EnjoyCamper的ポータブル電源の選び方~容量と出力だけじゃないチェックポイントとは

ポータブル電源・充電池
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今回のテーマはポータブル電源の選び方についてです。

今さら?と思われるかもしれないんですが、充電容量と定格出力だけで選んでいる方が多いような印象なので、自分的にポタ電を見る際に気を付けている点などをお話ししようかな…というわけです。

家庭用・災害用と別に区別しなくてもいいんですが、車中泊向けというか車載前提でポータブル電源を考える場合、やはり車載ならではの条件もあるように思いますし、ポータブル電源の多くは三元素リチウムイオンを採用している場合が多いので、その辺りに絞ってお話ししようと思います。

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充電容量と定格出力を確認するのは当たり前

このことは、過去記事でも何回も書いていますが、ポタ電はどういう場面でどんな風に使うのかによって、必要な容量や出力が違うので、まずは容量と出力をチェックするのは当然です。

まあお金が有り余っている方は別に気にしなくてもいいのかもしれませんが、私を含め一般人は、使いもしない機能や性能に無駄なお金は出したくありませんので、自分の使途にあったポタ電を選ぶことがコスパの良い買い物になると思いますし、キャンプや車中泊で使った際にも使い勝手がよいことに繋がると思います。

電気製品は消費電力×使用時間で必要な容量と出力が決まる

実は電子レンジってそんなに容量は必要ない…って以前どこかの記事に書いたと思うんですが、逆に意外に容量を食うのが電気毛布だったりまします。

まず容量について考えてみます。

自分が車内で使っている電子レンジの消費電力は50Hz時で800Wです(山善YRL-F180)。一方、電気毛布は70Wです。この数字だけ見比べると、電子レンジがやたら容量を食いそうですが、使用する時間の長短を考えに入れていません。

電子レンジを使う際はだいたい1~3分程度です。消費電力800Wは「1時間」で消費する電力なので、3分しか使わない場合には800Wの60分の3(800W×3/60)で40Wです。電子レンジで3分加熱を5回繰り返しても200Wの消費量となります。

電気毛布は、1時間の消費電力は70Wと小さいですが、就寝から朝まで7時間使った場合には、70W×7時間で490W消費します。扇風機を連続で3時間回せば50W×3で150Wを消費します。

どうですか?イメージと反対の消費量じゃないですか?

次に定格出力です。

予備知識として、ポタ電の「出力」はAC100V(ACコンセント)で表すのが一般的で、定格出力は連続して出力できる電力で、他に「瞬間最大出力(サージ電力)」という言葉もあります。

筆者が所有するポタ電はEcoFlow製の「EFDELTA」で、定格出力1600W(サージ3100W)です。

定格出力は、家電の消費電力と相対する数値で、ポタ電の定格出力が家電の消費電力を上回っていないと家電は動きません。

例えば、上記の800Wの消費電力の電子レンジを動かすためには、理論上では最低800Wの定格出力が必要で、それより定格出力の値が小さいポタ電では消費電力800Wの電子レンジは動かすことができません。

ただし、家電の消費電力は常にピッタリ一定ではなく増減を繰り返しているので、800Wの消費電力に、800Wの定格出力では、消費電力が増えた瞬間に停止してしまいますので、少し大きめの定格出力のポタ電を使った方が安心です。

また、家電は動かし始めに大きな電力を必要とする場合があり、これを「起動電力」と言います。例えば、エアコンや冷蔵庫は消費電力の4倍程度、ファンヒータなどは3倍、電子レンジでも2倍程度の起動電力が必要と言われています。

そこをケアするのが瞬間最大出力(サージ出力)で、起動電力がボンっときても一瞬の大出力にも耐えられて、その後の連続運転へ移行できるわけです。

電子レンジの起動電力を2倍と考えると、筆者愛用の「山善YRL-F180」は、定格出力1000W(サージ2000W程度のポタ電が必要ということになります。



家電の消費電力と、ポタ電の容量・定格出力(サージ出力)の関係は分かったと思いますので、ポタ電を選ぶ際には、「どんな家電をどのように使うのか」を決めないと選べないことも分かったと思います。

車中泊をするが、車内でバーナーの火で調理するし、ガスストーブを使うので、調理も暖房も電気は使わない…という人は、電子レンジや電気毛布の利用を前提とした容量・出力のポタ電は必要なく、スマホやランタンが充電できればいいということなら、ポタ電自体不要でモバイルバッテリーで十分なのかもしれません。

車内で使う可能性のある家電で消費電力が大きいのは、

  • 調理家電(電子レンジやIHヒーター、電気ケトル、ホットプレートなど)
  • 暖房器具(熱くするものは概して電気を食います~ファンヒーターなど)

