コンビニ大手3社で購入可能なパックご飯5種類を食べ比べました。見た目・食感・味・匂いなどを比較。コンビニで一番美味しいパックご飯を独断で選びました。同時にカレーとの相性もチェック。そのまま食べた時とカレーをかけて食べた時では「おすすめ」は変わるのでしょうか?

本稿は2021年1月に公開された記事を2024年版としてリニューアルしたものです。2021年と今とでは店頭に並ぶパックご飯に変化はあったのか、品ぞろえはどうか…といった部分も比較しています。
今回(2024年)は、コンビニ大手3社の店頭に並んでいたパックご飯を購入し、まずはそのまま白飯として食べ比べて、見た目・食感・味・匂いなどを比較しました。購入したパックご飯は、各チェーンのオリジナル商品に限定し、「サトウのごはん」のような広く流通している商品は店頭に並んでいても除外しました。
コンビニのオリジナルブランドとして、ご飯メーカーとの共同開発された各社のパックご飯は、実力伯仲の対決となりましたが、結論はあくまで筆者の個人的な好みによる独断である事は予めお断りしておきます。なお、試食には家内も参加してもらい異なる意見も貰うようにしました。
※本稿は2021/1/11にアップした記事を2024/2/5にリニューアルしています。
ご飯が好き
ご飯が好きです。
パンもパスタもうどん、素麺、焼きそば、お好み焼きなど炭水化物は総じて好きですが、やはり、白飯に「ご飯の友」というところが自分の原点かなあという気がします。
普段我が家で食べている米は銘柄指定していて、山形県産の「つや姫」が7~8割、北海道産「ななつぼし」や秋田県産「あきたこまち」などに気が向くと浮気している感じです。
つや姫の粒立ちの良さと、硬めの食感と、さっぱりした後味が気に入っています。軟らかくてベチャっと潰れたようなご飯はあまり好きではありません。かといって、粘りがなく箸で救った特にバラけてしまうような米も好きではありません。
適度に粘り気があってもっちり感もありながらも粒立ちがよくほのかな甘みを感じるご飯が好きです。
いちおう、テストする人間がどんなご飯の好みなのかをお知らせしておきます。
大手コンビニの5種類のパックご飯を購入

我が家の近所の、セブンイレブン・ローソン・ファミリーマートを回って、その時に売り場にあったご飯を基本2種類ずつ買って食べ比べる…ということで買い出しに出かけました。
幸い、自宅からクルマで5分程度の場所に3チェーンとも店舗があって、いずれもここ数年の間にできた比較的新しい綺麗な店舗です(ファミマは同じ場所に再出店、セブンとローソンは新たに出店した店舗)。
購入したのはこちらの5点。

パックご飯の品ぞろえが最も多くバリエーションに富んでいたのはセブンイレブンでした。ゴンドラの棚2段をすべてパックご飯に使って、独自ブランドの複数銘柄米と、それぞれに大盛りや複数パックなどのバリエーションがあり、選択肢が豊富と感じました。2種類のパックご飯を購入しましたが、前回購入した「秋田県産あきたこまち」は今回も品揃えがありました。

ローソンは、「神明」と「アイリス」いう2メーカーの製品がありました。いずれも独自デザインのパッケージで統一していて、単一銘柄の少し割高のものは「神明」、国内産コシヒカリの割安なものが「アイリス」と分担しているようでした。選択肢としてはセブンとファミマの中間ぐらいで、棚一段の展開でした。2種類のパックご飯を購入しました。

お店個別の方針なのかもしれませんが、ファミリーマートはパックご飯の売り場が狭く、独自ブランドの銘柄としては「国内産コシヒカリ」1種類で、大盛りや小盛り、複数パックなどのバリエーションがあるのみでした。他に一般向けの「さとうのごはん」も並んでいました。「国内産コシヒカリ」1種類のみ購入しました。
2021年当時の記事では『ファミマは、売り切れなのかその店舗が仕入れていないのか、あるいはファミリーマート自体に銘柄米のパックご飯のラインナップがないのか不明ですが、銘柄米パックご飯は購入できませんでした』という記述がありました。
今回は銘柄米として「国内産コシヒカリ」が増えていましたが、前回同様今回もあまりパックご飯に力を入れている様子はありませんでした。
買ってきたパックご飯を実際に食べてみた
買ってきた5種類のパックご飯を白飯のまま食べてみました。美味しいと思った順に紹介してゆきます。
第1位:ローソン「南魚沼産コシヒカリ」

