【再改訂版】車中泊にお勧めの1000W以下の小型車載電子レンジ~小さければOK?フラットテーブル?

車載電子レンジとポータブル電源快適化・改造・カスタム
この記事は約27分で読めます。
Sponsered Link

Sponsered Link

※2021/09/17 本文内容を改訂しました。
※2021/12/03 本文内容を改訂、消費電力1000W以下、価格2万円以内を条件に加えました。これに伴い1000W以下の2モデルを追加、1000W超の3製品を削除しました。

今回は電子レンジについて考えます。

と言っても自宅のキッチンで使用するのではなく、車内スペースにあまり余裕のない小型キャンピングカーやバンコンに、いかに低コストで電子レンジと電源を装備するか…の考察です。

シェル架装した大型のキャンピングカーの多くは最初から電子レンジが装備されていたり、設置する場所が確保されていることが多いですが、我が家のアルトピアーノをはじめとする小型キャンパーやバンコンは電子レンジに限らず何を装備するにもスペースとの闘いになります。

我が家のアルトピアーノは電子レンジを設置してからすでに1年以上になるのですが、小型キャンパーで使う電子レンジはどんなタイプの製品が向いているのか、また、実際に使ってみたから分かることなどを書いてみようと思います。

アルトピアーノはこうしたタイプのキャンパーの中でも特にモノが置けない部類ですが、小型キャンパーを買う予定・すでに買った方で、電子レンジを積みたい方の参考になればと思います。

Sponsered Link
Sponsered Link

そもそも小型キャンパーに電子レンジって必要なのか

もちろん、人によってキャンパーを購入する理由や目的が違うので一概には言えないと思いますが、キャンパーやバンコンの使われ方を勘案すると、電子レンジはあった方が何かと便利…という装備ではないかと思います。

筆者の場合、アルトピアーノを購入する目的がダイネットでした。

実は、今は車中泊にもキャンプにも活用していますが、キャンピングカー購入を考え始めた当初は車中泊やキャンプより、どちらかと言えば車内で休憩や食事がしたいといった目的が主でした。

お弁当やテイクアウトランチ、お茶やコーヒーなどの飲食や、ドライブ途中の休憩時間を対面で夫婦でのんびり過ごしたい…という辺りで、ダイネットのあるクルマの購入の検討を始めたきっかけでした。

そういう観点でクルマを選ぶと必然的に、「食品を温めることができる」「お湯を沸かすことができる」ことが重要になりますが、それを実現する装備が「電子レンジ」であり、「湯沸かしポット」等であったわけですが、そうなると当然、それらの家電を利用するための「電源」についても考える必要に迫られて現在に至るというわけです。

アルトピアーノには、サブバッテリーにオプションの1500Wインバーターと、外部電源(AC100V)を装備していますので、特にポータブル電源は必須ではないように思いますが、車内で電気を使うのは家電ばかりではないので、サブバッテリーの負担軽減のためにもポータブル電源購入は必須だと考えました。

※電子レンジでレアステーキが焼けたり、ホットサンドやお好み焼きだって作れます
参考記事 ➡ 車載電子レンジでステーキがレアに焼ける!しかも油飛びで車内が汚れない
参考記事 ➡ 電子レンジ+レンジクックで焼くこんがりふわふわトロトロお好み焼きレシピ
参考記事 ➡ 車載電子レンジ+レンジクックで「包み焼き風」アツアツとろとろホットサンド

車内のどこに電子レンジを置くのか…を決めないうちに買ってはダメ

前述のように大型のキャブコン、トラコンであれば電子レンジの置き場所の候補は2~3か所余裕で見つかる(持ったことがないのでイメージでしかないですが)のかもしれませんが、アルトピアーノクラスになると、1カ所見つかるかどうか…です。

上記の写真は、我が家のアルトピアーノのベッド下のスペースの「高さ」を実寸したものです。

アルトピアーノはフレームが組んであり、普段はダイネット仕様でテーブルが設置されている場所に、就寝時にはボードをはめ込んでベッド展開する仕組みです。

最終的には、このテーブルの下(テーブルの足が1本なので十分置けるスペースがある)に電子レンジを置くことにしたので、就寝時にベッドボードが浮かずにフラットなベッドであるためには、電子レンジを「高さ」は最大290mm程度まで…ということになります。

もちろん、他の場所に設置することも検討しました。

コーナーテーブルの上に載せておけないか、リアシートの上に置いておくだけではダメか…等々。

しかし、場合によっては急ブレーキもやむを得ない状況もあり得ますので、走行時にも安定して設置場所から容易に動かないことが重要…と考えると、床に直置きが一番安定すると考え、この場所に設置することに決めました。

