アルトピアーノでの車中泊時の防虫対策にリアゲート用のネット(防虫網)を購入しました。早速、神之川キャンプ場にて実際に車中泊キャンプで使用してみました。果たしてその効果とは?
特に虫が嫌いということはなく、普通の男の子程度には虫好きですが「蚊」だけは困ります。夏場、車内にいつの間にか忍び込む「蚊」を撃退したいです。ただ風通しの問題や実際の防虫効果が気になるところです。
夏のキャンプや車中泊の必需品「網戸」。
蚊や虫を防ぐためにはなくてはならない防虫ネットですが、今回、カーメイト製リアゲート用を購入しました。
汎用サイズなので我が家のアルトピアーノ(タウンエース)に大きさや形は合うのか、風通しはどうか、蚊や虫は防げるかなど実際に使ってみてレビューしていようと思います。
夏のキャンプや車中泊の必需品~網戸(防虫ネット)
夏のキャンプや車中泊の必需品の1つである「網戸」ですが、我が家のタウンエース・アルトピアーノの場合、リアの左右のスライドドア用の網戸はディーラーのサービスで無料で貰う事ができましたが問題はリアゲートです。
タウンエースバンは、左右のリア・クオーター窓が「羽目殺し」であるため、スライドドアの窓を開けて換気扇を動かしても居住スペース後半の空気はあまり動かず暑苦しいのが難点です。
それなら…ということでリアハッチを開放して空気を流せばいいのですが、そうなると問題は「虫」です。特に「蚊」の侵入は絶対に防がなくてはなりません。
万が一、蚊が侵入して耳元で「ぷ~ん」なんて羽音がしたら、羽音の発生元を発見・駆除するまで落ち着いて眠ることはできませんが、車内の蚊はそう簡単には発見できないことを経験上知っています。
そうなると侵入させないことが最良の対策となるわけですが、果たしてカーメイトのリアゲート用防虫ネットは蚊の侵入をシャットアウトできるのか…が今回のテストの最大の関心事でした。
アルトピアーノにはちょっと大きい!
こちらは、先日、神之川でキャンプしたした際にリアゲートに設置した防虫ネットです。
遠目には問題ない感じですが、実は、かなりデカいのです^^;;
左右も上下もネットが余ってしまって、アルトピアーノのリアハッチの黒いゴム枠の外に「たわみ」がやたらできてしまって、隙間だらけで、「これで防虫できる?」って感じです。
そこで、目玉クリップで隙間ができないように数か所を留める必要があります。
しかも取付用のマグネットの磁力が弱すぎる
さらに、この防虫ネットには取付け用のマグネットがいくつか取り付けられているのですが弱い! ネットを固定するどころか、脱落を防ぐ磁力もありません^^;
磁石の磁力を回復できる方法があるなら早急に対策しなければなりません。自重で脱落意思てしまうような磁力の弱さでは安心して就寝できませんから。。。
目玉クリップは、ネットの「たわみ」の隙間を作らないようにするのも目的ですが、実は磁力の弱さを補ってネットを脱落させないように留めておく役割も大きいのです。
その結果、リアゲートの周囲は目玉クリップだらけに…(笑)
しかも、ゲートを全開放したままなら、見た目は別として、これで問題ないのですが、就寝時などにハッチの開放を小さくしたい場合には、上の方に大きな(クリップ力の強い)目玉クリップを使うと、ハッチに干渉してしまうので、上部は小さい目玉クリップが必要です。
防虫ネットを設置するのに、2種類のクリップを使い分けるって、正直面倒くさいです- -;
目玉クリップの代わりに、マグネットクリップを使うと小さくて固定力も強くて良いのですが、鉄板部分でないと使えない事と、横方向の力が加わってズレると塗装を傷めます。
ハッチの内側なので良いようにも思いますが、雨水が流れる部分でもあるので、錆が心配になりますので、マグネット使用はあまり気が向きません。
ジッパーは便利~リアゲートから出入りが可能
ネットは中央にジッパーが取付けられていて左右に開きますので、リア側からの乗り降りも可能です。
ジッパーは中外両方に取っ手があるので、どちらからでも開閉可能です。
車内からの見え方はこんな感じです。
