楽天モバイルUN-LIMIT Ⅵはキャンパー御用達SIMになれるか

SIM・通信・スマホ
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先日、楽天モバイルはカンファレンスを開催して料金プランのアップグレードを発表、プラン内容を「単一料金」から段階性の「従量課金制」に変更しました。

しかし、未だ70%程の人口カバー率は「通信エリアに難あり」とされており、それが目下の最重要課題です。

2020年4月から開始の「楽天モバイルUN-LIMIT Ⅵ」は果たしてキャンパー御用達になれるでしょうか。今回は、楽天モバイルの新プランを検証します。

というか、自分的に使えるかどうかを検証します。

1GB以下無料、20GB超でも最大2,980円のワンプランはキャンパー的に使いやすいのか

2020年1月29日に開催されたカンファレンスで、楽天モバイルは「UN-LIMIT V」のアップグレードし「UN-LIMIT Ⅵ」とすること、従来の無制限2,980円のワンプランを4段階の従量課金制プランとすること、同4月1日から導入することなどを発表しました。

中でも衝撃的だったのは、1GB以下であれば月額基本料が無料という点でした。

さらに有料となる1GB超~3GBも980円/月と、音声通話付きどころか話し放題付きのプランとしては破格の安さを設定、3GB超~20GBでも1,980円と非常に思い切ったプラン内容でした。

カンファレンス時点で220万件としていた「UN-LIMIT 」の契約数が、先日の発表では、カンファレンス後の2週間余りで30万件の申し込みが殺到しており、1年間無料の先着300万件も残り50万件となっているとの発表もありました。

まあ、そりゃそうですよね。

なにせ無料なんですから、エリアがどうの、通信がどうのと言っても、それは一般論に過ぎない。とりあえず使っていて、自分にマッチするのかどうかを確認すればいいのですから、スマホ代を安くしたい、より良いサービスを見つけたいと思えば、そりゃ使ってみますね。

かく言う筆者も、メイン回線は他にあります(UQmobile)が、iPhoneの副回線にeSIMを入れて、UN-LIMIT Vを無料お試しで利用している最中です(昨夏の利用開始なので8月まで無料で利用できます)。



画像出展:楽天モバイル

ここで「UN-LIMIT Ⅵ」のプラン内容をおさらいしておきます(4月から実施)。

プラン料金は使用したデータ容量によって4段階に課金される「従量課金制」(使った分だけ支払う料金体系)に変更になりました。

  1. 1GBまで … 無料
  2. 1GB超~3GB … 980円/月
  3. 3GB超~20GB … 1,980円
  4. 20GB超 … 2,980円

元々、「UN-LIMIT V」はデータ容量無制限でしたので、(4)の20GB超の区分にそのまま残された形で、(1)~(3)が新設された区分になります。

どう考えても、1GB以内無料は衝撃ですよね^^;

楽天には、楽天グループのサービスを利用すると、楽天市場で貰えるポイントが増量される仕組みがあって、楽天会員になれば「1倍(1%)」が自動的に付与され、例えば楽天カードで決済すれば「2倍」がプラスされるので合計「3倍」といった具合に、楽天サービスを使えば使うほどポイントの「倍」が増える仕組みです。

楽天モバイルを契約することで「1倍」が加算されるので、楽天よりはポンタ主力の筆者の場合でも楽天市場でのポイントは合計「4倍(4%)」になっていて、何かを購入する際には、Amazonと楽天で見比べて最終的に安い方を購入するようにしています。

三木谷さんも、モバイルで無料でもグループのサービスを使ってくれればペイできる…と言っていますので、そういう意味合いの「1GB以下無料」と言う事なんですね(楽天サービスを使う使わないは拘束力はありませんが)。

楽天には申し訳ないですが、最悪(ユーザーにとっては最良かもしれません)のパターンだと、データ通信を1GB以内に収めれば、通話やSMSは無料でかけ放題だし、楽天市場でのポイント付与は+1倍だし…ってことで、無料で「いいとこ取り」ができちゃいますからねえ^^; しかも、最初の1年はデータ通信使っても無料なんですから。ヤバいです、これ。


キャンパーとして考えた場合、普段は自宅も職場もWiFiがあるのであまりデータ容量は消費しない方だけど、キャンプでは音楽や映画・動画をよく利用するので、数GBはあっという間に消費してしまう…というパターンなら、段階性の従量課金がピッタリです。

