今回は、400Wの大出力ソーラーパネルの実機レビューです。

これまでEcoFlow110Wソーラーパネルで、EFDELTAやEB3Aに太陽光発電による充電を行ってきましたが、正直、EFDELTAに110Wパネルでは使用した電力を元に戻すだけの発電量はありませんでした。EcoFlowからも400Wパネルが発売されていて気になっていたのですが、今回、ALLPOWERSから「AP400」を提供して頂けるということで、400Wソーラーパネルの実力をチェックする機会を得ました。
当ブログでは、キャンプや車中泊などのレジャー目的だけでなく、地震や台風などの大災害発生時の備えとして、さらには今年は電力需給のひっ迫を受けて「節電」目的でもポータブル電源の購入をおすすめしてきました。
あわせてソーラーパネルのセット購入もおすすめしているのですが、ポータブル電源だけでも高額な買い物なので、さらにソーラーパネルも…というのはなかなか言いにくいところがあります。
しかし、実際問題として、100Vコンセントから充電できるレジャーや節電での使用と違って、災害時の電力の備えとしての使用では太陽光発電意外に電気を生み出す方法がないケースも想定しなければならず、そうなると高額でお財布には厳しいけれど、それでも用意しておく必要はあるんじゃないかと思います。
しかも、ポータブル電源の容量を1日の充電でほぼ満タンまで回復できなければ、いずれ電力は枯渇してしまうので、充分な発電量を確保できるパネルが必要となるわけです。

ちなみに『ALLPOWERS』は日本での知名度はいま一つですが、東京都に日本法人を設立し日本市場での販路拡大に取り組んでいるそうです。当ブログは「できれば日本法人のある海外企業」を推したいと考えているので、今後、国内市場で知名度とユーザーの信頼を得て欲しいと思います。
ソーラパネルの選び方