さらに、車内では素足になれるように足元に「ラグ」を敷いていますが、この上に載せてしまうことでより安定して動きにくくなるのは偶然でした。

結果…

  1. 走行中でも動かず安定している
  2. 就寝時にも電子レンジを移動させることなくベッド展開できる
  3. サブバッテリーの直下なので電源が取りやすい
  4. テーブルの下なので飲食時に使いやすい
  5. テーブル設置時には電子レンジ上にスペースがあるので、飲料水やコーヒー等をストックできる
  6. 横開きの扉のヒンジ側に若干のスペースができた(写真の左端の白い袋を置いている部分)

というメリットが生じました。

(6)は、縦開きのタイプだと消滅してしまうスペースです。狭い小型バンコンではこんな小さなスペースでも重要です。

一方…、

  • 手前側に扉を開くスペースがあるが若干狭く扉を「全開」できない(途中まで開く)
  • 上から見下ろして使うので、操作系が見にくい(最近は慣れてブラインドタッチで操作)

といったデメリットもありますが、それをクリアしてなおかつ現状と同等か、より快適に安全に設置できる場所は他にはない…ということで、電子レンジの置き場所はここに固定的になっています。

内心は車内を改造(大工仕事)して、電子レンジを置ける棚など作れないかな…などと思う部分もありますが、元来の面倒くさがりなので余程の事がない限りこの場所に置いておくんじゃないか思います。

【参考】

現在は床置きをやめ、棚上に設置しています。走行中の落下を防止するためベルトで固定しています。床に置いていた際には操作しにくくタイマー合わせに身を屈める必要がありましたが、棚上に移動してからは使い勝手が大幅に向上しました。棚とレンジの間には100均の滑り止めシートを敷いていますが、この方法で走行中の落下はもちろん、ズレもまったくありません。

車載電子レンジを棚上へ移動~走行中の落下を防ぐ固定方法とは

車載電子レンジは小さければ小さいほど良い…というわけではない

1点注意したいのが「小さすぎない事」です。

車載電子レンジなんだから小さければ小さいほどいいでしょ?

と思うかもしれませんが、外寸が小さいということは庫内も小さいということなんで、大柄な弁当や複数個まとめての温めなどではある程度の庫内サイズがないと不自由することになります。これは実際に車載電子レンジを使っている者の実感です。

自分も最初は「超小型電子レンジ」って意識でいたのですが、まずターンテーブル式だと弁当の角が引っかかって回らない事に思い当たり、ということは…、庫内サイズもある程度の大きさが必要なんだと気付きました。

例えば、車載電子レンジと言えば「WAVE BOX」ですが、庫内サイズは235x170x142mmしかありませんので、かなり使途が限定されてしまうと思うんですよね。

外寸的には390x260x290mmなので「設置」を考えれば非常に小さくていいんですが、実用性で考えると、自分的にはもう少し庫内サイズ(特に奥行き)が欲しいかな…という感じです(外観オサレなのもポイント高いですけどね^^;)。

実際に車内電子レンジを使ってみると、意外にデカいものって多いので、「設置」することだけに気を取られると実用性に欠けてしまうケースもあるかと思います。

サイズ以外にも購入機種を選ぶ基準がある

置く場所を決めて、そこに収まる製品を見つけるのが先決ですが、実はサイズ以外にも、数ある電子レンジの中から1機種を決めるのは、いくつか条件があります。

ターンテーブル式かフラットテーブル式か

最近はフラットテーブル式の電子レンジも機種が増えてきました。

ターンテーブル式はテーブルが回転することで食品全体を万遍なく温める仕組みですが、例えばコンビニ弁当で考えるとわかりやすいですが、横方向の大きさがギリギリ入るようなお弁当は、対角線の長さの方が長いので、回転することができません。

つまりターンテーブル式は、万遍なく全体を温めるためには、横方向の長さが温めるものの対角線の長さが必要になります。つまり車載電子レンジはできるだけ小さくしたいのに、ターンテーブル式では温める食品の対角線の大きさが必要となり、かえって大きなサイズになってしまうわけです。

一方、回転しないフラットテーブル式は食品が庫内に入ってしまえば全体を万遍なく温めることができます(中でプロペラが回って拡散しているようです)。

言い換えれば、フラット式は回転式よりも小さなサイズでも、大きな食品を温めることができる、つまり、スペース効率に優れているということになるわけで、車内スペースが限られているバンコン車内ではフラットテーブル式がお勧め…ということになります。

