『あなたが欲しいキャンピングカーについて教えてください』というアンケートを募集・集計しました。
キャンピングカーを既に保有している方、及び、車種を絞り込んでキャンピングカーの購入を検討中の方向けにアンケートを作成し、当ブログやクラウドソーシングなどで回答者さんを募集、得られた回答を集計しました。
集計時点の回答総数は127件で、既に保有している方の回答数が20件、残り107件が「購入検討中」の方の回答ですが、アンケートの主旨に添わない回答等の無効回答を除いた有効回答数「83」件です。
個人ブログでのアンケート募集なのであまり多くの回答を得られませんでしたが、どんなキャンピングカーを求めているのかは、調査結果からおぼろげながら見えるように思います。
では、どんな回答が得られたでしょうか。ご覧ください。
※本調査結果は、当ブログが独自に実施した「欲しいキャンピングカーを教えてください」アンケートを集計したものです(実施期間2022/6/26~継続中 途中集計2022/11/4)。
回答者の構成
最初に回答者の内訳を見てみましょう。
性別と年齢層
男性 | 女性 | 合計 | |
全体 | 73.9% | 26.0% | – |
20代 | 6.8% | 2.7% | 9.5% |
30代 | 21.9% | 11.0% | 32.9% |
40代 | 27.4% | 8.2% | 35.6% |
50代 | 16.4% | 4.1% | 20.5% |
60代 | 1.4% | 0% | 1.4% |
70代 | 0% | 0% | 0% |
その他 | – | – | 0.1% |
性別比は、男性73.9%、女性26.0%でした。
定年後の楽しみ的に年配者が多いのかと思っていましたが、意外に30~40代の購入検討者が多い結果になりました。男性は30代が最も多く、女性は20代が最多でした。
居住地域
北海道 | 11.0% |
東北地方 | 5.5% |
北関東 | 4.1% |
首都圏 | 26.0% |
北陸地方 | 0% |
中部地方 | 4.1% |
東海地方 | 9.6% |
近畿地方 | 20.5% |
中国地方 | 4.1% |
四国地方 | 4.1% |
九州沖縄地方 | 11.0% |
多かったのは首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)と近畿地方(大阪・京都・兵庫・滋賀・和歌山・奈良)で、それぞれ20%超でした。
その他の地域では、暖かい・寒い地方にはあまり関係なく広く分布している印象です。両端の北海道と九州沖縄が同率3位なのは面白いところです。
職業
過半数が「会社員」で、2番手の「自営業・自由業・フリーランス」を大きく引き離しています。
家族構成
特にキャンピングカー検討の比率が多い家族構成はないようでした。
購入を検討しているキャンピングカーの車種や仕様
実際に購入を検討しているキャンピングカーはどんな車種でどんな仕様なのでしょうか。欲しいキャンピングカーについて聞きました。
候補にしているキャンピングカー
こちらは、選択制ではなく自由に車種/ビルダーを書き込んでいただきました(表は台数順、同数の場合は順不同)。回答者が記入したキャンピングカーが以下です。
AtoZ(7) | アラモ(TC) | 1 |
アルファ(SC) | 3 | |
アレン(SC) | 3 | |
ホワイトハウス(6) | フリードプラス(5C) | 1 |
NVANコンポ(KV) | 3 | |
NBOX CAMPER NEO(K5C) | 2 | |
インディアナRV(5) | インディ727(KC) | 5 |
バンショップミカミ(5) | Dテントむし(SC) | 2 |
テントむし(KC) | 3 | |
トヨタモビリティ神奈川(5) | ハイエースキャンパー(MV) | 3 |
キャンパーアルトピアーノ(SV) | 2 | |
フィールドライフ(4) | バロッコ(KC) | 3 |
KONG(KV) | 1 | |
ケーワークス(3) | オーロラエクスクルーズ(MV) | 3 |
トイファクトリー(3) | HIACE SUPER LONG SPECIFICATIONS OF CAMPERVAN(MV) | 1 |
