【EFDELTA】大容量大出力ポータブル電源を半年間使ってみた感想

ポータブル電源・充電池
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大容量1260Wh/大出力1600Wのポータブル電源「EFDELTA」を2020年6月に購入以来、約半年間、実際に使ってきた現時点での使用感やメリット・デメリット等をまとめておきたいと思います。

「EFDELTA」はこの半年間、キャンプや車中泊、さらにテイクアウト食堂(車中食)でも大活躍でした。

大容量・大出力ポータブル電源を購入した理由とは

アルトピアーノには高価な(フルオプションで50万円近い金額)サブバッテリーシステムが搭載されていて、100Aバッテリーから、12V換算で約1,200Whの電力を取り出す事ができる訳ですが、さらにその上に、なぜポータブル電源を購入したのか…ってことなんですが。。。

実は、当初サブバッテリーの事がよくわからなかった

ちょっと笑っちゃう話しなんですが、元々電気関係に全く知見がなくて、学校の勉強でも科学や物理が大嫌い(生物・地学は好き)で、ものすごく「苦手意識」が強いんです。それは今でも。

で、我が家のアルトピアーノはすでに前オーナーが「基本電源ユニット」+「1500Wインバーター換装」を搭載した状態の中古車を購入したので、なんとなく、車内で電気が使えるのか…という程度の意識で「勝手に乗っていた」感が強いんです。

モバイルバッテリーなどでは、「残量○○%」と表示されたり、電池型グラフで残量表示されたりして、どこまで使えばいいか分かりやすいですが、サブバッテリーは、パネルに表示される数値(通常12.6とか)が、10.5になったらアウトで、11.5までの範囲で使う…とか、調べて出てきたものが、それまでの知見ではかみ砕けない意味不明の数値だったんです^^;;

モバイルバッテリーの容量の多くはmAhで表示されますので、例えばスマホバッテリーの容量で割れば何回充電できるとか分かりますし、リチウムイオン電池は「空にせずに早めに充電する」とか、まあまあ素人でも分かりやすいのですが、アルトピアーノ購入当時の自分には「サブバッテリー」は完全なるブラックボックスで、触るのも怖いと思っていました(笑)。

ちなみに、自分がどれだけ電気関係を苦手にしているか…ですが、例えば、クルマのバッテリー(メインの方)が上がっちゃって、他車と繋いで始動させてもらう場面でも、バッテリー端子に触ると火花が散って感電するんじゃ?と怖くて触れません^^; 黒が先?赤が先?黒はどこ?赤はどこ?自車/他車どっちが先?そんなレベルです。

訳の分からんサブバより普段と同じ感覚で使えるリチウムイオン電源がいい

その後、サブバッテリーの事を調べて少しずつ理解するに従って、次第にサブバッテリーよりポータブル電源の方がいいのでは?と思うようになりました。

サブバッテリーは、ディープサイクルバッテリーを使用していますが、以下のような弱点があります。

・大きく重い割に充電量が少ない
・充放電レートが低く大消費電力機器の稼働が苦手
・充放電回数が少なく寿命が短い

これって、キャンプや車中泊で使うバッテリーとしてはベストチョイスではないな…と思いました。

さらに、キャンプを重ねるごとに、車内に固定のサブバッテリーの扱いにくさも感じて、車外に自由に持ち出せるバッテリーが欲しいという気持ちも強くなり、Amazonなどを物色するようになりました。


色々とポータブル電源を物色し、電源の使い方や使用可能時間などが分かってくるのと並行して、「電子レンジがあれば便利だなあ」「ドルチェグストを使っていつものコーヒーを淹れたいな」などと考えるようになり、消費電力が少なめの電子レンジと、定格出力の大きなバッテリーを探すようになりました。

しかし、今でこそ各社から定格1,000W超の電源は何機種か発売されていますが、2020年6月時点ではあまり多くなく、当時、私が調べた中では最も定格出力の大きな(※)製品、EcoFlow社の「EFDELTA」を購入するに至ったという次第です。

※ ドルチェグストの手持ちマシンの消費電力が1460Wだったので、どうしても定格1500W超の電源が欲しかったので、当時としては選択肢は「EFDELTA」一択だったと記憶しています。



面白いのは、2020/06/23のアップした記事「【EFDELTA】リチウムイオンバッテリーの寿命~優しい充電方法とは」では、ほとんど、iPhoneのバッテリーの知識で「EFDELTA」を見ていることです^^

