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ダイソー・メスティンとコーナン・メスティン~トランギアじゃないメスティンを使い比べてみた

ダイソー&コーナンメスティン 家電・グッズ・アイテム
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メスティンと言えばトランギア社製の大人気クッカーですが、その人気にあやかろうと、最近では各社から様々な大きさ・仕様のメスティンが発売されています。

これまでは、Amazonで格安で購入できる中華製が主流でしたが、ここへきて、100均からもメスティンが発売されてちょっとした格安メスティンブームの様相です。

しかし自分的には、本家のオリジナル・メスティンを所有しており、日ごろから愛着を持っていますし愛用しているので、特に他社のメスティンには興味がわかず、話題のダイソー製も今回初めて購入しました。

世の中では、YOUTUBEや他のブログなどでも、ダイソー製・キャン★ドゥ製のメスティンの比較などが盛んにおこなわれていて、自分も今回ダイソー製を購入したので「比較記事」を書いてみようと思いますが、同じことをしてもどうなの?なので、100均どうしの比較は他所にお任せして当ブログではダイソー製vsコーナン製の比較をしようと思います。

今回は、100均の雄「ダイソー」製メスティン(500円)と、ホームセンターの代表格「コーナン」製のメスティン(980円)を使って、実際に普段通りの方法で炊飯してみて、その使い勝手や炊け具合を比較してみました。

ちなみに一度に両方で炊飯した訳ではありません。別日にできるだけ同条件で炊飯しています。

※本稿は広告リンクを掲載しています
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ダイソー製メスティンは小さいことが最大の特徴

ちょっと遅ればせながら…ですが、ダイソーのメスティンを買ってみました。

上の写真はトランギア製(TR-210)とダイソーのメスティンの比較です。

ダイソー製は1合炊飯用なのでトランギアと比べるとサイズ的にも価格的にもかなり小さいです。

  • トランギア製 … 170mm×95mm×62mm 1,600円
  • ダイソー製 … 150mm×80mm×52mm 500円

ダイソー製のメスティンを購入した理由は、トランギアで1合炊飯をすると水の調節や加熱時間などが難しく、1.5合炊きよりも難しいので、専用であれば1合がもっと美味しく炊けるんじゃないかと考えたためです。

自分はグッズやアイテムの収集の趣味はないので、自分が使う目的ではなく用品を購入することはないのですが、ダイソー・メスティンは、1合炊飯に期待しての購入でした。

ぱっと見での違いは、ダイソー製は角のアールが大きく全体的に丸っこいこと、アルミの厚みが若干薄いこと、本体側面に出っ張りがなく蓋がかな緩いことなどです。

筆者はミリキャンプ製のメスティンも所有していますが、ダイソー製もミリキャンプ同様、蓋の「受け」のような出っ張りがないので、吹きこぼれが激しいかもしれない…とまず思いました。

あと、本体にも蓋にもまったくバリがないのは手間なく使い始められて良いですね。

シーズニングも必要ないとのことですが、一応やっておこうという事で、いつもの「糠(ぬか)シーズニング」です(我が家は無洗米なのでとぎ汁は出ないですが玄米も使うので精米時に糠が溜まる)。

シーズニング後、乾燥させてから早速炊飯してみました。

米1合(無洗米ななつぼし)に対して、水200ccを入れ1時間吸水させトランギア製アルコールバーナーで加熱しました。

蓋が緩いので、小型の砥石とペンチで荷重をかけています。

心配した通りの結果に…。

「吹きこぼれ」と言うより、穴があいている、蛇口が付いているかのように、滝のように水が溢れました。

他所の実験や動画を拝見すると、多くは固形燃料での実験で、ここまで吹きこぼれは酷くないようでしたが、アルコールバーナーでの加熱で火力が強すぎたんでしょうか…。

かなりの量の水が溢れてしまいましたが、成す統べなく「焦げ臭」と「パチパチ音」で炊き上がりを判断するまで加熱を続けるしかありませんでした。

BBQコンロを使っていたので、溢れた水はトレーで受け止められましたが、バーナー+五徳のスタイルで炊飯していたら、けっこうな大惨事になっていたと思います^^;

炊き上がりはこんな感じです。

消火後、新聞紙に包んで天地を返して15分間蒸らしています。

底の部分は少し色が付いていますが、焦げ臭さはほとんどなく、水分の飛び具合はちょうど良いように見えましたが、実際に食べてみると少し硬く炊きあがっていました。

自分的には粒だった硬めのご飯が好きですが、それでもちょっと硬すぎると感じました。やはり、途中で水が溢れでてしまったので水分量が足りなくなったのかもしれません。

炊けたご飯に、あり合わせの「おかず」を乗せてお弁当にしましたが、やっぱり小さいっ!

1合炊いてしまうと、おかずが入れられるスペースがなくなってしまいます。唐揚げもブロッコリーも無理やり押し込んでいますが、これでは蓋が閉まりません^^;

水の溢れ問題も勘案すると、ダイソー・メスティンでは0.5~0.75合の炊飯に向いているように思いました。

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トランギア製の中にダイソーメスティンがスタッキングできちゃう

多くのサイトさんや動画さんもやっていますが、ダイソー製メスティンはトランギア製(写真はサイズ同じのミリキャンプ)の中にすっぽり入ってしまいます。メスティン内はまだまだスカスカで、大きいものは無理ですが何か入れられそうです。