筆者もそのパターンで、普段は、多くても1~2GB程度で、少ない時には1GBを切る事も珍しくありませんが、キャンプやドライブに出かけると1日で1~3GBを消費してしまうパターンです。

これって、まさに自分の使い方にぴったりって感じがします^^

それにどんなに使っても最大で2,980円で止まるのは、ある種保険みないな感覚で安心できます(ちゃんと支払うつもりでいる自分~笑)。



画像出展:楽天モバイル

さらに、「Rakuten Link」という専用アプリを使用することで、音声通話もかけ放題で、SMSも使い放題です。

筆者が個人的に一番メリットと感じているのは、WiFiで通話できる事なんです。

「UN-LIMIT Ⅵ」の通話は通常の3G/4G通話でもなくIP電話でもなく、RCS(Rich Communication Services)という規格による通話なのですが、端末に楽天モバイルのSIMさえ入っていれば、圏外であってもWiFi接続できていれば通話が可能なんです。

実は筆者の書斎は、自宅の東に面しているのですが、Softbank以外の電波が弱く、特に通話の電波が非常に弱く、クライアントからの電話が着信できないことが多々あり、仕事にも影響するためSoftbankの通話SIMを必ず契約していなくてはならなかったんですが、楽天モバイルならSIMが圏外でもWiFi通信で通話できてしまうので、そういった心配が解消したんです。

キャンパー的観点から言えば、楽天も含めて4キャリア全てが圏外のキャンプ場であっても、管理棟にWiFiがあって接続させて貰えるなら、「Rakuten Link」で通話が可能なんです。

これってかなり有能じゃないですか?



もし楽天モバイルにメイン回線を移転すれば、前回記事で紹介したように通信速度には全く問題がありませんし、料金的にも圧倒的に安くできる可能性がある上、上限なく使ったとしても最大2,980円止まりというのは安心できます。

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さらに、圏外でもWiFiで通話可能で、通話もSMSも無制限…。

あと何か必要?ってぐらい自分的には「ツボ」です。

今夏には人口カバー率96%を目指すとキャンプ場は電波が途切れるのか

ただ、楽天モバイルのウイークポイントはエリアです。プラン内容は抜群に良いけれど、心配なのはエリアであり、通信可能なのかどうか…ですから。

少し前から大都市圏の郊外を中心に、それまでパートナーエリアとしてau通信網でカバーされていた地域が、楽天モバイルの自社エリアがその地域の人口カバー率70に達したために、圏外へ逆戻り…という逆転現象が生じています。

これは、楽天モバイルとKDDIとの契約によるもので、地域ごとに楽天の自社通信網が人口カバー率70%に達した場合、パートナーであるau通信網のローミングを終了する契約になっている事が原因です。

そのため、それまでau通信網のローミングでカバーされていた地域で、周辺が自社エリアのカバー率70%に達したためにau通信網のローミングが終了し、かと言って、まだ楽天通信網が届いていない地域では、それまで通信可能エリアだったのに「圏外エリア」に逆戻りするという現象が起こっているわけです。

だとすれば、この先、通信網が拡がるにつれて、そうした「圏外へ逆戻り」する地域が、徐々に地方に及んでくる…という予想は容易にできます。

それこそ、キャンプ場周辺がまるまる圏外なんてなったら目も当てられません。

道志方面・国道20号方面・箱根・富士五湖方面はどうなる?

画像出展:楽天モバイル

筆者は、山間部のキャンプが好きなので道志方面へよく出かけますが、キャンプ場でも楽天モバイルは「圏外」に逆戻りするようなことが起こるのでしょうか。

エリアマップで見る限り、道志方面も含め、20号線・中央道方面、箱根方面、富士五湖方面など、多くのキャンプ場が点在するような地域のほとんどは、「2021年夏以降」においても自社通信網によりカバーは予定されていません。

このことは、キャンパー的には吉報です(笑)。自社通信網でカバーされないならされない方が「圏外に逆戻り」現象はかえって起きにくいのではないかと思います。

大都市圏郊外で発生したような「圏外逆戻り現象」は、自社通信網が拡がってきて人口カバーが70%に達してしなったためにローミングが終了して起こった訳ですから、山間部への自社通信網の拡大は相当に先になるのではないか…と思うからです。

ちなみに、Softbankの宮内社長が第3四半期決算の会見において、「人口カバー率が96%といっているが、96%から99%にするには兆単位のお金がかかる」と発言しています。

つまり、「96%までは行けても、そこから先は簡単じゃねーぞ」って訳で、楽天モバイルがキャンプ場が多い山間部の人口カバー率を70%に引き上げるにはかなり時間がかかるのではないかと思うんです。