消費電力の小さい電子レンジを選ぶ~定格消費電力と定格出力の関係

車内で電子レンジを動かすためには、電子レンジの定格消費電力を賄える電源が必要で、それを表す数値が定格出力です。

また、家電製品によっては動き始めに大きな電力(起動電力)を必要とする製品があるため、

  • 定格出力は消費電力より若干大きめが望ましい。
  • 最大瞬間出力(サージ出力)は定格出力の2倍程度が望ましい。

とされていますが、電源側の出力を大きく取るためにはそれなりのコストがかかります。

アルトピアーノの「500W疑似正弦波」の標準サブバッテリーを、「1500W正弦波インバーター」に換装するコストは17万円ほどですし、1500W出力クラスのポータブル電源も、やはり15万円ほどの価格となります。

そのため、電子レンジの消費電力をできるだけ小さい製品を選ぶことで、電源側にかかるコストも抑えることができる…という図式が成り立ちます。

【定格高周波出力と定格消費電力は違う】

よく勘違いされやすいので一応「注釈」をつけておくと、電子レンジの温め能力で「500W」とか「800W」とかを切り替えて使用できますが、この「500W」「や「800W」は消費電力ではありませんので、電子レンジ選びの際に要注意です。

これらの温め時の「500W」「600W」「800W」「1000W」といった出力は、「定格高周波出力」といって、電子レンジが庫内の食品を温めるために使用するエネルギーの大きさです。

しかし電子レンジで食品を温める際には、マイクロウエーブを照射するだけではなく、他の機能も一緒に動作しています。

例えばターンテーブルやプロペラ(フラット式の場合)が回っていたり、庫内照明が点灯し、残り時間や出力を表示する液晶が点灯していたり、中には水蒸気を噴霧する機種もあり、様々な機能が電気を使っていますので、それらをトータルした消費電力は、電子レンジの出力の「W数」とは一致しないのです。

さらに電気の変換ロスまで考えると、消費電力は温め出力のW数よりかなり大きな数値になると考えられるため、電子レンジ購入時に出力のワット数の大きい方の数値が、電源側の定格出力より小さいから大丈夫…と考えて製品を購入した場合、実際には動作させられないケースもあり得るわけです。

例えば、800Wと1000Wで温められる電子レンジがあったとして、大きい方の出力が1000Wで、サブバッテリーが1200Wだから大丈夫と考えてその製品を購入して使ってみたが動かない、取説をよく見たら、定格消費電力は1300Wだった…という感じです。

電子レンジを選ぶ際には、必ず「定格消費電力」を確認し、その数値が使用する電源の「定格出力」内であることが必須です。さらに、定格出力の方が大きさに余裕があれば安定して動作させることができます。

ちなみに筆者のアルトピアーノの場合、電子レンジの定格消費電力は1050W(60Hz)で、車載サブバッテリーの定格出力が1500W、ポータブル電源「EFDELTA」の定格出力は1600Wなので、余裕で電子レンジを使用できます。

※今回(2021/12/03)の改訂により、消費電力1000W以下の条件を新たに加え、従来紹介機種に加えていた、1000W超の機種は削除しました。

50Hz/60Hzを選ばないヘルツフリー

家庭用ACコンセントから供給される電気は、関東と関西では周波数が異なることは皆さんご存じだと思います。

最近では、50Hz/60Hzいずれでも正常に動作する「ヘルツフリー」の製品が増えていますし、バッテリー側でもいずれの周波数の製品でも使用できるようになってきていますが、中には、50Hz専用、60Hz専用という家電もあるので、購入時には必ずチェックしておけば安心して利用できます。

また、ポータブル電源側で「50Hz/60Hz」を切り替えられるので、それを使用すれば、温めに要する時間は少し長めになりますが、小さい方の消費電力で駆動することができ、これもまた電源側の定格出力を小さくできる要因になります。

したがって、他の条件が合致していても「60Hz専用」の製品は選んでいません。

扉は縦開きが便利?横開きが使いやすい?

電子レンジの扉は上から手前下へ開く「縦開き」と、左右方向へ開く「横開き」があります。

感覚的には廉価製品は横開き、高級機種は縦開きのイメージですが、それは高級機がオーブン機能を持っているから…ということも影響しているのかもしれません。

また、電子レンジを置く場所によっても、縦開き・横開きが使いやすい、使いにくいがあるかもしれません。高い場所に置いてあるレンジが縦開きで手前に開いたら、庫内が全く見えない…なんてこともあり得そうです。

車載電子レンジの場合は、使用する人の好みや、車内での置き場所でいずれでも選べばよいと思います。

ちなみに我が家のアルトピアーノに積んでいるレンジは右から左に開く横開きです。スペース的に全開にはならないのですが、横開きの方が使いやすいと思います。たぶん。

単機能?オーブン機能付き?

