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アルトピアーノおすすめカスタム~出っ張って邪魔な収納扉をカットしてツライチにしたら使い勝手向上

アルトピアーノカスタム(収納扉) DIY・改造・快適化
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今回はアルトピアーノの後部の収納庫の扉の出っ張りをなくそう…というお話しです。

KAZ
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小さなことなんだけど、アルトピアーノの使い勝手を非常に悪くしているのが、冷蔵庫やシンク+給排水を収納している収納庫の扉の出っ張りです。これ、本当に邪魔で、このわずか1~1.5cmの出っ張りがどれだけ使い勝手を悪化させていることか。

というわけで、今回はアルトピアーノの車内改造の手始めとして、収納庫扉の出っ張りをなくして使い勝手を向上させよう…というわけです。

これって、アルトピアーノ・オーナーの「あるある」だと思うので、「ああ、あれな」とすぐわかるんじゃないかと思います。

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なんでこんな所に出っ張りがあるんだよ!な扉

問題の部分はここです。見てください、この出っ張り。

購入する時には気づかなかったんですが、実際に使い始めると「なんだこれ、邪魔くさいなあ」と思うようになりました。

こちらはアルトピアーノのリアハッチを開放した状態で、車両後方から車内を見た状態です。

左側の構造物は、オプション装備の「冷凍冷蔵庫」か「給排水タンク+シンク」(二者択一)が収まる収納庫で、扉の部分に少しだけスペースがあって物入になっています。

で、シマシマの部分は固定されておらず、アルミフレームの骨組みの上に置かれた単なるボードですが、このボード下は空間になっていて、アルトピアーノの数少ない収納場所・積載場所になりますが、収納扉の出っ張りのせいでボードが上に開きません。

ボード下にコンテナやカバンに入れた荷物を置いた場合、荷物を取り出すには、コンテナやカバンを車外へ引き出すか、荷物を置いたままにするにはボード自体を後方に引いてはずすしかありません。

左:こんな感じで扉が出っ張っているので…
右:ボードを上げると扉の出っ張りに当たってしまう

この全く「ユーザーフレンドリー」でない構造のせいで、ボード下に置いた荷物の出し入れや確認が面倒で堪りません。

「なんでこんなところに出っ張りを作るんだよ!」と突っ込みたくなる、あり得ない仕様なんです^^;

この点は、アルトピアーノを企画・製造・販売しているトヨタモビリティ神奈川には早急に改善してもらいたい点ですね。

出っ張りをなくす改造

ということで、収納扉のツライチ計画です。

  1. 開口部の大きさを測り、ネジ穴を避けてちょうどよい大きさにカットする
  2. 切り落とした部分に塗装する(カットした部分は木材の本来の色が出る)
  3. 扉の取っ手をつける
  4. 扉を閉じた際の「受け」を取り付ける
  5. 扉を蝶番で取り付ける

作業自体はさほど難しいところはなさそうです。

開口部の大きさを測りちょうどよい大きさにカットする

扉板をカットするんですが、扉板には蝶番を留めていたビスの穴があるので、扉にビス穴が残らないようにうまい具合に開口部の大きさを計算してビス穴が残らないようにカットする必要があります。

画像の緑〇の部分が蝶番のビス穴です。3点留めなんですが、1点の部分がちょうどカットする位置になっていたので、扉板の側にはビス穴を残さずに済みました。

板自体はあまり固くない木材なので、カットは容易ですが、小さすぎると取り返しがつかないので、大きめ大きめでカットしたため、大きすぎて再カットが必要でした^^;

切り落とした部分に塗装する

カットした部分は元の木材の色になってしまうので塗装が必要でした。

ただ、車内後部の目立たない場所にある扉なので、昔ラジコン(※)をやっていた際に購入した「タミヤカラー」を納戸から引っ張り出してきて使いました。10年以上ぶりでしたが、固まっておらず普通に使えました。