これらを使わないのであれば、500Wh程度の充電容量のポタ電で十分と言えます。

車載前提なら大きさや重さも要チェック

筆者のEFDELTAのサイズは40x21x27cmとまあまあ大柄で重量は14kgあります。

狭いアルトピアーノの車内では 40x21x27cmのサイズはまあまあ場所を取りますが、問題は14kgの重量です。14kgがどの程度か想像つかない方は、5kgの米袋を3つ一度に持ち上げることを考えると想像しやすいかもしれません。

自宅と車両の間の移動も大変ですが、車内で腰をかがめたままで移動するのはかなりキツイです。これ以上重いと車内で使用するのは難しくなってくるのかなあと思いますし、できればもう少し軽量なポタ電がもう1台欲しいと思います。

DELTA miniのデモ機をお借りした事がありましたが、こちらは11kgでたった3kgしか違わないのに、車内で取り扱う際には、かなり重量の違いを意識しました。

さらに、RIVER MAXのデモ機もお借りしましたが、こちらは7.7kgとEFDELTAの約半分とかなり軽量で取り回しがよかった印象が残っています。

もちろん、車内で家電を使うとなれば優先するのは容量であり、出力ですが、同等性能のポタ電を比べるのであれば、軽量であることも車載前提の場合には重要な要素となります。

また「取っ手」も重要です。

DELTAはいずれも重量級で、最小のminiでさえ11kgで他はすべてそれ以上です。一方のRIVERは最も重いMAXでも7.7kgと軽量であることも影響すると思いますが、DELTAは本体の2カ所のハンドルを両手で持つスタイル、RIVERは本体上部のワンハンドルを片手で持つスタイルで、移動の際などはワンハンドルが持ちやすいです。

バッテリー素材に注目!リンサン鉄リチウムに向かうのでは?

ポータブル電源はリチウムイオン電池を採用していますが、一口にリチウムイオン電池といっても使用する材料によって種類があり、中には安定性が悪く危険性を持つものもあります。

一時期、某国のスマートフォンの電池が発火・爆発したとの報道がよく見られたことがあったように、取り扱い方法によっては発火や爆発の危険性があるので注意が必要です。

現在出回っているポタ電の多くは「三元素(ニッケル・マンガン・コバルト)」リチウムイオン電池ですが、例えばBLUETTIではエネルギー密度が低く安定している「リンサン鉄」を採用しています。

EcoFlowも最新のDELTA PROでは「リンサン鉄」を採用しています。

三元素リチウムイオンの充電サイクルは500~800回ほどのケースが多いですが、リンサン鉄リチウムの場合は2000回とか3500回と長寿命も特徴です。

充電サイクルは、放電(電気を使う)量の合計が100%ごとに1回とカウントします。充電コードを繋いだ回数や満充電にした回数ではありません。例えばポタ電をキャンプや車中泊で1泊するごとに100%使い切ったと仮定すると、2000回の車中泊ができるわけです。

毎週車中泊したとしても、1年間はだいたい52週間なので、1年でも52回しかカウントされません。

2000回カウントするには38年以上かかります。3500回だと67年以上かかります。

リンサン鉄リチウムのポタ電は、完全に「一生もの」ってことになりますね^^

今後は、リンサン鉄リチウムを採用したポタ電が増えるのではないかな…と自分的には考えています。

その辺りにこだわってポタ電を選んでもいいのかもしれません。

日本法人があり公式サイトに所在地や連絡先などが明記されている

実は、自分的にはこれを重視しています。

当ブログで紹介しているEcoFlow、Jackerey、Anker、BLUETTI、SmartTapはいずれも日本に法人があり、日本語が怪しくない公式サイト(日本人スタッフがいる)があり、所在地や連絡先などが明記されています。

ちなみに、Smart Tapは日本の企業、Jackeryは米国、EcoFlowとBlueTTIは中国の企業です。

「LACIRA」というブランドは「株式会社ポスタリテイト」という日本企業が運営しているようです。

これ以外で、日本法人があるポタ電メーカーってほとんどない状況で、日本語の公式サイトがまあまあちゃんとしているのは「EENOUR」、海外サイトがあるのは「GOLABS」「ALLPOWERS」ぐらいです。

「EENOUR」は製品保証にも言及していますし、問合せフォームも用意しているので大丈夫かも…とも思いますが、いざとなると現地とのやり取りになるんだろうな…と思います。

何かあった時のことを考えるとやはり日本法人が設立されていて、日本人スタッフいるというのは大きな安心感にはなるんじゃないかと思います。

当然ですが、当ブログで紹介している5社は、製品保証やサポート体制などもしっかり明記されています。これって大事じゃないかな…と思います。


個人的なことを言えば、EcoFlow社とは懇意にさせて貰っていて、広報の方(日本人)とメッセージのやり取りができる状況にありますし、デモ機をお借りすることもあるのですが、結構固い印象の会社で自分としては安心してお付き合いできる企業かなと思っています。

余談ですが、先日何かの話しの中で「社内文書は英語か中国語だ」と仰っていたので、その広報の方も英語と中国語が話せるってことになるわけで、なんだかグローバルな香りがしました(笑)。

製品が良いと感じているのはもちろんですが、企業を少しずつ知ることができて信頼というか安心感のような気持ちが強くなった部分はありますね。

PSE認証について~認証を取得したポタ電を選ぶべき?

