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自動車税をスマホ決済でお得に支払う方法2022~手数料なしポイント付与~PayPay・auPay・d払い

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今年(2022年)も自動車税支払いの季節に贈る、お得なスマホ決済自動車税支払い方法です。

自動車税はコンビニのレジで現金で支払うよ、近くて便利だよ

オンライン上でクレジットカード払いができるのよ、便利になったわね

っていう方、ちょっと損しちゃっているかもしれません。

実は…

自動車税がPayPayやauPayなどのスマホ決済で支払えて、しかも自宅に居ながら手数料もかからず、場合によってはポイント付与まで得られるってご存じでしたか?

今回は、スマホ決済を使って便利にお得に自動車税を支払う方法について伝授します。しかも場合によってはポイント付与まで得られるケースもあるので、例え僅かな額でも損をしたくない方は必見です。

※本稿は広告リンクを掲載しています
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まずは自動車税の「税額」を確認しておこう

排気量
(cc)
乗用車
~2019/9/30
乗用車
2019/10/1~
自家用貨客
積載1t以下
8ナンバー
キャンパー
自家用
軽貨物
~99929,500円25,000円13,200円23,600円5,000円
~1,50034,500円30,500円14,300円27,600円
~2,00039,500円36,000円16,000円31,600円
~2,50045,000円43,500円36,000円
~3,00051,000円50,000円40,800円
~3,50058,000円57,000円46,400円
~4,00066,500円65,500円53,200円
~4,50076,500円75,500円61,200円
~6,00088,000円87,000円70,400円
6,000~111,000円110,000円88,800円
※「乗用車」の税額は、登録年によって2通りあります。

こちらがキャンピングカーのベース車両の自動車税の一覧表です。

自分のクルマがどの区分に入るか分からない方は、ご自身が乗っている車両のナンバーを確認してください。

乗用車は「3」「5」「7」ナンバーです。

自家用貨客車は、「1」「4」ナンバーです。ちなみにタウンエースベースのアルトピアーノは「4」ナンバーで、車検証上の車両重量によって、赤下線の金額になります。

特殊車両の中のキャンピング車は、「8」ナンバーです。

こうしてみると、自動車税に関してはタウンエースベースの「4」ナンバー(商用車)は優遇されているのが分かります。また、キャンピングカーとしてみると、普通車登録、8ナンバー登録のハイエースなどでは3万円以上ですので、半額以下の税額で収まっています。

クレジットカード払いよりスマホ決済払いの方がおすすめの理由

少し前までは、クレジットカードでさえ使えなかった時代がありましたので、クレカ払いができるだけでも進化していると言えますが、今年2022年からは、従来とはさらに状況が変わって「スマホ決済」が自動車税支払の一番手に躍り出てきました。

まず決定的に違うのが「手数料」です。

確かにオンライン上でクレジットカード払いができるのは便利ですし、クレジットカードのポイント付与対象にもなるのですが「手数料」がかかるのはいただけません

手数料額は、東京都の場合は区分額の0.7%+消費税、神奈川県の場合には区分額の1%+消費税の手数料がかかります。

例えば、タウンエースベースのアルトピアーノの場合、14,300円の税額に対して、

・ 東京都では10,001円~20,000円の区分で、2万円の0.73%=146円+税(税込160円)
・ 神奈川県では10,001円~20,000円の区分で、2万円の1.0%=200円+税(税込220円)

クレジットカードのポイント付与の対象なので、1%の還元を受けると、

・ 東京都14,300円+手数料160円=14,460円×1%=144ポイント
・ 神奈川県14,300円+手数料220円=14,520円×1%=145ポイント

が付与されますが、ポイントを1P=1円で換算し、手数料と相殺すると東京都「14,316円(+16円)」、神奈川県「14,375円(+75円)」の相殺し切れない金額分を本来の税額より多く支払うことになります。

別にすごい額でもないですが、なんだか微妙に嫌な金額です。額の多寡より支払わなくて済むなら出したくないですよね

実は、これをPayPayや、auPayで支払うと、この手数料はかからないので、支払いは「税額のまま」とすっきりします。

しかも、PayPayもauPayも、クレジットカードからの残高チャージで支払う必要があるため、クレジットカードで1%、ペイアプリで0.5%のポイントが付与されるので、1P=1円換算時の最終的な差し引き支払額は、

・ 東京都 税額14,300円-214円=14,086円(-230円)
・ 神奈川県 税額14,300円-214円=14,086円(-289円)

