アルトピアーノを売却(買取り)しました。
2017年式のキャンパーアルトピアーノを購入から5年目にして手放しました。ネットで『アルトピアーノ 買い取り』で検索し、上位から3社にWEBフォームにて買取依頼を行いました。
果たしていくらの査定額が提示されたと思いますか?筆者の希望額よりは低めでしたが、妥当な金額で売れたのではないか…と思っています。
今回はアルトピアーノ売却の経緯と結果をレポートします。
乗り換え~売却を検討した理由とは

乗り換えを検討するようになった理由は大きく2つです。
(1)乗り心地の悪さ
(2)初年度登録から8年目
乗り心地の悪さは本質的には改善できなかった

乗り心地の悪さについては今にはじまったことではなく、これまでも様々な方法で改善を試みてきましたが、元が商用バンなので改善できても限度があります。
最も効果があったのは、純正ダンパーのオイルを交換する『ネオチューン』でした。かなり乗り心地は改善されて段差に乗った際の最初の「ドスン」というショックが丸くなり、少し上質になった感じがありますが、それでも本質的な部分は「素」のままです。
荒れた路面では激しいショックと振動が身体を揺さぶります。実は今年春に「鼠経ヘルニア」を患って手術をしました。体内に腸を抑えるためのメッシュを入れたのですが、アルトピアーノでの帰省で余りの激しい振動にメッシュがズレてしまう…ということがあり「こりゃあもうダメだ」と思ったのが最後の決断理由です。
初年度登録から8年目を迎える
筆者がアルトピアーノを購入したのは、コロナ禍で外出禁止になる直前の2020年2月でしたが、2017年式の中古車を購入したので、車齢は8年目になります。
13年目には「重課」になること、車体外装&内装の劣化などが目立ってきた等々が挙げられます。さらに、あと2年で車齢10年となると「再販」が難しくなるのかな…ということなどから「そろそろ…」ということになりました。
売却する我が家のアルトピアーノ

2017年式のタウンエースバン(S402/412系、GL)をベースに架装された車中泊仕様車で、当時のトヨタカローラ横浜(KTグループ)が販売、同社傘下の『ジャームズ相模原店』で製造されていました。
トヨタカローラ横浜はのちに現在の『トヨタモビリティ神奈川』になり、ベース車両もS403/413系にリニューアルされましたので、我が家のアルトピアーノは旧販売店による旧型車ベースのアルトピアーノということになります。
403/413系と比べると、動力性能はかなり見劣りしますし、スマアシの設定もありませんし、ライトもLEDではありません。
2020年当時はまだ「断熱材」施工もなく、正直、キャンパーと名前が付いているのが「?」なくらいキャンプに向かないクルマでしたが、キャンパーや車中泊仕様車など何も知らずに購入したので、それはずっと後になって知りました。
正規ディーラーが手掛ける(※)特別仕様車なので、車体に穴を開けたり構造変更を伴うような大掛かりな架装はできないので、キャンパーと名乗るには何から何まで中途半端なクルマでした。
反面、正規ディーラーで販売されるタウンエースバンの特別仕様車なので、メーカー保証も聞きますし、ディーラーでの点検・車検も問題なく行える点で、専門ビルダーが手掛ける本格キャンパーより手軽さや安心感においてはかなり優位なクルマです。
走る食堂車として大いに活用した

我が家のアルトピアーノは、2020年2月末に購入、外部電源の追加を依頼したので納車は同年3月20日でした。4月になると「緊急事態宣言」が出るタイミングで、店内飲食ができなくなった際に「走る食堂」「持ち帰りオーダーをその場で食べちゃうクルマ」として大活躍してくれました。
その流れで、コロナ以降もドライブ先での休憩や食事を車内で取ることは少なくありませんでした。
キャンパーという名がついているのは「?」と感じていて、購入直後に数回車中泊キャンプをした以外は、キャンプや車中泊に利用することはほとんどない代わりに、ラゲッジ・ダイネットは食事や休憩、仕事や打ち合わせにと大活躍でした。
電子レンジも常時積んでいましたので、食事や飲み物を温めたり、寒い時期には「蒸しタオル」を作って、冷えた手や顔を温めるなど普通のクルマではできない楽しさや快適性を享受できました。
なので、アルトピアーノを買って「失敗だった」と思ったことは一度もなく、ラゲッジにテーブルと椅子が備わっているのは、こんなにも快適で利便性があるのか…と教えてくれたクルマでした。
とはいえ、8年落ちとかなり古くなってきて、値段が付くうちに売却した方がいいのでは?という思いや、体調を崩すほどの乗り心地の悪さに、乗り換えを決心した次第です。
買取店に提示したアルトピアーノの仕様

