激安なのにちゃんと使える「YOLER」(ヨーラー)製BBQコンロが今回のテーマです。
折りたたんでコンパクトに収納できて、薪でも炭でもアルコールバーナーでも使える実用性抜群の「BBQコンロ」というか「焚き火台」というか、いろいろ便利なやつです。
もうとっくに紹介していると思っていたら、単品としてはまだ紹介していなかったんですね^^;
これほど頻繁に使う道具は他にないってほどの愛用品でありながら未紹介とは失態でした。
というわけで、遅ればせながら 「YOLER」(ヨーラー)製BBQコンロ をピックアップします。
キャンプ時の火おこしや調理に万能的に使える
この手のBBQコンロは、使う人数によって大きさが違いますが、ソロキャンプってことで言えば、鹿番長さんちのB6サイズのやつが有名です。
このYoler製は、B6より少し幅が大きくてラージメスティンがピッタリ乗るサイズで使い勝手が良好です。
自分は、ソロで出かけた時には、薪でも炭でも、アルコールバーナーでも、どんな熱源で使うにしても、まずはこいつをローテーブルの上に出さないことはありません。
寒いときには焚き火をしますし肉を焼く時には炭を起こします。炊飯の時は火力が安定しているアルコールバーナーを使います。朝食時は、薪や炭を起こしちゃうと撤収が面倒なのでアルコールバーナーで調理しますし、ガスバーナーを使うときには風防としてだけ使うこともあります。
いずれにしても、キャンプの間じゅう、ずっと使っているイメージですかね。
肉を焼く時はやっぱり炭焼きに限ると思う
こちらは昨年のキャンプでラム肉を炭火で焼いています。
昨今は鉄板で肉を焼くのが主流ぽいんですが、自分的には肉を焼くなら絶対に「炭」で「網焼き」ですかねえ。
鉄板に余計な脂をひく必要がないですし、肉の脂も落ちてヘルシーな上、脂が燃えて上がる煙でいい感じにスモーキーになるのが堪らんです。
ちなみに、自分が購入した当時は肉焼き網が付属していなかったので、別途、丸網を用意しています。
今は、網なしが品番「GS001」、網付きが「GS002」になり値段も少し割高になっています。また、網だけを追加で注文することができるようになりました(3枚セット)し、3~4人用の大きなタイプもあります。
夜はやっぱり「炎」を見たい
目いっぱいに炭をガンガンに起こしても全然問題なしで、けろっとしています。
小さいので薪や炭を起こして放置できる時間はあまり長くありませんが、起こした火を弄りながら調理したり、食べたり飲んだりしていると、なんか妙に幸せな時間が流れて、いつの間にか時間が経っている…なってことがよくあります。
ただ薪だと炎が上がり過ぎてタープを舐めちゃうのは嫌なので、炭を真っ赤っかに燃やすことが多いです。
また炭も「爆跳」(バチっと爆ぜる現象)でタープに穴が開くのが嫌なので、 「爆跳」 の少ない「オガ炭」を好んで使っています。
オガ炭は、火力も強く火が長持ちするので使いやすい炭ですが、見た目が人工的であまりオサレでないのは欠点ですかね。まあでも気に入って使っています。
余談ですが、コンパクトなBBQコンロなら燃やした炭も少なくて済むので、こんな小さなお菓子の缶でも持ち帰ることができます。夜使って燃えたままの炭を缶に入れ蓋をしておけば、朝までには鎮火して常温になっていますのでコンテナなどに詰めて持ち帰ることができます。
※くれぐれも燃やした炭や薪を放置したり、周囲に投棄したりせずに持ち帰りましょうね。環境の問題はもちろんですが、実用性の面からも、消し炭は着火しやすいので次回の火おこしが楽になる有難いアイテムですので。
朝食時は撤収しやすいアルコールバーナーやガスバーナーで
朝食作りは、メスティンの ダブル とアルコールバーナーのダブル使いで、炊飯と味噌汁用のお湯を一緒に沸かしてしまいます。
レギュラーサイズのメスティンが縦に2個、ちょうど旨い具合にハマる大きさがいい感じです。