「PSE認証を取得しているモバイルバッテリーを選びましょう」

そんなことを耳目にしたことはありませんか?

モバイルバッテリーのPSE認証制度は、モバイルバッテリーの爆発や発火などの事故が相次いだことを受け、2019年12月1日以降は「PSE認証マーク」を取得していない製品は販売してはいけないことになりました。

電気によって動いている製品は「電気用品」として、経済産業省が管理している「電気用品安全法(PSE)」という法律によって規制されており、事故の多発を受けてモバイルバッテリーもその規制対象となったというわけです。

では、モバイルバッテリーの親分のようなポータブル電源もPSE認証を取得している製品を選んだ方がいいじゃん…と思って色々しらべたところ、なんと、ポータブル電源は、モバイルバッテリーとは違うんだそうです。

経済産業省の電気用品安全法「モバイルバッテリーに関するFAQ」にこんな記述があります。

▽▽ここから▽▽
Q.4 交流100Vも出力できる、いわゆるポータブル電源の扱いは?
A.4 蓄電池の出力は原理上直流に限られており、交流が出力できるポータブル電源は蓄電池に該当しないため、モバイルバッテリーとして扱わず、非対象。
△△ここまで△△

引用元:https://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/mlb_faq.html

ちょっと驚きませんか?

ポータブル電源は蓄電池じゃないんですって。自分はポータブル電源こそが蓄電池だと思ってた部分があって、その子分というか、幕下の存在がモバイルバッテリーかと思ってました^^;

なので、多くのポータブル電源は「PSE認証」を取得していない、というかそれを求められていないということのようです。

「いや、Jackeryのポタ電はPSE認証を取得しとる」と仰る向きがあるかもしれませんが、自分が調べたところ、バッテリーに取得したのではなく、充電時に接続する「ACアダプター」が電気用品安全法の規制対象なので、ACアダプターで取得しているみたいです(中には製品として取得しているものもあるかのしれませんが)。

EcoFlowの場合には、「X-Stream」技術によって、ACアダプターなしに充電可能なので、ACアダプターでPSE認証を所得する必要がないようです(EFDELTAやDELTA MAXのように製品として取得しているものもある)。

たとえポタ電であってもPSE認証があった方がいいのかもしれませんが、規制対象ではないので取得していない製品がほとんどのようです。

PSE認証については「取得」前提で探すと、かなり狭き門になってしまいそうです。

JackeryかEcoFlowかの比較

あとは「Jackery」か、「EcoFlow」か…って話しになるのかもしれませんね。

好みと言えば好みですが、例えば「急速充電」を考える時に、JackeryやBLUETTIはACアダプターを2個使って実現させようとし、EcoFlowはACアダプタ自体をなくしてしまって技術的にクリアしようとする…、まったく違うアプローチをするんですね。

あくまでも自分(筆者)のイメージですけれど、オーソドックスで基本に忠実な、よく言えばトラディショナル、悪く言えば少し古臭い「Jackery」と、進歩的で技術革新を好み、よく言えば独創的、悪く言えば他社に事例がないからいいんだか、悪いんだかよく分からない「EcoFlow」といった感じでしょうか。

伝統的でオーソドックスなものに安心する人もいるし、新しいものや独創的なものに惹かれる人もいて、それぞれJackeryとEcoFlowを選ぶんじゃないでしょうか。

自分的には圧倒的にEcoFlowが好きです。

定格出力以上の消費電力を持つ家電を動かしてやろう…とか、1時間で80%まで充電してやろう…とか、邪魔だからACアダプタなくしちぇ…とか、スマホで遠隔操作できたら便利じゃない?…とか、そういう発想や、それを実現する技術とか、好きですね。

※こちらでもJackeryとEcoflowを比較しています
車中泊向けポータブル電源~5社24機種バッテリー比較~容量別のベストバイ

2022年1月現在のおすすめポータブル電源は

やはり、最新機能を惜しみなく注ぎ込むEcoFlowの製品をおすすめしたいです。

リンサン鉄のBLUETTIも気になりますが、現時点ではまだ主流ではないかな…と思います。

EcoFlowのポタ電はほとんど実機を使わせて頂いていますので、実際に自分の手で操作して、使ってみた感覚でしかおすすめできないのですが、自分的にはイチオシは「DELTA mini」です。