ただマイクロウエーブで温める機能しかない「単機能レンジ」と、オーブン機能などが付いた「多機能レンジ」があります。また、水蒸気を噴霧できる機能があるモデルもあります。

筆者的には単機能でよいのでは?と思っています。

自分的には車内でオーブンは怖いです。スペースが足りませんので、レンジ上にもストックを置いていますし、シートやクロスなど可燃物が周囲にいろいろあるので、車内での火気の使用は厳密に自主規制していることもあり、オーブン機能は「なし」をチョイスです。

また、電源のことを考えてもオーブン利用はお勧めできません。

電子レンジとしての使用は消費電力は大きいですが使用時間は1回あたり数分ですので、電源の容量を大きく消費することはないですが、オーブンは使用時間が長いため電源容量を大きく消費しますので、車載電子レンジは電子レンジ単機能がお勧めです。

単機能であれば、製品自体の価格も割安で低コストで導入できるメリットもあります。

お勧めの車載向け電子レンジ(2万円未満)

上記の電子レンジ選ぶの条件を満たす実売価格2万円未満クラスの電子レンジを探しました。

価格以外の条件は以下です。

  • フラットテーブルである
  • ヘルツフリーである(50Hzで使用可能な機種)
  • 定格消費電力ができるだけ小さいこと
  • 横開き・縦開きは問わない
  • マイクロウエーブによる温めの「単一機能」である

山善 YRL-F180

我が家で購入したのは、激安家電で有名(?)な「山善」の「YRL-F180」という製品でボディカラーは「白」です。

  • 本体サイズ:幅457×奥行347×高さ272mm
  • 電源:AC100V (50Hz/60Hz)
  • 消費電力:800W(50Hz)/1050W(60Hz)
  • 高周波出力:500W(50Hz)/600W(60Hz)、200W
  • 庫内寸法:幅320×奥行330×高さ185mm
  • 庫内容量:18L
  • 本体重量(kg):13.5kg
  • 電源コードの長さ:1.4m
  • ヘルツフリー、フラットテーブル、横開き、単一機能

筆者が使用中の製品です。

消費電力が800W(50Hz時)と小さいことが購入の際の最大の理由です。

また、庫内寸法で、横幅が320mm、奥行きが330mmと大抵のコンビニ弁当は入るので特に容量不足で困ったことはありません。

加熱時間の設定にちょっと特徴があって、ボタン式で選ぶ方法ではなく、ダイアル式のつまみを右に回すことで加熱時間を設定し、設定つまみが止まって少しすると自動的に加熱が始まりますが、時間設定と加熱スタートがワンアクションなので、慣れてくると逆に使いやすいと感じるようになりました。

すでに購入から1年以上、ずっと車載のまま使っていますが、過不足ない性能と大きめの庫内、壊れても買換えしやすい安価な価格など、このレンジを選んで何ら問題を感じていません。

コイズミ KRD-1860

こちらも激安家電メーカー「コイズミ」のヘルツフリー、フラットテーブル式の電子レンジです。

  • 本体サイズ:幅457×奥行347×高さ272mm
  • 電源:AC100V (50Hz/60Hz)
  • 消費電力:800W(50Hz)/1050W(60Hz)
  • 高周波出力:500W(50Hz)/600W(60Hz)、200W相当
  • 庫内寸法:幅320×奥行330×高さ185mm
  • 庫内容量:18L
  • 本体重量(kg):13.5kg
  • 電源コードの長さ:-
  • ヘルツフリー、フラットテーブル、横開き、単一機能

こちらもサイズ的にコンパクトで、消費電力が山善と同等、つまり電源側にあまり大きな定格出力を求めない…ということがメリットになります。

サイズ的に、山善YRL-F180と同等でまるで兄弟機のようです。確認したわけではありませんがどちらかがOEMかもしれませんね。ただしお値段は山善より若干割高です。

TWINBIRD DR-D278B

前面がミラーガラスになっていて、全体的に黒の落ち着いたトーンでなんかカッコいい電子レンジです。

  • 本体サイズ:幅460×奥行385(ハンドル35mm)×高さ275mm
  • 電源:AC100V (50Hz/60Hz)
  • 消費電力:900W(50Hz)/1200W(60Hz)
  • 高周波出力:600W
  • 庫内寸法:幅320×奥行330×高さ185mm
  • 庫内容量:20L
  • 本体重量(kg):13.5kg
  • 電源コードの長さ:1.5m
  • ヘルツフリー、フラットテーブル、横開き、単一機能