ダイソー製の上にしゃもじを置いて、ふりかけを緩衝材代わりにしてピッタリ蓋が閉まります。

大きいの方の本体と、畳んだ取っ手との間に足を上にした網を置き、ナイフとまな板(代わりの蒲鉾の板)をゴムバンドで留めます。

100均の巾着に入れればスタッキング完了。可愛くまとまりました^^

コーナンのメスティンが意外に優秀だった

こちらは、トランギア製と、コーナン製の比較ですが、実物を比べる限りではコーナン製の方が長さも高さも大きいのですが、両製品の箱に記載されている寸法は見た目とは違います。

  • トランギア製 … 170mm×95mm×62mm 150g 1,600円
  • コーナン製 … 163mm×92mm×60mm 165g 980円

見た目で大きいコーナンの方が、記載サイズは小さいという摩訶不思議な状態です^^;

蓋もコーナンの蓋にトランギアの方が入ってしまうので、どう見たってトランギアの方が大きいようには見えないんです(長辺は入らない)。

コーナン製の箱には、「バリ取り不要」と記載があり、シーズニングは施す事が推奨されていますので、いつもの「糠シーズニング」をしてから1.5合の米を炊いてみました。

米は、ダイソー製の時と同じ銘柄(無洗米ななつぼし)を1時間吸水させてから、トランギア製アルコールバーナーで加熱しました。アルコール量は30mlで燃え尽きるまで放置しました。

炊飯中に蓋が持ち上がってしまわないか、吹きこぼれはどの程度かを比較したかったので、「重し」は乗せず缶詰を乗せて炊飯しましたが、あまり吹きこぼれは多くなくトランギア並みの少なさでした。

やはり蓋を受ける出っ張りのおかげ?なのかもしれません。

蓋と本体もがばがばではなく引っ掛かりがあるので、ダイソー製のように無抵抗で外れることはなく、片手で本体側を持たなければ蓋を外すことはできません。

トランギア製以外で、蓋の受けが設けられている製品はあまり多くないのですが、自分的には、この出っ張りがあったからこそコーナン製を購入しました。

綺麗に炊きあがっているようですが、底の方には水気が残っていて、柔らかな炊き上がりになってしまいました。粒立ちの良い硬めご飯が好きな自分的にはあまり歓迎できない出来上がりでしたが、実はこれには訳があります。

コーナン製での炊飯の際、シーズニング処理の関係で、別容器で米1.5合+水300mlで吸水させていたのですが、いざ炊飯の段階で米と水をメスティンに移すと、メスティンに刻まれた水の量よりも少なかったので、メモリまで水を足したんです。

その足した水の分だけ30mlのアルコールの燃焼では飛びきらなかったのではないかと思います。

あとから確認したところ、コーナン製のメスティンに刻まれた水の量はあまり正確とは言えないようです。計量カップで計って入れた米1.5号と水300mlは、1.5号の際の水の目盛りより下でした。

寸法と言い、コメや水の量といい、コーナンメスティンの数値に関してはあまり正確性は求めてはいけないのかもしれません。

ガパオ缶+目玉焼きトッピングで美味しくいただきました^^




今回は、人気のダイソー製と初めて見つけたコーナン製のメスティンを購入して、実際に炊飯してみました。

これで我が家には、トランギア製、ミリキャンプ製と合わせて4個ものメスティンがあることになりますが、実際に使ってみて使い勝手が良いのは、本家オリジナルのトランギアではないかと思います。

吹きこぼれは少ないですし、蓋と本体に抵抗があって簡単に外れない分、圧力がかかるのかもしれませんが、ふっくら美味しいご飯が炊ける印象です(使い慣れもあるかもしれません)。

意外にも2番目の評価は今回購入したコーナン製でした。

トランギアと同じく蓋が被さる部分に出っ張りがあって密着度をアップしているようで、吹きこぼれが少ないので好印象でした。水の量を失敗したので炊き上がりはあまり褒められたものではありませんでしたが、吹きこぼれが少ないだけでも後始末が楽という、キャンプ時には大事な要素を満たしていると思いました。

写真は、左:ミリキャンプ、中:コーナン、右:ダイソーのメスティンを並べていますが、両サイドの製品では蓋を受ける出っ張りがありませんし、本体ともかなりユルユルです。

それ故、ミリキャンプ製とダイソー製は炊飯途中に中からの圧力で蓋が外れてしまいますし、吹きこぼれも蛇口から水を抜いているような感じで、ツーっと流れ出てしまいました。BBQコンロを使わずに五徳だけで炊いていたらかなり悲惨な現場になった気がします。

蓋と本体がスカスカの両メスティンは、炊飯時にはしっかり重い「重し」が必要ですし、小さなダイソー製は、1合は厳しいので0.75合ぐらいがちょうどいいのではないかと思いました。



今回購入したコーナン製メスティンは、吹きこぼれにくいなど使い勝手の良さが優秀で「めっけもん」という印象ですっかり気に入ってしまい、自分的にはトランギアに次ぐ「ナンバー2」の座に就いた…という感じです。

それでは今日はこの辺で。

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■ 著者紹介 この記事を書いたのは…
KAZ

「喜田宗彦」としてWEBライターをしています。ライター歴は10年超です。本ブログの記事は、自分自身の実際の体験や経験、ライターとして取材や調査で得た知見、懇意にしてくださるメーカーさんなどから得た知識・情報等を反映した記事を執筆・掲載しています。アウトドアについては1982年ごろからオートキャンプを開始しキャンプ歴は40年超になります。2020年にはバンコンタイプの小型キャンパーを購入し車中泊の楽しさに目覚めました。
また食べることが好きで食べ物関連の記事多めです。特に安くて美味しいものに目がありません。地元グルメやチェンめしも好物です。
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