今回は、ダイネットテーブルの天板交換です。

ダイネットのテーブルがダサい。天然木の天板にしたらどうだろう
アルトピアーノを購入して以来、オリジナルで付属していたテーブルはなんか人工的で安っぽいので、もう少し渋く、雰囲気をよくしたいと思い、天板を交換したいと考えていたんです。
ついに交換を決心、改造・改良を加えて、ダイネットテーブルの使い勝手を大幅アップしました。
テーブルのカスタムで行いたい改造・改良は4つ
今回のダイネットテーブルのカスタムで行いたい改造・改良は4点でした。
天板を交換~BRIWAX塗装のパイン集成材に交換

改造の1点目は天板の交換です。
従来の天板をそっくり撤去してしまって、新たにパイン集成材の2.5mm厚の天板に交換しました。
天板には、BRIWAX(ブライワックス)で「ラスティックパイン」色に塗装されています。
色々な木を見て回ったのですが、1枚板だと「反り」の問題が起こる可能性が高いとのことで、パイン集成材をチョイスしました。
初めは自分で塗装することも考えたのですが、おそらく塗料を購入しても二度と使わないんじゃないか…と思ったので、塗料のコストなども勘案して、「清水材木店」の好きな大きさにカットしてくれて、BRIWAXでの塗装を4カラーから選べるサービスをAmazonで見つけて注文しました。
塗装色は、渋い「ジャコビアン」、明るめで渋い「ラスティックパイン」、木目のままの「クリア」、さらに「無塗装」を選ぶことができ、「ジャコビアン」とどちらにするかかなり迷いましたが、車内を明るく保ちたいので「ラスティックパイン」を選びました。
新しい天板のサイズは、640mm×450mm×25mmです。
オリジナルの白い化粧ボードの天板のサイズは、700mm×400mmで厚みは20mmでしたが、後部座席へのアプローチがしにくかったので、少し長さを短くしようと考え60mm短くし、その分、幅を50mm大きくしました。


どうでしょう。
オリジナルの白い化粧板のテーブルとはだいぶ雰囲気が変わると思います。
明るくてよい色ですが、「ジャコビアン」も渋くてよかったかもしれないですねえ。
使い込んでゆくうちに出てくる(であろう)「味」は、化粧板にはない良さじゃないでしょうか。

同梱して貰った端材は、640mm×50mm×25mmで、長さを調整すれば「脚」にピッタリなんですが、折りたたみの部品などを探せていないのでチャンスがあれば…と思っています。
写真はただ当てがっただけですが、なかなかよいでしょ?^^
折りたためて、伸ばした状態で固定できるような部品をご存じでしたら教えて頂けると助かります
m(_ _)m
25mmの板ってあまり売ってなくて、選択肢は多くなかったのですが、カット・塗装・送料込みでAmazonで6,436円でした。カットした端材への塗装も要望して同梱してもらいました(今のところ特に使うあてもないのですが)。
楽天市場でもYahoo!ショッピングでもほぼ同等の価格ですが、自分はAmazonギフトが4,000円分貯まっていたのでAmazonにしました。
注文時に厚み25mmの板を640mm×450mmの大きさにカットしてもらいました(注文後に「要望欄」からサイズや端材への塗装の有無、端材の同梱などを指定します)。

テーブルの向きを変えられるようにする~縦向きでの取り付け

オリジナルでは、車両の進行方向に向かって短辺が平行するような「横向き」で取り付けられていますが、これを、90度回転して、長辺が進行方向に平行になるような向き「縦向き」に取り付けられるようにしました。
違う向きで設置できるようにしておけば、使途によって都合の良い方向で取り付けられる…と思ったためです。
写真はまだ仮止めの状態で、向こう側は鞄で支えています^^;;
ブラケットや脚を着脱可能に~手で着脱を簡単にできるように
「横向き」「縦向き」いずれの方向でも取り付けられるようにするには、従来の短辺に取り付けられていたブラケットを長辺にも取り付けられるようにしなければなりませんし、脚の位置も縦向き用の位置にズラす必要がありました。
オリジナルのテーブルから部品を外し、取付の木ねじなどもそのまま利用して取り付ければいいですし、縦方向でも使いたいなら、そちらにもブラケットを取り付ければいいだけです。
でも、そういう取り付け方をすると、横向きで使っている時は縦用のブラケットが、縦向きで使う時には横用のブラケットが飛び出している状態になってカッコ悪い…、というわけでブラケットを着脱式にして、取付位置を移動させれば使っていない側のブラケットを取り付けたままにしないで済むと思ったわけです。
でもそうすると、着脱1回1回にドライバーを使って木ねじをはずしたり締めたりすることになりますが、そのうちネジ穴が広がって「バカ」になってしまうんじゃないか…と思って、木ねじではないボルトとナットで取り付ける方法を採ることにしました。
以前、組み立て式のテーブルで、天板にボルトを受けるナットのようなものが埋め込まれているのを見たことがあったので、それを使えば、ウチのダイネットテーブルでも自由に着脱ができる…と思った次第です。
と、頭の中で設計図を描いたまではよかったのですが、普段、木工などまったくしない人なので「部品」「部材」の名称がわからない…^^;
名称がわからないと検索できないので、求めているものをどこで買ったらいいのか、サイズや価格などもまったく調べられないので、状態を表すような単語をやたら入力して、出てきた検索結果から正式な「名称」を調べるところから始めました。
先ほどから↓の部品を「ブラケット」と書いていますが…