2021年にも同じ商品を食べ比べしていますが、『自分的には、さらに柔らかく食感がない感じで、「柔らかい米=高級」的なイメージで炊いているように感じました。南魚沼産「コシヒカリ」というブランドに期待しましたが、自分的には、「ひとめぼれ」の方が好みでした。』と評していて第3位にしていました。
今回はこのご飯が一番美味しいと感じました。製品名は同じですがリニューアルされたのでしょうか。
前回の気に入らなかったポイント「軟らかければいいのか」と言う部分がかなり改善された印象で、口当たりの良いほどよい軟らかさと少しもっちり感のある食感に、米の粒立ちがわかるような「粒感」「しっかり感」、さらに噛み応えの良さとして「粘り」が加わって水分量を感じました。
ご飯のうまみや甘みも感じられ、パックご飯特有の臭みもなく美味しく食べることができました。このご飯なら普段の食事のご飯の置き換えでも十分納得できるのではないかと思います。
200gで価格は170円(税込)でした。1gあたり0.85円です。最もg当たり単価が高額でしたが、南魚沼産というブランド?を冠していることを考えればあまり高くないのかもしれません。
- 製造者「ウーケ食品」(神明)
第2位:ファミリーマート「国内産コシヒカリ」

第2位にはファミリマートの「国内産コシヒカリ」を選びました。
実は、2021年と2024年ではファミリーマートのごはんは共同開発者が「アイリスフーズ」(アイリスオオヤマ)→「サトウ食品」(サトウのごはん)に変更になっています。その関係かどうかわかりませんが、2021年の時よりも食感の点で評価が上がりました。
食感は1位のローソン南魚沼産コシヒカリに似た傾向で、軟らかさやもっちり感を感じさせながらも粒の存在もしっかり感じ取れる部分が自分的には高評価でした。
ただローソンに比べると少し腰や粘りが足りない感じと、粒立ち感、米の旨みの点で自分の好みからすると、ローソンが1位、ファミマが2位になります。
130g入りで価格は108円(税込)でした。1g当たり0.83円です。意外に割高で単一地域銘柄米ではないのに0.83円は、ローソンの南魚沼産と0.02円しか違いません。
- 共同開発「サトウ食品」
第3位:セブンイレブン「宮城県産ひとめぼれ」
[画像なし(取り忘れ)]
2021年の食べ比べでは第1位にしたセブンイレブンの「宮城県産ひとめぼれ」を第3位にしました。
1位と2位は同傾向のもっちり感のある粒立ち系ですが、3位のセブンイレブンの「宮城県産ひとめぼれ」の違いはもっちり感もありつつ、さっぱり感強めのあっさり系というか、自分的にはもう少し粘りがあってもいいのかなと感じました。
前回2021年は『比較的しっかりした印象で、粒感も感じることができました』と評していて、それは今回も同じことを感じましたが、ローソンとファミマのご飯の食感がグッとアップした関係で、相対的に順位としては3位になったという感じです。決して2021年から食感や味が悪くなったということではありません。
それだけ、ローソンの南魚沼産コシヒカリのレベルが高いということでもあると思います。
200g入りで価格は138円(税込)でした。1g当たり0.69円です。
- 共同開発「サトウ食品」
第4位:セブンイレブン「国産こしひかり」

第4位にはセブンイレブン「国産こしひかり」を選びました。これはちょっと特殊なご飯だと感じました。もち米のような強いもっちり感と「ねっとり」と表現できるような粘りがあるご飯です。悪く言えばすこし「べちゃ」です。
「宮城県産ひとめぼれ」の共同開発者は「サトウ食品」ですが、こちらの「国産こしひかり」はの製造者は新潟県の「株式会社たかの」になっており、米の違いというよりメーカーのご飯の炊き方の違いという印象です。
1~3位のご飯はもっちり感ありつつの粒立ちありき…といった同じ視点で評価し順位付けをしていますが、このご飯は、同じ評価軸では測れないまったく種類の違うご飯という印象です。自分はあまり好きなタイプではないので第4位にしていますが、こういう軟らかく粘りが強くもっちりしたご飯が好きな方は確実にいるはずですので、食べる人が変わればこのご飯の評価は全く違うものになるはずです。
180g入り×3個パックで298円でした。1gあたり0.55円です。3個パックだからかコスパは最も良好でした。
- 製造者「株式会社たかの」
第5位:ローソン「コシヒカリごはん」