以下は、以前にEcoFlowの広報の方から教えて頂いたソーラーパネルの発電量に関する考え方です。
ソーラーパネルの発電量を考える場合、天候や雲の多い少ない、太陽とパネルの角度など条件が一定ではないので、表示されている発電量の6~8割を想定しているのだそうです。良ければ8割を超える場合もあるが、天候次第では6割を割り込むケースも珍しくないので、平均すると6~8割と考えておくと良いと思います。
との事でした。
とはいえ、筆者は110Wパネルで真夏の快晴の日などでは100Wを超える発電量を体験していますので、条件が良ければ90%を超える発電量もあり得ないことではないことを知っていますが、予想される発電量を考える際には、自分は「良ければ7割」と考えるようにしています。
では、手持ちの(あるいは購入予定の)ポータブル電源に合うソーラーパネルはどうやって選べばいいのかを考えます。選び方は2つです。
①ポータブル電源の容量に見合った出力のソーラーパネル
1つは、災害時に100Vコンセントに電気が来ない状況(つまり停電)に陥った際に何Whの蓄電量を想定しているか…です。ポータブル電源の充電容量によってによって組み合わせるソーラーパネルは違ってきます。
例えば2000Whの容量を持つポータブル電源を、出力60Wのパネルで充電した場合、上記の7割の発電量で充電できるとした場合、満充電になるまでに2000Wh÷(60W×70%)=47.6時間もかかってしまいますが、400Wパネルなら7時間で満充電にすることができます(あくまで計算上です)。
つまり、『大容量電源には大出力パネルが必要』というわけです。
言い換えると、大容量電源に小出力パネルは組み合わせとしておすすめできない…ということになります。
②ポータブル電源の入力電力とソーラーパネルの出力電圧
もう1つは、ポータブル電源の「入力電圧」と、ソーラーパネルの「出力電圧」の数値です。
基本的に、ソーラーパネルの「出力電圧」がポータブル電源の「入力電圧」を超えてはいけません。
例えば、BLUETTI EB3Aの入力値は『12V-28V 最大200W』ですので、『28V』を超える出力電圧のパネルは使えないというわけです。
電源の入力電力<パネルの出力電力
では、「電力W」についてはどうでしょうか。
パネル選びの際に分かりにくいのはココではないでしょうか。でも理解してしまえば簡単です。
ポータブル電源の入力電力を超える出力電力のソーラーパネルは接続して充電できるのでしょうか。
答えは「YES」。
パネルの電力W数の方が電源の入力電力W数より大きくても大丈夫です。
例えば、EB3Aの入力値『12V-28V 最大200W』ですが、出力電力200Wを超えるパネルからでも充電が可能です。
電力Wは『電圧V×電流A』で計算されますが、電流Aは充電されるデバイス(ポータブル電源)の要求値によって決まるため、『出力電圧が入力電圧以下』という部分さえ守られていれば、電源が要求する電流に抑えることで入力電力を規定値に合わせて充電されます。
具体的には、入力電力120Wの電源に充電する場合、仮にソーラーパネルが最大出力の20V×10Aで200Wの出力が可能でも、電源側の要求値によってA数が10A→最大6Aに制限され、最大120Wでしか入力されないというわけです。
つまり、パネル選びで見るべき数値は「電源の入力電圧よりパネルの出力電圧が小さいこと」だけです。○○Wの方は大きくても問題ありません…というわけです。
変換効率とは
(1)変換効率18%で定格出力200Wのソーラーパネル
(2)変換効率22%で定格出力200Wのソーラーパネル
(1)と(2)では、どちらがより多く発電できるでしょうか?わかりますか?
正解は「同じ」です。どちらも定格出力200Wなので出力できる電力は同じです。
『じゃあ変換効率ってなんなのよ!』
ってことになるわけですが、パネルの大きさに関係します。
変換効率22%のパネルの方が、より小さな面積で定格出力200Wを出力でき、逆に変換効率18%のパネルでも200Wの出力は可能ですが、より大きなパネル面積が必要になります。
なので、(1)と(2)の発電量→充電できる電力量は同じというわけです。当然ですが、小さな面積で高効率で発電できるパネルの方が割高になりがちです。
ただ、発電効率が良いからと言って電気をたくさん作れるわけではない点は注意が必要です。
例えば家や車の屋根にパネルを設置するような状況では、限られたスペースでいかに効率よく発電できるかが重要になるので「発電効率」は重要な要素ですが、ポータブルの折りたたみパネルなどをスペースに余裕のある平地のキャンプ場に広げる場合などパネルの大きさをシビアに見る必要のない状況ではあまり気にしなくていいんじゃないかと思います。
あまりにも効率が悪いとより大きなパネルが必要になり必然的に重量も増すので、実用性に欠けてしまうケースもあり得るので、ポータブルパネルの場合は20%を超えていればいいんじゃないか…と思います。
400Wソーラーパネル3機種のスペック比較
品名 | AP400 | UB-400 | 400Wパネル |
メーカー | ALLPOWERS | EENOUR | EcoFlow |
定格出力 | 400W | 400W | 400W |
セル種類 | 多結晶シリコン | 単結晶シリコン | 単結晶シリコン |
変換効率 | 22.0% | 23.5% | 22.60% |
開放電圧 (Vmp) | 45.3V (37.4V) | 48.5V (39V) | 48V (41V) |
短絡電流 (Imp) | 11.45A (10.6A) | 11.7A (10.25A) | 11A (9.8A) |
実効出力 Vmp×Imp | 396.44W | 399.75W | 401.8W |
防水防塵 | IP67 | IP65 | IP68 |
接続端子 | MC4 | MC4 | MC4 |
サイズ(mm) | 2660x1048x50 | 3030x800x25 | 2365x1058x25 |
重量(kg) | 18.5 | 9.0 | 16.0 |
通常価格 | 119,999円 | 129,980円 | 126,500円 |
セール価格 (参考) | 67,999円 (43%OFF) | 99,980円 (23%OFF) | 101,200円 (20%OFF) |
定格出力400Wのソーラーパネルを3種類比較してみました。

出力電圧・出力電流は大きい方がいい?
単純に考えれば、同じポータブル電源を充電するには電圧が高い方が速く充電できます。
では、開放電圧やVmp(最大電力)が大きいパネルの方がおすすめなのか…というと一概にそうとも言い切れません。
前項で『ポータブル電源の入力電圧をパネルの出力電圧が上回ってはいけない』と述べましたが、いくら出力が大きく早く充電できても、ポータブル電源の入力上限を超えていては使えません。
あくまでも、ポータブル電源側の入力電力の上限以内の出力電圧であれば大きい方がおすすめとなります。