また、大都市圏でもう1つ問題なのが、地下街や地下鉄構内での圏外と、大きな建物の裏手での圏外です。

地上では楽天モバイルの通信網でカバーされる地域でも、地下まで電波が届いていなかったり、高い周波数帯の電波が割り当てられているので、大きなビル陰などでは「回り込み」が苦手で、圏外になる場所もまだあるようです。

ただ、この点についてはキャンパー的にはあまり問題ないはずです。

キャンプ場周辺には地下街も地下鉄も、大きなビルもありませんので^^


昨年行った道志方面のキャンプ場、「神之川キャンプ場」「道志の森キャンプ場」「ネーチャーランド・オム」などもau回線で問題なく繋がっていましたので、当面の間、楽天エリアではなくau通信網で安定して使えるのではないでしょうか。

念のためお断りしておきますが、これは自分的な予想です。誰も保証してくれませんし、もちろん私も保証しません。自分がこの先の通信会社を選ぶにあたって、自分なりの判断をしたに過ぎませんので念のため。

ちなみに、容量が5GBしかありませんが、音楽ストリーミングなら「高速通信」は必要ないので、「低速」に切り替えておけば、容量は消費されません。



三木谷さんの言によれば、2023年には低軌道衛星で直接端末と通信する「スペースモバイル計画」の実現を目指すのだそうで、もし実現すれば「人口カバー率」ではなく、「国土カバー率」で100%近いエリアができるかもしれません。

そうなると、もしかすると、楽天モバイルのエリアが一番広い…なんて事になるかもしれませんね。

実現するかどうかは未知数ですし、2023年は早すぎない?と言う気がしますが、そういう面白い話しの現場には、ユーザーとして1枚噛んでおきたいじゃないですか。何をやらかすか分からない楽天モバイルは、不安もありますが、そうした興味や期待感があります。

出揃った格安SIMの新料金プラン~容量別のお勧めMVNOとは

4月になったらメイン回線を楽天モバイルに乗り換えようと計画中

画像出展:楽天モバイル

そんなわけで、4月になったらメインも楽天に…と思っています。

現状、メイン回線はUQmobileで、サブ回線が楽天モバイルです。

3月から開始のUQmobileの「くりこしプラン」への切換え申し込みはすでに済ませているので、3/1から「くりこしプランS」(1,480円/月)になりますが、さらに4月になったら、メイン回線を楽天モバイル「UN-LIMIT Ⅵ」に乗換えようと考えています。

  • 料金をさらに安くできる。おそらく通常は3GB以下980円でいけるはず
  • 使い放題で最大2,980円なので上限がある安心感がある
  • 通信速度に関しては昼12時台でも十分以上であることを計測確認済み
  • 通話もSMSも無制限かけ放題
  • SIMが入っていれば圏外でもWiFiで通話できる
  • 契約時・SIM交換時・転出時に手数料がかからない

プラン内容や料金に関しては、3GB超~20GBの区分の幅がやたら広いな…と思いますが、それ以外はまったく文句なしです。

「UN-LIMIT Ⅵ」への変更の際に、楽天モバイルは「契約事務手数料」も「MNP転出手数料」も無料になったので、かかるコストは乗換え先の「契約事務手数料」のみで済みます。

最後の懸念はエリアについてです。多少の不安は持っていますが、なにしろ、「無料」なので、ダメなら再度乗換えればいいや…と割り切っています。



実は、au本体とUQmobileも、4月以降は「MNP転出手数料」が廃止になるため、4月にUQmobile→楽天モバイル「UN-LIMIT Ⅵ」の乗り換えには、まったく手数料がかからないんです。これも乗換えの敷居を非常に低くしています。

さらに、UQ mobileは、契約月も解約月も「日割り料金請求」なので、4月1日に乗換えると、UQに支払う4月分の料金は1,480円÷30=49.3円(概算)+税のみで済んでしまいます。

もうまさに、乗換えてください…と言わんばかりの好待遇ですよね^^




今回は、楽天モバイルへの乗り換えについてでした。

山間部のキャンプ場では自社通信網の拡大に時間がかかりそうなので、「圏外」に逆行する可能性は低そうだし、料金も安いし、WiFiで通話できるし…ってことで、普段使いの面からも、キャンパー的見地からも納得してメイン回線を楽天モバイルに乗換えられそうです…ってことで結論にしたいと思います。

それでは今日はこの辺で。


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