今回のテーマはキャベツやモヤシなど野菜たっぷりのカップ焼きそば作りです。

最近、千切りキャベツを増量したダイエット焼きそばが話題だよね

今回はモヤシ増量焼きそばもつくるんだね
「キャベツを増量してダイエット食にする」って記事は自分も読んだんですが、キャベツを加えて野菜もしっかり摂れる焼きそばを日ごろから作っている自分としては、このレシピでは「キャベツの栄養が逃げちゃって勿体ない」と感じました。
カップ焼きそば大好きな自分は、カップ焼きそばを口にする機会が多いですし、カップ焼きそば1個では量的にもの足りないので、日ごろから野菜をトッピングしたり、目玉焼きを乗せたり、白飯をつけちゃう等して楽しんでいます。
炭水化物on炭水化物の「白飯」は別として、キャベツやもやし、白菜、ニラ、小松菜、ゴボウなどカップ焼きそばにトッピングすると旨い野菜は色々あるんですが、今回は、キャベツともやし入りで栄養が逃げないレシピをご紹介します。
野菜は麺戻しのお湯に浸さない
例のレシピだと、カップ焼きそばの麺をお湯で戻す際に千切りキャベツやカットキャベツを入れてお湯で柔らかくする(火を通す)というレシピですが、それは非常に勿体ないです。
千切りにしたキャベツを戻し湯に浸しては、キャベツの栄養の中でも重要な「ビタミンU」や「ビタミンC」は水溶性なので、どんどん捨ててしまう湯の中に溶け出てしまいます。
汁を飲むような麺であれば流れ出てもいいんですが、カップ焼きそばの場合は麺を戻したお湯は捨ててしまうので、水溶性のビタミンBやCなどの栄養をみすみす捨てていることになるんです。
特にカット野菜を使う際には、カット野菜になる前に水にさらされていてすでに栄養がある程度抜けてしまっているので、それ以上、栄養が抜けないようにしなければなりません。
最強!キャベツましましペヤングソースやきそば

最初はペヤングソース焼きそばを使ってキャベツましまし焼きそばを作ってみます。自分にとってのカップ焼きそばは、まず「ペヤングが基本」ですから。
まずはペヤングソースやきそばを使って「キャベツましましソース焼きそば」を作ります。

やきそばの麺とかやくを熱湯で戻します。
ペヤングの蓋を半分程度まで開いて、麺を手前に傾けると麺の下に「かやく」を入れやすくなります。
麺に熱湯を注いで1分ほど経ったら、麺がほぐれているのを確認(ほぐれなければ少し待つ)してからお湯を捨ます。お湯捨てが終わったら蓋は完全に取り除いてOKです。

湯戻しは1分~1分半程度でOKです。レンチンするので、3分湯戻ししてしまうと柔らかくなりすぎてしまいます。

麺を持ち上げてキャベツができるだけ麺の下なるようにします。
蓋をはがして上面が開いた状態で電子レンジで1分半~2分ほど加熱します。
この時、ソースはまだかけません。塩味の強いソースをかけてからレンチンすると、キャベツから水分が出てシャバシャバになる可能性が高いです。

キャベツを好みの固さはレンチンの時間の長さで調整します。
キャベツがしんなりしたら、付属のソースを絡ませて出来上がりです。

ソースを混ぜる際に「揚げ玉」を加えると旨さアップです。健康面で考えるとあまり良いトッピングとは言えなさそうですが、どこかレトロな焼きそばを感じます。時々売ってる「イカ揚げ玉」「海老揚げ玉」だとさらに旨いです。さらに目玉焼きを乗せると最高です^^

揚げ玉の代わりに「イカフライ」でも旨いです。揚げ玉よりもかなり自己主張が強く、ガリガリボリボリの食感がペヤングと妙にマッチします。お試しあれ。
キャベツましましペヤングソースやきそばを実食

もともとペヤング好きってこともあるんですが、自分的には高評価。電子レンジで加熱することで、お湯だけで調理するよりも麺がもっちりしていて「麺ランク」が1つ上がったような印象です。
ペヤングの麺は細目で硬めの食感ですが、水分を中に含んだ感じでなかなか良い出来といえます。
キャベツを増している分だけ味が足りなく(薄く)感じるかもしれませんが、その場合には、塩胡椒で調整するなり、マヨネーズやケチャップ、ソースなどをトッピングすることで補ってください。
3色入りのマルちゃん焼きそばの粉末ソースが残っていればソース味強化に使ってもよいですが、純粋なペヤング味ではなくなりますので、できれば塩・胡椒程度で調整できるのが一番です。