「開放電圧(Voc)」は、何も接続していない状態での最大電圧、「短絡電流(Isc)」は何も接続していな状態での最大電流を表します。「Vmp」は、ソーラーパネルの出力が最大になるときの動作電圧、「Imp」は、ソーラーパネルの出力が最大になるときの動作電流値です。Vmp/Impは、晴天時の日照が最大のときの電圧と電流ということになります。最大出力(Pmax)は、Vmp×Impで導かれます。ソーラーパネルがそのポータブル電源に使用可能かどうかは「Vmp/Imp」値で判断します。
単結晶シリコン・多結晶シリコンの違い
シリコン系のソーラーパネルは、原料となる「ケイ素(シリコン)」が含まれたケイ石を加工・溶解して『セル』を作りますが、単結晶シリコンは純度を高めて作ったセルが規則正しく配列しているのに対して、多結晶は単結晶を製造する際に出る端材などを組み合わせてパネルを形成しています。
分かりやすい事例で言えば、天然木の一枚板と合板のようなニュアンスです。
発電効率は単結晶の方が高効率な分、価格も割高で、見た目も均一です。多結晶は単結晶より若干発電効率が落ちる分、コスト面では安く作ることができます。見た目はまだらになる場合があります。
上記はそういう傾向がある…というだけで、結局のところ重要なのは「Vmp」「Imp」の数値であり、「変換効率」であて、単結晶だから良い、多結晶だからダメということはありません。
多結晶シリコンでも発電量や発電効率が単結晶の製品より勝っていて、しかも価格が安いのであれば多結晶シリコンパネルを選んではいけない理由はないと言えます。
防水防塵機能
防水防塵機能は「IP68」等と表記されますが、「6」が防塵レベル、「8」が防水レベルを表していますので、防塵機能は3機種同等ですが、防水機能ではEcoFlow→ALLPOWERS→Eenourの順にレベルが高いことになります。

防水防塵性能は、防塵は「6」が最大で「塵埃の侵入がない」性能となります。ちなみに1つ下の「5」では「塵埃の侵入を完全に防止できないが機器の動作には問題がない」となります。防水は「8」が最高で「継続的に水中に沈めても影響を受けない」、「7=一時的に水中に沈めても影響を受けない」、「5=あらゆる方向からのノズルの噴流水を受けても影響を受けない」です。ソーラーパネルを屋外に展開して充電中に雨が降っても、IP65のEenourでも問題はないと思われます。
接続端子
3機種とも汎用性の高い「MC4」を標準にしています。


一旦パネルから出たコードがそのままポータブル電源にマッチするプラグに繋がるのではなく、一旦、汎用性の高い「MC4」に繋がり、そこから各種プラグへコードを継ぎ足す方式が各社ポータブル電源への適応性が高く使いやすいと思います。
AP400には、「MC4→DC5525・DC8020」と「MC4→XT60」への接続コードが付属していました。他社ポータブル電源で使う場合でも、ほとんどのプラグへの変換が可能で新たに買い足す必要がないのはメリットです。
ちなみに、我が家のEcoFlow製110Wパネルも「MC4」で中継して、EFDELTAの端子XT60に変換しています(他のコネクタへの変換コードは付属していませんでした)。
変換効率とパネル面積
パネルの面積と重量を大きい順に並べると以下の順番になります。
(1)ALLPOWERS 2,787,680㎟ 18.5kg
(2)EcoFlow 2,502,170㎟ 16.0kg
(3)Eenour 2,424,000㎟ 9.0kg
これは、変換効率の数値の小さい順ですので理屈と合っています。ちなみに価格も順番が同じです。
コストパフォーマンス
現在はちょうど年活セールの期間に当たるため、各社ともセール価格で販売しています。
実効出力1Wあたりのコストは、
- ALLPOWERS AP400 … 171.5円
- Eenour UB-400 … 250.1円
- EcoFlow 400Wソーラーパネル … 251.9円
「コスパの良さ」の観点で選ぶとすれば、値引額の大きいAP400がダントツです。
ALLPOWERS AP400を実際に使ってみた
大出力400Wソーラーパネル『ALLPOWERS AP400』を実際に使ってみました。

宅配で届いてまずは大きさにびっくり…です。
何に比較すれば大きさが分かるかな…と考えて、扉だ…と思って置いてみたのが上の写真です。部屋の扉の「ハンドル」と「電気スイッチ」の中間ぐらいの高さ、横幅も扉より少し小さい程度です。
EcoFlowの110Wパネルのケースも置いていますが、これの倍の大きさぐらいかな~なんて思ってたんですけど、あまりの大きさに圧倒されました。
そして次が重さ。箱で持ち手がないので持ちにくいせいもあって、部屋まで持ってくるのにひと汗かくほど…でした^^;
あとでスペック見たら「18.5kg」もありました。米10kg×2袋弱ってかなり…ですよね。