第5位はローソンの「コシヒカリごはん」です。前回2021年の時もローソンの南魚沼産ではない方のコシヒカリが最下位だったのですが、今回も同様に再開(5位)になりました。
実は、ファミマのご飯の同様に2021年時点と製造者が「ウーケ(神明)」→「アイリスフーズ」に変更になっているのに、相変わらずのこの位置です。
勝手に感じたことなので確証も裏付けもありませんが、南魚沼産コシヒカリとの差を明確に出そうという意思か何かが働いているの?と思うほど、このご飯だけ他のご飯と大きく違います。
まず粘りやもっちり感がほとんど感じられません。箸で持ち上げる際に塊がほぐれてバラけてしまうほどまとまりのないご飯で、タイ米の水分を少し多くしたようにも感じてしまいます。味の方も、旨味も甘みもあまり感じられず、正直、他に選択肢があるならあえてこのご飯は買わないかな…という印象でした。
180g入りで価格は118円でした。1gあたり0.65円でした。
- 共同開発者「アイリスフーズ」
別の評価軸でも比べてみよう
上記は、白いご飯を「おかず」と一緒に食べるような、つまり白飯をそのまま口に運ぶような食べ方を想定しての食べ比べのため、ご飯そのものの食感や味、匂いなどを重視していますが、ご飯は必ずしもそういう食べ方ばかりではありませんので、別の評価軸でも比べてみることにしました。
カレーに合うのはどのご飯?

みんな大好きカレー。ご飯がカレーに合うかどうかはちょっと重要な評価軸ではないですか?
今回は、写真の2種類のMUJIカレーで食べた際に、カレーが絡みやすいか、アツアツカレーでご飯がふやけてしまわないか、口の中でカレーとご飯が混じりやすいか等々を意識して食べ比べてみました。
その結果が以下です。5種類のパックご飯のうちカレーに合うのは…
- ローソンの「コシヒカリごはん」
- セブンイレブンの「宮城県産ひとめぼれ」
- ローソンの「南魚沼産コシヒカリ」
- ファミリーマートの「国内産コシヒカリ」
- セブンイレブンの「国産こしひかり」
なんと、「もっちり感と粒立ち感」で最下位だったローソンの「コシヒカリごはん」が第1位となりました。
これは前出の評価である程度予測できた結果です。ご飯がまとまらず粘りがない…という性質は、カレーと合わさると、口の中でカレーとご飯が混じりやすい良い面に変わりますし、粘りがなく固いご飯はアツアツカレーをかけてもすぐにはふやけないと言うことでもあるからです。
2位のセブン「宮城県産ひとめぼれ」もどちらかと言うとコシヒカリよりさっぱり感が強いご飯なので、カレーにあうのは「なるほど」です。粒感のしっかりしたローソン南魚沼産コシヒカリも、同系統のファミマ国内産コシヒカリも「なるほど」です。
試していませんが、おそらく、同じ傾向がメリットに働く「チャーハン」や「チキンライス」なども「合う」のは同じ順番になるのではないでしょうか。
もち米のようなセブン「国産こしひかり」はアツアツのカレーをかけて口に入れると、口中にくっついて火傷しそうです(笑)。このご飯はカレーには向いていないかもしれません。