こちらも朝食用で、重さのあるスキレットを乗せても全く問題なしです。
この時の熱源もやはりアルコールバーナーですが、朝食の定番おかずを手早く作ることができます。
Yoler製BBQコンロをあらためてチェックしてみよう
製品の構成はシンプル。
3枚のステンレス板が連結した風防を兼ねる外側の部分(何ていう?)と、トレーとトレー上に載せるロストル、ゴトクと薪ストッパー、そして布ケースの5点セット(「GS002」はこれに網が付く)です。
かなり使い込んでいて、ここまでくると激安品なんて関係なく格好よくなってきます^^
トレーの高さは4段階
側面の部分にはトレーを差し込む穴が開けられていますが、位置が4段階に変えることができます。
上下2カ所に穴があり2段階の高さを選べますが、穴の位置が上下中央ではないので、上下をひっくり返せば、別の位置の2カ所にセットできる…というわけです。
上下どちら向きで使っても、デザインは同じで、ゴトクをはめ込む穴も同じ位置になるように作られています。
薪ストッパーをセットした状態の組み立て時の全体像です。
アルコールバーナーやガスバーナーと併用する時は
炭を起こした画像は冒頭に掲載しましたが…
アルコールバーナーを使うときはこんな感じです。
トレーの高さを決める穴が4段階あっても、もう少し微妙に高さを調整したい場合には、蒲鉾の板が最適です^^; ちょうど穴と穴の中間の高さになっているのがわかると思います。
ちなみに我が家は、蒲鉾と言えば「鈴廣」です。蒲鉾なんて…と思われるかもしれませんが、少しお高めの蒲鉾を食べるときっと「蒲鉾って旨いんだ」と思うと思いますよ。
一人用の小さなやかんを乗せたりすると妙にかわいい…。
ガスバーナーを使う時には、トレーを外して風防として使うこともあります。
先日購入したKVASSの遮熱テーブルと一緒に使えないこともない(サイズ感ドンピシャというわけにはゆかない)。
各サイズのメスティンとサイズ感ピッタリ
サイズ感でいうと…
多くの方はなじみ深いレギュラーサイズのメスティンを乗せるとこんな感じ。
横幅は測ったようにピッタリ、奥側にピッタリ寄せれば3方向の熱が逃げにくくなって加熱効率がよくなりそう。。。
ラージサイズのメスティンだとこんな感じ(ちなみにダイソーのラージサイズ)。
鹿製のB6コンロだとラージははみ出すと思いますが、Yolerならぴったんこ。
奥と両サイドはこんな感じ。
もうあつらえたかのようなピッタリ感が気持ちいいぐらい^^
熱が逃げないので加熱も効率が抜群に良さそうです。
別にどこと言って秀でた部分はありませんし、他社製品に勝る機能やメリットがあるわけでもないペナペナなステンレス板のコンロですが、BBQコンロとして何も不足することがなく普通に使えるところが普通に気に入っています。
これで1,000円台だということを勘案すると、コスパはかなり高いのかなと思います。
自分が購入した当時は1,600円で、同様の製品の中で最安値だったと思います(それ以外に選ぶ要素はなかったはず)。現在は気持ち値上がりしているようですが、それでも最安クラスだと思います。
キャンプを再開して以降、一番使っているアイテムじゃないかなと思います。
奥さんも一緒の時には、少し大型でワンタッチで展開・収納できる「Viaggio+」のBBQコンロを使いますが、ソロキャンプの時には「Yoler」が必需品です。
それじゃあお勧めなのか?
って聞かれると、このサイズのコンパクトなBBQコンロは1個持ってて損はないと思いますが、特に「Yoler」じゃなきゃダメってことはありません。
似たような製品ならどれでも同じじゃない?と思います。
でも、自分的にはこんなに使い倒してもびくともしないし、奥行きが「B6」より少し大きい使い勝手がいいし…ってことで、「Yoler」のBBQコンロはお気に入りではあります。
それでは今日はこの辺で。