【BLUETTI EB3A】RIVER 2発売で再注目!リン酸鉄リチウム+600/1200W出力+電力シフト1200W

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今回は、「EcoFlow RIVER 2」より「Bluetti EB3A」がいいんじゃないか?というお話しです。

EcoFlowの新モデル「RIVER 2」シリーズはリン酸鉄リチウム採用した旧RIVERの進化版ですが、ベースモデルの「RIVER 2」は旧モデルの良さの多くを失ってしまった印象があります。そこで小容量ポータブル電源のカテゴリで俄然注目なのがBLUETTI『EB3A』です。

  • 定格出力600W/瞬間最大出力1200W
  • X-Boostで最大1200Wの家電が動作
  • エクストラバッテリー接続で容量2倍に増量で「RIVER Max」に変身
  • ソーラー充電入力最大200W

これらは「RIVER 2」となってRIVERが失った機能や特徴です。

「EB3A」は、「エクストラバッテリー接続」を除くこれらの機能・特徴を持っているんです。

従来、「EB3A」よりもRIVERがおすすめだった理由のほとんどをRIVER自身が捨ててしまった今、「EB3A」に注目が集まるのは必然でしょう。

今回は、『RIVER 2よりEB3Aな理由』を述べてみることにいたします。

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「RIVER 2」も「EB3A」もリンサン鉄リチウム電池採用

旧RIVERとの比較で、「EB3A」がより高ポイントを獲得できる最大の特徴は、BLUETTI伝統の「リン酸鉄リチウム電池の採用」でした。

今回、「RIVER 2」シリーズもリン酸鉄リチウム電池を採用したことで、電池の差はなくなりました。

ここで少しリン酸鉄リチウム電池についておさらいしておきましょう。

電池としての安定性が高く取り扱いが容易

これまでRIVERは「三元素リチウムイオン電池」を採用してきました。

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「三元素リチウムイオン電池」は小型軽量にできることや、低温度下でも正常動作しやすいなどのメリットがあり、特に小型ポータブル電源に向いた電池と言われています。

しかしリン酸鉄リチウムは、三元素リチウムに比べてエネルギー密度が低く、電池として安定しています。

三元素リチウムイオン電池やリチウムポリマー電池は、小型軽量、繰り返し充電に強いのでスマホバッテリーとしての採用例が多いですが、スマホを落としたり、尻ポケットに入れたまま座るなどで、強い衝撃や圧力が加わらないよう注意が必要です。

実際、過去にはスマホが爆発や発火を起こした報告が少なくありません。

ここへきて、ポータブル電源のトレンドは完全に「リン酸鉄リチウム」となり、安定性が高く爆発や発火のリスクが少なく、安価なリン酸鉄リチウム電池の採用へシフトする電源メーカーが目立ちます。

そういう意味ではBLUETTIは、ずっとリン酸鉄リチウム電池採用のバッテリーを作り続けており、「リン酸鉄と言えばBLUETTI」といった老舗的な立ち位置のメーカーです。

リン酸鉄の充電サイクルは圧倒的!寿命が3~6倍に

リン酸鉄リチウム電池は寿命が長いことが大きな特徴です。

リチウム電池は、充放電を繰り返すことで劣化が進み、実用的な充電量を維持できなくなることで「寿命」を迎えます。

従来の三元素リチウムの充電サイクル(※)は500~800回程度です。

AppleもiPhoneのバッテリーについて「充電サイクル500回で容量80%」と想定しており、そこまでバッテリーが劣化するとiPhoneが求める電力を供給し切れなくなり、シャットダウンを起こすケースがある…としています。

スマホの場合はスマホが求める電力を供給できなくなることで、そのバッテリーは「寿命」と判断されますが、ポータブル電源の場合は、本来の80%の容量しか充電できなくなったからと言って、すぐに「寿命」ということはありませんが、各社、残存充電量80%を目安としている点はスマホと同じです。

旧RIVERも三元素リチウム電池を採用しており、電池寿命は充電サイクル800回で残存80%としていましたが、新RIVERではリン酸鉄リチウム電池を採用し、充電サイクルは3,000回と飛躍的にライフサイクルが延長しています(つまり寿命が長くなった)。