ローソンの「コシヒカリごはん」は、レトルトカレー専用ご飯として捉えてもいいかもしれません。粘り気のない硬めのごはんがカレーに合います。
災害時向けのストック(防災備蓄)として考えた場合
食べ比べは5種類のパックご飯をレンチンで温めてから実施したのですが、実は、温める前に「温められない(災害などの)状況下」を想定して、そのまま食べてみました。
パックご飯はレンチン以外にも湯煎でも温められるので、冷たいまま食べる状況にはなかなかならないかもしれませんが、万が一、そんな状況に陥った際でも最も美味しく食べられるご飯を探したかったんです。
※注)パックご飯は温めずに食べない方がよいので通常時は必ず温めてください。
- セブンイレブンの「宮城県産ひとめぼれ」
- ファミリーマートの「国内産コシヒカリ」
- ローソンの「南魚沼産コシヒカリ」
- セブンイレブンの「国産こしひかり」
- ローソンの「コシヒカリごはん」
ここまでの記事を読んで想像すると、おそらく多くの方が軟らかく水分量の多いセブンの「国産こしひかり」が冷たいままでも軟らかく食べられるんじゃないか…と思うんだろうと思いますが、意外に固くて食感が悪く冷たいままでは食べたくないご飯でした。
先に冷たいまま食べた自分たちは逆で、このご飯が温めたらあんなに軟らかく粘りのあるご飯になったのが意外でした。セブンの「国産こしひかり」はあまり冷たいまま食べるには向かないご飯のようです。
冷たいままで一番食べやすく美味しさも感じたのはセブン「宮城県産ひとめぼれ」でした。温めた際に軟らかさや粘りの点ではもっと優れた「南魚沼産」などのご飯があったのに、冷たいままではこのご飯が最も軟らかく食べやすかったです。口に入れた際にすぐにほどけて口内の熱で軟らかさが増し、ご飯の味が出てきて「美味しい」と感じられました。
冷たいままで食べる場合は、この口中でのコメの「ほどけ」が大事なようで、粒感がある…と評したご飯が上位にきています。
残念ながらローソン「コシヒカリごはん」だけは冷たいまま食べるものではないレベルでした。ご飯はガリガリで生煮えのような食感ですし、カチカチで口内でほどけにくく、熱や唾液で軟らかくなることもありませんでした。災害用ストックには向かないご飯だと感じました。
2024年コンビニパックご飯食べ比べまとめ
2024年、コンビニのパックご飯食べ比べをリニューアルしました。
購入できるパックご飯の種類や製造・共同開発メーカーはさほど大きな変更はありませんでしたが、一部のメーカーの製品は2021年・2024年でも評価が芳しくなかった事実も見えてきたように感じます。
見た目・食感・味・匂いなどの食味に、カレーとの相性や冷たいまま食べた際の評価なども含めた総合順位は、
- ローソン「南魚沼産コシヒカリ」
- セブン「宮城県産ひとめぼれ」
- ファミマ「国内産コシヒカリ」
- セブン「国産コシヒカリ」
- ローソン「コシヒカリごはん」
とランキングすることにいたします。
あくまで筆者の個人的な好みによる食べ比べと評価ですので、感じ方はひとそれぞれ違うことを理解の上でお読み頂ければと思います。また、筆者自身が年をとって若干好みが変わった可能性もあることもご理解ください。
※以下、2021年の食べ比べの様子(オリジナル記事)も残しておきます。興味があればお読みください。
2021年1月の食べ比べ
本稿のオリジナル記事(2021年1月の食べ比べ)も残しておきます。この時に購入したのは以下のパックご飯です。
好きな銘柄米第1位:宮城県産「ひとめぼれ」(セブンイレブン)


今回購入したパックご飯の中で、最も好みに近かったのはセブンイレブンの宮城県産「ひとめぼれ」でした。
前述の通り、自分は粒立ちのはっきりした硬めのご飯が好きですが、今回の5つのパックご飯は、全て、前回の「つや姫」より粒立ち感や米のしっかり感が緩いものばかりでしたが、中でも、「ひとめぼれ」は比較的しっかりした印象で、粒感も感じることができました。
パックご飯独特の臭いについては、ご飯に鼻を寄せて嗅いでも匂いませんが、ご飯を口に入れた瞬間にちらっと匂う事がありましたが、一瞬で消えてしまって噛んでいる最中などは問題ないと感じました。
カレーや、ぶっかけ系の具材を乗せる場合には、もっとしっかり感のある「つや姫」や「ななつぼし」が向いている気がします。
自分にはもう少ししっかり感があった方が好みですが、車中泊へ向かう道中でコンビニでご飯を調達するならコレだな…という感じです。
もちろん、同じ銘柄でもたき方で違いますので、セブンイレブンの炊き方も含めて、今回の5種類の中では自分的なベストと言う感じです。
- 共同開発「サトウ食品」
好きな銘柄米第2位:秋田県産「あきたこまち」(セブンイレブン)


自分の好み第2位は、セブンイレブンの秋田県産「あきたこまち」でした。
見た目の粒立ち感は、「ひとめぼれ」よりしっかりしている感じですが、実際に口に入れると、自分には少し柔らかめでしっかり感が欲しいと感じました。
全体的にサッパリした食感で朝食・昼食向きかも…と思いました。
パックの匂いについては「ひとめぼれ」と同系の感じで、口に入れた瞬間だけふわっと匂ってきますが、他は匂いを気にせず食べる事ができます。
- 共同開発「サトウ食品」
好きな銘柄米第3位:南魚沼産「コシヒカリ」(ローソン)