箱から出してみると、段ボールほどの大きさではなく少しホッとしましたが、付属のハンドルで持ち上げると一点に重さが集中してかなり重く、パネルを広げるのも難儀でした。
ただ、補足しておくと、設置場所を変える際に畳んだり拡げたりしているうちに扱いに慣れてきて、軽くなったとは言わないですが、最初ほど「持て余し感」は感じなくなりました。
とりあえず充電してみる

いつも通りタウンエースの屋根に広げました。
持ち上げるのにはかなり力が必要ですが、上がらないことはありません。自分はまあまあ筋肉おやじなので上がりましたが、腕力のない方や女性には無理かもしれません。


苦労してルーフに持ち上げたものの、垣根がほんの少し影を落としていたため発電量はわずかに39Wと少なくて驚きました。影がかかることで発電量はかなり影響を受けるタイプのようです。
我が家はマンションなので、広く開けた空き地などないので、このパネルを陰にならずに好きな方向を向けて展開するのは無理だ…と考え、クルマで外へ出かけ、前面に太陽が当たる場所を探しましたが意外になくて困りました。


やっと、クルマを止められてパネル前面に太陽光が当たる場所に設置できましたが、発電量は139W止まり、実効出力の35%にしか過ぎません。

こちらはAP400を広げた様子ですが、手前側は付属の「脚」で支えていますが、場所が狭く奥側はブロック塀にもたれ掛かっています。
「脚」で支えているパネルはそうでもありませんが、ブロック塀にもたれているパネルは若干湾曲が見られ、自重をパネル強度で支えきれない…という感じです。
パネルはあまり強度がない(硬くない)ので壁などにもたれたような設置は止めたほうが無難かな…という印象でした。付属の「脚」はパネル1枚ごとにあるので、「脚」だけで十分支えられますし、また「脚」で支えればパネルの湾曲は最小限で済むようです。
最大出力の72%の電力を発生


