画では後続車のナンバーも確認できますし、夜間もリアカメラがかなり低い位置に取り付けられているにもかかわらず、白飛びせずにナンバーがちゃんと確認できます。でも動画内でも仰っているように、少し白すぎるのかな…という印象です。
リア偏重ではなくごく普通に考えれば、フロント4Kが同価格なのであれば、V28Proよりこちらをチョイスするのが順当なところと言えそうです。
EUKi M11
12インチの大型モニターに、フロント4K+リア1080P、Sony415を採用しています。他社製品との大きな違いは「WiFi」を搭載しているので、動画確認がWiFi接続したスマホで可能なことです。また、画面の明るさの自動調整が可能です。
フロント4Kで、WiFiやら明るさ自動調整などが付いて、ギリギリ15,000円台という価格はかなり高コスパと感じます。
動画によると、日中の映像は暗めというか、落ち着いているそうなのでその辺は個人の感覚なので気になるところです。
駐車監視についてはちょっと残念でした。キャンパー的にはあまり人の多くない場所に長時間止めておく可能性もあるので、タイムラプスでよいのかもしれませんが、ちょっと気になりました。
JADO JADO G810+
中国製としてはかなり著名なメーカー「JADO」のフロント4Kミラー型ドラレコです。モニターは上記のモデルより一回り小さい11インチ(10.88)で、リアは1080Pのままです。また、G810+では「USB-C」が採用されています。
動画で見る限り、リア1080Pでもほとんど問題なさそうですね。ナンバーもしっかり確認できるし、ヘッドライトの白飛びもなく後方確認を重視しても問題なしと言った印象です。
確かにフロント4Kはきれいだし、何かあった際の動画確認には必要十分以上かなと思いますが、やはり、後方の映像のクオリティを高めてほしいなあと思います。
VANBAR DC100 Pro
こちらの製品は、フロント4K+リア2Kで、11型(10.88)モニターに、ソニー製イメージセンサー、HDR/WDRのダブルで逆光対策など、スペックとしてはかなり良いものをもっていて、価格は17,000円台です。
自分的にはリア2Kが気になりますが、かなり探したのですが「DC100 Pro」の動画が見つかりませんでした。フロントもリアも綺麗とのことですが、自分が見た動画の範囲では、リアが2Kであるメリットは見いだせなかったかな…という印象でした。
リア1080Pの「DC100」の動画では、きちんと1080Pのきれいな映像が記録されているようでした。
EUKi M11を購入して使ってみた
Primeで翌日配達で届きました。
包装を解き蓋を開けると、「前後方録画中」のステッカーや取説が。
まあまあちゃんと厚みのある取説。
中華製ということでペラ1枚の想像をしていたのですが、良い方に意外でした。
もちろん、中は日本語です(ちゃんと通じる日本語)。
ミラー本体。
サイズは、255x72x37mm、330g、画面10.88インチ。
解像度は、前4k、後1,080p。イメージセンサーにはSony製IMX415採用とのこと。
Gセンサーによる緊急録画機能、24時間タイムプラス機能付き。
面白いのは、WiFi機能をもっていて録画をスマホで視ることができます。
ミラー本体裏面の前方用カメラ。
カメラは上下左右に角度調節が可能で、横方向に数センチ伸ばすことができます。
角度調節は固めですが、走行中の振動でズレてしまわないためにはこのぐらい必要なのかもしれません。
11インチ(正確には10.88)の画面は、前のAUTOVOXよりも若干小さく感じます。
付属品はこちら。
下段左から、「リアカメラとケーブル」「GPSユニット」「電源コード(シガーソケット用)」。
上段左は、「ミラー取付用バンド」、右は「リアカメラ用粘着シート」。
ステッカー以外はシンプルな付属品です。
リアカメラとケーブルはカメラ側に1m程度のケーブルが付属し、アダプターを介してケーブルに繋がっています。
ミラー取付用のゴムバンドは予備2本付の計4本で良心的です。
EUKi M11をDIY取り付け
最初は、『Goo Pit』で工場を探して取り付けてもらうつもりでしたが、何カ所かに見積もり依頼したところ、安くて2万円、高いと3万超なんてケースもあって、1万円そこそこのドラレコを2万円支払って取り付けて貰う…ということが受け入れられませんでした(笑)。
幸い、アルトピアーノには前のAUTOVOXの配線が残っていましたので、同じ場所を這わせればよかったのと、電源の接続がマイクロUSBで同じでそのまま流用できたのが大きかったです。GPSユニットも全く同じ製品だったのでこれも流用することにしました。
USBの向きが逆だったので配線がUターンしていますが…。
自分で作業するのはリアカメラの設置と配線だけというわけです。
まずはAピラーのアシストグリップを外し内張りを剥がしました。
見えている配線はAUTOVOX用のもので、これから撤去するケーブルですが、これと同じ場所を這わせればよいというガイドになりました。
内装を少し剥がしてケーブルを通すだけなので簡単な作業でした。
一番の難関は車内内装下からリアハッチへケーブルを渡す作業でした(汚い写真ですみません^^;)。
写真の黒と赤の線がドラレコ用のケーブルで、下側(A)の車体内部から外へ出て、上部のリアハッチの穴(B)からリアハッチ内へ通します。