見た目のシックさがいいですね。他の電子レンジより少し大きめの20Lですが、出力は600Wのみで、弱や解凍機能はありません。

COMFEE’ ・アイリスオオヤマよりは外形寸法は小さいですが、庫内サイズは上回っています。小さく置けて広く使えるってことですね(ほんのわずかですが)。

外観もミラーガラスを採用していてシックでおされです。

Toffy K-DR1

レトロ可愛いToffy(トフィー)の電子レンジです。

  • 本体サイズ:幅451×奥行344×高さ283mm
  • 電源:AC100V (50Hz/60Hz)
  • 消費電力:950W(50Hz)/1100W(60Hz)
  • 高周波出力:550W/650W、500W、300W、200W
  • 庫内寸法:幅303×奥行320×高さ202mm
  • 庫内容量:17L
  • 本体重量(kg):12.0kg
  • 電源コードの長さ:0.85m
  • ヘルツフリー、フラットテーブル、横開き、単一機能

可愛い見た目ながら、庫内サイズもしっかりありますし、出力選択も豊富です。キャンパーの中に設置したらインテリア的に良いかもしれませんね。

お値段は他機種と比べると少々お高めです。コードが85cmしかついていません。

山善 YRV-F230(new)

こちらも山善の電子レンジで、少しサイズの大きい23Lタイプです。

  • 本体サイズ:幅366×奥行496×高さ303mm
  • 電源:AC100V (50Hz/60Hz)
  • 消費電力:950W(50Hz)/1250W(60Hz)
  • 高周波出力:500W(50Hz)/650/500W(60Hz) 200W/解凍/半解凍
  • 庫内寸法:幅306×奥行347×高さ204mm
  • 庫内容量:23L
  • 本体重量(kg):12.8kg
  • 電源コードの長さ:-
  • ヘルツフリー、フラットテーブル、横開き、単一機能

同じ山善の「YRL-F180」より一回り大きめのフラットテーブル、ヘルツフリーの単機能電子レンジです。

容量は「YRL-F180」 より5L大きいのですが、庫内の間口は「YRL-F180」の方が大きいです。

ボディカラーは「黒」「白」が選べます。

以前は4000~5000円ほどの価格差がありましたが、Amazonで「YRL-F180」が値上がりしていて価格差がなくなっていますので、こちらの選択も「あり」ですが、消費電力が950W(50Hz)と1000Wぎりぎりなので、電源によっては動作しないケースもあるので電源の出力は余裕を持った方がよいでしょう。

COMFEE’ CFM-BX181

COMFEE’(コンフィー)の電子レンジ「CFM-BX181」は、搭載した「絶対湿度センサー」によって食品から発生する蒸気量を検知し、最適な時間での加熱を可能にしているのだそうです。

  • 本体サイズ:幅458×奥行354×高さ286mm
  • 電源:AC100V (50Hz/60Hz)
  • 消費電力:950W(50Hz)/1300W(60Hz)
  • 高周波出力:50Hz:強/500W、解凍/200W、60Hz:強/650W、弱/500W、解凍/200W
  • 庫内寸法:幅315×奥行318×高さ180mm
  • 庫内容量:17L
  • 本体重量(kg):12kg
  • ヘルツフリー、フラットテーブル、縦開き、単一機能

西日本の60Hzでは、強・弱・解凍の3種類の温めが可能ですが、東日本50Hzでは「強」がなく、「弱」の500Wと解凍200Wのみとなるのは初めてのパターンですが、ポータブル電源で50Hz/60Hz切り替えが可能であれば問題ないと思います。

「絶対湿度センサー」 も初耳ですのでどんな機能なのか、興味津々です。

アイリスオーヤマ IMB-FV1801

こちらも激安家電で有名なアイリスオーヤマ製の、ヘルツフリー、フラットテーブル式の単機能電子レンジです。

  • 本体サイズ:幅458×奥行354×高さ286mm
  • 電源:AC100V (50Hz/60Hz)
  • 消費電力:950W(50Hz)/1300W(60Hz)
  • 高周波出力:600W、500W、120W
  • 庫内寸法:幅295×奥行318×高さ180mm
  • 庫内容量:18L
  • 本体重量(kg):12.3kg
  • 電源コードの長さ:1.5m
  • ヘルツフリー、フラットテーブル、縦開き、単一機能