実はわたし、マルちゃんの「焼きそばソース業務用」を購入して常にストックしています。この粉末ソースさえあれば、いつでもマルちゃんの焼きそば味が作れます。単に野菜炒めの味つけでも白飯がどんどん進みますし、カップ焼きそば野菜増量時の味不足の解消にもピッタリです(純粋なペヤング味ではなくなってしまいますが薄味の焼きそばよりマシです)。「ペヤングの液体ソース」もあれば購入したいんですけどね。
蛇足:ペヤングとペヨングの違いとは?
ペヤングって結構お高いじゃないですか。
我が家の買い物は「Everyday Lowprice」でお馴染みの「オーケー」ストアで済ませることが多いのですが、実は「オーケー」ではペヤングソースやきそばを売っていません(超大盛はある)。
というのも、ペヤングが値引をあまりしないので「オーケー」側が置きたい値段にならないから…なんだそうです。ドラッグストアなんかでも最安で128円が限界、通常だとセールでも138円止まりです。
で、ペヨングは少し割高なペヤングを手頃な値段で消費者に食べてほしいと「マルカ」が考えて作ったカップ焼きそばなんです。なので、内容量は少し少ないですし、かやくの「肉」が入っていません。キャベツの量も少ない感じがします。
味については「ほぼ同じ」らしいですが、完全に同じものではないようです。筆者が食べ比べたところでも、微妙に違う味がした覚えがあります。何というか、パンチがないというか、コクがないというか…、やはり味的にはペヤングに軍配です。
とはいえ、100円前後で手に入るペヨングは、ペヤング好きの「おやつ」には最適で、ペヨングで少しずつたまった欲求不満のエネルギーが限界を超えるとき、満を持して「本家」を食べる…って感じです。
まったく本編に関係ない話しで、完全に蛇足でした。
絶品!モヤシたっぷりUFO焼そば

2つ目はUFO焼そばにモヤシをトッピングしてみました
次は、日清UFO焼そばにモヤシを1袋入れた、モヤシたっぷり焼そばを作ってみます。

作り方は基本的に一緒で、まず、UFOの麺をお湯で戻しますが、規定時間戻してしまうと出来上がった際に麺が柔らかすぎてしまうので、お湯での戻しは短めにしておきます。
麺がほぐれたらモヤシ1袋をUFOのカップに入れ、上に麺を載せて、蓋を外した状態でレンチンします。
レンチン時間は1分~1分半ぐらいですが、シャキシャキモヤシが好きなら短め、くたくたモヤシがすきなら長めのレンチンがおすすめです。硬めに戻した麺もここで芯がなくなります。

UFO焼そばにも「揚げ玉」はよく合います(どちらかというと揚げ玉はUFOに合うと思います)。
モヤシたっぷり日清UFO焼そばを実食

元々麺がふと目でもっちり感のあるUFO焼そばの麺ですが、レンチンでさらにしっかりした麺になっているように思います。
UFOの濃いソースとモヤシの相性も抜群で、もともと「もやし焼そば」だったんじゃないか…と思えるほどのマッチングをみせていました。
ソースが濃いUFOにはキャベツよりモヤシが合っている感じです。普段は濃すぎるんじゃ?と思うほどソースが濃いUFOですが、モヤシをトッピングすることでちょうどいい感じになっているように思いました。
健康的な食品とは言えないまでも野菜は少しでも摂った方がいい
キャベツを大量に加えたからといっても、さすがにカップ焼きそばがダイエット食とは思えないですが、それでも、そのまま食べるより野菜を摂れるのは絶対に良いアレンジだと思います。
カップ焼きそば1個じゃ足りない…という時に、カップ焼きそばを2個食べるより、キャベツやモヤシを増量したことで1個で済むならぜんぜん健康的で「マシな食事」になります。
とはいえ、すぐに腹が減ってしまうのは難点ですけどね^^;
最近はコンビニやドラッグストアなどでもカット野菜が簡単に手に入りますし、車内食などでもし、刻む方法があるなら、水にさらされて栄養価が抜けたカットキャベツより自分でザクザクにカットした方が栄養を逃がさず取り込むことができます。
キャベツを加えることで、意外に油分が多いカップ焼きそばで「胸やけ」することも減るでしょうし、食物繊維も摂れますし、いいことだらけの「野菜ましましカップ焼きそば」です。

ちなみに、余談ですがペヤングは「やきそば」、UFOは「焼そば」が正しい表記です。パソコンやすまほで「やきそば」を変換すると「焼きそば」になるので、『ペヤングソース焼きそば』や『日清焼きそばUFO』と記載されていることが多いのですが、カップ焼きそば好きであれば、そこはこだわって正しい表記をしたいものです。
それでは今日はこの辺で。