【EFDELTA】リチウムイオンバッテリーの寿命~優しい充電方法とは


実際、図体は大きくてもバッテリーとしての性格は同じで、iPhoneバッテリーにとって「良い事」はEFDELTAにも良く、iPhoneに悪いことはEFDELTAにも悪いので、元々、通信やガジェット関連の記事作成が本業の自分としては、iPhoneと同じ「頭」で理解できることが、非常にわかり易かったわけです。

その後、Twitterキャンペーンに当選してEFDELTA用のソーラーパネルを頂くという幸運をきっかけに、RIVER600のデモ機をお借りするなど、EcoFlow社の窓口の方に色々と教えを請うチャンスがあり、リチウム電池に関しては、iPhoneでの知識を補完・裏付けができました。

その結果、今でもサブバッテリーの事は、ある意味「ブラックボックス」的に見ていますし、逆にリチウムイオンのバッテリーに関しては、ある程度、知見を得た上で使っていると思えているので、性能や機能、それぞれの長所短所の前に、「理解しているものに親しみを感じる」って理由で、リチウムイオンのポータブルバッテリーを好ましいと思っています^^;

それに、ポータブル電池は中身を開けて自分で何かする必要が全くなく、充電・給電を行える「箱」として扱えるのが気楽で何よりです^^;

アルトピアーノのキャンプスタイルで使い勝手が良いのはポータブル電源

アルトピアーノは小さな車ですので、モーターホーム的にずっと車内で過ごす…なんて使い方はできませんし、それを望む人が買うべきクルマではありません。

必然的に、車外での「外メシ」「外遊び」が基本になるので、バッテリーも車内に固定されているより車外へ持ち出せた方が、圧倒的に使い勝手が上です。

EFDELTAの重量は14kgもあって、どこへでもヒョイと持ち運べる重さではありませんが、車外の所定の場所に設置して置けば、キャンプで使う程度の家電等はほぼ使い放題で、残量を気にした事はほぼありません。

冬場のキャンプで電気の事を気に掛けるとすると、就寝時の時点で、70Whの電気毛布を最低7時間稼働できるだけの電力が残っているかどうか…で、自分的には電気毛布が防寒最後の砦だと思っているので、約500Whの電力を残しておかなければいけない…と考えています。

でも、その分は、最悪、車内LED照明程度にしか使わないサブバッテリーで賄えると思っているので、EFDELTAは特に残量を気にしませんが、それでも過去のキャンプでは、電気毛布まで全てEFDELTAで賄えており、大容量1,260Whはダテじゃないって感じです。

【車外持ち出しの評価】

車外へ持ち出せるのは大きなメリットですが、反面、手軽に持ち運べる重さではないのは減点対象とも言えますが、軽くて大容量と言うのは無理な相談ですので、その容量を考えると14kgは致し方ないのかな…と思うので、重量による減点はなしと言う事にします。

1つ要望するなら、本体上部に「持ち手」が欲しいかな…と思います。14kgって片手で持てる重さではない(5kg米袋3つ分を想像してみて)ので、あえて付けていないのかもしれませんが。

充電方法は3way、その場の状況に応じて充電方法を選択できる

EFDELTAの充電方法は3通りあります。

  • AC100V(コンセント)
  • DC12V(シガーソケット)
  • ソーラー(パネル接続)

AC100Vのコンセントからの充電は最も一般的ですし、80%まで1時間以内という急速充電ができるのも、AC100Vコンセントからの充電の場合です。

ただ、我が家のアルトピアーノの場合、「外部電源」接続が可能で、外部電源接続時のスイッチパネルの100Vコンセントは「パススルー」で直接外部AC100Vから充電できるので、電源ありのキャンプ場では、クルマのサブバもEFDELTAもいずれも充電する事が可能です。

DC12Vは、アルトピアーノの運転席やスイッチパネルのシガーソケットとEFDELTAを接続して、アルトピアーノの走行充電によって充電する方法です。

ソーラーパネルは、太陽光によって発電した電気を充電する仕組みですが、たまたまパネルを当選というカタチで入手できたのは大ラッキーでしたが、これにより我が家のEFDELTAは3wayの充電が可能になりました。


コスト面から充電方法による違いを見てみると、AC100Vが最もお金のかかる充電と言えます。家庭のコンセントで充電すれば電気料金がかかりますし、キャンプ場などの外部電源は1日あたりでの使用料金がかかります。

シガーソケットからの走行充電も、燃料を消費しての充電なのでコストが「0」ではありませんが、充電をしなくても走るので、言ってみれば「ついでの充電」と言う事で、直接、充電にコストが発生している訳ではありません。