扉の取っ手をつける

単に、元々付いていた取っ手を戻す…のでは、取っ手の出っ張りにボードが引っかかりますので、でっぱりのない取っ手を考える必要がありました。

で、元の取っ手が取り付けられていた穴をドリルで拡大し、「組みひも」を差し込ん取っ手にすることにしました。

これであれば、ボードを引っかからずに上げることができ、扉を開くのも容易です。

裏面は紐を結んであるだけです。

裏側から引っ張れば抜けてしまう可能性がありますが、裏から引っ張るような動きはまずしないと思うので、結び目で前側からの引っ張りに対応するだけで大丈夫ではないかと思います。

扉を閉じた際の「受け」を取り付ける

扉を埋め込みにしたために、元の取り付け方では不要だった「受け」が必要になりました。

いろいろ考えたのですが、最も手軽に簡単に安価に作れる「受け」は写真のようなものになりました。

磁石がくっつくスチール製のプレートを収納庫内側からビス止めして、扉側にはマグネットテープを貼り付けておけば、しまった際に磁石がくっついて軽く固定状態になる…という構造です(実際にやってみたら磁力が弱いので要改善であることが判明~今後の課題です)。

マグネットテープの厚みがあるので、プレートの取り付け時にワッシャーをかませて、厚みを吸収させています。

扉を蝶番で取り付けて完成!ぴったりツライチ!

いよいよ最後の工程ということで、蝶番で扉を取り付けました。

これで出っ張りがなくなりツライチになりました。

ただ、座面ボードを上げられることが優先なので、蝶番はできるだけ奥へ取り付けるようにして出っ張りを極少にしているため、扉自体は90度程度までしか開きません。

扉板のカットはのこぎりでフリーハンドだったので、精密なサイズ調整はできていませんが、まずまず実用範囲で完成させることができたと思います。

使い勝手が飛躍的にアップ!

これで、扉の出っ張りに邪魔されずに座面ボードを持ち上げることができるようになり、荷物の積み下ろしなどの際の使い勝手が大幅に向上しました。

写真で分かるように、今まで扉の出っ張りで上げられなかった座面ボードが、上のアルミフレームのところまで「がばっ」と開くようになりました。

今回の改造のコストについて

今回の改造は、あまりコストを掛けないように…と意識しました。

購入した部品などは以下の通りです。

  • 「受け」のプレート … 75円×2
  • プレート取付のタッピング(ねじ) … 4個入り100円
  • マグネットテープ … 110円(100均)
  • 蝶番 … 約400円(ブロンズのものを選んだので普通の銀色のものに+100円)

鋸やドライバーなどは家にあったもので間に合いましたし、取っ手の「組みひも」は手提げ袋の持ち手を利用しました。

文中にも書いたように塗装もラジコン用で済ませてしまいましたし、プレートに挟んだワッシャーも自宅にあったものを使ったので出費はありませんでした。

このコストで、あの使い勝手の向上はかなりの高コスパと言えると思います。



小さな扉の出っ張りを失くす。

たったそれだけのことで、こんなにも違うか…というぐらい劇的な使い勝手の変化があり大満足です。

実は、この先に計画している改造を実現するための布石となる重要な改造でもありました。

それでは今日はこの辺で。

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■ 著者紹介 この記事を書いたのは…
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「喜田宗彦」としてWEBライターをしています。ライター歴は10年超です。本ブログの記事は、自分自身の実際の体験や経験、ライターとして取材や調査で得た知見、懇意にしてくださるメーカーさんなどから得た知識・情報等を反映した記事を執筆・掲載しています。アウトドアについては1982年ごろからオートキャンプを開始しキャンプ歴は40年超になります。2020年にはバンコンタイプの小型キャンパーを購入し車中泊の楽しさに目覚めました。
また食べることが好きで食べ物関連の記事多めです。特に安くて美味しいものに目がありません。地元グルメやチェンめしも好物です。
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