イワタニのジュニアコンパクトバーナー「CB-JCB」専用のKVASS製遮熱板テーブルを購入しました。
CB缶向けのガスバーナーは燃焼時にガスボンベが熱くなる欠点がありますが、遮熱板や遮熱テーブルを使えば安心です。
今回はKVASS製の激安遮熱テーブルのレポートです。
Amazonで999円の激安品だが意外に作りはしっかりしている
KVASSの製品に目が行くのは初めてではありません。
アルトピアーノ購入当初のキャンプ道具買い揃えの際に、2人で使えるBBQコンロが欲しくて探していました。
その当時、ひっくり返すだけで小さく畳めるBBQコンロとして品切れになるほど人気を博していたのが「KVASS BBQコンロ」でした。
最初は自分もそれを買おうと思っていたのですが、夫婦二人で使うには小さすぎるのと、何より品切れの連続でいつになったら買えるのか分からず、結局買えないまま時間が過ぎていました。
その時見つけたのが、Viaggio+製のワンタッチ折り畳み式BBQコンロでした。
➡ 【用品レビュー】Viaggio+ワンタッチ折り畳みBBQコンロ
Viaggio+製は、KVASSのものより大きく二人で利用しても十分な大きさですし、一人利用でも薪や炭を片側半分に寄せておけば、逆半分側で焼いた肉や野菜を保温しながら置いて置ける…と思って購入しました。
そんな経緯で、久々に見つけたKVASS製品ですが、今回は、イワタニのジュニアコンパクトバーナー専用の遮熱板テーブルです。
価格はなんと、1,000円を切る999円(※)。
KVASSの「イワタニジュニアコンパクトバーナーCB-JCB専用のKVASS製遮熱板テーブル」は2種類あるようです。
天板が真ん中から半分に折りたためるタイプと、折りたためないタイプです。
今回購入したのは折りたためない激安品の方です。
価格的に大丈夫か?という心配もありましたし、他にもジュニアコンパクトバーナー用の遮熱テーブルはたくさん発売されていましたので、あえてリスクを取るような買い物は如何か…とも思ったのですが、ちょっと「お久しぶり」のKVASS製だったこともあり、買ってしまいました。
実際に届いた製品は、思ったより肉厚のステンレスが使われていて、ヘアライン加工されているので指紋も付きにくく「思ったより悪くない」が第一印象でした。
ただ、安い製品なので、脚の出し入れはかなり渋めです。
使い込めばもう少し滑らかになるかもしれませんが、今はかなり固く、出し入れしにくいです。
まさにジュニアコンパクトバーナー専用
他の製品を見ると、トランギア等のアルコールバーナーにも対応しているものも少なくありませんが、KVASSのものは、残念ながら商品名のまま「ジュニアコンパクトバーナー専用」でした。
ガスボンベの加熱を防ぐのが目的の製品ですので、その目標はきちんと果たせますが、アルコールバーナーを含め、それ以外の用途はほとんど期待できない感じです。
まあ、ステンレスの板の端を折り、ガスバーナーを置く部分をカットし、脚を付けただけの商品ですので、逆に何か別のことを求める方が無理難題を吹っかけているような感じです^^;
逆に潔くて、これはこれでいいと思います。
ジュニアコンパクトバーナーを購入した際に、遮熱板も購入していたのですが、やはりテーブル状になっている方が「置台」として使えるので利用価値はちょっとだけ高いと言えますかね。
置台の大きさとしては、レギュラーメスティンなら2個、ラージだと1個を乗せられます。
余談ですが、遮熱テーブルと、小さな遮熱板は、なんと同価格(999円)です。
だったらテーブルの方がコスパがいい…といえるかもしれません(携帯性では負けますが)。
実はジュニアコンパクトバーナーの使い勝手はあまりよくない(私見)
ジュニアコンパクトバーナーのゴトクは、4本の腕を回転させて開くのですが、これがどんな鍋にもフィットしない「クセモノ」です^^;