「EB3A」の場合は少し控えめで2500回(80%残存)以上となっています。

充電サイクル3000回と2500回では、3000回の方が優れているのか…というと、あまり大きな差ではありません。週に1回充電をフルに使い切って充電した場合、3000回(=3000週間)では57.5年、2500回では47.9年かかります。57年と47年、10年違いますが、だから何だ?というレベルの差と言えます。しかも目安であって、使い方によっては必ずしも3000回の充電サイクルに至らず寿命を迎える場合もあるので、この差はあまり気にしなくてよいでしょう。


RIVER 2が失い、EB3Aが持っている機能とは

リン酸鉄リチウム電池採用の「BLUETTI EB3A」

筆者は「RIVER」を本当にすごいポータブル電源だと思っていました。

しかし、その「すごい」と思ってきた要素のほとんどを新型RIVER自ら捨ててしまいました。

最小モデルでも定格600W/最大1200Wの高出力

旧RIVERシリーズには、充電容量の違いで、RIVER・RIVER Max・RIVER Proの3モデルをラインナップしていましたが、定格出力/最大出力は全モデル共通でで600W/1200Wでした。

たった288Whの容量しか持たない最小グレードのポータブル電源が、上位モデルと同じ600W/1200Wを出力できることは、ベーシックなRIVERの大きな特徴でしたし、また他製品にはない突出した魅力でもありました。

エクストラバッテリーを廃止

充電容量の多少に関わらず、出力が共通であった理由はエクストラバッテリーにありました。

RIVERは288Whの容量を持っていましたが、同容量のエクストラバッテリーを合体することで、充電容量を2倍の576Whにすることができました。

エクストラバッテリーは容量アップにばかり注目されていましたが、エキストラバッテリーを合体した製品を「Max」としてラインナップしているため、RIVER側の出力を落とすことができず、最小のRIVERでも600W/1200Wの出力を持つという副産物を生んでいました。

新型RIVER2では、エクストラバッテリーを廃止してしまったため、上位モデルと出力を共通化する必要がなくなったため、『容量も出力も小さいありきたりのポータブル電源』になってしまいました。

他の製品にない高出力小型電源として「孤高の存在」から、自ら当たり前の普通の電源に降りてきてしまった印象です。

新RIVER2では、定格出力300W/瞬間最大600Wになってしまった一方、「EB3A」は旧RIVERを意識して企画・製造されたせいか、定格600W/最大1200Wの出力を持っています。エクストラバッテリーの接続はできないので容量を増やすことはできませんが、RIVER2の出力が低下してがっかり…という方には、俄然「EB3A」がこのクラスの候補筆頭に躍り出てきました。

余談~UPS(無停電電源装置)で複数のポータブル電源の容量を使える

画像出典:https://www.bluetti.jp/products/bluetti-eb3a

「EB3A」にはエクストラバッテリー接続の仕組みはありませんが、UPS機能(無停電電源装置)を使って、他のポータブル電源を「EB3A」の出力端子から利用することができます。

例えば筆者はEFDELTA(1260Wh)を所有しているので、「EB3A」のAC100V入力をEFDELTAのコンセントに繋ぎ、「EB3A」の出力から、家電やスマホ充電を行うと、EFDELTAに電力があるうちはEFDELTAの充電量を消費します。

この機能を「パススルー」といいます(外部電源の電力をそのまま出力する機能)。

EFDELTAの充電が底をついて電力を供給できなくなると、UPSが瞬時に作動して、EBA本体の容量から電力を供給するように切り替わります。

このEFDELTAの容量切れは、外部からの電力供給が止まるという点で『停電』と同じなんです。

つまり、最初はEFDELTAの容量1260Whを使用して、なくなったらEB3Aの容量276Whを使用するので、トータルで1528.8Whを使用できることになります。

容量が枯渇しないうちにEFDELTAからの出力を止めた方が、EFDELTAのダメージは少なくてすみますが、理論的には、エクストラバッテリーでなくても、UPSを活用すれば、2台の電源の容量を継続して利用することができます。

