アルトピアーノはトヨタモビリティ神奈川が製作するライトキャンパー

アルトピアーノ
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アルトピアーノには1つの特徴があります。

アルトピアーノという車種はトヨタのラインナップにはありません。実は、アルトピアーノは、トヨタカローラ横浜やネッツ湘南(現トヨタモビリティ神奈川)等のディーラーを運営するKT(神奈川トヨタ)グループ=つまりディーラーが制作したキャンパーなんです。

通常、キャンピングカーが作られる際には、まずベース車となる 車両 の製造メーカーがあり、その車両にキャンピングカーとしての仕様や装備を乗せる、いわゆるビルダー等と呼ばれるキャンピングカー製造メーカーがあります。

例えば、軽自動車のキャンピングカーであれば、ベース車を製造するのは、スズキ自動車であったり、ダイハツ、ホンダという自動車メーカーです。

そのベースとなる軽自動車を、キャンピングカー製造メーカー(専門店)が購入した上で、居住スペースのベッドシートや、家電製品が車内で使えるようなサブ電源システム、天井がポップアップして居住空間を広げる仕組み等を取り付け、キャンピングカーを製作します。

つまり、通常のキャンピングカーには、ベース車を製造する自動車メーカーと、その車両をキャンピングカーに改造するキャンピングカー専門店の2種類のメーカーが存在します。そしてほとんどの場合、キャンピングカー専門店は、メーカーと特別な関係にはない独立した企業(多くは大企業ではない)です。

アルトピアーノは神奈川トヨタグループで作られる

アルトピアーノ

Photo by c-corolla yokohama

筆者が購入したアルトピアーノというキャンピングカーには、キャンピングカーを専門に製作するビルダーや専門店がありません。

実は、アルトピアーノを製作しているのは、トヨタ自動車の正規ディーラーである「トヨタカローラ横浜」です(ネッツ横浜・ネッツ湘南については後述)。
 ⇒ キャンパーアルトピアーノ|トヨタカローラ横浜 (現在は「トヨタモビリティ神奈川」)

トヨタ自動車が製造した車両を販売するための会社であるトヨタカローラ横浜は、 本来、 販売やメンテナンスが専門でクルマを「製造」する事はありませんが、アルトピアーノに限っては、同じ自社グループである「ジェームズ相模原店」のガレージで製作されています。

同様の事例では、トヨタカローラ滋賀には「Corobee(カロビー)」(coroはカローラcorollaのcoro)というシェルを背負った本格的なキャンピングカーを製作・販売していますが、同様の形でトヨタカローラ横浜が製作・販売するのがアルトピアーノというわけです。

アルトピアーノは、滋賀の 「Corobee(カロビー)」 に比べると若干ライトな感覚で、外見からはツートン塗装しなければ、通常の商用タウンエースと見分けがつかず、普段遣いにも問題なく利用できそうです。


「アルトピアーノ」をWEB検索すると、トヨタカローラ横浜の他に、「ネッツトヨタ横浜」と「ネッツトヨタ湘南」にもアルトピアーノの公式サイトが開設されています。

これは、トヨタ販売店のチャンネルの違いで、カローラ店はタウンエース、ネッツはライトエースをベースにしている事になっていますが、現行のタウンエース・ライトエースは同じ車なので、チャンネル上の差別化だけで車両としての差はまったくありません。

トヨタカローラ横浜戸塚U-Carセンター

トヨタカローラ横浜 戸塚中古車センター

ちなみに、 以下の企業は同じグループ会社です。

旧「神奈川トヨタ自動車株式会社」を母体に、親会社と19社の事業会社に分割し、「KTグループ」として現在に至っています。

ディーラー車ゆえの特徴

他のキャンピングカーと違い、トヨタディーラーが製作・販売するキャンピングカーであるアルトピアーノには、ディーラー車ゆえの特徴があります。

① トヨタディーラーでメンテナンスが可能

タウンエースとしてのクルマのメンテナンスや車検はもちろん、キャンピングカーとしての装備や仕様のメンテナンスや修理なども、一括してトヨタディーラーで行う事ができます。

残念ながら、筆者の自宅からはトヨタカローラ横浜の店舗はあまり近くにないのですが、トヨタディーラーが販売したタウンエースとして、各地のカローラ店での対応を期待する事ができます。

② 中古車を見つけやすい(中古車センター&中古車情報サイト)

ディーラー系や独立系の中古車販売店に並ぶのは、車中泊仕様どまりであるケースがほとんどで、 通常のキャンピングカーが中古車販売店に並ぶ事は滅多にありません。

もし並んだとしても、普通の中古車販売店ではキャンピングカーの部分のメンテナンスや修理などを行う事ができないので、購入する側としても購入後が不安です。

キャンピングカーの多くは、中古キャンピングカー専門の販売店や、製作したビルダーが再販する事が殆どですが、アルトピアーノは、トヨタ系の中古車センターに並んでいる事が珍しくありません(ディーラーで売られた車なので逆に当たり前)。

ディーラーの中古車センターに並ぶと言う事は、「カーセンサー」や「Gooネット」等の中古車情報サイトにも掲載されやすいため、中古車が見つけやすい特徴を持っています。

③ 本格的なキャンピングカーにはなりにくい

8ナンバーを取得しない事からも、ディーラーとしては「ライトキャンパー」として売りたい意図が見えます。

フル装備のキャンピングカーというよりも、気軽に車中泊ができて、望めば「シンク」「冷蔵庫」「1500Wインバーター」程度までは装備する事ができるスニーカー的なキャンパーという位置づけかと思います。

アルトピアーノをもう1度買うなら~今選ぶ、本当に必要な仕様や装備とは



今回は、アルトピアーノがトヨタ系ディーラーが製作・販売するライトキャンパーである事について少し掘り下げてみました。

他の一般的なキャンピングカーとちょっと生い立ちの違うアルトピアーノですが、そのライトな感覚と、メンテナンスへの安心感は貴重かと思います。

【新型アルトピアーノ】2021年キャンパーアルトピアーノ試乗レポ

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