となります(カッコ内はクレカ支払いの額との差額)。

クレジットカードで手数料が加算された支払額と、スマホ決済時の差額が、東京都で200円超、神奈川県では300円近い差額になります。

そんなの別にいいよ…という方はこの記事は何の価値もありませんが、これ毎年の事ですから10年続ければ2,000~3,000円の差になるわけで、「むむ、これは捨ておけぬ」と思った方は、次項もお読みください。

スマホ決済で自動車税を支払う上での注意点

現金よりクレジットカードがお得、クレジットカードよりスマホ決済がお得ということがわかったところで、自動車税支払におすすめのスマホ決済をみてゆきましょう。

PayPayは全ての都道府県の自動車税を支払い可能

現在、スマホ決済の中で最も普及していると言われる「PayPay」は、秋田県を除く全国すべての都道府県で、自動車税の支払いが可能です。

秋田県も2022/06/01より可能になりますし、納付期限が同6/30となっているため、秋田県を含む全都道府県でPayPayでの自動車税支払いが可能となります。

PayPayでの自動車税支払には以下のようなルールがあるので注意してください。

  • 自動車税支払いは「残高」からの支払いのみ(カード決済や後払いは不可)
  • 店頭などに出向く必要がなく、自宅等でスマホで支払いが可能
  • 支払い可能時間の制限がない
  • 支払い手数料が発生しない(支払額は税額のまま)
  • クレジットカードからのチャージに1%のポイント付与(指定カードのみ)
  • PayPayステップの達成条件(決済回数・決済金額)にカウントされる

自動車税をPayPayで支払うことのメリットは、前述の通り、やはりポイント分がお得ということです。

また、時間制限や自宅で支払える、手数料がないなどもメリットと言えます。

  • PayPay利用時の0.5%ポイントの付与の適用外
  • 納税証明が出ない(車検時には無くても問題ない・軽自動車は別)
  • PayPayでの支払い直後に車検を受けられない(納税記録がない)

反面、ちょっとしたデメリットもあります。

オンラインでの支払いは便利ですが、納税のデータが運輸支局に反映されるのに早くても2~3週間かかりますが、納税証明書は発行されないためスマホ決済での納税直後の車検では、納税が確認できないといったことが起こります。

電子的に納税が確認できない場合には、納税証明書の再発行手続きによって紙の納税証明書を貰うことができます(再発行方法は記事末尾にまとめて掲載しています→「納税証明書の再発行」)。

au Payで自動車税を支払い可能な自治体は13都府県

auPayを使って自動車税を支払うことも可能ですが、支払い可能な自治体はPayPayほど多くなく限られています。

北海道・宮城県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・静岡県・岐阜県・京都府・大阪府・島根県・岡山県・熊本県の全13都府県

これらの全国13都府県で、auPayによる自動車税支払が可能ですが、au Payでの自動車税支払には以下のようなメリット・デメリットがあるので注意してください。

  • 自動車税支払いは「残高」からの支払いのみ
  • 店頭などに出向く必要がなく、自宅等でスマホで支払いが可能
  • 支払い可能時間の制限がない
  • 支払い手数料が発生しない(支払額は税額のまま)
  • クレジットカードからのチャージに1%のポイント付与(指定カードのみ)
  • au Pay利用時に0.5%のポイント付与
  • 自動車税支払で1,000Pが当たるキャンペーン実施中(5/31まで)

auPayは、もともとクレジットカード決済ができず、残高払いのみです。その他の時間や場所に制限がない等の利便性や、手数料がない等はPayPayと同じですが、ポイント付与には違いがあります。

クレジットカードからの残高チャージはもちろん、auPay利用時の0.5%付与の対象にもなります。

さらに、貯めているポンタポイントからも残高チャージができるので、間接的に、ポンタポイントで税金が払えることになります。

さらに、現在キャンペーン実施中で、auPayでの自動車税支払について抽選で1万名にポンタ1,000Pが当たります。

  • 納税証明が出ない(車検時には無くても問題ない・軽自動車は別)
  • PayPayでの支払い直後に車検を受けられない(納税記録がない)

