アルトピアーノ所有者ということでフジテレビ「バイキングMore」のリモート取材を受けました。
最近はSNSから連絡が来るんですね。実はTwitterやInstagramから複数の担当の方から連絡を頂いていたんですが、自分、SNSをあまり見ないのでずっと「シカト」しちゃってました。別の料理ブログの方から頂いたメールでやっと気づいてギリギリ間に合いました^^;
約40分間ほどZOOMを使ったリモート取材を受け、8月19日放送の「バイキングMore」冒頭の「気になるランキンGO」にて放送されました。
お恥ずかしながら全国ネットのテレビに醜い姿を晒してしまいました^^;
TV取材は時間が超タイト
何より驚いたのが、その「時間のなさ」でした。
最初の「取材可否」のアポイントに気づいたのが放送日前々日の夜22時過ぎでした。
自分からの最初の返信は前日の深夜午前1時過ぎ、それに対する担当者さんからの返信が早朝6時ごろ。
メールでのやり取りでリモート取材の時間が決まったのが午前11時過ぎでしたが、後で伺ったところ、この時、ディレクターさんはカメラと三脚担いで、アルトピアーノ横須賀の取材に出向いていたようです。
最初、18時からの取材とのことでしたが、取材からの遅くなりそうで遅れますの連絡があって、実際に取材を受けたのが19時からで約40分間でした。
自分はZOOMを使ったことがなかったので、アプリのインストールやら設定やら、さらには日ごろ乱雑にしている部屋の背景の片付けなど色々準備しつつだったので、取材開始までけっこう「あ」と言う間でした。
事前にこんな質問を頂いていました。
- 購入動機、きっかけ
- アルトピアーノのどこを気に入っている?
- 災害時のことは想定して購入した?
それに答える形で、自分なりのアルトピアーノ購入のきっかけや、目的などをお話しし、実際に使ってみての良さや、逆にデメリットもお話ししました。
アルトピアーノ購入のきっかけや動機
当ブログでもチョコチョコお話ししていますが、最初は、2018~2019年ごろに、当時乗っていたCX-5でドライブや旅行に出かけた際に、休憩したり、地元グルメを見つけても、飲食店なら店内飲食ができても、イートインスペースのない売店などの場合、「対面シートがあればいいね」と夫婦で話していたことが最初だったと思います。
その一方、何十年も前に行かなくなっていたキャンプですが、奥さん方の姪っ子が大きくなって、ちょうどキャンプやアウトドアに出掛けるようになっていて、「何か使わない道具があれば…」と言われて納戸から引っ張り出したりしていました。
道具を見ると懐かしくて、自分でもキャンプ再開したいな~なんて思っていたので、「そうか、キャンピングカーなら対面シートもあって、車中泊で天候に左右されずにキャンプもできるんじゃない?」と思うようになって急速にキャンピングカーが欲しくなったのが2019年後半でした。
アルトピアーノを選んだ理由
キャンピングカーと言っても様々ですが、我が家はマンションで、敷地内の駐車場の出入り口にゲートがあり、最大高230cmなんです。
なので、大きなシェルを担いだような「キャブコン」は進入できませんし、ハイルーフも怪しいです。というのも、ゲート前がスロープなので、実質的には210cmあるかないか…だからなんです。
ただその当時は買い替えるつもりではなく、買い増しでCX-5と2台体制で行くつもりで、メインはCX-5で、キャンプやレジャーの時にキャンパー…と考えていました。
それに夫婦二人で使うことなども勘案して、主流のハイエースではなく、もう1クラス小さいタウンエースやNV200クラスのキャンパーを探し始めました。軽キャンも対象外ではなく、実際に見てよければ購入対象に考えていました。
で、WEB上でタウンエースやNV200クラスのキャンパーを調べて、価格や内装、オプション装備などを比較して候補を絞り込み始めていたころ、アルトピアーノがトヨタディーラーで買えることを知りました。
調べると戸塚の「トヨタカローラ(当時)」に実車があることがわかり、早速「見せてほしい」と電話を入れ、夫婦で見に行ったんです。
でもあったのは、展示車ではなく、併設された中古車センターに4台の在庫があって、青ツートンDXが1台、グリーンツートンのDXとGLが各1台、ツートン塗装のない真白なGLが1台でした。
中でも、真白いGLはほぼフル装備で、自分の希望的には「外部電源」だけがない状態で、ボディも内装も綺麗で、走行も2万キロ少々と走行も少なめの、かなり魅力的な1台でした。
実は、トヨタのあと、相模原や立川方面のキャンピングカービルダーさんにも行ってみようと思っていたのですが、その真白いアルトピアーノが魅力的で価格も300万円そこそこと高コスパ。さらに値引きやオプション品のサービス、用品プレゼントと、営業マンの怒涛の攻勢に負けた感じでした。
無理ですよね、欲しいところへ持ってきて、唯一足りない「外部電源」も中古車なのに無料で取り付けてくれるというし、遮光パネルや網戸もくれるし、さらに値引きだの、洗車無料だの…と好条件ぶら下げられたら食いついちゃいますよね^^;
まあ、アルトピアーノを購入したことを後悔したことはないですし、その後、アルトピアーノばかり乗るので、メインだったはずのCX-5を売却(2台体制は実質3か月間)して1台体制にしてしまっていますので、まあ誘惑に負けて良かったんじゃないかと思っています。
アルトピアーノは何がいいの?