ただし、走行中という制限があるので、キャンプ中の充電はできません。

ソーラー発電充電は、最も充電コストが低い充電方法で、太陽さえ出て日差しがあれば充電量の違いはありますが、コストをかけずに充電する事ができます。

曇天・雨天ではソーラー充電はできませんが、日差しがあれば停車している際にも充電できるのは大きなメリットです。


EFDELTの置き場所は常に車内です。ずっと車内に置き放しになっていて、容量が減った場合には、急がない場合には走行充電やソーラー充電で容量回復します。

急ぐ場合には、自宅庭のコンセントから延長コードで充電しますが、できるだけコストをかけずに運用したいので、原則は、走行・ソーラー充電が主体にしています。

【充電の評価】

AC/DC/ソーラーの3way充電は、充電方法を最大限にしている点で高評価です。

実際の充電も簡単で、各々の専用線で接続するだけで、特に面倒な設定や調整が不要でイージーに充電する事ができる点も高評価です。

欲を言えば、任意の容量で充電を停止する機能があれば…と思います。

筆者は充電量を最大80~90%の間と自主ルールを定めているので、オートカットが働いてくれると助かるのですが(新型「RIVER」にはオートストップが備わっています)。

※ EcoFlow社のバッテリーについては以下の記事が詳しいので参照してください。

容量・出力ともに必要十分以上で不足を感じたことはない

EFDELTAの容量は最大1,260Whですが、AC100Vで使用する場合には変換ロスが生じます。

以下は、EcoFlow社から教えて頂いた同社の「RIVER600」の変換ロス値です(使用する出力によってロス値が違うのは初めて知りました)。

■ RIVER 600 AC出力

  • 50W 効率:71%
  • 100W 効率:80%
  • 500W 効率:90%

■ DC出力

  • 50W 効率:89%
  • 100W 効率:91%


EFDELTAも同等値なのかはわかりませんが、100W利用時には20%のロスということで勘案すれば、1008Whとなりますが、キャンプでも車中泊でも、車内ランチなどでも余力は充分で、容量不足を感じた事はありません。

出力についても、1600W(瞬間最大3100W)は充分で、1460Wを消費するドルチェグストを余裕で駆動させる事ができていて、出力不足も感じたことはありません。



ただ、用途に得手・不得手はあるようで、大出力家電であっても数十秒~数分の瞬間的な使用では特に問題ありませんが、例えば、ホームベーカリー等のように、何時間も継続して運転するような家電はあまり得意ではないようです。

と言うのも、EFDELTAは大型バッテリーであるがゆえに、自分自身の待機電力が大きく、長時間電源を入れ放しにしておくと自身でどんどん電力を消費していって容量を減らしてしまいます。

ホームベーカリは、生地を捏ねて、止まって、時間を置いて捏ねて…を繰り返し、電熱に少し電気を流して発酵させ、最後に高い火力でパンを焼くといった工程で、長時間運転の上に、電気が流れたり止まったりを繰りかえすのですが、EFDELTAでパンを焼くと、3~4時間で1260Wの容量の40%を消費していました。

【EFDELTA】ホームベーカリーでパンを焼くのは苦手かも?


EFDELATAは、短時間の大出力は得意で、使用後にすぐに電源を切れば容量を効率よく利用できるが、小電力を長時間出し続けるのは少々苦手(自己消費が大きい)…という印象です。

【出力の評価】

キャンプにホームベーカリーを持ち込んでパンを焼く人はそういないと思うので、あまり実用的な事例ではないかもしれませんが、自己消費(待機電力)してしまう分が大きいという点は、EFDELTAの弱点なのかなと言う感じです。

電子レンジや電気ケトル、コーヒーメーカーなど短時間の大出力運転にこそ、大容量大出力が活かせるのかなと思います。

ボディ両サイドに出力端子とスイッチがわかれているのは使いにくい

容量や出力、充電を含めてもほとんど不満のないEFDELTAですが、1点、非常に使いにくい面があります。

それは、左右に出力端子が分かれており、それぞれの側に出力スイッチが配置されている事です。

写真で見ると分かりやすいのですが…


液晶パネルのある側には、USBの各種出力端子と、メインの電源ボタン、USBから出力させる電源ボタンが配置されています。


反対側には、AC100Vコンセントが6個、DC12V出力が1個、AC100V端子から出力させるための電源ボタンが配置されています。

これが実に使いにくい^^;;


例えば、車内でこういう置き位置で使用する場合、手前側にAC100Vコンセントがあって、電子レンジの電源コードを接続すると、奥側にあるメインの電源ボタンを押さないと本体が起動しません。