Sotoがヒットするのがわかるわ~って感じで、ゴトクの使いにくさったらなかなかです。
日頃から多用するメスティンなんて、全然安定しないので炊飯時に置き放しで目を離すなんて怖くてできません。
ジュニアコンパクトバーナーでメスティンやコッヘルを使う際には、肉焼き用の網を乗せます。
そもそも、ジュニアコンパクトバーナーって組み立てに案外時間がかかります。
脚を3本開くのですが、互いに干渉するので、干渉しない真下の位置に一旦3本とも開いてから広げつ必要があります。
4本の腕も干渉しあうので、一気にパッと開くことができません。
おまけに腕に鍋やメスティンを乗せても安定しないし、ボンベの加熱を気にしないといけないし、ゴーゴー音するし… で、だんだん使用頻度が減ってしまうんですよね。
今回のKVASSの遮熱テーブルは、そんな出番の少ないジュニアコンパクトバーナーをもっと活用しよう…って意図で購入したのですが、果たして利用頻度は上がるでしょうか。
ヘタしたら、バーナーの腕4本+脚3本に加えて、テーブルの脚2本が加わって、もっと面倒になってしまうなんてこともないとも限りません(笑)。
軽くバリ取りしたほうが気持ちよく使える
ステンレス板の切断面は、いちおうバリそのままってわけではなくバリ取りはしてある様子ですが、ヘリに指をあてて横にずらす気にはなれない感じです。
自分的に、メスティンのバリ取りも同じ方法ですが、「やすり」なんて買わずとも、台所にあるステンレスたわしでササっとこすってやるだけでバリ取り完了です。
指を横にズラしても大丈夫な感じに仕上がります^^
KVASS遮熱テーブル+ジュニアコンパクトバーナーでメスティン炊飯
実際に使ってみよう…ということで、おそらく最も多い使途であろう、「メスティン炊飯」をしてみました。
いつものアルコールバーナーであれば、アルコールの量を予め28~30ml程度に調整しているので、焦げ付いて真っ黒けにはなりませんが、ガスボンベの場合には炊き上がりの見極めが重要です。
音と香りで判断しますが、まあ今回はうまくいったと言えそうです。
ガスバーナーは火力調節ができるのがいいですね。
日ごろ使っているアルコールバーナーは、蓋の開口部分の広さで火力調節はできますが非常にアバウトですが、ガスバーナーはかなり細かく火力調節できるので、「はじめチョロチョロ」「なかパッパ」もメリハリをつけることができます。
ご飯はゆっくり加熱したほうが美味しいので「はじめチョロチョロ」なのでごく弱火で、沸騰したら火力をアップして…。セオリーに近いかたちで炊飯できることを改めて実感しました。
静かに燃えて炎の揺らぎを見ていると飽きないアルコールバーナーは、やはりいい雰囲気で好きですが、ご飯を美味しく炊く…という点ではガスバーナーも悪くないじゃない…。
久々のガスバーナー炊飯は、そんないいイメージでした。
今回は、KVASS製イワタニ・ジュニアコンパクトバーナー専用の遮熱板テーブルをレビューしました。
本当に専用で、他に置台程度の役割しか果たせませんが、それはそれで悪い印象はありません。
999円の価格を考えれば、ステンレスも十分な肉厚があってペラペラ感はありませんし、上に水を入れたコッヘルを乗せてもたわむようなこともないので、十分コスパは高いと言えると思います。
ただ、できればアルコールバーナーはハマるようにしておいてくれるともっと評価は高かったかな…という感じです。あまりに「専用」すぎるかもしれません。
これで、ジュニアコンパクトバーナーの使用頻度がアップすればいいのですが…。
それでは今日はこの辺で。
★現在「KVASS イワタニ ジュニアコンパクトバーナー専用 遮熱テーブル」は品薄です。
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