端的に言ってしまうとコンパクトさですかね。
単に車体が小さいという意味だけでなく、夫婦で寝るのは可能ですが伸び伸びってほど広いわけではなく、とはいえ窮屈でもない絶妙な大きさは、実は道具・用具満載でソロキャンプに出掛けると、ちょっと手狭間が子供の頃の「秘密基地」感に通じるものがあるんですよね^^
決して広くない車内に何を常備するのか、何でもかんでも積めばどんどん手狭になるし、何も乗せていなければキャンプや車中泊を楽しめないし…ってことで、積んでおくものを吟味しているだけで楽しいんですよね。
もちろん、普段使いした時の取り回しの良さは特筆もので、アクアやMAZDA2よりも小さいボディは、駅周辺の細い道路でもスイスイ走れますし、キャンプ場のサイトへの狭いアプローチでもかなり気楽に走れる車体の小ささのメリットも大きいです。
あと、REVOシートも気に入っています。
クッションを並べ替えてベッドにする…という必要がなく、背もたれと座面を寝かせてスライドさせれば、200cm×130(一部110)cmのフルフラットなベッドになるので、ダイネット→ベッド→ダイネット→前向き乗車シートの変更が簡単なんです。
その他、こんな感じです。
- コンパクトな車体で取り回しが良い
- 夫婦orソロで使うのにピッタリサイズ
- マンション敷地内の駐車場に進入できる
- 必然的に普段使いもできる
- キャンプ場の細いアプローチも苦にしない
- 車内泊のキャンプなら天候や動物の脅威から身を守れそう
- 車内にいると子供の頃の秘密基地のようで妙に楽しい
- ドライブ・旅行先でダイネットで休憩してコーヒーが飲める
- 対面シートでテイクアウトをアツアツのうちに食べられる(デリバリーより〇)
- 程度が良く、フル装備で値段も高コスパのアルトピアーノがたまたまそこにいた
- 営業マンの猛烈プッシュに負けた(後で聞いたら決算月だった)サービスやプレゼント満載
- 奥さんの「これって何かの縁だよ」の一言が効いた(反対されると思ってたので)
アルトピアーノの悪いところ、足りないところはないの?
あります。山盛りあります^^;
(1)ディーラーが企画・製造・販売していること
あれ?それってメリットでしょ?
と思うかもしれません。自分も最初はメリットだと思って買いました。
でも、車検や点検をディーラーでできる、拠点が多いなどのメリットもあるのは確かですけれど、キャンピングカーとしてみた場合、ディーラーなので車体を改造するようなことはしてくれない点は物足りなく感じるようになりました。
例えば「断熱材」。床や壁面や天井などに断熱材を入れるのはキャンパーの常道ですが、アルトピアーノには断熱材は一切に入っていません。なので、冬のキャンプは車内は外気温と同じです(笑)。
スリーピングマットや寝袋、さらには電源を積んでいるので電気毛布などで対策は可能ですが、車内だから多少は暖かいだろう…はあり得ません^^;
ならFFヒーターを取り付けたい…と思っても、車体を改造することはやってくれないので、オプションにさえありません。
キャンパーとして使い込んでゆくとちょっと物足りたく感じる部分が出てきます。
(2)毎年車検
商用バンベースなので車検は一年ごとです。
これは必ずしもデメリットばかりではなく、税金などは割安に抑えられているのでトータルで普通車よりぐんと割高ということはありませんが、1年1度の車検ってけっこう面倒だし、車検費用を上手く節約できないとランニングコストも減らせないと思います。
ディーラーの車検は高いです^^;
(3)乗り心地や運転は商用車そのもの、しかも非力すぎる
荷物を積む前提の車なので、サブバッテリーなどを積んでいるとはいえ、空荷に近い状態ではごつごつとした突き上げがきますし、薄っぺらいシートでは吸収しきれません。ホールド性のないシートで長距離を運転すると身体がかなり疲れます。
馬力もトルクも優れているわけではないので、遅いですし、坂道を上るのは苦手です。軽ワゴンの方がよほど速いんじゃないかと思います。まあ速く走れたとしても怖いのでスピードは出せないですけどね。
※2021年のモデルチェンジでエンジンが換装されたので今のアルトピアーノは結構しっかり走ります。ウチのは旧型なので非力すぎて笑っちゃうほどです。
(4)燃費が悪い、燃料費が嵩む
アルトピアーノは1500ccなんですが、燃費はあまり芳しくありません。
元がクリーンディーゼルのCX-5だったので余計にそう感じるのかもしれませんが、燃費は良くて10~11kmぐらい、長距離でも12km行くか行かないか程度で、市街地だと7~8kmです。
満タン42Lで、最大でも400~420km程度しか走れません。
※これも新型タウンエースで改善されたようです。
とはいえ、これらのデメリットは「欲を言えば」の話しです。
コンパクトで取り回しが良く、細い道でもスイスイは知れて、車内は適度に狭くて快適…。そうしたメリットがはるかに上回りますけどね。
放送は数十秒だったけど貴重な体験ができました
まあここま詳しくは話していませんが、話の内容はこんな感じのことをお話ししました。
放送ではよく分からなかったところがある…という声も頂いたので、少し補足的に書いてみました。
放送で使われたのはわずか数十秒でした^^
それでも、「Enjoy Camper」というネームで出させていただいたおかげで、19日の放送直後から多くの方にご訪問頂いて、ブログ開設以来初めての「大入り満員」でした。テレビの影響力って凄いですね。
よく、番組で紹介されたグルメが「完売」や「売り切れ」になるのも実感でわかりました。
テレビ制作って大変なんだな~、凄いんだな~ってことを知れたので良かったと思いますし、何より、アルトピアーノや、アルピだけじゃないキャンピングカーのユーザーさんが増えて、ますますアウトドアやキャンプが盛り上がればいいなと思います。
今回はテレビのリモート取材初体験の顛末でした。
それでは今日はこの辺で。