納税証明書が発行されないことや、それに伴う車検時のデメリットはPayPayと同じです。

電子的に納税が確認できない場合には、納税証明書の再発行手続きによって紙の納税証明書を貰うことができます(再発行方法は記事末尾にまとめて掲載しています→「納税証明書の再発行」)。

d払いで自動車税を支払い可能な自治体は

「d払い」で自動車税を支払うことも可能ですが、支払い可能な自治体は限られています。

宮城県・千葉県・東京都・静岡県・大阪府・島根県・熊本県の全7都府県

これらの全国7都府県で、d払いによる自動車税支払いが可能ですが、d払いでの自動車税支払いには以下のようなメリット・デメリットがあるので注意してください。

  • 自動車税支払いは「残高」からの支払いのみ(事前チャージが必要)
  • 店頭などに出向く必要がなく、自宅等でスマホで支払いが可能
  • 支払い可能時間の制限がない
  • 支払い手数料が発生しない(支払額は税額のまま)
  • クレジットカードからのチャージに1%のポイント付与(指定カードのみ)

d払いの場合もクレジットカード決済は不可で、残高払いのみ支払い可能です。

その他の時間や場所に制限がない等の利便性や、手数料がない等はauPayと同じですが、ポイント付与についてはPayPay同様、決済アプリの使用に対するポイント付与はありません。

  • d払い利用時の0.5%のポイント付与は対象外
  • 納税証明が出ない(車検時には無くても問題ない・軽自動車は別)
  • PayPayでの支払い直後に車検を受けられない(納税記録がない)

納税証明書が発行されないことや、それに伴う車検時のデメリットはPayPay/auPayと同じです。

電子的に納税が確認できない場合には、納税証明書の再発行手続きによって紙の納税証明書を貰うことができます(再発行方法は記事末尾にまとめて掲載しています→「納税証明書の再発行」)。

楽天ペイでは自動車税は支払できない

楽天ペイでの自動車税支払の情報を探しましたが見つかりませんでした。

自動車税のスマホ決済払い まとめ

こうして見てみると、自動車税をスマホ決済で支払うといっても、全国で利用できるのはPayPayだけで、auPay、d払いはまだまだこれから…といった感じです。

それでも、手間がかからず自宅で支払えて、ポイントまで貰えるなら使わない手はありませんね。

自動車税の納税証明書の再発行

オンラインで支払った場合、もともと納税証明書は発行されないので再発行ではなく1枚目の発行なんですが、作業としては「再発行手続き」と同じなので、「納税証明書の再発行」になります。

納税証明書を再発行するには、

  • 各都道府県の自動車税管理事務所
  • 各都道府県の自動車税管理事務所支所
  • 各都道府県の税事務所

へ出向き、「自動車税の納税証明書」の請求用紙に必要事項を記載し、以下のものを添えて申請します。

  • 車検証
  • 支払った事実を証明できる通帳(※)
  • 本人確認のための免許証
  • 印鑑

※スマホ決済の場合、「支払った事実を証明できる通帳」が何に当たるのかの説明が見当たらなかったので、もし再発行を申請する場合には、各都道府県の自動車税管理事務所または税事務所に問い合わせてください。

ただ、そうなると自宅で支払えるメリットがまったく消えてしまうどころか、近所のコンビニで済むところが管理事務所ま出向くこととなりかえって手間かもしれません

納税時期と車検時期が近い場合(車検が先なら問題ない)には、あえて電子的な支払いを選択しない方が良いかもしれません。

軽自動車税の場合

軽自動車税も自動車税ですが、支払先が異なります。

自動車税は都道府県ですが、軽自動車税は地区町村です。

電子的な支払いが導入されてから、自動車税は納税証明書の添付がなくても電子的に納税が確認できるようになりましたが、軽自動車税の車検時には納税証明書が必須です。

必然的に、軽自動車税を電子的に支払った場合には「納税証明書の再発行」の手続きが必要になります。

そのため、自宅で支払えるメリットは相殺されてしまうため、軽自動車税の場合は時期によらずあえて電子的に支払うメリットは薄いと考えられます。




少し前までは窓口で現金オンリーだった税金も、クレジットカードや電子マネーで支払えるようになり、今年からは、スマホ決済も自動車税支払の重要なツールになったようです。

これまで、自動車税でポイントを得ようとすれば、Yahoo!公金払いを利用してクレジットカードで決済するか、nanacoにクレジとカードからチャージするなど、いろいろと手間や手数料がかかるケースもありました。

しかし、スマホ決済なら手数料はかからず、auPayではアプリ利用ポイントまで付与されたり、逆にポイントから残高チャージできたりと、オンライン支払いがまた一歩進んだ感がありますね。

今年に関していえば、auPayを利用できる自治体であればauPayが最もお得、それ以外はPayPayが全都道府県で利用可能、d払いじゃなきゃ嫌な方はd払いを…がおすすめパターンかもしれませんね。

それでは今日はこの辺で。

KAZ

当ブログの管理人KAZです。
モバイル通信やガジェット関連、アウトドア関連のフリーライターをしています。2020年3月、コロナによる緊急事態宣言直前に購入した小型バンコン「アルトピアーノ」でバンライフに目覚め当ブログを立ち上げました。