消費電力は上記2機種より少し大きくなりますが、50Hzで駆動すれば消費電力950Wとなります。

庫内の間口が300mmを切っているのが少し気になります。山善・コイズミは320mmあります。約25mm、高さ5mmの小ささが使い勝手に影響しないといいのですが…。

シャープ RE-TF1(new)

シャープ製の18L単機能電子レンジで、ヘルツフリー、フラットテーブル式の製品です。

  • 本体サイズ:幅460×奥行355×高さ285mm
  • 電源:AC100V (50Hz/60Hz)
  • 消費電力:950W(50Hz)/1300W(60Hz)
  • 高周波出力:500W(50Hz/60Hz)
  • 庫内寸法:幅295×奥行315×高さ180mm
  • 庫内容量:18L
  • 本体重量(kg):12.0kg
  • 電源コードの長さ:-
  • ヘルツフリー、フラットテーブル、縦開き、単一機能

※ 500W出力での加熱は15分間

こちらも庫内サイズが小さめですね。

高周波出力が500Wのわりに消費電力が950Wと大きめで、電源を選びそうです。

特にこれといってアピールポイントはない、ごくオーソドックスな電子レジと言えますが、名の通ったメーカーの製品が希望であれば「SHARP」製は安心して選べるのかもしれません。

車載電子レンジを使うには電源を考える必要がある

車内に電子レンジがあれば便利だし快適なのは確かですが、車内で電子レンジを使用するには、それなりの「電源」を用意する必要があります。

もし、自分のクルマに1500W程度のインバーターを積んだサブバッテリーを装備しているなら、それを使えば上記の電子レンジは問題なく動くはずです。

ポータブル電源の選び方~電子レンジの消費電力と起動電力に注意

サブバッテリーがない、あるいは別途ポータブル電源を購入する…という場合に、何を基準に選べばよいのでしょうか。

ポータブル電源を選ぶ際に注目すべき数値は3つです。

(1)電子レンジの定格消費電力
(2)ポターブル電源の定格出力
(3)ポータブル電源の瞬間最大出力(サージ出力)

消費電力と定格出力の関係

電子レンジの定格消費電力とは、電子レンジを使用した際に必要な(というか消費する)電力量を指し、上記で紹介した車載向けの電子レンジの多くは、1000W~1200Wクラスと、1300Wクラスの2通りです。

ポータブル電源の定格出力が電子レンジの消費電力を下回っていると動かないため、必ず、電子レンジの定格出力が電子レンジの消費電力を上回っていることが必要です。

そうすると、上記で紹介している消費電力の小さい方は定格出力1200W程度のポータブル電源で、1300Wクラスだと、定格出力1500W以上のポータブル電源が必要ということになります。

瞬間最大出力(サージ出力)は大きな起動電力に耐える

瞬間最大出力(サージ)は、突発的な大出力にどの程度まで耐えられるかを表した数値です。

ものによっては、使い初めに大きな電力を必要とする「起動電力」が通常の消費電力より大きい家電があり、電子レンジはだいたい2倍程度の起動電力が必要と言われています(消費電力1000Wなら2000Wの起動電力が必要ということです)。

ポータブル電源の「最大瞬間」とか「サージ」とか記載されている数値が、電子レンジの消費電力の2倍より小さい場合には、動き出しで動かない場合があるので、消費電力1000Wの電子レンジを使うには、瞬間最大電力2000W以上の、消費電力1300Wの電子レンジではサージ2600W以上のポータブル電源が必要ということになります。

【起動電力とは】

起動電力とは、文字通り家電の使い初めに発生する大きな電力のことで、ポータブル電源は「瞬間最大出力(サージ)」以内の過大な出力に耐えられるように作られています。

パソコンやテレビ、電気毛布、IHヒーターなどは起動電量はありませんが、電子レンジは約2倍程度、冷蔵庫やエアコンなどでは4倍もの起動電力が必要です。

家庭で防災用に用意するポータブル電源は、停電時にどの家電に使用するかによって、充電容量だけでなく、起動電力にも耐えられないと動かすことができないので要注意です。



「あれ?『充電容量』は気にしなくていいの?」

と思うかもしれませんが、この場合はあまり気にしなくて大丈夫です。

そもそも、定格出力が1200W程度のポータブル電源であれば、容量は最低でも700~800Wh程度あるはずなので、電子レンジを使うだけなら容量はあまり重視しなくて大丈夫です。