これもAUTOVOX用の配線が通っていたのでどこを通せばよいか分かって、それは良かったのですが、うっかり、リアハッチに通っているケーブルを引き抜いてしまったんです。
引く抜く際に紐を結んでおけば、後の作業がどんなに楽だったかを考えると、一瞬、何も考えずに引き抜いたのは大失策でした。
そこで苦肉の策として、重めのワッシャーを何枚か紐に括りつけて「B」穴からリアハッチ内へ通し、ワッシャーの重みで下へ垂れ下がるようにし、ハッチ内に手が入るところから引き出し、ケーブルを結んで引き抜くことで無事にケーブルをハッチ内に通すことができました。
リアハッチ内に通したケーブルは、ジョイントを介してリアカメラのケーブルに接続しました。
実はアルトピアーノの内装を剥がしたのは初めてでした。
指先が汚れているのに内装を触ってしまって汚すなど、小さなミスや失敗はありましたが、既存の電源ケーブルやGPSユニットを流用できたことで数時間で設置完了できました。
ただ、リアカメラへのケーブル長がギリギリで、リアハッチ付近で遠回りしている関係かもしれませんが、既存の取り回しではドラレコ本体まで届かず、助手席後ろ辺りから、ななめにドラレコ本体に向かってバイパスさせてギリギリ届いている状態です。
ケーブル、もう少し余裕が欲しいと思いました。
前4K+後1,080Pの実力はいかに
取り付け後はこんな感じ。
撮影された映像(ポーズしてスクショ)はこんな感じ。
まずはフロントカメラの4k映像。
どうでしょうか。AUTOVOXよりも光彩がはっきりしていて発色も良いように感じます。
AUTOVOXよりは全体的に少し暗めで、これで手動で一番明るい状態です。
先行車のナンバーも行先表示板の文字もはっきり確認できます。
もう1枚、4kフロント。かなり綺麗な印象です。
こちらは1,080Pのリアカメラの映像(ポーズしてスクショ)です。
後続車のナンバーははっきり確認できますが、フロントと比べるとかなり白っぽいですね。
これで手動で一番明るい状態のせいかもしれず、少し暗くした方がみやすいのかもしれませんが、そうするとフロントがもっと暗くなるわけで…、明るさ調整は今後の課題かもしれません。
フロント4kとの差はかなりありますが、後方確認用のミラーとして、あるいはいざという時のための記録映像としては十分なんじゃないかな…と思います。
映画を観るわけではないので、この映像を1万円そこそこで帰るなら十分「あり」だと思いました。
もちろん、ミラに映し出す製造の画角は帰られますし、前後の切り替え、2画面表示なども可能です。
実際に記録されている動画はこちら
昼と夜、前後の画像を1本に繋いだだけのへたくそな動画で申し訳ないんですが、一応どんな映像が記録されているのかはお分かりいただけるかと…。
画面自体が少し暗めであることは前項でお話ししていますが、まあ日中の映像はさほど影響は出ていません。
この動画にはありませんが、カンカン照りの日中はコントラストが強すぎるような暗い感じの画面になります。
夜間は、フロントはまあまあ。4Kですからね、このぐらいは…。
リアは、カメラの取り付け位置がもう少し高いとヘッドライトをモロに食らわないんですけどね。
取付場所がないのです。
もしどうしても取り付け位置を高くしようとするなら、車内取り付けになってしまう感じです。
実は「EUKi M11」のフロントカメラは「4K」ですが、上記の動画の編集ソフトの最高画質が1080Pなんです^^;従って、このYOUTUBE動画は1080Pでしか見られないということです。編集していない「生」の画像はもう少し細密な感じがします。念のため。
おすすめする?しない?筆者の結論
ぶっちゃけ、「おすすめしません!」
とにかく暗いです。夕方以降はほとんど役に立ちません。タウンエースの普通のルームミラーの方がまだ視界がいいほどです。
『安かろう悪かろう』を地で行くような製品だと感じます。
フロントはきれいなので、前方の事故の記録には悪くないのかもしれませんが、ルームミラー代わりに使おうと思うなら他の製品を選ぶことをおすすめします。
【追記】
2年後の2024年春、USBの接続端子がバカになって映像が映らなくなり、無用の長物となり果てました。2年で使えなくなるのでは、耐久性も良好とは言えず、値段が安くてもコスパは芳しくないと思います。
EUKi M11 ミラー型ドライブレコーダーまとめ
今回は、新たに購入したミラー型ドライブレコーダー『EUKi M11』についてでした。
皆さんが知りたいのは「安い中国製のミラードラレコがちゃんと使えるのか」だと思いますが、まだ取り付けて数日ですが、今のところは問題なく動作しています。
映像はフロント4Kについては全く問題ありませんしかなり高画質と言えます。しかしリア映像は時間帯によって暗くて使いものにならない場面があります。夕方などの薄暮の時間帯はかなり暗く目視で後方の状況を確認するのは難しいです。
明るい時間帯や、夜間でも後続車のヘッドライトがなく街灯の灯る道路では十分な視界を確保できているので、値段からすれば十分な性能なのかな…と思います。常に明るくクリアなリア視界を期待するとガッカリするかもしれません。
さらに、耐久性やコスパも芳しくないとなれば、おすすめするのは気が引けます。筆者が人柱として試したと思って、他の製品を検討されることをおすすめします。
それでは今日はこの辺で。
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