「ブラケット」は、実はこの記事を読んでくださっている方にわかるように使っている言葉で、実際には「テーブルサポートパイプ ロック」といいます。
こんなのわかるわけないですよね。これがわかるまでに、どれだけの時間、様々な言葉で検索したことか…。

こっちのブラケットを受ける方のパイプは「テーブルサポートパイプ」または「テーブルスライドレール」といいます。
他にも名称を知らない、わからない部品が多く名前調べでやたら時間を食いました。
前述の天板に埋め込むナットのような、ボルトをねじ込めるようにする部品も名前が全然わからなくてやっと見つけた名称が「鬼目ナット」。そんなん知るか!
で名称がわかると、

こんなものを探すことができるようになります。
ブラケットの取付穴の大きさが4mmだったのでボルトは「M4」というのを使い、手で付け替えることを考え、不安定でないけど着脱しやすい深さ…ということで10mmの鬼目ナットを埋めてボルトをねじ込むと決めました。
そうすると、鬼目ナットもM4用で深さ10mmのもの、ねじ込むボルトは、ブラケットの厚み10mmを加えて20mmの長さが必要…と、どんどん決まってくるんですね。
さらに、手で脱着しやすいように通常のボルトではなく、頭に回すためのハンドルが付いたものを使うことにしました。

こちらは「クランプノブ」付のボルトですが、「スクリュー」だの「スターノブ(星形)」だったりメーカーによっても呼び方は様々ですが、探す場合は「クランプノブ ボルト」等で探せば類似品が色々出てくるので、何か1つ名称を知っていれば探すのは容易じゃないかと思います。
頭のハンドル部分は大きい方が回しやすく、大きな力がいらないのはわかり切ってきますが、ブラケットの取付穴の間隔の問題で、直径15mmのものを選びました。
これでやっと部品がそろって実際の加工・取付けを行うことができます。

まずは、電動ドリルで天板裏側に6mmの穴をあけます。鬼目ナットには各々「下穴」のサイズが明記されているので、その直径になるようなサイズのドリルで穴を開け、そこに鬼目ナットを六角レンチでねじ込みます。
ブラケットの取り付け穴に合わせた4カ所に鬼目ナットを埋め込んだら1カ所ぶん完成です。
これを短辺・長辺2カ所ずつに施しておけば、クランプノブ付きのボルトで手で着脱がいつでも可能になる…というわけです。

こちらが、クランプノブ付きボルト4本で留めたブラケット(テーブルサポートパイプロック)です。
手で回して外せるので、好きな時にテーブルの向きを変えることができます。
ただ頭部分の直径が15mmと決して大きくないので少し力がいるのは課題です(改善できるものを見つけたら交換したいと思います)。

脚もクランプノブ付きボルト4本で留められるようにしました。
ただ脚に関しては、折りたたんだ際に短辺方向に折り曲げると天板をはみ出してしまって収納性を損なうので、うまい方法を検討することにして保留しています(脚は従来の取り付け位置のみ)。
取り付け場所を新設~ソロ車中泊モード
申し訳ありません m(_ _)m
4番目の改造・改良として、テーブルを従来の場所とは異なる場所に設置して「ソロ車中泊モード」について書こうと考えていたのですが、どうしても部品調達が間に合わず未だ完成しておりません。
ということで、 「ソロ車中泊モード」については別記事(あるいはここに追加)にて改めて書くこととさせてください。
というわけで、今回の記事はここまでです。
今回は、
を行いました。

夜はどんな感じになるか…。
暗くなるのを待って、ランタンの明かりで照らしてみました。
うん、やっぱりいい感じです。ロックグラスなんかが似合いそうな雰囲気で気に入りました。
ソロ車中泊モードの完成が楽しみです^^
それでは今日はこの辺で。
【さらに改造を進めたダイネットテーブル改造の完成形はこちら】
➡ ダイネットテーブル改造完成~10通り+1のアレンジ可能で使い勝手抜群に
【その他の車内改造・快適化関連記事もご覧ください】
➡ 出っ張って邪魔な収納扉をツライチに改造したら使い勝手アップ
➡ 車載電子レンジを棚上へ移動~走行中の落下を防ぐ固定方法