ちなみに「Wh(ワットアワー)」は、1ワットの仕事率で1時間ぶんの仕事量を表すので、例えば、消費電力1000Wの電子レンジでコンビニ弁当を3分間「チン」したとすると、その際に消費される電気は、消費電力1000W÷60分×3分で50Wに過ぎません

700Whの容量のポータブル電源で、上記3分のレンチンを繰り返すと、100Vへの変換ロス(※)20%を見込んでも、700Wh×0.8÷50W=11回もレンチンできます。

もちろん他の機器も併用する場合には容量は多い方が安心ですがレンチンに限れば、レンチン1回ごとの消費電力はあまり大きなものではありません(ポータブル電源は、短時間に大きな電力を使うよりも、少ない消費電力でも長時間継続利用する利用方法の方が容量を食いやすい傾向があります)。

【変換ロスについて】

ポータブル電源は3.7Vの直流で蓄えられているため、AC100Vで使用するためにはインバーターで変換を行わなければなりませんが、その際に約20%が失われてしまいます。
これを「変換ロス」といいます。

「変換ロス」については、以下の記事で詳しく解説していますのでよろしければご覧ください。

EcoFlow【RIVER MAX】X-Boost機能が有能!



以上から、車内で電子レンジを使うためには、

  • できるだけ消費電力の小さい電子レンジを選ぶこと(できれば1000W前後)
  • 電子レンジの消費電力を超える「定格出力」を持つポータブル電源を選ぶこと
  • 電子レンジの消費電力の2倍の「瞬間最大出力」を持つポータブル電源をえらぶこと

この3点が重要な「視点」ということになります。

具体的なお勧めポータブル電源は

上記の中で、消費電力が最も小さいのは山善「YRL-F180」とコイズミ「KRD-1860」の800W(50Hz)で、TWINBIRD「DR-D278B」も900W(50Hz)の3モデルであれば、1000Wの定格出力の電源で問題なく動作するはずです。

他のCOMFEE’ 、Toffy、アイリスオオヤマ、シャープの製品は950W(50Hz)なので、定格1000Wの電源でも動くはずですが、突入電力や起動電力が大きく出た場合にエラーで動作できない可能性もあります。

消費電力950Wの電子レンジには、瞬間最大出力が2000W程度ある電源だと安心かもしれません。


「あれ?50Hzの消費電力なら大丈夫だけど、60Hzの消費電力だと足りないのでは?」
「必ず50Hzで動作するとは限らないから動かないケースもあるのでは?」

と思うかもしれませんが、その点は大丈夫です。

実は、ポータブル電源には「50Hz/60Hz」の切り替え機能がある(※)ので、50Hzを指定して使用することができるため、電子レンジ側では50Hzの小さい方の消費電力で見ておけば大丈夫です。

※ ecoflow社のポータブル電源の場合、現行モデルには全て50Hz/60Hz切換えの機能があることをメーカーに確認済みです。

ecoflow社のポータブル電源には【x-Boost】という魔法のような機能が備わっている

定格出力1000Wでも、1500Wでも、ポータブル電源は高価でまあまあ手を出しにくい価格です。

筆者が「キヨミズからダイブ」的な気持ちで購入した「EFDELTA」は当時16万円超でした(現在は税込14万円弱に値下がりしています)。

「15万円超なんてポータブル電源にそんなに出せないよ」
「10万円以内で電子レンジが使えるポータブル電源ってないの?」

ってことになりますが、あります。

ecoflow社の「RIVER」シリーズです。

このRIVERには、画期的な機能が搭載されています。

「x-Boost」機能といいます。

「x-Boost」は、本来の家電の消費電力を下げても動作させられる機能(仕組みは詳しくは知らないですが^^;)で、RIVERシリーズの定格出力は本来600Wですが、x-Boost機能で最大1200Wの消費電力までの家電を600Wで動かすことができるんです。

電子レンジでこの機能を使うと、1000Wの消費電力の電子レンジでも、定格出力600WのRIVERで動かすことができるということなんです。

ただし、600Wで動かしているので温めには通常より時間がかかってしまいますが、普通は、定格出力を超える消費電力の家電は動かすことさえできませんので、多少多めに時間がかかっても動かせて、温められるのは大きなメリットと言えます。

しかも、元々定格出力600Wのポータブル電源なので、容量に応じた価格である点も嬉しいポイントです(RIVERシリーズはすべて10万円未満)。

例えば、最小容量のRIVERは288Wh、RIVER MAXは576Wh、RIVER PROは720Whと容量が多くなれば価格は上がりますが、「定格出力600W+X-Boostで1200Wまで駆動可」の特徴は共通です。