日中に限りますが、冒頭の写真のように外→中は若干のブラインド効果があり、中→外は、ほとんど見え方に影響はありません。
夜間、中が明るく外が暗い状態では全くブラインド効果はありません。
リアハッチを半開きの状態にする事も可能ですが、ハッチの「受け」がゴム枠の内側にある車種によっては中央ジッパーからステーを通す必要があるかもしれませせん。
タウンエースの場合には、ゴム枠の内側には何もないので、ネットに干渉するものがなく、非常に取り付けやすい構造です。
車種によっては、という話しをするのであれば、ハッチを支えるステーがゴム枠の内側にある車種もありますが、その場合には左右に設けられたジッパーに通す事で隙間をなくして設置する事ができます。
左右のジッパーは、別々に分かれる構造なので、捨てを挟みこむように閉じれば、ステーの取り付け位置に関わらず防虫ネットを取り付ける事ができます。
防虫ネットの使い勝手~風通しや防虫性能は
こちらでは、防虫ネットを設置した上で、リアハッチを半開きの状態にしていますが、ハッチ全開放かこの状態での利用が多いと思いますが、実際に何回か使用してみましたが実用的だと感じました。
車載の換気扇を回せば、リアから風が通って空気が淀んでいたリアクオーター付近がスッキリした感じがします。
特に神之川では、高原の涼しい風が通り抜けていって、全くエアコンいらずで非常に快適でした。
残念ながら夕方から雨が降り出し、深夜にかけて強くなったので、防虫ネットを設置してリアドアを開けた状態での就寝はできませんでしたが、その有用性は充分に感じる事ができました。
防虫に関しても問題ないと思います。
自宅駐車場でも試してみました。
さすがに涼しい神之川とは違って、我が家の駐車場には蚊がわんさかいて無対策では刺されまくりなのですが、リアの防虫ネットとスライドドアの網戸をしていれば車内に侵入される事はありませんでした。
この自宅テストの方がリアゲート用防虫ネットの「風通し」や「防虫効果」を見るには適していたと思います。自宅駐車場で数時間車内で過ごしましたが、その間、蚊は1匹も車内に侵入していませんでした。
ちなみに、防虫ネットには全体に家内に作ってもらう「アロマの虫除け」を散布してあったことも蚊が侵入しなかったことに影響はあると思います。植物の虫の忌避効果はかなり強力で、蚊にお困りの方はぜひ試されることをおすすめします(市販品でもハーブの虫除けは販売されています)。
なかなか良好なテスト結果を残した防虫ネットですが、唯一気になった点がありました。
「臭い」です。
何の臭いか分からないですが、開封時に薬品のようなというか化学製品の臭いというか、何ともいえない臭いが強くしていました。健康被害を心配するほどの強烈なにおいでしたが、屋外で陰干しをしたことろ1~2日で臭いは気にならない程度に抜けました。
数回利用しても完全に抜けきってはおらず、設置すると周囲に独特の臭いが漂いますが、徐々に弱くなっているのでそのうち消えるのではないかと思っています。
個人的には、臭くて車内にいられない…というほどには酷くないと思います。
今回は、リアゲートの防虫ネットについてレビューしてみました。
就寝時に使った事がないので、その点でレビューとしては若干物足りないかもしれませんが、蚊の侵入を防ぎ、空気が滞りがちなリアクオーターの風通しも改善されましたので、たぶん今後も継続的に利用すると思います。
ということで、今回はこの辺で。
コメント
おはようございます。
ご訪問&コメントありがとうございます。
>脱落を防ぐ磁力もないマグネット
いやまじで磁力はほとんどないに等しいです^^;
>メーカーも取り付けて検証しない
もしかすると、折りたたんだ状態で長期在庫になっていると、
磁石同士が干渉して磁力が弱まったってこともあるかも?と思っています。
でもネット自体は有効なのでうまく取り付けて使ってゆこうと思います。
磁力回復も可能なようなので、回復出来たら記事に追記したいと思います。
脱落を防ぐ磁力もないマグネットに思わず笑ってしまいました。
メーカーも取り付けて検証しないのですかね。
マイカーに合うネットを探してみます。