DELTAは高出力モデルですので、「X-Boost(1800W)」も付いていますが、定格出力1400W(瞬間最大2100W)でほとんどの家電を「X-Boost」なしで使えるのがいいですね。1400Wを超えてしまったら「X-Boost」で1800Wまで…は「奥の手」として取っておけばいいんで、通常は通常の出力で家電を動かせるならそれに越したことはありません。

当ブログでおすすめしている電子レンジであれば、「DELTA mini」で余裕で動かすことができます。

車中泊にお勧めの1000W以下の小型車載電子レンジ

【DELTA mini】EcoFlow社の最新ポータブル電源を実機レビュー

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電子レンジや電気ケトルなど、大消費電力家電は使わないというなら「RIVER MAX」でしょう。

通常の出力は、定格出力600W(瞬間最大1200W)ですが、「X-Boost」で1200Wまでの消費電力の家電であれば600Wの出力で動かすことができます。

X-Boostを良く勘違いされるのは、1200Wまでの消費電力の家電を1200Wで動かせるわけではありません。あくまで、RIVERの出力は600Wですので、電子レンジやケトルなら温めにかかる時間が長いなどの影響がでます。

安くて小さくて、でも出力は大きいまま…なんて魔法のようなことはできないんです^^;

スマホを充電して、動画を見て、電気毛布でぬくぬくで眠る…なんてシチュエーションにRIVER MAXはぴったりといえるかもしれません。

EcoFlow【RIVER MAX】X-Boost機能が有能!実機レビュー

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今回は、ポータブル電源の選び方のまとめ記事のようなものを書いてみました。

今まで書くことがなかった「日本法人」のこと、「PSE認証」のことは目新しいかもしれません。

災害の事も考えると、ポタ電1台は持っていた方がよいかもしれませんね。

自分は、庭のフェンスにぶら下げたソーラーパネルから、自宅内に置いているEFDELTAに充電して、小型炊飯器やノートパソコン、スマホ充電などに日ごろから使っています。

もちろん、車中泊にも持って出かけますが、ソーラーで追いつかなかった分は、走行充電で補うことで、自宅の電気料金がかかるAC100Vからの充電はほとんどせずに済んでいます。

そういう意味では、ソーラーパネルも一緒に持っておくといいかもしれません。

自分は110Wを1枚だけ持っていますが、直列で繋いで最大400W(EFDELTAの場合)までソーラー充電可能なので、近いうちにパネルを買い足そうかな…と考えています。

それでは今日はこの辺で。

  1. Enjoy Camper より:

    こんばんわ>156さん
    清書ありがとうございます^^
    なんと、素人目線のころから…ですか、感謝感謝でございます。

    10日でポタ電2台ですか、なかなかやりましたねえ。
    でも、DELTAとRIVERはよいチョイスだったんじゃないかと思います。
    DELTAが出張るほどではないシーンではRIVERは手軽でよいですし、逆のシーンもありそうです。
    洗脳できたなら「やりぃ」ですけれど(笑)、確かに1-2でのフィニッシュですね^^

    いま、EcoFlowは人が足りないみたいですよ、担当の方が人を募集しているようなこと仰ってました。
    たぶん、ですけれど、日本人スタッフが足りないんじゃないかなと思います。
    折りがあればそんな声もあったことはお伝えできればと思います。

    今後ともよろしくお願い申し上げます。
    ローソンかしこまりました。ゆっくりお待ちいただけますように…。

  2. 156 より:

    清書(ハードル↑)ですw

    はじてまして。
    素人目線のスマホライフからROM専門でしたが、垂らされた釣糸にパクっと、させていただきました。

    年末の黒金セール案内の記事に導かれw、素のRIVERを楽天黒金セールで購入。好感触なれど(好感触ゆえ?)容量がもっと欲しくなり、増設バッテリー追加でMAX化を思案。そこにAmazonタイムセールがあり、ついDELTAminiを…
    いくら貴サイトで洗脳(失礼)されてたとはいえ、僅か10日でEcoFlow2台も購入するとは、やり過ぎてしまいましたw

    そんな中、お勧めでの1-2(MAXではありませんが)。投稿ネタができた、と大喜びしました次第ですw

    ただ個人的にはEcoFlowさんのサポートはもう少し頑張ってほしいな、という感じです。人気があり中の人が足りないのかもしれませんが、もう少しレスポンスが早いといいなと思います。(EENOURさん、対応早かったです。)

    それはさておき、2022年も楽しみに拝読させていただきます。
    (2番ローソンでお願いします。)