BADEN ALTAMODA(MV) | 1 | |
alcoba(MV) | 1 | |
アネックス(3) | リバティ52DB(TC) | 3 |
バンテック(2) | ルネッタ(KV) | 1 |
ジル520(TC) | 1 | |
RVトラスト(2) | TR-500 CL-H(MC) | 2 |
ビークル | ハウベル(MV) | 1 |
デルタリンク | ダーウィンQ3(MV) | 1 |
Stage21 | リゾートデュオ バンビーノ(SC) | 1 |
レクビィ | ヴォーノ(MV) | 1 |
キャンパー厚木 | パピィ480(TC) | 1 |
ローラーチーム | LIVINGSTONE K2(IF) | 1 |
ヨコハマモーター | レガードネオ(TC) | 1 |
MYSミスティック | ミニポップビー(CS) | 1 |
株式会社オーエムシー | narrow銀河(MV) | 1 |
リンエイ | バカンチェストランポ(MV) | 1 |
ナッツRV | ボーダーバンクス(BC) | 1 |
タコス | VERY(TC) | 1 |
キャンピングカーランド | イグアス タイプW(TC) | 1 |
ロータスRV | マンボウイヴ(SC) | 1 |
オートショップアズマ | エム・ホルーヴァ(SC | 1 |
RVランド | AVIVA 400PS Truma(TR) | 1 |
カトーモーター | フォーシーズンスポーツ(SC) | 1 |
MV…ミドルサイズ・バンコン SV…スモール・バンコン KV…軽バンコン 5C…5ナンバー・キャンパー
IF…インポート・フルコン CS…キャンパーシェル BC…バスコン TR…トレーラー
事前に繰り返し「市販されているキャンピングカー」であって、『ベース車ではない』ことをご説明しましたが、それでも相当数の「ハイエース」「アトレー」等ベース車を挙げる回答があり集計からは削除しているため、有効回答台数は「62台」となります。
最も多く検討車種に挙がっていたのは、ビルダー別では『AtoZ』7台、『ホワイトハウス』6台、続いて『インディアナRV』『バンショプミカミ』の5台でした。同じ5台の『トヨタモビリティ神奈川』はキャンピングカービルダーではなくトヨタ正規ディーラーです。
以降、『フィールドライフ』4台、『ケーワークス』『トイファクトリー』『アネックス』が各3台、『バンテック』『RVトラスト』が各2台、他は各1台ずつでした。
単一の車種としては『インディアナRV/インディ727(KC)』が5台で単独トップで、以下、
・『AtoZ/アルファ(SC)』
・『AtoZ/アレン(SC)』
・『ホワイトハウス/NVANコンポ(KV)』
・『バンショップミカミ/テントむし(KC)』
・『ケーワークス/オーロラエクスクルーズ(MV)』
・『フィールドライフ/バロッコ(KC)』
・『アネックス/リバティ52DB(TC)』
・『トヨタモビリティ神奈川/ハイエースキャンパー(MV)』
の8車種が各3台ずつで同率2位でした。
単一車種上位8車種計26台のうち、軽自動ベースが14台、小型商用キャブコン6台、ミドル(ハイエース)クラスのキャブコンが3台、トラックベースのキャブコンが3台の構成でした。
タイプ別に集計すると以下のようになります。
・TC:トラック・キャブコン(9台)(14.5%)
・MC:ミドルサイズ(ハイエース等)キャプコン(2台)(3.2%)
・SC:スモールサイズ(タウンエース等)キャブコン(12台)(19.4%)
・KC:軽キャブコン(11台)(17.7%)
➡キャブコン34台(54.8%)
・MV:ミドルクラス(ハイエース等)バンコン(14台)(22.6%)
・SV:スモールサイズ(タウンエース等)バンコン(2台)(3.2%)
・KV:軽バンコン(5台)(8.1%)
➡バンコン21台(33.9%)
・5C:5ナンバーキャンパー(3台)(4.8%)
・IF:輸入フルコン(1台)(1.6%)
・BC:バスコン(1台)(1.6%)
・CS:キャンピングシェル(1台)(1.6%)
・TR:トレーラー(1台)(1.6%)
➡キャブコン・バンコン以外 7台(11.3%)