その後、いろいろ試行錯誤してやっと納得のゆく発電量を発生するように設置できました。
設置した方向は西向きで、太陽はまだ南の方向にあります(パネル左側の影の角度でわかると思います)。直角(正対)に設置できていないのですが、それでも285Wを発生しています。
285Wは、実効出力396.44Wの約72%に相当する発電量なので、前述の「7割発電」に近い数値ですので、これで納得…ということにしました。
さらにパネルを正対させて、季節がもっと日差しの強い季節であれば、300W超も夢ではなさそうです。
実効285Wを発電するソーラーパネルの実用性
例えば1泊のキャンプや車中泊で、帰宅すれば壁のAC100Vコンセントから充電して容量を回復できる状況であれば、こんなに大きなパネルは必要ないと思います。
でも、2泊、3泊とAC100Vから充電できない状況での連泊キャンプや車中泊の場合、あるいは災害時に停電が続く場合などでは、1日に使う電力量をその日のうちに回復できなければ、遠からずポータブル電源の容量は枯渇してしまいます。
そういった、毎日使った分を回復する必要がある状況では、285Wを発電するパネルは実用的です。
285Wで出力すると、さすがにポータブル電源の充電量の増加はかなり速いと感じました。この発電量であれば、例えば我が家の1260WhのEFDELTAの容量を使い切ってもその日のうちに回復し、また翌日に容量をフルに使用することができることになります。
これは「持続可能」な電力供給です。
あとは耐久性ですが、そのあたりはまた継続的に使用してレポートしたいと思います。
ALLPOWERSの最新フレキシブル・ソーラーパネル「SF100」の実機レビューはこちら
ALLPOWERS AP400 400Wソーラーパネルまとめ
【メリット】
- 実効出力396.44Wh(7割計算で280W)を生み出す高出力
このパネルの最大のメリットは大出力だといえます。 - 5時間の日照があれば、約1400Whを発電可能
多くのポータブル電源を満タンあるいはそれに近い充電量となるので、日々使用した電力を1日で回復できる~つまり持続可能な電力供給が実現できることになります。 - 重量は18.5kgと重めだが、据え置き型より場所を選ばずに設置できる
重いのは確かですが、発電量を考えれば致し方ないところです。いくら重いと言っても固定式のパネルよりはフレキシブルであることは間違いありません。 - 太陽の角度にはあまりシビアではなさそう(特に横方向はルーズで大丈夫そう)
大出力だけに「向き」にはシビアかと思っていましたのでこれは意外でした。 - 値引額が大きく購入しやすい価格(セール時)、高コスパ
日本法人を設立して日本市場でのシェアを拡大したい企業側の思惑もありますし、日本国内では後発になるため…というのもあると思いますが、購入しやすいプライスを掲げているのはユーザーとしては有難いです。
【デメリット】
- 大きい、重い、設置が大変
一旦設置したら移動させる気にはなかなかならない重量です。ベランダなどに出し放しにして使用するには大電力発電のメリットの方を活かせそうです。 - 多結晶シリコンなので見た目の美しさは単結晶に負ける
とはいえ、別にパネルを鑑賞するわけではないのでほとんど気になりません。 - パネルに影がかかると発電量が大きく低下する
AP400が多結晶シリコンだからという事はないようです。これはわたしが調べた限りでは、単結晶・多結晶による差はないようです。 - 日本国内での知名度が低い(ただし日本法人は設置)
日本国内ではまだこれからの企業と言えます。ただ日本法人を設立したという点は非常に大きな安心感に繋がりそうです。今後の健闘に期待したいですね。
400Wパネルは、どれも10万円超でけっして安い買い物ではありませんし、いつ使うのかを具体的に想定しにくい…という面でなかなか手を出しにくいかもしれませんが、今回、実際に使ってみて『災害時には必需品になる』という思いを強くしました。
もちろん、連泊キャンプでも、節電対策でも活躍することは間違いありませんが、毎日、設置して撤収、設置して撤収を繰り返すのは少々骨…という部分も勘案すると、災害への備えとして購入しておいて、キャンプや節電にもできるだけ活かす…という使い方が負担が少ないのかなと思いました。
そういう位置づけで購入するなら、セール期間中にできるだけ割安に購入することで、さらにコスパをアップするのも重要な購入ポイントかもしれません。おそらくAP400は多結晶シリコンなのでここまで安くできるのかもしれませんが、実行最大出力396.44Wを生み出せるのに「安い」のであれば素材は問題ないように思いました。
【ALLPOWERSからの情報】
コメント:
「ALLPOWERS株式会社」の本社「ALLPOWERS Industrial International Co., Ltd.」は、2010年に設立され、ソーラーパネルから蓄電池までの開発・製造・販売を行なっている企業です。今はドイツやフランスをはじめとするヨーロッパで大活躍しています。今年は日本東京都で子会社「ALLPOWERS株式会社」を設立し、日本市場への参入に積極的に取り組んで参ります。ポータブル電源とソーラーパネルのメーカーとして、日本で「ALLPOWERS」というブランドの立ち上げに全力で取り組んでいます。
- 公式サイト:https://allpowers.jp/
- 製品名:ソーラーパネルAP400
- 一般販売価格:119,999円(税込)
実用性を考えると200Wパネルがおすすめ
AP400の『18.5kg』はやはり相当な重さですので、アウトドアでの携帯性・展開性を考えると『6.3kg』しかないAP200(200Wパネル)の方が実用性は高いように思います。
AP200は、交換効率22%を活かして650×555×40mmのコンパクトなサイズと、6.9kgという軽量さが特徴です。
同等発電量のEcoFlow220Wパネルは9.5kgで約3kg軽量です。また、6kgと言うところでは、我が家で使っているEcoFlow110Wパネルが6.0kgです。
6kg程度であれば、移動や展開・収納が大変で…ということはないので、気軽にアウトドアにも持ち出して使用できる重さです。
Vmpは18.0Vでコンパクトサイズも含め、多くのポータブル電源の充電に使用できます(お手持ちの電源のソーラー入力のスペックを確認してください)。

価格もALLPOWERSの魅力の1つです。現在公式サイトでは25%OFFセールが実施されています。200Wパネルが3万円を切る価格で購入可能です。200Wで3万円未満は『破格』です。
【付記】ALLPOWERSのポータブル電源は「パススルー充電」を使ってもバッテリー劣化がありません。ソーラー充電しながら家電を使用する場合には「パススルー」性能が重要です。
今回は、ALLPOWERSの大出力400Wソーラーパネルの実機レビューでした。
それでは今日はこの辺で。
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