つまり、3万円台のRIVERでも、6万円台のRIVER MAXでも1200Wまでの消費電力の電子レンジを動かせる…という訳です。

実際に試したところ、定格出力600Wの「RIVER MAX」で、「800W(50Hz)/1050W(60Hz)」の山善の電子レンジは駆動できました(60Hzでも動作しました)。

「RIVER」シリーズには、充電容量の違いによって4種類の機種が発売されています。また、2021年発売のDELTAシリーズにも「X-Boost機能」が搭載されています。

  • RIVER … シリーズ最小モデルで容量は288Wh
  • RIVER MAX … RIVER+エクストラバッテリーで容量は288×2=576Wh
  • RIVER PRO … サイズは「MAX」同等ですが、容量を720Whに拡大
  • RIVER PRO+エクストラバッテリー … 合計1440Wh
  • DELTA mini … 容量882wh、定格出力1400W/サージ2100W、X-Boost時1800W
  • DELTA MAX … 容量1612Wh、定格出力2000W/サージ4200W、X-Boost時2400W

※RIVERシリーズの中核モデル「RIVER MAX」の実機レポート
X-Boost機能が有能!実機をキャンプ場に持ち込んで最終レビュー

created by Rinker
Yahooショッピングにて22%OFFクーポンあり(1/25まで)
created by Rinker
EcoFlow公式サイトにて23%OFF+ ポイント2倍+新規会員ポイント2000P

※最新DELTAシリーズ「DELTA mini」の実機レビュー
【DELTA mini】EcoFlow社の最新ポータブル電源を実機レビュー

ecoflow社に限らず他社製品も比べたい場合にはこちら
おすすめポータブル電源考察~5社24機種のバッテリーを比較

created by Rinker
EcoFlow公式サイトにて20%OFF+ ポイント2倍+新規会員ポイント2000P
EcoFlow DELTA MAX 1600 容量1612Wh/出力2000W X-Boost機能
created by Rinker
EcoFlow公式サイトにて20%OFF+ ポイント2倍+新規会員ポイント2000P

EcoFlowがクリスマスセールを開催~人気のポータブル電源を最大30%OFF


アルトピアーノ購入を検討されている方は、サブバッテリーの1500Wインバーターオプションをやめて、ポータブル電源で賄う方法も検討されてみてもいいかもしれません。

「500W疑似正弦波」に加えて「1500W正弦波インバーター」をオプション注文した場合のコストは、税込448,350円もかかります。

サブバは重く大きなディープサイクルバッテリーですが、ポータブル電源であればリチウムイオン電池で小さく軽くパワーがある、繰り返し充電に強く、しかも車外にも持ち出せるなどのメリットもありますので、思い切った決断ですが検討する価値はあるかと思います。

アルピをもう1度購入すると仮定して必要な装備を絞り込んでみました
アルトピアーノをもう1度買うなら~今選ぶ、本当に必要な仕様や装備とは



もともと長かった記事ですが、改訂、再改定でさらに長くなってしまいました。

長々と時間をかけてお読みいただきありがとうございました。

山善の電子レンジを購入した時には正直ダメもとで、一番被害額が小さい製品という意識もあったのですが、それから1年以上、ずっと車載のまま(つまり年中走行の揺れや振動にさらされている)ですが、まったく故障などなくごく普通に使えています。

実際に車内に電子レンジを置いてみるとわかりますが、なにせ楽ですよ、何するにしても。

いつでも暖かい食べ物と飲み物がある…というのはライトキャンパーや車中泊仕様車にとって大きなメリットだと実感しています。特に秋口~早春までの寒い時期は助かります^^

それで、今日はこの辺で。

➡ 電子レンジ調理レシピはこちら「タグ:車内調理・電子レンジ

  1. Enjoy Camper より:

    コメントが反映されずご迷惑・ご不快をおかけして申し訳ございませんでした。
    本当に私の手落ちです、申し訳ありませんでした。

    昔の電子レンジ、使うとブレーカー(ヒューズだったころも…)ぶっ飛んでいましたっけね。
    何でも小型軽量化されるのもどうかと思いますが、こういう製品は歓迎ですね。

  2. スズキ より:

    電子レンジが20000円を切って販売されてる・・・驚き
    以前は、10万以上は楽勝にしてたと思います
    大きい、重い、でかい・・って言うのが電子レンジだったんですけどもね
    世の中進歩したもんだ?違うかな

    スマホのブログも拝読させていただきました
    コメントも入れさせていただきました・・・が
    どこにも載ってません、どこへ行っちゃったんでしょうかね??