自分の好み第3位は、ローソンの南魚沼産「コシヒカリ」でしたが、実は、自分の2位・3位と、家内の選択が逆で、家内は、ローソンの南魚沼産「コシヒカリ」が2位、セブンイレブンの秋田県産「あきたこまち」を3位にしていました。
自分的には、さらに柔らかく食感がない感じで、「柔らかい米=高級」的なイメージで炊いているように感じました。
南魚沼産「コシヒカリ」というブランドに期待しましたが、自分的には、「ひとめぼれ」の方が好みでした。
家内は米の旨さがこっちの方があると言いますが、そこまで差があるかね?と言うのが私の印象です。
ただ、2位と3位の差は小さく微妙なので、家内の逆順も分からないではありません。セブンに立ち寄って、「ひとめぼれ」も「あきたこまち」も売り切れなら、ローソンに向かい、南魚沼産「コシヒカリ」を買うと思います。
- 製造者「ウーケ食品」(神明)
好きな銘柄米第4位:「ごはん」(ファミリーマート)


好きな銘柄米第4位に選んだのは、銘柄米ではないファミリーマートの「ごはん」です。
この商品だけ銘柄米ではないためか上位ではありませんが、前回のサトウのごはんよりは遥かに美味しいと感じました。
柔らかめながら粒感は残っており、決して、べちゃっとしている訳ではありません。逆に、ローソンの南魚沼産「コシヒカリ」より、しっかり感はあると感じましたが、米の味や甘味の点で少し控えめかな…と言う感じです。
ローソンの南魚沼産「コシヒカリ」も売り切れの場合は、ファミリーマートに行って「ごはん」を購入すると思います。充分、美味しいと感じますし許容範囲だと思いました。
ちなみにこのパックごはんは、アイリスオーヤマとの共同開発ということになっていますが、アイリスブランドから「低温製法米おいしいごはん」として発売されていますので、ほぼアイリスの開発なんじゃないでしょうか。
まあまあ美味しかったし安く購入できたので、我が家の防災備蓄としてアルトピアーノに常備しています。
- 共同開発者「アイリスフーズ」
好きな銘柄米第5位:「コシヒカリ」(ローソン)


県産についての記述はないので、コシヒカリのブレンドと思われ、120gずつの2個パックになっていました。
正直、このご飯は好きではありません。
セブンイレブンの2品、ローソンの南宇魚沼産、ファミリーマートのご飯が売り切れていても、ローソンに戻ってこの「コシヒカリ」は買わないと思います。
何といったらいいのか、ちょっと独特な食感で、好き嫌いがはっきり分かれるのではないかと思います。
これは小分けタイプ(120g×2)なので、このご飯だけ大きさが他の半分ほどなのですが、電子レンジで加熱する際に、他のご飯がアツアツになっているのに、このご飯だけ追加加熱が必要で、なぜかとても温まりにくい印象でした。
食感も不思議で、水分量は多い感じなのに米自体は柔らかくなく、かといってしっかり感があるわけでもなく…。
言ってみれば、お茶漬けのご飯が水分を少し吸った状態で残りのお茶を捨てた感じ…でしょうか。
まあ完全に好みの問題なので、あまり悪く言うのは控えますが、自分としてはリピートはしないと思います(もしかすると、ピンホールでも開いてて品質が劣化したとか、製造過程で普段と違うものができてしまったとか、そんな事かもしれません、分かりませんが)。
- 製造者「ウーケ食品」(神明)
2021年コンビニのパックご飯食べ比べ~まとめ
コンビニの企業努力ってすごいものがありますよね。
私がかつて経営していた当時のコンビニは、近所だから、24時間営業だから…といった理由によるスーパーを補完する立場でしかありませんでしたが、今のコンビニはそういう立場ではないですもんね。
他にないから、近いから「やむを得ず」コンビニではなく、コンビニの○○が食べたい、欲しいと出かける店になっていて、それはコンビニ各社の商品開発のたまものだなあと感心するばかりです。
パックご飯もコンビニのPB製品の方が美味しいとは、正直、思っていませんでしたが、実際に食べてみれば、かなりのレベルの高さに驚かされました。
もちろん、共同開発ということで、全てがコンビニの手柄ではないのでしょうけれどね。
前回の「つや姫」は、食感や味の部分で一番好きでしたし、パックご飯でない炊飯器で炊いたご飯なら「つや姫」「ななつぼし」が上ですが、パックご飯対決で、「匂い」まで含めた総合点で勘案すれば、セブンイレブンの「ひとめぼれ」「あきたこまち」の2品と、ローソンの「南魚沼産コシヒカリ」の方が上と言えそうです。
今回は、ブランド米、銘柄米のパックご飯の食べ比べ企画第2弾として、コンビニ大手3社で入手可能なのパックご飯5種類を食べ比べてみました。
いずれもレベルが高くて驚きましたが、製品ごとにかなり違いがあって「パックごはんなんてどれも同じ」なんて絶対言えないほど、大きな違いを実体験できたのは貴重でした。
それでは今回はこの辺で。