※RIVER 2シリーズにもEPS機能が搭載されています。

家電の消費電力を下げて駆動する「電力シフト機能」

画像出典:https://www.bluetti.jp/products/bluetti-eb3a

こちらの機能は、RIVERで言えば「X-Boost」機能です。

本来、家電をポータブル電源で動かすには、『家電の消費電力』が『電源の定格出力』を上回っていなければなりません。

しかし、EcoFlowの「X-Boost」や、BLUETTIの「電力シフト」は、家電の消費電力を自らの定格出力まで抑制して動作させることができるのです。

例えば、当ブログでご紹介している「山善電子レンジYRL-F180」は、800Wの消費電力なので、定格出力600Wの「EB3A」では動かすことができないはずなんですが、電力シフト機能で消費電力を600Wに下げて動作させることができるんです。

KAZ
KAZ

この800Wの電子レンジを定格600Wのポータブル電源で動作させる…という状況は、筆者は旧RIVER Maxで実際に体験していますが、特に200W下げた感じもなく、ごく普通に使えた印象があります。

そんな旧RIVERの大きな特徴であり魅力だったX-Boostは、新型RIVER2では最大450Wに引き下げられてしまいました。

大規模災害時などのイザという時に、小さな電源でも電子レンジも辛うじて動かせる…という利便性や安心感も失われてしまいました。

ここでもRIVERは大きな魅力を失ったと感じます。

その点、「EB3A」は、電力シフト機能によって最大1200Wまでの家電を出力600Wで動かすことが可能です(旧RIVERと同値)。

この記事は最小モデルRIVER2について書いていますが、「X-Boost」について言えば、使用できる家電の最大消費電力が3モデル全てで低下しています。旧RIVERでは3モデル共通で最大消費電力1200Wの家電まで使えましたが、新型では小さいモデルから450W/750W/1000Wになりました。
当ブログでは、旧RIVERを『小さいのに電子レンジも使える』点に注目しておすすめをしてきましたが、新型は最大モデル「Pro」で辛うじて1000Wまで使えますが、RIVER2とRIVER2 Maxはもう電子レンジは使えなくなってしまいました。残念です。

容量の80%を1時間で充電する高速充電

「EB3A」は、充電容量の80%(約215Wh)を約1時間で充電できる高速充電機能を搭載しています。

RIVER2で強化された「X-Stream」によって、RIVERは約60分でフル充電することができるようになりましたが、こちらもさほど大きな差ではないでしょう。

キャンプ出発日の朝、電源への充電を忘れていたことに気づいても、約1時間で80%の容量を充電することができますので、あとは、現地に向かう車内で走行充電で充電量を増やすことで、現地ではフル充電一回状態で使用可能でしょう。

AC100Vでの入力より問題なのはソーラー充電です。

ソーラーパネルからの充電が110Wに縮小

画像出典:https://www.bluetti.jp/products/bluetti-eb3a

旧RIVERは、ソーラーパネルから最大で200Wで充電可能でしたが、新型RIVERでは、この数値もダウンして最大110Wになってしまいました。

容量が大きくないので110Wパネルでも満充電や80%容量まではさほど時間はかからないかもしれませんが、入力はできるだけ大きい方が使い勝手はよいはずです。

なぜあえて半減させる必要があったのか、何か理由があるんでしょうか。

ちなみに、「EB3A」では最大200Wでソーラー充電が可能です。

スマホアプリで遠隔操作

画像出典:https://www.bluetti.jp/products/bluetti-eb3a

スマホ遠隔操作はRIVER2でも失われませんでしたが、「EB3A」も遠隔操作が可能です。

電源ON/OFF、残量確認、周波数切換え等がスマホアプリから操作できます。

この機能は実に有用で、特に寒い晩秋~冬季の車中泊ではなくてはならない機能です。

EcoFlow RIVER2とBLUETTI EB3Aのスペック比較

こうして機能・性能をチェックしていると、EcoFlow RIVERとガチンコなライバル関係であることがわかりますね。スペックを比較してみましょう。

機種名EcoFlow RIVER 2BLUETTI EB3A
サイズ214×245×142mm255×180×183mm
重量3.5kg4.6Kg
電池リン酸鉄リチウムイオン電池リン酸鉄リチウムイオン電池
容量256.0Wh268.8Wh
エクストラバッテリー××
定格出力300W600W
瞬間最大出力600W1200W
消費電力減らす機能450W(X-Boost)1200W(電力シフト)
スマホ遠隔操作〇(専用アプリ)〇(専用アプリ)
UPS〇(EPS)
出力(AC100V)×2(合計300W)×2(合計600W)
出力(シガーソケット)×1×1
出力(USB)USB-A×2
USB-A急速×1
USB-C×1
USB-A×2
USB-C×1
ワイヤレス充電×
出力(DC)5521出力×25521出力×2
入力(AC100V)最大360W(X-Stream)最大430W
入力(ソーラー)110W200W
充電サイクル3,000回2,500回