買取店に提示した仕様を列記してみます。
【純正オプション(ディーラー施工)】
- ツートン塗装レス
- フロントシートカバー
- キャンパーパッケージ
- 基本電源ユニット
- 正弦波1500Wインバーター
- AC100V外部電源
- 18L冷凍冷蔵庫
- 窓用4連排気ファン
- ボディダンパー(純正)
- フロアマットエントランスマット
- ラゲッジマット
- 遮光スクリーン8枚セット
- 網戸
【社外品オプション(社外&DIY施工)】
- バッテリー交換(2023年)
- サブバッテリー&走行充電器交換(2023年)
安全性の高い「リン酸鉄リチウム(Li Time社製)」バッテリーに交換済 - ルーフにソーラーパネル装着(2023年)
BougeRV CIGS系 200Wフレキシブルパネルを取付け - タイヤ交換(2023年)
- アルミホイール
- ダンパー4輪「ネオチューン」施工
- レカロSR-7F GU-100 赤×2(運転席助手席)アームレスト
- オートソック(布製チェーン、未使用)
査定時にプラス評価を期待したポイント

買取店に買取依頼をした時点で、自分がメリット(アピールポイント)だと認識していたのは以下のポイントです。
- ディーラー車であること
中古車ですが、ディーラー直営の中古車センターで購入したのでメーカー保証も、ディーラー保証も付いていたこと - ほぼフル装備
2020年当時のオプションメニューではほぼフル装備と言える仕様だった。 - 純正オプション
「フロアマット、エントランスマット、ラゲッジマット」「ボディダンパー」を追加購入(施工) - バッテリー交換
メインバッテリーを交換して2年以内である - サブバッテリー交換
サブバッテリーをリン酸鉄リチウム電池に交換、走行充電器も昇圧タイプに交換 - タイヤ交換
安い商用タイヤだけど、交換から2年以内 - レカロシート
SR-7F GU-100 赤 アームレスト付×2脚、オリジナルシートあり
査定時にマイナス評価を懸念したポイント

逆に、マイナスに評価される可能性があるポイントもありました。
- 塗装がかなり痛んでいる
ボディコーティングを依頼した際に「塗装がかなり痛んで薄くなっている」と言われていましたが、最後に洗車した際に自分でも薄さを実感できるほどだったので、大きなマイナス要因になりそうな予感がしました。 - ツートンレス
アルトピアーノと言えば、ホワイトとアースカラーのツートンのイメージが強いのですが、中古車で欲しい装備が乗った車両が塗装レスしかなかった。マイナス評価の可能性あり? - ルーフ直貼りのソーラーパネル
ソーラーパネルをルーフラック上ではなく「直貼り」していること - ネオチューン
オリジナルダンパーに穴を開けて施工している点をマイナス評価されるか? - DIY施工
「サブバッテリー」や「ソーラーパネル」を専門業者ではなく自分で施工していること
内装をオリジナルに戻して内外装を清掃・洗車

我が家のアルトピアーノは、ラゲッジルームを最大限広くゆったりと使うため、ほとんど利用しなかった冷凍冷蔵庫とその収納庫を取り外していました。
こうすることで、幅約60cmのインフレーターマットを2枚、余裕で横並びで置ける広さを確保、夫婦でゆったり利用することができました。

売却に備えて、こうした改造をオリジナルの状態に戻し(幸い部品やネジ類はちゃんと保管されていました)、売却時に不必要なもの(クッションや座布団など)をすべて下ろしました。
また、内外装を掃除&洗車しておきました。
また、交換しているシートやテーブル天板は、オリジナルを車内に積みました。
買い取り業者の選定~買取り査定の結果とは