さらに、手前側のAC100V用の電源ボタンを長押ししないと、電子レンジに電気が供給されません。

つまり、ACコンセントに電源コードを繋ぎ放しにした場合でも、必ず両側の電源スイッチを操作しなければならない事になり、使い勝手はかなり悪いです。

配置の関係で、各種USB端子の利用であれば、パネル側=つまりメイン電源も、USB電源も配置されている側だけを使えば出力できますし、DC12Vについては、DC12V用の出力ボタンがないため、繋ぎ放しにすればパネル側(メインスイッチ)だけの操作で使用できるのですが、最も使用頻度が高いと思われるAC100Vの操作が一番面倒な配置になっている訳です。


他社製品や、EcoFlow社の新モデルでは、前面に全ての端子とスイッチが集中配置されているのでこうした使いにくさはなく、EFDELTA特有のデメリットと言えます。

前述の通り、待機電力が大きく自己消費が大きいため、こまめに電源を切る必要がありますが、AC100Vの使用・電源OFFは、両側を操作しなければならない面倒くささが付いて回ります。

さらに、本体の置き場所が壁際の場合、家電の電源プラグが出っ張るため、写真のような向き(コンセントが手前)での使用を余儀なくされますが、この状態ではパネルを見る事ができず残量確認等ができないというデメリットもあります。

持ち上げて確認するにも14kgもあるので一苦労です^^;;

【操作性の評価】

上記の端子と電源ボタンの配置以外で、操作性の問題は特に感じません。

電源コードを繋いで出力させるだけの事ですので、特に操作性云々は問題になる要素があまりないはずなのですが、EFDELTAの端子とボタンの配置だけは非常に使いにくいと感じます。数少ないEFDELTAのマイナス要素です。

せめてメイン電源ボタンが両側にあるとか、AC100Vの電源ボタンを廃止するとか、使い勝手向上を強く希望します。

購入半年後のEFDELTAの総合評価

大容量・大出力のポータブル電源と言う事で、購入目的だった「大消費電力家電の使用」や「車外への持ち出し」は実現されていて、その部分には全く不満はありません。マイナス要素は皆無と言えます。

最近では、EFDELTAを上回る大容量・大出力のバッテリーが発売されていますが、それらの新モデルに買い替えようという気になるほどの不足は今のところ感じていません。

また充電に関しても3wayに対応しており、状況にあった方法で充電できるのはメリットですし、特に走行充電とソーラー充電に関しては、発電・充電のコストが新たに発生しない点でエコだと思いますので、できるだけAC100V充電をせずに、走行・ソーラーでの充電をしたいと思います。

ただ唯一と言っても良い欠点が意外に大きいのです^^;;

AC100Vコンセント使用時の操作性の悪さは半端じゃありません。

こちら側のコンセントに家電のコンセントプラグを刺し、向こう側に手を入れてメイン電源を入れ、こちら側のAC100V出力ボタンを長押し…。

これを毎回毎回繰り返すわけで、気にする方はかなり気になるはずです(自分はそうは言いながらも、あまり気にする性質ではないので、笑い話的に捉えています)。

人様にお勧めするという前提なら、操作性で-20点の80点、自分で使うなら「しょうがねえなあ~」で-10点で90点ってところですかね。

でもまあ、いいバッテリーだと思います。悪くないです。EcoFlow Japanも色々と教えて下さって、面倒見のよい会社だなという印象も持っているので、ポータブルバッテリーとして悪くないチョイスだなと思って使っています。

Eco Flow EFDELTA 仕様表



そういう操作性という観点で言えば、どちらかと言えば「RIVER」の方が使いやすいのかな…と思います。電源スイッチやUSB、DC12V出力などは正面に配置され、左側面には充電端子(3way)、右側にはAC100V出力コンセントが配置されているので、基本、正面から操作できますので。

定格出力は600W(サージ1200W)ですが、「X-Boostテクノロジー」によって消費電力最大1200Wまでの家電であれば、出力を落として駆動する事ができます(例えば電子レンジだと、本来1000Wで動くものを、600W分だけ動かす…といった感じで、同じ温度に温めるのに時間がかかるが、本来動かないはずの定格出力越えの家電も使える技術)。

「X-Boost」の詳しい説明はこちら

容量は4種類あって、下から288Wh/576Wh/720Wh/1440Whです。

EFDELTAの1260Wまで容量が必要ないなら、「MAX(576Wh)」か、「PRO(720Wh)」が使い勝手が良いのではないかと思います。重量はいずれも7.6kgとEFDELTAの約半分です。

※ ポータブル電源関連の最新記事もご覧ください。

キャンプ必需品【ポータブル電源】のベストチョイスを容量別に選んでみた



今回は、Eco Flow社製ポータブル電源「EFDELTA」について、購入半年後の現時点の印象・使い勝手をまとめました。

では今回はこのへんで。

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