ボディタイプとしては、バンコンよりもキャブコンが20%ほど多い結果ですが、ベース車も含めて絞り込んだ場合は「ハイエースクラスのバンコン」が1位でした。そして2番目に多いのは、タウンエースクラスのキャブコンでした。
またサイズで見ると、ハイエースクラスではキャブコンよりバンコンが多いですが、タウンエースクラスではキャブコンの方が多いのも特徴的で面白いです。
ハイエースクラスならバンコンでもいいが、タウンエースクラスのバンコンでは室内の広さが足りないということなのでしょうか。同じ傾向は軽キャンパーにも言えて、バンコンよりキャブコンの方が多い結果となりました。
(注)多く検討されているからと言ってキャンピングカーとして優れているといったことはありません。単純にこの調査では検討車種に挙がっている件数が多かったというだけのデータです。また、アンケート回答のほとんどは当ブログからではなく、Lancers/CrowdWorks等のクラウドソーシングで集めているので、アルトピアーノへの偏りが多いということはありません。
登録ナンバー
「8ナンバー」が最多で次に「4ナンバー」かと予想していましたが、「3・5・7ナンバー」が最多でした。
検討中の方の回答なので、8ナンバーや4ナンバーの優遇や低コストをまだ理解されていないのか、あるいはは理解した上で、あえて「3・5・7ナンバー」の選択なのかは不明です。
ボディカラー
キャンピングカーのほとんどが「白」なので妥当な結果です。
キャンパータイプ
キャブコン | バンコン | 合計 | |
軽自動車 | 14.5% | 19.7% | 34.2% |
小型商用 | 1.3% | 13.2% | 14.5% |
商用車 | 18.4% | 18.4% | 36.8% |
トラコン | 10.5% | – | 10.5% |
バスコン | 1.3% | – | 1.3% |
フルコン | 0% | – | 0% |
トレーラー | 0% | – | 0% |
軽自動車・商用車には意外に大きな差が付きませんでした。もっとハイエースベースのキャンパーの比率が高いのかと予想していましたが、軽自動車ベースとほぼ同等数でした。
また、ハイエースクラスでもバンコン比率が高いのかと予想しましたが、キャブコンと同率の結果でした。
単体では『軽バンコン』が最多、『ハイエースクラスのバンコン』『同キャブコン』が同率2位、以降『軽キャブコン』『小型商用車バンコン』と続きます。
具体的な検討車種には「フルコン」「トレーラー」が各「1台」入っていたのですが、こちらの説も電では「フルコン」「トレーラー」の回答は「0」でした。
国産・輸入車
ほぼ全員が国産車から選んでいました。
新車or中古車
キャンピングカーは高額な買い物なので、もっと中古車の比率が高いかと予想しましたが、約半数は「新車」から選ぶとしています。
ただ、「両方を検討」を合わせると「中古車から探す」人も半数となります。
キャンパー以外の所有車
1台持ち | キャンパーのみ所有 | 32.5% | ↓ |
入れ替えで購入 | 15.6% | 48.1% | |
2台持ち | 軽自動車 | 27.2% | ↓ |
セダン | 13.0% | ↓ | |
SUV | 6.5% | ↓ | |
2BOX | 5.2% | 51.9% |
『最初の1台としてキャンピングカーを購入』と『所有車と入替えでキャンピングカーを購入』(つまり1台所有)は48.1%、何らかの他車との2台持ちを想定している方は51.9%でした。
2台持ち想定では「軽自動車」がダントツですが、普段の足としての維持費・燃費を考えると頷けるものがあります。
使用燃料
駆動方式
乗車定員・就寝定員
乗車定員 | 就寝定員 | |
2名 | 20.3% | 39.5% |
4名 | 43.0% | 49.4% |
5名 | 13.9% | 6.2% |
6名以上 | 22.8% | 4.9% |
乗車定員も就寝定員も「4名」の希望が最多でしたが、反面、「2名乗れればいい」「2人寝られればいい」「6人以上乗りたい」という方も一定数いました。
キャンピングカーに装備したい機能・設備
購入を検討中のキャンピングカーに取り付けたいオプション装備や機能、納車後に追加購入したい設備・アイテムなどについて聞きました。