買い取り業者の選定は、Google先生に検索して貰いました。
普通車ではないので、「MOTA」などの一括査定、「ガリバー」や「ネクステージ」などの一般の買取店ではなく、キャンパーや車中泊仕様車の買取りを専門にしている店舗を探そうと思いました。
一般買取り店では、おそらく、サブバッテリーのリン酸鉄リチウム化やルーフのソーラーパネルは評価されず、自分で改造したとマイナス評価されるのではないかと考えたからです。
そこで『アルトピアーノ 買い取り』と検索し、検索結果の上位3社のWEB査定申込を行いました。
売却希望日は『売る気あるぞ』と見せるため「即日」にしました。
商用バンであるアルトピアーノは毎年車検で、車検満期が9月24日で車検残が3か月を切ったタイミングであり、悠長にしている暇がなかったことや、買い替えのルークスの納車が7月後半に迫っていることがありました。
さらに、これは後から知ったことですが、時期が夏休み前の6月末~7月初だったことでレジャー向け車両の引き合いが多い時期だったこと、6月がボーナス月で買取りを強化していたことで提示額がまあまあ良かったことも一因でした。
ローン残や、もろもろの経費に、買い替えたクルマの用品代を加えて、160~170万円程度で売れたら大満足…と思いつつ買取りを進めました。ただ塗装の劣化のことを筆頭に、DIYによる改造をしていること等をどう評価するかで大きな減額がないとは言い切れないので、もしかすると150万円を大きく下回る可能性がないとは言えないと覚悟していました。
まさか100万円は切らないとは思うけど…と弱気な気持ちも出てきていました^^;;
「概算で××円」はあてにならない、実査定の額は減額されない
3社に査定申込(土曜日でした)をして、当日中に連絡があったのは2店、1店は翌日日曜日に電話をくれました。
申込み当日に電話をくれた2社は「出張査定で実際にクルマを見てから金額を提示」とのことで、1社は当日中に訪問可能、もう1社は次週土曜日に訪問となりました。
翌日連絡の店舗は「まずは写真10枚ほどを送って貰って概算見積もりを出して、もしすでに他社で査定が出ているならその金額に数万円上乗せでどうですか?」という感じでした。
当日訪問の店舗は3時間近く査定作業を行っていましたが、「即日引き上げなら金額を提示するが、他社の査定を受ける場合には、他社の査定後に金額を提示します」とのことでした。理由は、先の「他社の査定額に数万円上乗せ」が横行しているからだそうです。
しっかり査定する店舗の金額を参考にしてその金額にいくらか上乗せすることで、査定の手間やコストをかけずに効率よく買い取る「術」のようですが、しっかり査定した店舗にとってはたまったもんじゃない…というのも良く分かります。
その店舗は画像を送れば概算を出す…とも言っていたので聞いて見ると、概算で「150万円」とのこと、「レカロシートを取り外さないのであれば160万円」とのことでした。
概算というのは、『最も減額がなく高額で買い取った場合』という意味です。だって、その業者はまだ実車を一度も見ていないので、車体の状態やキズ、塗装の状態、装備の劣化なども加味していないことになります。
だとすれば、概算で160万円と言っていても、「ここにキズ」「ココは専門業者以外の改造」「塗装の状態が良くない」等々、減額しようとすればいくらでも理由は見つかるはずです。おそらく実車を見れば多かれ少なかれ減額されるでしょう。
それに対して、買い取る気満々で電車とバスで当日中に来訪し、実際に車両を査定して出した金額はそれ以上の減額はないはずです(確認したところ、提示した買い取り額は後日減額することは絶対にしないとのことでした)。
であれば、電車とバスで即日訪ねてくれて、即決でいいのではないか時間以上も炎天下で査定作業をして、さらに書類作成を含めれば5時間近くも頑張ってくれた目の前の業者に託すのが筋かな…と感じました。
果たしていくらで売却したのか…
そんなわけで、最初に訪問してくれた業者に買い取ってもらうことにしました。
※営業妨害になる可能性があるので社名・店名は非公開とします。
もちろん高く買い取って欲しいのは確かですが、買取りで儲けようとは思っていないので、提示額に納得がいったので、『150万円』で手を打ちました。
この金額はアルトピアーノの残債を完済しても40万円以上のお釣りがくる金額ですし、新しいくるまの頭金に充当できる金額なので手を打ったのですが、やはり塗装の件は指摘されました。またどうしても年式のことや、旧型車で新型車の装備がないことはどうあがいてもひっくり返せないとのこと。
でもこれはまあ納得です。そりゃあそうだなと思います。というより、希望額との隔たりはありますが客観的に考えればあのクルマが150万円で売れたのは「いい方かな」という気がします。普通車で塗装も含めてあれほどの劣化具合で、DIYで改造して、非純正のパーツを取り付け、純正パーツを加工しているんですから…。
一方で、懸念していた「DIY改造」については特にマイナスにはならず、DIY交換のサブバッテリーや直貼りのソーラーパネルもプラス査定してくれていました。この点はキャンパーの買取りをしている店舗ならではの評価だったと言えそうです。
バイバイ、アルトピアーノ。バンコンの楽しさを教えてくれてありがとう
というわけで、5年間様々な楽しさを教えてくれたアルトピアーノを手放しました。
今後は、スーパーハイトワゴン「日産ルークス」でのバンライフならぬ『ワゴンライフ』を楽しみます。
車中泊はあまりしないと思いますが、これまでラゲッジ・ダイネットで楽しんでいた食事や休憩をどうするか…考えないと。
また、買いそろえたキャンプ用品も不要なものを処分しないと、納戸がいっぱいです^^;
それでは今日はこの辺で。