こうして数字で比較すると、BLUETTI EB3Aの圧勝という感じです。

唯一、RIVER 2が勝っているのは、充電サイクルぐらいという寂しい結果です。

KAZ
KAZ

1つ面白かったのは、RIVER 2の上部が平らになったことで、当然、ワイヤレス充電ができるようになったのかと思いきや「(ただ)上に物が乗せられるようになった」だけだったこと。公式サイトの画像にもRIVER 2の上に置いたスマホにしっかりコードが刺さっているものがあります。特にベーシックなRIVER 2なんてガジェットへの充電がかなり大きな比率を占めるはずなのに、上面を平らにしておいてワイヤレス充電をキャンセルしたのはちと解せません。旧モデルよりコンパクトになっているので機能を盛り込むスペースがなかったのかなあ。ワイヤレスは充電遅いから搭載する意味なしって思ったのかなあ…。


RIVER2とEB3A まとめ

今回は新たに発売されたEcoFlowのRIVER 2シリーズの最小ベースモデル「RIVER 2」と、Bluettiの最小モデル「EB3A」を比較してみました。

正直、EcoFlow好きの自分としては残念でなりません。

言いかたは変ですが「孤高の存在」だったRIVERが、自ら平地へ下りてきて勝手に負けてしまった感じです。

上位モデルの「Max」や「Pro」はスペック的にも強化されているので、エクストラバッテリーがなくても十分魅力的なモデルになっていますが、ベースモデルの「RIVER 2」に関しては、あきらかにスペックダウンと言えると思います。

このスペックで1万円近くの値下げをコスパが良いと捉えるか、「安かろう悪かろう」と捉えるかは人それぞれでしょう。

「RIVER 2」の発売によって、このクラスの勢力図は変わるかもしれません。

BLUETTI ポータブル電源 EB3A 268.8Wh 600W/1200W
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セール値付けに不信感

1点注意すべきは「EB3A」の価格表記です。

「EB3A」は発売当初36,800円で登場した記憶がありますが、いつの頃からか「59,980円」を販売価格と表示するようになりました。しばらくはAmazonや楽天だけの表示でしたが、最近になって公式サイトの価格も「59,980円」に変更されました。その上でセールで28,800円で販売し「52%OFF」を謳っています。

しかし、こちらは現在のYahoo!ショッピングでの価格表示ですが、未だ通常価格を39,800円と表示しています。同じ製品の販売価格が販売サイトによって異なるのは如何なものでしょう。

正式な値上げの告知はありませんし、4万円の製品を一気に2万円も値上げするのはあり得ないことなので、どうしてもセールでの割引率を良く見せるための表示に見えてしまいます(真意はわかりません)。

元は39,800円の価格が付いていた製品なので、セール価格28,800円でも30%近い値引きにはなっているので充分お得であることには間違いないのですが、「52%OFFってどうなの?」と思わざるを得ません。

せっかく良い製品なのに、こんなことで信用を落とすのは得策ではないように思いますし、下手したら何かの法律に触れるんじゃないか?と心配になりますね。

【2022.11.02追記】

11/2現在の価格表示は、Amazon、楽天市場とも39,800に戻っています。BLUETTI公式だけが『59,980円→31,800円(47%OFF)』と表記しています。




今回は、EcoFlowの最小モデルにして最新モデルの「RIVER 2」と、BLUETTI「EB3A」のスペックを比較してみました。

「EB3A」は明らかに旧RIVERを意識して登場した製品ですが、RIVER 2の登場で、今度はにわかに「EB3A」のスペックがクローズアップされるのはちょっと皮肉ですね。

「EB3A」の268.8Whの容量が希望を満たすなら全く悪くないチョイスだと思いますが、もしこの製品にEBがあって、容量を倍増できれば迷うことなく100%推しなんですけどねえ(価格次第ですが)。その辺をアップデートして『MarkⅡ』とか出ないですかねえ。

それでは今日はこの辺で。


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