購入時に装備したい設備・機能
サブバッテリー | 55.1% |
就寝ベッド | 50.0% |
ACコンセント等 | 47.4% |
遮光スクリーン | 43.6% |
シンク(給排水) | 41.0% |
冷蔵庫 | 39.7% |
電源コントロールパネル | 38.5% |
ソーラパネル充電 | 37.2% |
LED照明 | 29.5% |
外部電源 | 28.2% |
換気設備 | 28.2% |
電子レンジ | 28.2% |
ラゲッジエアコン | 25.6% |
インバーター | 23.1% |
網戸 | 21.8% |
表はキャンピングカー購入時に装備したい設備の上位15件です。
第1位は『サブバッテリー』(55.1%)、以下『ベッド』『ACコンセント・USBなどの出力端子』『遮光スクリーン』『シンク(給排水)』と続いています。
ダイネットが僅か5.1%と予想外の少なさでしたが、これは「ダイネット」という表記が伝わらなかった可能性があります。「ソファ&テーブル」や「対面対座シート」などの表記が親切だったかもしれません。
キャンピングカー納車後に購入したい用品
就寝用具 | 44.9 |
食器・カトラリー | 37.2 |
ランタン・照明 | 33.3 |
調理器具 | 32.1 |
ポータブル電源 | 30.8 |
防災備蓄 | 28.2 |
電気ケトル | 24.4 |
電子レンジ | 23.1 |
扇風機 | 19.2 |
表はキャンピングカーの納車後に購入したいアイテム上位10件です。
車中泊など、車内で快適に過ごすための「寝る」「食べる」「寛ぐ」系のアイテムが上位にきています。続いて、快適度をアップする家電製品が続いています。
アンケート回答を得た時期からすると、煖房関連のアイテムがもう少し多いと予想していましたが、あまり大きな割合は占めませんでした。
キャンピングカーの使い道
ファミリー、2人、ソロ、日帰りなどすべてひっくるめて『キャンプ』や『車中泊』に使用したい方が大半でした。
意外に多かったのは『キャンピングカーで暮らしたい』で、YOUTUBEなどの影響からか、車内生活を希望する方が多いのは驚きました。同様にYOUTUBEの影響かと思われるのは『収入を得たい』5.1%です。
100人に聞いた理想のキャンピングカーとは
ここまでの集計の各項目の最大値を集めると『理想のキャンピングカーとキャンピングカーライフ』は以下のようになります。
3ナンバーの国産車ハイエース等のミドルクラスのバンコンの新車で、乗車定員4名・就寝定員4名、ボディカラー白の2WDガソリン車。
車載装備は、サブバッテリー・就寝ベッド・ACコンセント・車高スクリーン・給排水シンクを備え、納車後には、寝袋やマットなどの就寝アイテムや食器・カトラリー、調理器具、ランタンなどの照明、ポータブル電源を追加購入し、ソロ及び2名以上のファミリーキャンプに出かけたい。
キャンピングカーのアンケート まとめ
今回は『100人に聞きました』ということで、キャンピングカーの購入を検討している方に、どんなキャンピングカーが欲しいと思っているのかを伺いました。
各項目の最大投票数を集めた項目を集めて「理想」を文章化すると、まあまあ「なるほど」と思えるキャンピングカーとキャンピングカーライフの姿が浮かびあがってくるから不思議です。
1点失敗したと感じるのは「購入予算」の設問を入れ忘れました。またローン回数などの想定も聞かせて頂きたかったと後から気づきました。
アンケートはまだ終了していませんので、回答して頂ける方は以下のリンクから回答をお願いいたします。Googleアカウントでのログインが必要です。同一アカウントでの回答は1回限りです。
なおログインしたアカウントとアンケートは紐づきません(回答者のアカウントはコチラにはわかりません)。
よろしければご回答お願いいたします。
–>本アンケートの調査結果や画像等の著作権はすべて当ブログに帰属します。調査データを利用して頂くことは可能ですが、必ず当ブログからの『出典』であることを明記し、本記事にリンクてください。よろしくお願いいたします。
今回は、アンケートの途中集計結果を記事化してみました。
それでは今日はこの辺で。